アトピーな記事

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 毎日、新聞を読んでいます。昔なら見過ごしたに違いない小さな記事の中にも、
おや?と感じる事が多くなりました。
 アトピーに、なにがしか関連がある記事を見つけたら、ここでご紹介しますね。
ちなみに我が家は、朝日新聞です。

ブログの方にも、メディアネタは、少しずつ書いていきます。こちらからもご覧下さい。
                    

NO.1市販薬でアレルギー発作 NO.2家庭の食の質低下 NO.3ホルマリン養殖
NO.4飼育動物と耐性菌 NO.5歯科と金属アレルギー NO.6 炭のパワー
NO.7インフルエンザと新薬 NO.8皮膚科医の語るアトピー性皮膚炎 NO.9体にいい!かまぼこ
NO.10アイガモはつらいよ NO.11 鳥インフルエンザから、日本の自給率を憂う その1
NO.15げっ歯類のペットに注意 NO.12鳥インフルエンザから、日本の自給率を憂う その2
NO.16 冷房どうする?   NO.13鳥インフルエンザから、日本の自給率を憂う その3
NO.17  洗濯乾燥機に注文!          NO.14鳥インフルエンザから、日本の自給率を憂う その4
NO.18 ハムスターで死亡       NO.20 新潟中越地震での救援物資 
NO.19 ハムスターで死亡 ・後日談 NO.21 いきなり牛肉 じんましんに  
NO.22 日本の山が腐っている! NO.23抗アレルギーの菌を発見  
NO.24 花粉症 増える子供の患者  NO.25 アスベストの除去について思うこと
NO.26 ユニクロ水着で、男児軽傷?NEW! NO27 日本小児アレルギー学会の診断指針








NO.1 市販薬、10人死亡 

  2003/9/27                社会面 34ページ上段

00年春からの三年間で、薬局で市販の一般薬での死者が10人いたことを、
厚労省が発表しました。

その内訳は、発売当初、バカ売れ現象を起こし、店頭品切れもあったヒット商品の発毛剤
「リアップ」での死亡者が3人、総合感冒薬(市販の風邪薬のことでしょうね。)、鼻炎薬(花粉症の
時に使うものでしょう。)を使用し、アレルギー性の発作である、アナフィラキシーショックや
重い皮膚障害で死亡した人が6人。漢方薬では、死者一人だそうです。



リアップでの死者って、塗って皮膚から吸収された物質で副作用を起こした
と言うのは明らかですよね。

塗ってすぐ起こるシヨックで死亡したのなら、もっと早い時期に死亡者が出て、
発売から早い段階で、副作用が強いとして、製造中止の処分が出来たでしょうが
今頃報道されたと言うことは、長年にわたって使い続けたことで、副作用を起こす物質が、
内蔵に蓄積して、死亡につながってしまったと言うことでしょうか?


アトピーって、食べてショックを起こすことは結構知られていますが、
皮膚に触れたり、塗ることでも刺激になるんですよ。

うちの子は、牛乳のとびちったひまつが皮膚に触れた程度でさえじんましん
を起こしたことがあります。子供の様子がおかしいときは、何か普段違うものにふれなかった
かと考えると、湿疹の原因が分かることがありますよ。

また、アトピーっ子には、安いからと市販の風邪薬を与えてすまさないのが賢明です。体に合わ
ない成分がはいっていることもありますよ。

それにしても、うちの夫にプレゼントしなくて良かったな、リアップ。


NO.2
私の視点  家庭の食の変化ふまえて

               2003/10/4              27面左


  欠食、孤食、肥満など、今の子供の食生活の乱れを学校で指導改善するために、
栄養教諭の創設が提案されたという記事をふまえて、今の主婦の食への意識の低さ
や調理意識が、いかに低下しているかが例を挙げて書かれている。

 食事作りは、「忙しくて手をかけられない」という声が多いが、その忙しさの元は、買
い物やスポーツのような、自分の娯楽に費やしたり、塾の送迎であったりすることも多
く、その結果、子供の食はがかき乱されている。・・・・・



  私が初めての子のアトピーに悩んでいたとき、食事制限でアトピーを治そうという流れが強い頃でした。かなり過酷な制限を求められ、親子でストレスをため込みましたが、一度便利なインスタント食品や冷凍食品と手を切る生活をしてみたことは、今思えば、食について考える絶好のチャンスになりました。

 本当にお金さえ出せば、便利に食べ物のそろう世の中ですが、手軽に手に入る既製品の食べ物=粗悪な食べ物であることもとても多いのが事実です。
 
 これについては、メルマガの中でゆっくり丁寧に書いていこうと思いますが、幼くて体の弱い乳幼児に、安全性の不確かな粗悪な食べ物を食べさせて大きくしたつけは、この記事に書かれている以上に深刻に、不健康な体と言う形で、きちんとしっぺ返しをくらいます。

 同じように食事制限をしていた仲間と、ときどき話します。「いまは、薬でアトピーを抑えこんでもらっている子も多いけど、アトピーでこけたときが、食べ物について考えるチャンスなのにね。食べ物はそのままですませて、大きくなった頃に、成人アトピーを発病したら、今度は治りにくいわよ。」

 アトピーでこけた時は、将来につづく健康やスローフードについて考える絶好のチャンスでもあるのです。目をつむって通りすぎるのも、立ち止まって考えるのも、あなた次第。

 さぁ、どうしますか?




NO.3
ホルマリン養殖のフグ 安全?危険?戸惑う市場
        2003/10/5          39面

 
フグのえらに付着する寄生虫駆除のために、ホルマリンを混入した海水に、フグを
「薬浴」させる手法が、長崎県の6割の業者で、今も不正使用されていたことが立ち入り検査調査でわかった。水産省は、81年から使用禁止の通達を出しているが、罰則がなかったことや、安全への認識の甘さが背景にはあるようだ。


 我が家は基本的には養殖の魚を食べません。その一番理由は、飼育されている魚に与えられる餌にたいする不安です。狭いケージ内で飼うために、病気にもなりやすいので、普段から餌に薬品が混ぜて与えられていたり、今回のような、薬品処理が施されている可能性があります。安全性に不安のあるものを、体の弱い幼子に与えたくはないのです。

 アトピーはなんだかわからないけれど、体がいけないと危険信号を出すものに反応
して、悪化していきます。例え科学的には立証されていなくても、安心して食べられるかどうか不安材料のあるものは口にしない。幼子の健康を守ろうと思えば、そんな潔さも、時に必要なのではないでしょうか。







NO.4    耐性菌の実態をルポ  
                     環境NGOが出版

                      2003/10/13         22面


 抗生物質の効かない耐性菌の記事が、時々紙面に出ているのをご存じですか?

