秋の野山を楽しもう!

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  お子さんと一緒に、紅葉で美しい秋の野山に出かけてみませんか?

 遊園地も、もちろん楽しい思い出だけど、自然ならではのサプライズがある山歩きは、また別の意味で
お子さんの心に残る楽しい体験の一つになるに違いありません。

 とりわけ、アトピーで食事制限があって普段大変なお宅にとって、何より助かるのが、山歩きだと、食べ物
のことで悩まされなくても済むこと。

 今日一日くらい、栄養に気を配った食事のことなんて考えず、お子さんの大好きな食べ物や、とっておきの
制限食の加工品と、いっぱいのおにぎり持って、山へ出かけてみましょうよ。

 山の遊歩道を、親子でのんびりハイキングするだけでも、森ならではの森林浴効果で、アトピーっ子の
心と体を癒してくれますが、他にも秋の山の楽しみ方はいっぱい!

 今回は、ママ向けに、山の素材で作るリースをご紹介しますね。

 

    気を付けること


  念のために、気を付けることについても書いておきます。

 ・肌が弱い子がさわると、かぶれやすい植物やその落ち葉もまれにあります。雨上がりは、それらの
毒気が出やすい
とされているので、過敏な子は避けた方が無難です。

 ・植物の葉でこすって切ったり、虫もいますので、長袖長ズボンで出かけましょう。クモの巣があったり、
頭をぶつけたりもあるかもしれませんから、帽子もお忘れなく。

 秋はハチの活動も盛んですから、見かけたら近寄らないこと。走らず、ゆっくりとその場を離れます。
黒い頭が狙われやすいので、その意味でも帽子は欠かせません。

 ・少し小高い場所にハイキングするだけで、思いがけずのどが渇くこともありますが、自販があるとは
限らないので、しっかり水分補給用の水筒などを用意してくださいね。

 ・念のために、かゆみ止めを持っていくと安心です。忘れた時には、応急処置として、よもぎの葉をもん
で出た汁をつけると、かゆみがやわらぎますが、これはしみますから、気をつけて使ってくださいね。



    つる草で、リース作り


 そんなに山奥に入らなくても、ちょっとした自然の中に、たくさんのつる草が生えています。太くて
立派なものが欲しければ、樹木用の剪定はさみを持っていく必要がありますが、クズやへクソカズラ
のような、細いつるなら、手でも簡単に折り取れますので、特に準備はいりません。持ち帰り用のビニ
ール袋だけをポケットに用意して、山を歩きがてら、気軽に採取してみましょう。



  木の幹にくるくる巻き付いているのは、

  あけびやふじなどのつるで、結構ふといものも多く
  立派なリースが出来ます。

  細いものは、手でも簡単に折り取れます。

  たくさんあるようなら、太いものと細いものの両方を
  持ち帰ると、リースがおしゃれに作れますよ。














 



 また、つる草は、木に巻き付いているばかりとは
 限りません。

 ススキが生えているような、山道脇のちょっとした茂みも
 よく見るとほら、クズやへクソカズラのような、つる性の草が、
 いろんな所に、はうようにして生えているんですよ











  上のつる草を手で折って、引っ張り出しました。











                     採取したつる草は、その場で、リースに仕立てます。
 

                       つるが乾燥すると、細工がしにくくなるので、お好みの
                       大きさの輪にして、ねじるようにしながら、他の輪にか
                       らめ、ほどけないようにして持ち帰ります。

                       
                      このまま持ち帰り、風通しのいい日陰にかけたり、日中、
                      温度が上がって乾燥させやすい、車の車内などに置いて
                      何日か乾かします。
  

    

すぐ上の写真のつる草を、葉っぱと実を付けたまま、     こちらは木に巻き付いていたつるで作ったリースです。
リースにしました。                          つるだけでなく、きれいな色の実のついた小枝もさがし、
                                     折り取って採取しておき、一緒に乾かしておきましょう。
                                      左は、野バラの赤い実です。
した葉を、ほどよく残せば、なかなか味わいのある      右の実は、乾燥すると金色になりきれいですよ。
リースになるのですが、デザインセンスに自信がなけ         (下の完成品リースを参考に)
れば、葉をむしり取ってから、リースに仕立てましょう。                                   



