サークルを作りたいと言うメールを時々いただきます。知っている限りの知識でアドバイスさせていただくのですが、そのたびに、どうしても似たような内容になってしまいますので、どうせならと、サークル作りのアドバイスをさせていただいたときのやりとりを、許可をいただいて、掲載させてもらおうと言うことになりました。これからサークルを作りたいと考えていらっしゃる方は、参考にしてくださいね。
今回は、読ませてもらいながら、アトピーサークルを作る過程で、彼女が本当に、涙ぐましい努力をされ、悩まれてきた過程に、胸を打たれました。メンバー集めも、やり方さえコツをつかめば、もう少し楽に集まると言うのを、経験で知っているので、みんみんさんと二人で、いろいろ知恵を絞って、やりとりをさせていただきました。
あれから順調に人が集まり、その後のひと月で6名の参加をいただいたそうで、楽しいサークル活動がこれから始まるそうですよ。メンバー集めで、悩まれている方も多いと思うので、参考にしてくださいね。
アトピーサークル作りについての情報があればお待ちしています。こちら
今でもそうですが、私の周りにはアトピーっ子のママのお友達というのがいま せん。
いないというよりは知らないだけなのだろうと思います。 ここのHPにも書かれているように、アトピーっ子を持つママ同士でお話をする機会というも
のがどんなに重要で、どんなに大きな存在かは、私も同じ事を感じています。
上の子のアトピーと付き合っている時に、誰にも相談できずに悶々としていたので、二人目では、希望の光が見つかる事を期待してあちこちでかけましたが、結果は同じでした・・・。
保健センターで育児相談があり、アトピーの事を相談した時にも。かかりつけのお医
者さんと話をしているときも、残念なことに、お友達との出会いにつながる事はありませんでした。
そんな時には、ネットで知り合った同じアトピーっ子のママとメールのやり取りをする時間
が、一番楽しく充実した物でした。
その経験を活かして、サークルを立ち上げたいと思ったのが、ちょうど3年ほど前でした。
保健センター(こちらの市内では乳幼児健診や子供の予防接種などを行うセンターです)で、サークルを立ち上げたいと相談したところ、「何人かが集まってサークル を作り、ここのセンターで活動をしたいというのならいいが、一人でサークルという のは・・・」というような対応でした。
確かに私一人ではどうする事もできずに、また下の子を妊娠していたこともあってそ の時は断念せざるをえなかったのです。
そして、最近になってやっぱりサークルを作りたいという思いを諦められずに立ち上
げました。
でも、やはり同じ様な所でつまづいてしまっているのです。
まずは、サークルメンバー募集のチラシをつくり、先ほどの保健センターや公民館・ 育児支援センター・コープなどでの掲示と配布(自由に取ってもらえるようにチラシ を置いてもらうだけ)をお願いしてきました。
そして、私が考えているサークルの活 動内容やサークルを立ち上げた理由などを紹介するHPも作りました。
もちろんチラ シにもそのアドレスなどを載せています。
とある育児雑誌のサイト内の地域掲示板にも、メンバー募集の呼びかけを書き込みました。
ですが、やはり人が集まらないのです・・・
地域掲示板より2人の方が参加希望のメールを頂きました。
コープでは地域活動のサポートをしているらしく、5名の人数が集まれば団体登録ができ、年間3万円ほどの補助ももらえると聞きましたが、その5名ですら集まらず途方 にくれています。
でも、只今私を含めて3人では何もできないし、メンバーを増やす為に何をすればい
いのか分からずにいます。
お忙しいかとは思いますが、何かアイデアやアドバイスがあったらお聞かせいただけ
ないでしょうか・・・。
まずは、私の書いたお返事から。
私自身は、生協と市の保健所のサークルと、地域のアトピーサークルの三つに関わってきました。
それぞれメリットがあります。
今は、医師が少し強めの薬で症状を抑える場合も多いようで、本来なら、アトピーで悩むママたちも、湿疹が出ても治るから、うちの子は軽いわと安心してしまい、薬で抑えながら、幼児期をやり過ごして、あとからまた出て困るというパターンが増えています。