 記事では、日本で使われている抗生物質は、年間1700トン。そのうちの7割近くが
家畜と農作物用です。狭いスペースで飼育する、豚や鶏の飼育現場で病気予防に使
用されることで、それを食べた人間も、耐性菌を取り込んでいると警告が。

 ちなみに、発酵食品をよく食べるフランス人に、耐性菌は広がりにくかったとも。



 耐性菌が住み着いてしまうと、病気の時に投薬できる薬がなくなってしまう可能性
があり、とても怖いですね。日常生活で、むやみと薬をつかないよう気をつけたいものです。

 少し曖昧な記憶で申し訳ないのですが、インフルエンザの新約として話題のタフミン
の様な薬を多用することで、その危険性が高まるという話も聞いたことがあります。

 でも、特に驚かされたのは、抗生物質の7割は、食べ物に使われているという事実です。
 もともと、肉やその加工品である畜産品は、全て人工的に飼育されて食用にされて
いる以上、幼子に与える食べ物は、ちゃんとしたエサを与えたものを選んで食べない
と、いけないといつも思ってやってきました。

 そこで、普段買っているのは、生協の集団購入での、産直もの。
自然食品店が近くにあるのならそれもいいと思います。
 でも、近所のスーパーで、安さにつられて思わず肉を買うことはもうありません。
古くなった肉が鮮度よく見えるよう、スプレーされる場合もあると、以前本で読んだこ
ともあるので、安いで買うのはやめた方がいいと思いますね。

 買うときは、エサや抗生物質について、きちんと明示されたものを選びましょう。

 そして、発酵食品をたくさん食べることは、耐性菌に勝つためだけでなく、アトピーの
改善にも効果的だと思っています。よい菌を増やすことで、腸の働きを活発にし、アレ
ルゲンを取り込まない、強い体を育ててくれます。

 日本の発酵食品と言えば、納豆、みそ、そして酢、お酒などたくさんありますよね。
ぜひ、生活に取り入れてみてください。

  






NO.5
    奥歯に詰めた合金気がかり
   

             2003/10/30   34面  「声」への投書から

 奥歯に詰める、歯科治療用の水銀合金のアマルガム。昔からよく使われてきたこの素材が、アトピー性皮膚炎の大きな要因の一つではないかと、言われはじめている。アメリカでは、すでに消費者団体から複数の訴訟も出て、使用規制の流れもあるそうです。


アトピーっ子に、甘いものをたくさん与えることは、腸内環境を荒らしてよくないため、糖分を規制されるし、
野菜から食物繊維をたくさんとる生活が、歯のマッサージ効果を生むこともあって、
ちゃんとした食生活を送っているアトピーっ子に虫歯は少ないと言われます。

虫歯という意味では、あまりこれらの詰め物素材と縁がないものの、
歯並びが悪いのを調整する、歯科矯正が今は大変な人気ですから、
そんなとき、口腔内に使われる金属についても、アレルギーを起こしにくい素材を選んでくれるよう
医師にきちんと伝えておくことが大切です。

今すぐは大丈夫でも、アトピーっ子の中には、将来金属アレルギーを起こす可能性を
含んだ子がたくさん含まれます。

ネツクレスやピアスでかゆみをおこしたりする事がおおい季節は夏。
汗で金属が溶け出すからです。

つまり、いつも唾液で濡れた状態になる口腔に金属をはめておくことは、
金属アレルギーを起こすかもしれない、大変な危険と隣り合わせの状態になることでもあります。

歯科とアレルギーの関係、なかなかあなどれない問題ですよね。





NO.6  クリーンヒット      脱臭炭

2003/11/1    be on Saturday より6面


テレビCMでも有名な、脱臭炭と言う商品の開発談が取り上げられている。
この商品は、備長炭を粉末にした物を寒天で固めた商品。時間と共に減っていくのが目でわかり
取り替え時がはっきりしている点が受けて、リピーターも多い。


開発談のなかに、一番苦労した点として、混ぜ込んだ寒天にかびが生えぬよう、薬剤を混入
するのだが、ふだんの10倍の薬剤を入れても、炭が防かび材の成分を吸収してしまい、
赤やピンクのカビが出て、これを押さえる物質を捜すのに大変な苦労をした云々と言うくだりがある。

やっぱり化学物質をのぞく目的での、炭のパワーってすごいんだなぁと、改めて感心。
実は、我が家も新築時に、シックハウスの予防と湿度除去の目的で、
床下に炭を敷き、室内にも炭をおいている。
今年新築される方、とりわけ赤ちゃんがいらっしゃる方は、新築時の化学物質による
シックハウスにはくれぐれもご用心。影響はとてつもなく大きいです。
後で後悔しないために、素材に気を使うと同時に、室内への炭は欠かせないと思いますよ。

他にも、以前読んだ本には、原爆投下時に、炭板で外装された倉に逃げ込み、
みそをなめなめ過ごした方が原爆症を免れたと言う話も載っていた。
放射能にもパワーを発揮できるのかしら?
(ちなみに我が家も、わざわざ炭板の外観にしました。
見た目は古くさいけれど、健康には良さそう。
シックハウスについては、また先で触れたいと思います。)

アトピーになると、早く治したくて、ついいろんな化学合成のエキスが入ったクリームや
入浴剤などの商品を使ってみたくなるけれど、
過敏な時には、刺激しないのも大切。

アトピーにお役立ちグッズ」のコーナーで、お風呂用の炭なんかも紹介しているけれど、
少なくても炭は、あまり肌に合わなくて大変だったという話は聞かないから
室内や風呂なんかに使ってみるのもいいと思いますよ。






NO.7
新薬でウイルス抑える   インフルエンザ 予防と治療

2003/11/8     24面

インフルエンザで話題の新薬。ウイルスの増殖をおさえる働きがあるので、発病から48時間
以内に服用するのが効果的。ただ、副作用と見られる嘔吐や腹痛、その他が、8〜13%の子供に
見られるという。

使っているうちに薬が効かなくなる「耐性ウイルス」にも注意が必要だ。


NO.4の記事とも少し絡んで、薬が効かなくなるウイルスと言う部分も気になったので、紹介しました。

「インフルエンザ」「新薬」「予防接種」と聞けば、世の中の一般的なママさんたちは、
いい薬が出来てよかったと、漠然と感じているだけではないかと思うのですが、
アトピーがあると、予防接種のワクチンにアレルゲンになる物質が含まれていないかと
まずは気になり、接種をためらうママがいるでしょうし、
病気にかかったらかかったで、こんどはこの薬を飲んで大丈夫かしらと
飲ませるのに迷うママもいることでしょう。

でも、インフルエンザは普通の風邪とは違い、手当が遅れると、
幼い命には、かなり危険な負荷がかかる重い病です。
アトピーでぐずぐず迷っているうちに、手遅れになっては大変です。

もしも薬で副作用があっても、すぐ相談できる、ホームドクターを早くお持ちになり、
予防接種がたとえダメでも、薬は迷わずもらって飲ませるよう、
普段からアンテナを張って、近所のドクターを捜しておきましょうね。

そして、できるだけ薬を飲ませたくないなら、大切にしたいのが普段の食生活。
野菜をたくさん食べさせて、体の抵抗力を付けてあげれば、
成長するに連れて、風邪を引かない丈夫な体作りをしてあげることが出来ますよ。

薬が嫌なら、食べ物で体力作り。
ここが我々ママさんたちの腕の見せ所です。






NO.8  皮膚科医と治すアトピー性皮膚炎
2003/12/11   17面

大きく一面を取って、三人の皮膚科医が、「スキンケアの注意点」「ステロイド外用剤」「かく行動」の
それぞれについてコメントを詳しく載せています。


スキンケアについては、我が家でも普段から気をつけ、メルマガでも一部は書いた内容が
ポイントとしてやはりあげてありましたので、改めて紹介したいと思います。

スキンケアの注意点としては、「保湿剤を風呂上がりだけでなく、外出前にも塗る」・・・寒くなると
よけい乾燥して、一度の保湿では足りなくなりますしね。

「40度以上の風呂に入らない」「湯船で100まで数えない」・・・熱い風呂や長湯は
かゆみの元ですよね。

「石けんは低刺激のものを使い、ゴシゴシこすらない」・・・よく泡立てて、手で優しく洗ってあげるといいですよ。

「ゴワゴワした服は避ける」・・・毛糸やフリースは、肌をチクチク刺激しますよ。



また、「かく行動」の注意点は、ユニークな書き方でまとめられていました。

「お母さんへ3つのお願いと題して

朝 早く早くと言わない

夕 日が暮れたら大きな声を出さない

夜 夕飯食べたら働かない

ねっ、おもしろいでしょ。でもよくわかるなぁ。夜寝る前にしかっていると、てきめんかゆくなるから
夕方から特に、優しいママで過ごすのが私もいいと思いますよ。

夕食後バタバタ働くより、子供とゆったりしたリラックスタイムをもってあげましょうと言うことでしょうね。
でもって、早く寝かせて、それから家事。

まぁ、理想でしょうが、なかなか・・・こればかりは・・・・。

そして、見ているだけでなくひざに乗せて遊ばせるスキンシップの大切さや、
「あなたが大切よ」の言葉かけをしっかりとも書かれていて
本当にその通りだわと、3人育てたら実感としてよくわかります。