            
  松ぼっくりは、いろんな大きさや形を集めるとおもしろいですよ。

  秋の植物園を散策して集めると、結構珍しいのも、コロがっています。


  また、クリスマス用のリースだと、まだ生の枝を使うのには少し早いので、
  すぐ作るのでしたら、松ぼっくりや既存の飾りを使ってリースに仕立てる方
  がいいですよ。

  生の枝を利用するのなら、12月に入った頃、改めて取ってきて
  作ってみましょう。




   

       クリスマスリースに仕立ててみましょう

 
    山で採取した素材を使って作ってみましょう。

    用意するもの

    リース用型に巻いたつる草
    松ぼっくり (大  5個・小 10個ていど)
    色のきれいな木の実   適量
    リボンやクリスマスデコレーション   お好みでつけます。100円ショップなどで見つけてください。
    茶い色のワイヤー   手で簡単に曲げることが出来る柔らかさのもの  一巻き(100円ショップで手に入ります)
    金色スプレー   一缶
    Gクリアーボンドや手芸用のグルガンなどの接着剤
    ペンチやニッパー   針金を切ったり、加工するときに使います。  
    新聞紙などいらない紙   塗装用に
    生の枝     固い葉っぱを目安に選びましょう。ヒイラギなどは長く緑の色を保てます。  


       作り方


                               ◎リースに置く素材をレイアウトする。

 丸くまとめてあるリースの上に、集めたり買ったり
 した素材を、仮に置いてみます。

 基本は、奇数です。

 小さな輪なら三カ所、大きいものは、五カ所に、
 大きなポイントを集めるとまとまりやすくなります。

 例えば、左の図なら、枝を5カ所に配置し、大きい
 松ぼっくりを、だいたい均等に5カ所に振り分け、
 その回りに、小さな松ぼっくりを2個ずつくっつけて
 置いています。

 もちろん、大きいものだけ置いてもいいんですよ。
(リースの輪が大きければ、小さい物もないと間が抜けます。)

    生の枝を使わない場合は、造花売り場で買ってきます。







これにさらに、木の実(小さな赤丸)とリボンを加えました。

木の実がたくさん見つからなければ、サンタやろうそく、スノーマンなど、市販の
オーナメントを、この位置に配してもいいですよ。

また、松ぼっくりのそばに、リボンだけを5カ所に置くのも、シンプルで失敗がなく
豪華に見える構成です。

葉もリボンも、オーナメントも、100円ショップで手に入れれば安上がりです。







  写真のように、内側に細いつたもからませみると、さらにおしゃれな感じに。

  写真では、先に見てもらった金色の実と、紅白の実もレイアウトしています。












◎松ぼっくりの塗装              

                
   
(より豪華な感じに仕上がりますが、面倒ならそのまま使ってもかまいませんよ。)

   レイアウトがだいたい決まったら、新聞紙を野外に広げ、松ぼっくりをのせ、金色の塗料をスプレーします。

  全体にかけてもいいし、上半分でもいいよ。お子さんが揮発物を吸い込まぬよう気をつけましょうね。




◎ワイヤーで巻き付け


 

葉と木の実のついた枝を、決めて置いた場所に、
ワイヤーで、5(3)カ所にグルグル巻き付けます。

リボンについている、止め用のヒモもついでに巻き込んで固定してもいいですよ。

左のように、吊す部分にも、ついでにワイヤーで輪を作っておきましょう。










◎松ぼっくりを貼り付け

松ぼっくりを、速乾性のGクリアーボンドで貼り付けて固定します。
手芸用のグルガンも強力な接着力の上、使いやすいですから、こちらを使ってもいいですよ。



  ◎完成


 下は、自然の素材だけで素朴な感じに構成しました。

 中央に、クリスマス用の大きなリボンを配したり、オーナメントをつけると、もっとクリスマスらしいにぎやかな仕上がりになりますよ。

 つく草で作るリースは、クリスマスリース用だけでなく、ドライフラワーを組み合われば、年中飾れるリースにもなります。

 ぜひ、この秋は、お子さんと一緒に、秋の山へとハイキング。

 ついでに、子供一緒に、素材を捜して、楽しい手芸に挑戦してみてくださいね。

              

                                  



               

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