だから、アトピーと言う、少数派で、もともと人が集まりにくい性質のサークルであるのに、アトピーを何とかしたいという認識が低くなったママが増え、おまけに、人と関わりたくない若いママが増えていることもあり、親子クラブも閑散としているくらいだから、アトピーサークルにも人気がないのです。
だから、あなたの所に集まりにくいのは、珍しいことではないので、あまり気に病まないでね。
はじめは、3人いたら十分です。
大きな集団を作って、市町村の行政を揺り動かすほどの影響力を持つサークルを、ぜひ作りたいと言うのでなければ、まずは生協で活動をはじめるといいかもしれません。生協の施設に、ちらしを張ったりしてみて。
あまりアトピーという部分を強く出さずに、安心安全な食べ物に関心を持つママを引き寄せるのです。 また、自分の知り合いで、手作りが好きという人を引き込むのが最も簡単です。
三人が一人ずつでもつれてくれば、すぐ6人。
こんな会は、口コミで人が集まるものなのです。
また、アトピーだけをテーマに話して楽しいのは、一年くらいです。
何かやらなければ、すぐ煮詰まります。
料理などで交流する仲間を作れば、もっと長く楽しく活動できますよ。
料理とアトピーの両方に関心を寄せる人は多いので、コテコテのアトピーグループを目指さない方向で活動してみるのが、一つの手て゛す。アトピーや勉強会を全面に出すと、 かえって引いてしまうママも増えているのですが、ちょっとアトピーに関心があり、料理にも関心があるママは、結構いますよ。
まずは、おいしいものが食べられる会。アトピーの話も出来て、ついでに勉強にもなるくらいの、気楽さで入会出来る会であるように、チラシを作ってみるのもいいよ。
また、保健所も、三人いたら部屋を貸してくれるかもしれません。
そこで、育児相談などで、若いママが集まる時にポスターを貼ったりちらしを配ってもらったり、保健婦さんに、相談があれば、こっちへ電話するようにと頼んでおきます。
これも、保健所が好意的なら、簡単に2、3人紹介で集まりますよ。
どちらにしても、今は、コテコテのアトピーサークルというお誘いには、最近のママは、腰が引けてしまうようです。
間口を広くして、気軽に入ってくれるよう、配るポスターやチラシの言葉を考えてみてね。
こちらは、みんみんさんから
はじめまして。みんみんと申します。
よいこさんから、貴女のメールを転送していただきとても嬉しく思いました。
同じ思いを持っている人がいるんだな〜と。
ぜひぜひ、がんばってサークルを作っていただきたいと思います。
私は現在、アトピーの会に所属しています。(サークルと勉強会の中間ぐらいの活動 です。)
私も貴女と同じように、最初は保健所でアトピーサークルの有無を確認しました。
結果は貴女とほぼ同じです。
今になって、「もし、私と同じ問い合わせがあったときに私に連絡いただけませんか?」
とお願いしておけばよかったかなと思います。
とにかく、仲間をさがすのに必死でそんな気持ちの余裕がなかったですが。
次にかかりつけのお医者さんに「サークルをご存知ないですか?」と
相談したところ、作る気になっている人を紹介してくださり
最初は私と彼女2人でのスタートでしたよ。
毎月テーマを変えて話し合いをするのですが、貼りっぱなしのチラシのほかに
テーマを書いたチラシを配色を変えたり、イラストを変えたりして興味をそそるように
工夫しています。
会を開くたびに人数は変わります。
3人になったり多いときで10人になったりというところですね。
私たちの会も、一時期人が集まらずにどうしたらよいものかと話し合ったことがあり
ましたがレシピやアレルギー情報をファイルしたものをおいたり、
コミュニケーションノート(アトピー以外の人も書き込み可)を置いたりして、
会に興味をそそるようにして工夫してます。
私の経験からでしかいえないのですが、院内なら同じ気持ちで来ている人が多いので
そこがいちばんチラシが目につき、関心をもってもらった場所でした。
先生にお聞きして、チラシを貼らせていただいたらどうでしょうか?