でも、一人目の子育ての時は、二人目が出来たら、あまりだっこもせず、
反抗されたら、親のクセに「そんな子は嫌い!」なんて、
つい口に出ていました。

かく行動は、幼児・児童の場合、親との関係が、円満かどうか、心が満たされているかどうかなども
大きく関わっいるように思います。

子供がかくのは、いったいどんなときか、冷静な目で一度観察されてはいかがでしょうか。



NO.9 体にいい!かまぼこ

2003/12/16  20面

おせち料理に欠かせないかまぼこだけど、年々消費量は減って、廃業する業者も増えている。
危機感を抱いた、業界団体は、「良質なタンパク質が多い」「低脂肪」「生活習慣病を予防する」
と言った観点から、科学的にかまぼこの良さを立証しようと事業を始めている。


そうなんですよ。かまぼこに限らず、ゴボウやレンコンなどの和野菜の消費量も頭打ちで、要するに
和食全般が不人気で、日本全国洋食化しつつあるんです。

でもね、子供のアトピーを経験したら、肉や油の摂取量が多い洋食の取りすぎが、肥満や将来的には、
ガン、糖尿病のように、命さえ奪う重い病気を招く元になってしまうと言うのもよくわかりました。

アトピーっ子には、肉より魚がベター。
子供の頃から、かまぼこ、ちくわの魚製品で育つ子と、ハンバーグ、ハムの高脂肪で育つ子では、
生活習慣病に冒される危険性は全然違う!

また、添加物と言う観点からも、私のお薦めは、かまぼこ、ちくわ。

たいていのハムや魚肉ソーセージには、着色を促すために、発ガン物質の亜硝酸Naが使われています。

 こいつと保存料だけは、摂りたくないなと日頃から思っているので、みなさんもぜひ購入の際には、
裏面をチェックしてみてくださいね。

もちろん、かまぼこやちくわも、買う前に、裏の添加物表示を必ずチェック!
保存料や着色料の使われていない商品を選んで買ってくださいね。

また、ハムも練り製品も、卵白が使われている商品がありますので、卵アレルギーが気になるお宅は、
必ず表示を確かめてからかいましょうね。

もうすくお正月。ハムよりかまぼこ!かまぼこをみんなでいただいて、ヘルシーなおせちを
囲んでくださいね。







        NO.10 アイガモはつらいよ     2004/1/12  10面


アイガモ農法が、農薬のいらない農法として広がっているが、
問題は成鳥の処理。肉の需要が乏しく、販路開拓の試みが続いている。


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 「アイガモ農法」って知っていますか?アイガモのヒナを水田に放すことで、雑草
や害虫を駆除し、農薬を使わずにお米を作るという、有機農業です。ヒナの糞が肥料
になり、一石二鳥いや、三鳥にもなるこの農法ですが、悩みが一つ。それは、成鳥と
なったアイガモをどうするかと言うことなんです。

 私も10年ほど前に見学に行ったことがあります。無農薬米を育てるために、手間
ヒマかける農家の方が育てるアイガモですから、エサも自宅の野菜くずなど、ヘル
シーなものを与えられ、しっかり運動して健康そのもの。もちろん、抗生物質の投与
もされないこれらのアイガモたち。おいしそう、絶対、食べたい!

 おじさんにお願いしたら、「自宅でツブすのなら、分けてあげるよ。」

 そうなんです。処理して販売する方法が確立されていないので、私たちの口にはな
かなか入らないのです。

 おまけに、よく運動させ、ヘルシーに育ててしまうと、肉が固く、脂身の少ない、
一般的には好まれない商品になってしまうのも、なかなか消費に結びつかない原因か
もしれません。(いや、私には、それこそ望むところなんだけどな。)

 私たちアトピーに悩む親たちが欲しがる、有機農法のアイガモ米を作っている農家の
方を、買うことで支えてあげたい。健康に育てられたカモを食べたいと願う消費者が
いる一方で、販路がなく、捨て鳥にされているアイガモもいる現実。

 アトピーから、農水林業などの、日本の一次産業が、活性化する道が開けないものだ
ろうかとよく考えます。

 安全なものを食べたいと願う消費者と、安全なものを生産する産地が、もっとうまく
かみ合って、日本の食べ物事情が、もっと豊かなものにならないものかと、
こんな記事に出会うたび思うのです。





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NO.11   鳥インフルエンザの記事を見て憂う、日本の食べ物事情(その1)
       

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今回はいつもと趣向を変え、鳥インフルエンザの記事を読んで、つい思ってしまうことについて
ちょっと熱く語りたいと思います。(>_<)


 アメリカの牛肉が手に入らなくなったその次は、鳥インフルエンザの影響で、今度は
鶏肉の輸入量がガクンと落ちそうです。

 私たちの生活に、あって当たり前の肉類が、外国から輸入できなくなり、手に入りに
くくなるかもしれないと言う極めて異常な現実が、すぐそばまで迫っていますよね。

 こんな事が起きるなんて、予想されていましたか?

 そして、もしこれが、大豆や小麦の輸入ストップだったら・・・・

 たぶん日本から、味噌もしょうゆも、そして油も、パンもうどんも、麺類全般が全て
消え、それを加工して作られている冷食もインスタントも、お菓子も・・・要するに、
スーパーに並んでいる商品の1/3〜1/2以上が消えちゃうんじゃないかしら?

と言うのも、一般的な市場に流れている、大豆や小麦はほとんどが輸入物だからです。
こんなに豊かな日本の食卓は、外国からの輸入に頼って、やっと成り立っているわけな
んです。

 でも、これってかなり異常なことだと思いませんか?

 日本の食べ物の自給率は、アメリカやヨーロッパの先進国に比べると、非常に低いの
です。工業製品を輸出する代償として、外国の農産物を安く輸入させてきたつけは、戦
争や病疫の流行と言った、避けられない事態がもしも起こったときには、日本から食べ
物が無くなると言う、かなり異常で、深刻な事態を、時に生んでしまいます。

 私は、食べ物に関しては、高くても日本の生産物を選んで買うと言う生活を、ここ何
年も続けています。そのきっかけは、やはりアトピーからでした。

 ちょっと難しい話になって申し訳ありませんが、こんな機会ですから、少しみなさん
にも知っておいて欲しい、日本の食べ物事情について、次週もふれたいと思います。



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  ◎ 鳥インフルエンザの記事を見て憂う、日本の食べ物事情(その2)
       

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食べ物の輸入のイメージって、飛行機に積んで、ピューっと素早く日本に届く・・・・
なーんて感じではないでしょうか?

 ところが実際は、大きな船に積み込まれ、何ヶ月もかけて輸入されるものがほとん
どなんだって知っていましたか?

 大量に船で日本へ輸入されている、小麦や大豆、果物などを、そのまま運べば、運搬
されている途中で、虫がわいたり、かびが生えたりが起こって、商品がダメになること
があります。そこで、ポストハーベストと言われる一種の農薬が、作物に散布されるの
です。

 また、果物の中には、日本にいない害虫がくっついている可能性がある品種もありま
す。そのまま水揚げされると、日本の作物に被害を与えますので、くんじょう処理で、
虫を殺す作業が行われます。

 キャベツやブロッコリーなど、一見、新鮮に見える輸入野菜は、運搬途中の冷蔵技術
が充実したおかげですが、実は、何週間も前に収穫した作物であったりも考えられます
よ。

 見た目は立派でも、果たしてその栄養価を比較して調べてみたら、結果はいかがもの
でしょうか?

 日本の産地で取れて、遅くても翌日には市場に回される地元野菜とは、同じ量を食べ
ても、それに含まれる栄養の量は、全く異なってしまうのがわかりますよね。

 また、以前、中国産の作物から、基準値以上の農薬が検出されたり、有機栽培のはず
の作物から農薬が検出され、それを使用したベビーフードが回収されたと言う話しも、
新聞で報じられていました。

 一番安全性に厳しくないといけないベビーフードに、安全性の不確かな素材を使って
いた・・・!これは、本当はとんでもないお話ですよね。

 でも、これは、たまたま見つかった、氷山の一角の商品です。膨大な輸入作物の量で
すから、全て検査出来るはずもありません。山積み荷物のごく一部を検査して、OKを
出しているのに過ぎないのです。

 国によって、安全への基準は様々ですから、日本で使われていない作用の強い農薬が
使われている場合ももちろんあるでしょうが、日本の輸入元が、食の安全よりも、安さ
だけを求めて、貿易をしている場合、どうやって作物を作ったかについては、全く目を
目を光らせてはくれないのです。ただ安ければ、それでいいのです。

 そうして輸入された外国の作物ですが、私たち消費者は、安いければつい安易に、買
求めてしまいがちですよね。でもそれが、日本の一次産業(農業や漁業、林業など)を、
立ち直れないほどの、崖っぷちに追いつめてしまったのです。

    

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  ◎ 鳥インフルエンザの記事を見て憂う、日本の食べ物事情(その3)
       

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「どんこ」と言う肉厚のシイタケをご存じですよね。日本で長く研究を重ね、やっと
商品化して人気が出てきたときに、特許に対する認識の低い中国に、こっそり持ち出さ
れ、許可なく量産されてしまいました。

 人件費の安い中国で生産された商品に、日本の農産物は値段ではとうてい太刀打ちで
きません。「どんこ」の生産地は、大ダメージを受け、今では中国が生産の中心のよう
になってしまいました。

 この話を耳にしたとき、はじめは中国のやり方に怒り、次に、日本の消費者の意識の
低さに泣きました。

 もちろん、私も主婦で、家計をしっかり握っています。子供がアトピーになる前は、
1円の目玉品 卵パックをちゃっかり買い、ひたすら安いが一番!の食生活を満喫して
いましたから、人のことは非難できませんが、少なくても今は、食べ物については安い
が一番じゃいけないんだとよく思います。

 特別栽培品(このたび、有機栽培などをまとめて、こんなあいまいな書き方に変更に
なったんだって。)を作ろうと思えば、農薬をやめる代わりに、手間がかかって大変な
人件費や、虫食いなどが多くて、売るに売れないロス野菜がたくさん出るのを、理解し
て買ってあげてね。値段が多少高くなるのは、そのせいなんですから。

 なぜなら、先の中国の「どんこ」の話ではありませんが、同じ商品なら安い物を買う
人ばかりでは、そのうち日本の農業が壊滅的な打撃を受けてしまうからです。

 今の世の中は、「安いが一番!」の声が大半で、「輸入でもなんでもいいから安く!」
と、安さを基準に買い求めますので、日本で農作物があまっていても売れません。

 収入が不確かで、もうけが少ないから、農業だけでなく、日本の一次産業は全般的に、
どこも後継者不足です。

 そうなると、今回の輸入制限のように、急にこんな事態になったから、国産品を買お
うとみんなが思っても、生産する人手も技術もありません。

 手入れをしない畑や漁場は荒れていきますし、町に残った田んぼは、どんどん駐車場
になっていく始末。

 駐車場になってしまえば、もう二度と、食べ物は生み出せませんよね。

 もしも輸入制限を受けたのが、小麦であったら、今頃、めん類やパンの9割は市場か
らきれいに消えて無くなり、ほぼ100%の自給率の米を、みんなで奪い合って買い占
めますので、もしかしたら、米も満足に食べられない戦時中のような状況になるかもし
れません。

 だから、アトピーに悩むみなさんだからこそ、値段に振り回されず、良心的で、安全
なものを食べて欲しいと思いますし、少なくても地元の食材で食卓をまかなって欲しい
なと願うのです。もちろん、国産品には、前回書いたようなメリットもありますしね。

 こんな考え方は、地産地消とか、身土不二と呼ばれ、ファーストフードに対抗して
語られるスローフードも、実はこの流れの延長線上にあるのです。

 私一人ががんばって買ってもたかがしれていますが、アトピーを機に、食の安全に関
心を持ち始めた みなさんと一緒に、少しくらい高くても、買って支えていくよとがん
ばれば、一次産業のあり方が変わり、もっと日本の食べ物の自給率が上がるきっかけな
るかもしれません。

 そんなアホな・・・

 いえいえ、そうでもないんですよ。何年か前に、遺伝子組み替え食品が日本に上陸し
ようとしたとき、日本のママがみんなでNOを出し、その結果として、今みなさんが食
べている加工品のほとんどに「遺伝子組み替え食品」の表示がなされました。

 「遺伝子組み替え食品」の表示があるだけで売にくくなりますから、事実上、市場か
らの締め出しに成功したことになります。ここまで厳しくNOを言った国は、日本だけ
なんですよ。
 
 だから、ママの口コミ力はすごい。自分たちの力を、あなどるなかれ! 




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  ◎ 鳥インフルエンザの記事を見て憂う、日本の食べ物事情(その4)
       

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 京都の船井農場から発生した、鳥インフルエンザについて、今、大きく取り上げ
られています。

 もちろん、経営者には、隠蔽工作を行ったと疑われても仕方のない部分もあり
問題にされて当然ですが、あれだけ大きな工場が、廃業に追い込まれる、大変厳し
い結果となってしまいました。

 卵は、物価の優等生と言われますが、経営する立場で考えれば、それだけ厳しく、
企業に買いたたかれてきたわけです。ここにも、今の日本の一次産業の悲しい現実が
あります。十分な補償もなく、言いたくても言えなかった、経営側の台所の苦しさも
感じながら、今後の経過を見守っていきたいと思っています。

 さて、日本が外国から食べ物を欲しがると、実は、貧しい国の穀物が、家畜に与え
る飼料として輸入され、それを育てるための水も、結果として輸入されてしまうこと
をご存じでしょうか?