他のやり方としては、地域で行われるアレルギーや環境問題または食育についての
講演会にいってみてはいかがでしょうか?
事前に、主催者の方に「こういうことについてのサークルを作りたいと思っているので
最後に案内していただけませんか?」と言っておけば集まりやすいと思います。
これは、友人がサークルをはじめた時の事例です。
ここも、最初は3人でしたよ。
講演会は同じ気持ちの人が集まるので、アトピーだけではない仲間が作りやすいと思
います。
環境と食は子どもの成長においてとても大切なので
自分が他のグループにも所属しておくと知識と見解が広がり、ネットワークも仲間も
たくさん増えると思います。そこでアレルギーサークルについても紹介できるんじゃ
ないでしょうか。
少ない人数でコミュニケーションをとることからはじめ、
その後、活動の幅を広げたいのなら、人数が増えたあとに、
自治体の福祉課や、環境課に行って予算申請するとか
地域の信用金庫でも活動を支援する枠があるらしいので
その時に、問い合わせてはいかがかと思います。
ちなみにうちの会は予算も会費もなしで現在はやっています。
今後、会費を集めて、調理実習などをして実績を作ってから
いろいろと考えようと思っています。
私もまだまだはじめて1年しかたっていないので、よいアドバイスが
できたかどうかわかりませんが、
私いっぱいの誠意をもってメールを打たせてもらいました。
物足りなかったらごめんなさいね。
よいサークルができることをお祈りしてます。
それでは。
みんみん
その後、ご報告をいただきました。
彼女は、アレルギーという事を前面に出して活動したいという思いがあるので、除去食のメニューをみんなで作ってみたり、除去食のアイデアなどをメンバーそれぞれから集め小冊子のようにしたり、また、HPでも広くその活動を知ってもらうようにして行きたいと言うことです。
人数も集まったので、生協のサークル登録をする事を考えているそうですが、市の保育所の施設を便利に使えそうなので、数百円の利用料でここを拠点に活動する予定だそうです。
他にも、使いやすそうな施設があるそうなので、もう少し人数が増えたら、ボランティア登録などをされると、無料〜格安で利用できるかもしれませんよ。要は、地域の役に立つような活動をしていると、アピールすればいいわけです。
一年くらいの活動記録をある程度きちんとまとめておき、活動実績を元に、認めてもらえれば、相手の対応も変わってきますから、工夫してみてくださいね。
この春から、アトピーっ子を集めたサークルを立ち上げたばかりという Sさんが、うちのHPの「アトピーサークル」部分を読んで、感想メールを下さいました。
お話を伺ったら、保育士の彼女ならではのアイデアが、ユニークでしたので、了解をいただいて、その一部を、ここに掲載させていただきますね。
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第一回目が先日終わりました〜!
代表の私を含む5組が集まり、手遊びや本の読み聞かせ、自己紹介を含む情報交換などをしました。
ありがたいことに、みんな協力的で、役割分担をしようということになり、行事や計画もみんなで決めて進めていくことになり、とても嬉しく思いました。
娘のアレルギーの話を、「分かる分かる〜うちもだよ〜。」なんていってもらったのは初めてでした。終わった後は、みんな「なんかスッキリしたね〜!」なんて。笑
これからの予定には、幼児体操や、公園での外遊び、除去食のおやつ作り(簡単なもの)プール、冬のクリスマス会には、除去おやつのプレゼントを用意しようという話になりました。
一人で背負わず、みんなでやっていけそうなかんじで良かった〜〜〜!!