 よりお金になる日本へ売る事は、時に、ただでさえ食べ物や飲み水の不足している
貧しい人の食料を奪う、悲しい結果を招いています。

 また、日本によく売れる、エビなどを養殖するために、近隣アジアの国々の、豊か
な自然を破壊する事が、しょっちゅう起こっているのも知っておいてね。

 1965年度に、73%あった日本の自給率は、2002年に、40%まで落ち込
んでしまいました。これまでの話から考えて、輸入で安い事が、そんなに喜ばしい
ことなのかどうかは、一度考えてみる必要があると、私は思うのです。

 最後に、そんな尻すぼみの日本の一次産業に、活気を与えるきっかけになるかもし
れない話を、最近見た新聞記事から二つ紹介します。

 一つ目は、学校給食です。大量に食材を消費する給食に、地元で取れたものを提供
するシステムが確立されれば、気候で値段が暴落することもなく、農業や漁業が潤い、
産地も活気づいて、後継者が育ちます。まだまだ数は少ないですが、有機栽培の給食
が取り入れられている地区もあるようです。うらやましいなぁ♪

 もう一つは、菜種を栽培して、油を採り、ディーゼルエンジンに活用するというお
話。荒れ地が菜種栽培に使われれば、農地も潤いますし、研究次第では、花粉症の原
因になると言われている、窒素酸化物も減らせるかも。これはいいよね。

 石油の必要性が減れば、利権を巡っての、中東での戦争も下火になるかもしれません。

いやー、日本のみんなが、地元で取れる食べ物を食べようとするだけで、世界平和に
貢献できるかもしれないと言う、アトピーとかけ離れたオチとなってしまいました。

 長々と書いた今回のお話しが、食べ物について考えるきっかけになると嬉しいです。



NO.15  輸入ペット 危険は? 

 27面 2004/5/8 げっ歯類のベットに注意


ハリーポッターで人気の出た、シロフクロウや、フェレット、トカゲや亀まで、外国から輸入されたペットが人気です。
でも、小鳥類はオウム病、は虫類食は、食中毒や髄膜炎、熱帯魚なら抗酸菌感染症などの、
動物が媒介する感染症への心配もありますので、安全につき合うためには、お世話をしたら、必ず手洗いをし
エサの口移しやはしや食器の共有、添い寝を止め、こまめなケージの掃除で、乾燥したフンや羽毛などが
ほこりと混じって、体内に吸い込まれることのないよう
気を付けたいものです。

とりわけアレルギーのある方は、げっ歯類の飼育には気を付けましょう。
噛まれることで、アナフィラキシーショックと言われる、激しいアレルギー症状を起こす場合もあるので要注意です。



そうなんですよね。アトピーのあるお子さんや、ご自身に花粉その他のアレルギーの症状がある方が
安易にペットを、特に、リビングのような長く生活している室内で飼うのは少し考え物です。

うちのHPの「ペットな毎日」コーナーにも、ハムスターなどのげっ歯類に噛まれることの危険性は同じように
書いていますが、ネット上で調べたり、飼っていたという方の話を聞いてみると、この噛まれた事による
アナフィラキシーショックの事例って案外多いんですよ。

一度目より、抗体が出来る二度以降が危険です。もしも噛まれたら、かゆい、気分が悪い
と言ったちょっとした症状をほっておかずに、早めに受診し、まずは噛まれないようましょう、気を付けましょうね。

となると、動物へのさわり方の加減が出来にくい、幼稚園児程度のお子さんに、
世話を全て任せるのも、一度考えた方がいいですよね。

猫や小鳥はアレルギーがあるから飼わないと言う方も、見慣れない動物なら大丈夫かもと
変な理屈を付けて飼ってしまったりがあるかもしれません。

・・・が、

感染症の問題の他にも、アライグマのように、人に慣れない動物だから今までペットとして売られていなかった
場合もあり、飛びついて飼ったのはいいけれど、世話に困って投げ出す例も多いそうです。

ペットの飼育は、買う前に考えてから。

くれぐれも、アイフルのくーちゃんのように、衝動買いしてはいけませんよ。



NO16  冷房どうする?    2004/7/19  10面

子供の健康の為に、冷房はどう使うのがいいのかについて、意見が二つ紹介されていました。

 体温調節が下手な子供が増えています。冷房が当たり前になって、乳幼児期に汗をかく体験が減った
せいではないかと考えられます。3歳までに、どれだけ汗をかいたかによって、汗腺の数が決まるので、意識
して汗かき体験をさせましょう。

冷房に頼る生活が、健康に悪影響を与えると言う実証はありません。冷房の普及と共に、暑さに弱い
人が増えたかもしれないが、乳幼児の軽い脱水症状や、ひどいあせもの様な病気が減ったのも確かなので、
親が快適な温度に冷房するといいでしょう。


いよいよ、夏真っ盛り!エアコンがないと、都会ではとても眠れない季節に突入です。
 ところで、以前、6/18号で、「クーラーを使いすぎないで」と言う内容の記事を
書きましたが、新聞でも取り上げられていましたので、改めて紹介しました。

  「アトピーっ子は、汗をかいてあせもや湿疹を増やすより、クーラーをかけた方がいい。」と言う意見もあ
れば、「いやいや、ちゃんと幼児期に汗をかく体験をさせないと、体温調節が下手になり、マイナスだ。」と言う
意見もあり、どちらも間違いではないので、こんな正反対のことを書かれると、子育てがはじめてのママは、
どちらがいいのかと迷いますよね。

アトピーを長くやっていると、こんな事ばかりです。
少しでもアトピーを良くしたいからとあちこちで調べたら、良さそうに思えたことでも正反対のことを、
別の文献で見つけたりして、戸惑います。

そこで、どれもとりあえず、話半分で聞いておくクセが付きました。
絶対これだと思いこむと、視野が狭くなって、かえって子供の治療にマイナスになってしまった失敗も
多かったからです。

その分、いろんな視点で、多角的に物事を見ます。

 私なら、「日中は、汗をかく体験をさせ、その代わり、汗をかいたら、こまめに行水や
着替えで皮膚のケアをします。逆に、無意識のうちにかいてしまう夜は、しっかりクーラーをつけて
安眠させる。」のがいいと思います。

と言うのも、クーラーの使いすぎは、体温調節が下手になるだけでなく、
部屋を乾燥させ、別意味で、皮膚の負担になると思うからです。

 さて、あなたなら、どの意見をえらびますか?

 絶対これという正解はないのです。どれも、間違ってはいないから、お子さんの体調
に合わせて、上手に加減してクーラーを使ってくださいね。

 「一日中、クーラーをかける。」「全くかけない。」のような、極端にだけは、なら
ないようお願いしますね。



NO.17  洗濯乾燥機に注文!  2004/8/1   26面


洗濯から乾燥までが、一台で出来る洗濯乾燥機は、95年に初登場し、今では、全自動洗濯機のシェアのうち、
17%を占めるまでの機種になりましたが、「強いシワが残る。運転時間が6時間にも及ぶ機種がある」
など、クレームや運転性の問題点も指摘されているようです。

国民生活センターがテストした、代表的な四企業の商品テストの結果が載っていました。

それによると、問題の一つ目は、乾燥時間。

残り時間が表示されていても、実際にはそれより長く運転する物が多い上、
3〜6時間は乾燥するまでに時間がかかるようです。

問題の二つ目は、電気代と水道費がかさむこと。

平均で、消費電力が多いと言われる400Lクラスの冷蔵庫の約四倍の電気を使用します。
乾燥時にも水を必要とする機種では、水道料金も気になります。

また、一番気になるのは、湿り気やシワの問題。

運転終了後に、そのまま着ることが出来る衣類は、約四割。

バスタオルなどは、まだしめっているような感じがしたり、
アイロンをかけてもシワが取れないような、キツイしわを刻む衣類もあるそうです。

家電メーカーも、今回の国民生活センターからの要望を受けて、まだ開発されて間もない商品なので
これからも改善していきますと言うコメントを寄せています。




メルマガにも書きましたが、私は我が家は風呂の残り湯を利用しながら、全自動洗濯機を使って、
粉石けんで洗濯をしています。

 残り湯の温度が高いうちに使えば、洗剤が溶けやすくて便利なだけでなく、
汚れ落ちにもかなり差が出るので、洗濯はもっぱら夜です。

 しかも、面倒でも必ず取りだしてから寝るようにしています。

 と言うのも、以前は、スイッチを入れたら寝て、朝干すようにしていたのですが、
これだと、いくら定期的にお手入れしても、黒カビがわいて、しょっちゅう洗濯物を汚していたんです。

 それは、そうよね。洗濯物を入れたまま朝まで置いておけば、洗濯機内部は、ほどよい
湿り気で、おまけにこの気温。カビが発生するには、絶好の条件を提供していたようなものでした。

 洗濯物に付いた黒カビや雑菌も、アトピーっ子には刺激になるそうだけど、とりあえず取り出し、
洗濯機のフタを開けたままにして、すぐ内部を乾かすことで、カビは、ほとんどわかなくなりましたよ。

 でも、忙しいお宅には、確かに洗濯乾燥機は魅力的。
干す手間が省けるだけでなく、黒カビが洗濯機内に発生することもないのですからね。

ただ、意外に思うかもしれませんが、夏でも冬でも、夜、洗濯して、しわにしたくないシャツなどを室内に干しておくと、
朝にはきれいに乾いているんですよね。


全部を室内に干してしまうと、湿気が気になるかもしれませんが、雑菌が気になる子供服など一部を室内干しして
残りを、翌朝、外に干すと言う考えでもいいんじゃないかと、私は思うのです。

すぐ干せば、室内でもにおいは気になりませんし、翌日干す分は、しっかり日光で殺菌乾燥しているから、安心!

 私も、次に買うときは、黒カビの手入れがいらない、洗濯乾燥機かなと思っていたのですが、
残念ながら、記事で読む限りでは、まだまだ、高いだけでなく、仕上がりにも問題がありそうですね。

買おうかどうしようかと迷っているママは、ご参考までに。



NO.18   ハムスターにかまれ死亡 急激なアレルギー 埼玉の男性   2004/9/28   産経新聞 社会面

 埼玉県に住む四十代の男性が、今年二月に、飼っていたハムスターに指をかまれた直後に、急激なアレルギー反応である
「アナフィラキシー」を起こして意識不明となり、搬送先の病院で死亡していたことが分かりました。

 ハムスターなどペットの齧歯(げっし)類にかまれたのが原因のアナフィラキシーは平成七年以降、
広島県など全国で十七人報告されてきましたが、死亡した例は、初めてです。


とうとう死者が出てしまいましたね。

今回は、我が家の新聞では取り上げられていなかったので、他誌から抜粋させていただきました。

以前から、メルマガの中で書いてきたように、ご自身やお子さんに、アレルギー体質の自覚があるご家庭では、
ハムスターのように、小さな生き物といえども、だんだんアレルゲンとして過敏になってしまう可能性があるので、
安易にリビングの様に、長時間一緒に過ごす場所で飼うのは、避けた方がいいのではないかと私は思います。

一般的にこのニュースはどう受け止められているのだろうかと、よそのフォーラムなどをのぞいてみたら、

むやみに怖がっている人
自分が飼っていて大丈夫だから、そんなに危ない生き物ではないと言う人
これは特殊な例で、大丈夫だという人
アレルギーがあるから、やはり飼わないと言う人

など、様々ですが、「これは特殊な例で、事故に近いもの」と言う感覚を持つ人が多いように思います。

実は、数年前にも、12歳の少女が噛まれ、同様のショック症状を起こした例が、新聞で取り上げられていました。
覚えておいでの方もいるのではないでしょうか。

決して事故のような、突然の症状というのではなく、どちらの例も、目がしょぼしょぼする、咳が出るなど、
お世話をしているときに、何らかの危険を訴えるサインがあったようです。

サインが出たら、飼うのをあきらめ、人に任せる決断をしなければ、
また同様の被害者が出てしまうのではないかと、私は思うのです。


とりわけ心配なのは、幼児のように、動物の扱いになれていない低年齢のお子さんが、
安易にふれることで噛まれてしまうこと。

保育園や幼稚園のような集団の場で、ハムスターなどを飼っている場合は、特に、動物の管理に気を付けて欲しいと思います。

実は、実際に我が家でもハムスターを飼っています。

噛まれないようにと、大人が気をつけて接していても、エサほしさに、突然噛みつかれたりもやはりありましたし、
敷いているチップの掃除をしていると、私の敏感な鼻が、違和感を訴えるときがありますから、
吸い込む刺激に敏感な方は、マスクをして掃除する方が安心だと思います。

ハムスターは、本当にかわいい生き物です。今回の件で、もう飼いたくないからと、放置したり
殺したりする、無惨な飼い主が現れないことを願います。

我が家の飼い方については、こちらから  http://yoikomap.nobody.jp/pet.htm

集団の中でのベットの飼われ方についてはこちらから   http://yoikomap.nobody.jp/shu.htm#f

それぞれ参考になると嬉しいです。



NO.19  報道されることの影響力


この記事の、後日談です。

 先日、メルマガで「ハムスターに噛まれて死亡の記事」について取り上げたのですが、
報道の影響力はすごいな、そして、怖いなとしみじみ思うことが起きました。

 ハムスターを飼うのは慎重に、と言ってる私ですが、実はハムちゃん二匹のオーナーでもあります。

 きょう、ケージに敷き詰める巣材が無くなったので、買いに行ったのですが、
な、なんと・・・ホームセンターの一角にあった、
ハムスターのグッズコーナーが、丸ごと無くなっていたのです。

 目を疑う光景でした。

 かろうじて隅の方においてあった巣材を見つけて買って帰りましたが、今、飼っている人も、急にこのような
仕打ちをされては困るし、もしかしたら、これからは彼らをショップで買うことも出来なくなるのかもしれませんね。

 報道されていることは、真実かもしれませんが、事実の全てでもありません。
言われるまま、丸ごと鵜呑みにしてしまうのは怖いなと思います。

 ちょっと似た話は、アトピーの世界にもあって、アトピーを長くやっていると、これがいいと言われて、
すぐ飛びついて失敗し、あれがいいと言われて飛びついて失敗しの繰り返しを体験している人も多い
のではないでしょうか。

私自身もはじめはそうでした。

 それよりも、言われたまま、聞いたまま飛びつかず、少し立ち止まって、冷静に考えることが、
アトピー治療には有効です。

 意見の一つとして聞いておこう。別の意見も聞いてから考えよう。くらいの柔軟な考え方が
出来るようになると、心もリラックスできて、きっともっと良くなれますよ。

 それにしても、話は戻ってハムスター。

 人間の都合一つで、ちやほやされたり、見捨てられたり。たかだか2年しか生きられない、
小さな生き物にあんまりの仕打ちじゃありやせんか。(-_-;)



さらに、後日談です


なんと・・・・・・ハムスターがペットショップの前に、ケージごと捨てられているのを
知り合いの子が見つけて持ち帰り、「何とか少し飼って。」と言うことで、我が家にも
おすそわけ(?)がきました。

グレーのシャンガリアンで、とてもかわいいんです。

嬉しいけれど、全国規模で、処分されたり、捨てられたハムちゃんがいるのが
現実としてよくわかったので、ものすごく悲しいです。

しかも、拾ったお子さんが、以前はアトピーっ子で、そのママは鼻炎に悩まされているのを知っているから
なぜ一番飼わない方がいいと思われるお宅に、こんなかわいい困ったちゃんが迷い込んでしまう
因果な事になったのかと、巡り合わせにつらくなりました。