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第二回目には、歌や絵本を楽しんだあと、除去レシピをみんなで眺めながら、情報交換されたそうです。
私が活動していたときには、親ばかりが話で盛り上がりがちでした。子供達はと言うと事故がないよう、配慮した室内で、勝手に遊ばせ、おやつの時間を決めて、一斉に除去のおやつを各自で食べさせると言うものが多かったので、ちょっと反省。
Sさんのように、毎回、子供達もこの会を、楽しみにして集まってくるような内容にしてあげれば、会も長続きするでしょうし、子供も楽しめて、さらによかったなぁと、このお話に感心したのでした。サークル活動をされている方の参考になると嬉しいです。
ところで、彼女から、「市の保健所に、アレルギーっ子対象の集まりや、催しもの、講義、除去の離乳食教室や料理教室を考えてもらえないか」とメールしたところ、何もやっていないばかりか、対応が大変冷たい感じだったと言うお話しも聞きました。
本当に残念です。
HPのhttp://yoikomap.nobody.jp/ho-1.htm#3にも載せたのですが、アトピー育児に対するサービスには、理解がある保健所と、そうでない所とでは、大変な格差があります。
集団のところで、http://yoikomap.nobody.jp/shu.htm#111aにも載せたのですが、そんな保健所も、攻め方次第では、変わる場合もあるから、あきらめないで下さいね。
例えば、個人ではダメでも、サークルで呼びかけると、行政が変わることは多いです。まずは、サークルをしっかりした組織にし、5人、出来れば10人集まり、一年ほど活動してから、改めて保健所にお尋ねしてみるのです。
人数が集まり、活動年数がある程度あると、行政は、かなり対応が違ってきます。
地域に貢献する、有意義なボランティアサークルであることを知らせ、乳幼児のママをいつでもサークルに受け入れるから、部屋をタダで貸して、とか、うちのチラシを貼ってとか、印刷タダでさせてとか、受け入れやすいと思われる項目から、ボチボチと、アプローチしていくのです。・・・・少しずつ信頼してもらえばしめたもの。こちらの意
見も通りやすくなりますよ。
また、みみっちいようですが、場所をタダで借りられるだけでも、サークル活動は、かなり助かるものです。
または、先に県庁の目安箱のような所へ、メールで保健所を利用したい由や、もっとサービスを充実させて欲しいと言うお願いをするのも、効き目があるかも。保健所に上の役職から命令が届いていると、スムーズに受け入れられます。
こんな話も参考にして、楽しくサークル活動をしてくださいね。
実際に作ろうとすると、いろんな意味での大変があると思います。
サークルを作ろうとしている人や、運営している人のために、こんな事に気をつけるとよかったよと言う話をいくつか書いてみますね。
★ルールとしては
・サークルの中で話したことは、原則として、外へ持ち出さない秘密の厳守。
通常の母子クラブと違うのは、単に、会って遊んで楽しかったで終わらない性格のサークルであることです。
ママたちが話す中で、時には、病気や家庭の事情がからんだ話も出てきます。安心して悩みを話し合うためには、相手の抱えている事情を、外部に漏らさないと言う大原則が必要です。
あまり厳しく言い過ぎると、楽しくなくなりますが、入会の時や、病気について話し合う回の前には、念のために一言 話しておきましょう。
・個人情報を、外部に漏らさない
みんなで楽しく行き来して欲しいからと、住所や名前を掲載した一覧表を、親の会で以前作っていましたが、会員の一人が、外部に流し、アトピー商法の電話が続けて個人宅に寄せられると言う事態が起きたことが、かつてありました。
個人情報の管理は、どうぞ厳重に。連絡先は、全員に配る必要はないのです。親しい人同士が必要な時にお互いに聞けば済むことですから。
全員の連絡先を記入した物は、リーダーと、サブリーダーが、念のために二人で一部ずつ把握して持っている程度で十分だと思いますよ。
・おやつを含む食べ物は、他の子に配慮して食べさせる。