どうか、ハムスターを捨てないで。

雪の降らない地方だったら、外で飼うのも、不可能ではないと思います。

我が家の外ハムちゃんの飼い方についても、少し付け足しましたので、
よかったら参考にしてください。

こちらから




NO.20  新潟中越地震での救援物資

被害の状況が、連日報道されている記事から

震災から一夜明けた24日の午後三時半、市の救援物資が初めて届いた。
その内訳は、烏龍茶が一世帯二缶、おにぎりやのり巻きが、子供に一つずつ。

生後二ヶ月の赤ちゃんがいる女性は、「水が来るとばかり思ったのに。
烏龍茶ではミルクが作れません。」とこぼした。


阪神大震災の時に、食物アレルギーのあるアトピーっ子をかかえたママたちは、
食べさせてあげられるものがなくて、本当に困ったと言う話を聞きました。

赤ちゃんのミルク用も含めて、アトピーっ子が安心して飲めるためには、まず水が必要です。

卵や牛乳がダメと言う子が圧倒的に多いと思うので、おにぎりも嬉しいだろうけれど、保存性があるパンが
支給される場合の方が多いようです。

それならせめて、菓子パンより、フランスパンのような種類も選べるといいのにと、記事を読みながら、いろいろ
考えましたが、企業の好意で送られてくる場合は、選択肢もないのでしょうね。

非常時の、アトピーっ子の食べ物については、自衛しか方法はありません。

備えあれば憂いなしと言いますが、助けが来るまでの数日を、誰かに頼らなくても家族がやり過ごせるだけの食料と水
を、レトルト食品などで保管しようと思えば、かなりの出費と重量になりますが、乾物などの様な保存食を、自在に使える
レパートリーを持っていたら、水と燃料さえしっかりあれば、何とか過ごせるかも。

そして、食べられる食材と、肌の弱い赤ちゃんのお尻がかぶれないための、
紙おむつは、一般的な非常用グッズにブラスすべき、欠かせないアイテムだと思います。

また、非常食として売られている、乾パンなどのメジャーな食品を、果たして子供たちは食べることが
出来るのかどうかを、無理がなければ、一度試しておくと安心ですよね。



NO.21 いきなり牛肉 じんましんに   
                               2004/10/28 26  26面   声の欄より

読者の投稿欄で、「学校給食  読者が体験した歴史」の欄で、おもしろい記事が載っていたのでご紹介します。
投稿欄なので、ご本人の了解を得ず、そのまま載せると問題が多いと思うので、エピソードの部分だけ要約
します。詳しくは、新聞で読んでみて下さい。

昭和22年の戦後下で、食べ物事情が悪い状態の小学生5年生の時のエピソードでした。

はじめての給食の時、アメリカ軍の牛肉缶詰が、一人に弁当箱の小皿にあふれるほどの量ふるまわれた
そうです。

あまりのおいしさに、みんな無言で食べ、昼休みも終わった頃、教室の一部の生徒の様子がおかしい。
かゆみと発疹で大騒ぎになり、駆けつけた診療所の医師が言ったのは、「こりゃ、じんましんだ。」

当時は、普段、脂肪やタンパク質に縁のない質素な食生活の子供ばかり。
それ以降は、野菜と煮込んで食べることになったのだそうです。



アトピーに悩まされるまでは、焼き肉やステーキの様に、肉だけをどっさり食べておかずにする
ことになんの違和感も感じていませんでしたが、消化の悪い肉や、脂肪分の多い食べ物を多量
に摂取することは、幼い子供たちの体には、大変負担が大きい行為なんだなぁと、だんだん
わかってきました。

このエピソードでは、当時、小五と言うことですから、食物アレルギーに敏感な時期でもないハズですが、
こんな大騒ぎになってしまったのは、質素な食べ方に体が慣れていて、突然の肉料理を受け付け
なかったから。

みなさんが今悩まれている、赤ちゃんや幼児のアトピーでも同じ事が言えると思うのです。

アトピーになる子が悪いのではなくて、その子の体の発達状態(適応状態)は、人によってさまざまですが、
その消化吸収能力を上回る高脂肪・高カロリーの食事が与えられると、この記事のように、
パンクしてしまいます。

メルマガでも書いていますが、アトピーっ子には、発育状態や、体に合う食べ方をしてあげて下さいね。





NO.22  日本の山が腐っている!     2004/11/23    27面  ポリティカにっぽん


これはまた、強烈なタイトルのコラムが・・・。

 10月の参院予算委員会で、天変地異が続く今の現象と、山が手入れされないまま荒れて、
日本の山がダメになっている現状についての報告がなされた。





そもそも日本は、木の国で、豊かな自然から生み出される木材を、紙に、生活用品に、家にと上手に利用してきた民族です。
ところが、最近は、安い輸入の木材に押され、木材の自給率はついに20%を切るようになってしまいました。

木の手入れをしたときに出来る、間伐材で作られるはずの「おはし」も、今は中国産が多いようで、森の手入れすら
されなくなりつつあるようです。枝打ちや間伐、草刈りと言った手入れをすることで、地面に日が差し
木も根がしっかり張れて、土砂崩れを防ぐことが出来たのに・・・・。

 その結果、クマが降りてくる食べ物の少ない森、地震で地崩れを起こす、もろい山の岩盤が増えてきて、
二次災害も起こり始めていると、新聞では話が続いています。

 農業も林業も、日本の工業製品の輸出の犠牲となるようなかたちで、輸入品に押され、
年々生計を立てるのが難しくなってきています。

 はぁ・・・・その実状に心を痛めている者の一人として、腐っているのは森だけか?と、竹ばしでみそ汁をすすりながら、
朝から考えたりした私です。




NO.23  抗アレルギーの菌を発見   2005/3/26   be−b−5面
  
クリーンヒットの項で、カルビスから発売されている、インターバランスL92の効能について紹介されていました。
これは、抗アレルギー作用のある乳酸菌飲料。試験では、鼻水や目のかゆみのような、通年性鼻炎患者に
効果があったそう。

発売後は、予想以上の反響で、一時期は出荷調整すらあったそう。飲み物とは違い、一度買うと、ずっと
飲み続けてくれるありがたい市場として、これからも、新商品がどんどんラインナップされそうだ。



私が会員登録している、会社の掲示板を、ピラピラ読みしていたら、「アトピーに効くものを教えて欲しい。」と言うスレッドが、たまたま立っていました。

 

 抗アレルギー効果は、確かに実証されているかもしれませんが、抗アレルギーの言葉だけに踊らされて、
これを乳幼児に日常的に飲ませる親が、きっといるんじゃないかと思うと、気が重いです。

 だって、アトピーのある乳幼児の中には、乳製品に過敏な子も多いし、今は、過敏というわけでなくても、幼い時期に、
長く飲み続けさせることで、アレルゲンとなってしまう、かわいそうな子もいるはずです。

 しかも、同じ成分の飲み続けで、幼子の未成熟な内臓に異変が起きたら、アトピーどころの心配では済まなくなってしまいます。

 私はそれより、湿疹が早く良くなり、肌がきれいになるよう、ビタミン類や食物繊維を、食べ物から効果的に摂取する方が、
乳幼児には、安全だし、確実に良くなるのになぁと、思うんだけどな。

 でも、そんな話より、面倒は嫌だから、出来るだけ楽して治したいと、誰もが思っているところに、たくさんお金をかけて、
大きな声で、「アトピーに効く」と、テレビや店頭で、繰り返し宣伝する声が、しっかり耳にはいっちゃうと、つい、みんなそちらに
流されて、買っちゃうのよね。