アトピーサークルだからこそ必要なルールだと思います。
食べたくても食べられないお子さんも混じっているわけですから、「会の途中でおやつタイムを作り、同じ時間にそろえて食べる。」「我慢できない子は別室で食べさせる」など、会員の事情に合わせてルールを作り、食べ物のことで、つらい思いをする子がいないようちゃんと配慮してあげましょう。
ただ、胃袋が小さくてひんぱんに食べる必要がある幼い子には、昼ご飯との間に食べ物が必要です。来てすぐみんなで食べたり、会のあとにみんなで食べると、決めておけば、それを楽しみにしてついてくる子もいると思います。
逆に気をつけてあげたいのが、解散後に食べること。お母さんどおしが話に花が咲いて、目が届かなくなりがちですので、制限が多いお子さんが、よそのお子さんのおやつをもらったりして、誤食が起こらないようどうぞ気をつけてあげて下さい。
持ち込みやすいおやつは、果物やアレルギー菓子になると思います。
他にも、長く楽しく、アトピー仲間とつき合っていく上での工夫はいろいろあると思います。 お気づきのことがあれば、みなさんからも私へお教え下さい。
★運営のコツ
・メンバーへの連絡が簡単に出来る、メールなどでの、連絡網が必要です。
症状の重いお子さんを抱えたママほど、なじめないうちに会に来なくなることが多いものです。そこで毎回の定例会の前に参加を呼びかけたり、出欠を知らせ合ったり、イベントの変更時に、連絡し合うための連絡網をまず作っておきましょう。
電話より、メールの方が、代表者が一斉送信できて便利ですし、メルアドなら、情報として漏れても被害は少ないと思いますよ。
アドレスを持っている人の方が多いので、携帯またはパソコンのアドレスを、まずは聞いておきます。リーダーがまとめて、メールで全て連絡を送信をするようにしておけば、欠席の返信もリーダーに集まるから、便利です。
無理でなければ、同じ文面ばかりで送らず、相手に合わせて、一部にちょっと何か書き添えてあげると、事務的なメールになってしまわず、好感度 大です♪
電話しかない人には、事前にご近所のママを選んで、毎回の電話連絡をお願いしておきます。メールに、「○○さんへの電話よろしくね。」と書き添えて送ればOKです。電話から親しくなるママもいますからいいチャンスだと思いますよ。
また、内部だけで使う、ブログや掲示板が利用できるなら、それもいいと思います。ただし、万一のために個人を特定できないよう、ニックネームなどでやりとりすると安心です。
どちらにせよ、リーダーにあまり負担がかかるようでは、会が長続きしませんから気をつけましょうね。
・まずは、話し合うことから。
なにをしようかと、はじめは戸惑いますよね。
まず一番は、お互いの悩みを話し合ってみることです。誰にも理解してもらえないからと、封印していたアトピーに関する悩みを、口にし、話すことでいやされますし、それを聞いているみなさんの、反応を聞いて、さらに癒されることと思います。
だれにもわかってもらえないと思っていたことを、理解してくれる人がいる。これは、大変大きな心の支えになりますよ。
・一緒になにかをしてみる
話してばかりで、マンネリ化してきたら、会員で一緒に公園の様な野外で待ち合わせたり、保健所なら、調理室も備えてあると思いますので、一緒にお料理を教え合うのもいいと思います。
・アトピーグッズが買える店を教え合って、アレルギー対応マップを作る
・アレルギー用のレシピを、葉書大に書いて持ち寄り、これを張り合わせてコピーし、持ち帰る。
・手遊びや読み聞かせ会を毎回設ける。
・講演会のような勉強に誘い合って参加する事などもどうですか。
どこまで勉強したいかは、人それぞれなので、無理強いはいけませんが、仲間がいると、よりいろんな情報がたくさん手にはいるので、知識も行動範囲も広がりますよ。
・交代で新会員さんの相談にのってあげませんか。
会の運営が軌道に乗ってきて、新しい人が入ってきたら、やはり誰かが、気さくに相談にのってあげないと公園デビューの時のような、心細い思いを抱いたまま、なじめなくてもう来ない・・・なんて事にもなりがちです。
でも、リーダーさんばかりがそれをやっていると、会の話が進まないので、そうならないためにも、交代で、新しい人と話す係を設けるといいかも。
もちろん、協力してくれるようなら、毎回、保健婦さんの参加もお願いしておきます。
同じ悩みを抱えている人に、悩みを聞いてもらえることが、疲れたママの一番の心のお薬になりますし、話すことで自分もいやされます。もちろん、我が子のアトピーが悪化する原因のヒントがわかることだってありますよ。
保健婦さんにしてみても、アトピーで悩める人はこんな事を考えているんだなぁと、仕事に役立つはず。母子の心と体の健康を願うお仕事をされる方は、こんな場で、もっと、人の話を聞き、より、市民の心に寄り添えるアドバイスができる人に成長するよう、勉強の場と考えて、参加してもらいたいなぁと思うのです。
・欠席者にはフォローを
代表者が、メールや電話で、次回の日程や今日あったことなどを、欠席者にフォローしてあげると、出席率はぐんと違ってきます。
サークルに参加するママは、多かれ少なかれ、心に傷も持っています。ですからそれは、せっかく参加してくれても、そのサークルに対して、なじんで、常連さんになってくれるまでには、少し時間もかかるのです。
本当に辛いときに、「誰かが自分のことを気にかけてくれている」と感じること。これはものすごい喜びでもあり、リーダーさんへの信頼感も高まります。
簡単でいいので、是非やってみて下さいね。
私自身、連絡がしんどいなぁと思うときもあったのですが、一つのサークルで、何年も一緒に過ごすうちにあなたのためなら力になるよと、まわりの人が助けてくれるようになり、出会った仲間と、心のきずなを感じながらやっていく楽しさの方が強くなりました。
しんどいときに、気持ちを共有した仲間だから、あなた次第で、ずっと長くつき合っていく、大切で素敵な仲間にもなれますよ。アトピーからの出会いは、大切にしてね。
・あまり力を入れすぎても、運営がしんどいよ
サークルの代表をやってみようと考えてくれるママは、もうそれを考えていること自体が、バイタリティにあふれた発想で、元気で頭の回転が速いママが多いものです。
ところが、何かの拍子に、「私って、なんか 会の中で から回りしてないかしら?」と、マイナス思考になり、とても不安になる方も実は多いんですよものですよね。
もしかしたら、あなたにとって、このくらいはやりたいと、当たり前に考えていることが、他の方にとって、とても大変そうに見えたり、そこまでしなくても良いのにと重荷に感じたりすることがあるのかもしれませんよ。
そして時には、代表を代わって欲しいという事態が起きても、引き受け手がなくて、会の存続が危ぶまれたり、空中分解することも・・・・。
代表者の熱意と、腰掛け気分で会員になる人の温度差はかなりあります。 だから、その差に苦しむこともあるのです。
そこで、何となく行き詰まってしまったときのために、こんなアドバイスを書いておきます。
私はもう10年以上、アトピー仲間とつき合っていてしみじみ思うのですが、アトピー仲間は、普段会っていなくても、一瞬であの頃に戻れる、とても大切なつながりの一つです。だからこそ、つらいときに関わった仲間は、手を離しちゃダメです。対した活動をしていなくても、細く長く集まれるところがある方が幸せです。
あなたが、何かしんどいなと思ったら、肩の力を抜いてみましょう。だって、会って気楽に話すだけの会でも、ストレスがとれて、十分嬉しいと感じる人も多いのです。
「いつもありがとう。この会があるだけでありがたい」と、私もおだてられて続けていますし、きっとあなたの周りの人も、口にしなくても感じていると思います。
マンネリ化したり、空回りしていると感じたときは、少し会のあり方を見直してみませんか?ダレもが気軽に参加したり、欠席したりできる雰囲気があるのも大切ですし、それでも、やめたくないと感じる・・・そこが大事ですし、そんなほんわかしたサークル空間を求めている人も参加していますから、引っ張っていこうなんて力まずに、いろんな価値観を理解してあげてね。
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