 大きな声で叫んでいることが、正しいとは限らないのに。

 ささやいている声の中に、手間はかかっても、確実にアトピーが良くなるヒントが聞こえてくることも、あるんだけどな。



NO.24 花粉症 増える子供の患者     2005/3/31  朝日子供新聞


西日本症にアレルギー研究会が、西日本の11県81小学校で、1992年と2002年に
行った調査では、小学生のすぎ花粉症が増えていました。

すぎ花粉症の子の割りあいは、92年は、3.63%でしたが、02年は、5.73%でした。

02年の調査では、一年生4.3%に対し、6年生7.65%と、年齢が上がると増える傾向もあります。

また、治療法として、軽い場合は、鼻のスプレー屋のみ薬で、重くなると、強いステロイド薬や
減感作療法が効果的と紹介されています。




                     この春は、花粉の量も多く、今年初めて発病してしまったというお子さんも
いらっしゃるのではないでしょうか。

 私も、一人目の子供が、幼稚園児の頃に、季節によって鼻炎を起こしているの
に気づいたときは、それはもう、ものすごいショックを受けました。

 だって、私自身が、目や鼻のアレルギー症状を自覚したのが、中学生の頃でし
たから、たかだか4、5歳の幼児が、今からもう、これでは、一体、どこまで悪
化してしまうんだろうと、目の前が真っ暗になってしまったのです。

この記事は西日本での調査ですので、花粉症患者の割合は、関東でより多いので、
地区によっては、低年齢層の患者数も、さらに多いことでしょう。

 アレルギー症状は、年々悪くなることが多いと言うのが、世間一般のイメージ
ではないかと思いますが、薬で症状を抑えるだけでなく、少しでもたくさんの
アレルゲンを知り、それを取り除く努力を続けながら、食べ物でも体をフォロー
してあげると言う、2つの工夫で、時には、症状が出ない年もあると言う体験を、我が家はしています。

 だから、薬ばかりに頼らずに、地道に生活も見直しながら、一緒に良くなっていきましょうね。



NO.25  アスベスト、除去していいのか、悪いのか

 

 アスベストの健康被害が問題になっています。

使用している建築物がある地域では、世論に押されるようにして、さっそく対策が講じられようとしているようです。

 例えば、横浜市は、小中学校や高校など、全520校で使用実態を調べ、現在の規制では使用が認められている
含有量が少ない製品も、すべて撤去対象にする方針を固めたようです。

 でもね、安全に撤去するなんて事は、本当に可能なんだろうかって、私なんかは、つい疑ってしまうんですよ。

 確かに、撤去した方が安心できる環境が整うように一見感じられるけど、アスベストって、工場近所に住んでいた子が、
発病してしまう例もあるように、容易に空気にのって、ふわふわ漂って、遠くまで拡散してしまうような種類の物質です。

 アトピーがらみの、ダニやハウスダストとの戦いで、ほこりって、数時間(細かいチリは、7時間以上というのも
聞いたことがあります)かけて、ふわふわ地面に落ちていくと言うのを実感して来た私には、そのようなチリに近い性質のアス
ベストが、本当に安全に除去できるものかしら?て、不安に思うのです。

 除去する人は、防塵服とマスクで、とりあえず大丈夫かもしれないけれど、廊下のような場所で取り除き作業を行って、
その後のほこりを、専用の掃除機で吸い込ませ、一見きれいになったように思えても、掃除機をかける作業の中で、
人の動くわずかな空気の流れや、掃除機の排気の風で、アスベストが舞い上がったりしないかしら?

 空中をふわふわ漂って、窓のさんなんかに、知らない間に積もっていた・・・ってことも考えられるし、廊下や野外の作業なら
、完全に密閉して作業することは出来ないだろうから、掃除をしていない広い範囲の場所に、アスベストの一部が漂って
拡散したりもしないのかなと気になるのです。

 撤去したアスベストが、微量とは言え、掃除の過程で、取り除きかねるのであれば、それこそ、新学期に元気に登校して
きた子供達が、知らぬ間に吸い込んで危険!なんて事にはならないのかしら?

 考え過ぎかなぁとは思うのだけど、今回の騒動で、あわてて除去したツケが、2〜30年後の肺ガン被害と言う悲しい悲劇を
招かないためにも、あるよりない方がいいとばかりに、騒がれたら、除去すりゃいいんでしょと、安易に発想して対応することに
一抹の不安を感じるのです。

 アスベストの大半は、一般家庭より、より耐火性を求められた、大勢の人が利用する施設などに使用されていると聞きます。

 駅の構内のように、ひっきりなしに人の移動がある場所なら、空気の流れも大きいから、撤去作業の前後は、通り合わせた人は、
危険とも隣り合わせ。

 取り除くより、きっちりフタをして、閉じこめ、将来 被害が出ないように、一番安全にしておく方法を、専門の方々の間で、
しっかり検討して、これなら、なるほど大丈夫だなと、納得できる指針が早く出たらいいのになと思います。



NO.26   ユニクロ水着で、男児軽傷!



          2005/9/3の新聞、34面に、ユニクロが、昨年販売した、男児用水着が原因で、子供がケガをする恐れ
があるとして、販売済みの全品約5万点を回収すると発表したそうです。

 この水着は、「ボーイズ・パネル・スイムショーツ(税込み1000円)」で、水に濡れると、裏地のメッシュ穴が広がり、
逆に乾くと、縮んでしまうのですが、これで体の一部がはさまれるなどして、わかっているだけで、6人が軽傷を
負ったと言うものです。




 アトピーがあると、ちょっとした加工した衣類にも敏感で、夏などに、ナイロンの様な合成繊維が混入した衣類を着ると、
汗と蒸れで、あせもなどがひどく出たりもしますし、夏向きの天然素材であっても、麻のような素材が入っている生地は、
やはりチクチクと、肌を刺すように感じます。

 みんながみんなそうではないのに、と言うことを考えると、やはり、肌が弱くて敏感なのでしょうね。

 でも、今回の場合は、「軽傷を負う」と言う表現があるので、ちょっと過激。

 水着をはいた部分が、規則正しく赤い傷が付いて、発疹のように見える状態になったのでしょうか?

 詳しくは、この小さな記事だけではわかりませんが、肌が柔らかくて、弱い幼い子だから、少しの収縮で、肌がはさまれて
傷になるような、事故につながったと言うのが、大きな理由で、大人なら、問題が起こらないような生地ではなかろうかと、想像します。

 幼い子にはき心地を聞くことは出来にくいので、事前に、問題があると言うことには、気づきにくかったかもしれません。

 それよりも、変だなぁと思うのは、去年発売の水着なのに、なぜ水着のシーズンが終わった、今年の今頃になって
発表があるのかなという事。腑に落ちませんね。

 6人というのは、問い合わせがあった数に過ぎず、実際には、たくさんのお子さんが、水着で痛い思いをしたの
ではないでしょうか。

 幼い子は、なぜ痛いのか理由がわかりませんから、ただ不機嫌であったり、泣くだけしか出来な
かったことだろうと思います。かわいそうな話ですよね。
 
 泳いだ後で、砂遊びをしていて、突然子供が泣き出しても、誰も水着が原因だとは思いませんから、浜辺の
砂で虫に刺されたのだろうとか、今日は体調が悪いのかしらとか、見当違いの原因を頭に浮かべ、あわてて行楽地
から帰ったご家族もあるかもしれません。

 あわてたママが、水着を脱がせた途端、発疹のように赤くなっているのを見つけても、かぶれたのかしらとか、じんま
しんかしらとか、そっちの方から心配するのではないでしょうか。

 いつまでも発表がなかったのは、企業責任じゃないかしら?と私は思うけど、本当のところはどうなんでしょぅね。

 タケシの「本当は怖い家庭の医学」風に言えば、

 あなたが買った、ユニクロの水着。そのまま使っていると、大変なことになりますよぉ〜。

 ・・・ってとこでしょうか。ご自宅に、ユニクロの水着がある人は、チェックしてみてくださいね。




NO.27  日本小児アレルギー学会が、診療指針              2005/9/2


先日の新聞に、食物アレルギーについて、日本小児アレルギー学会が、診療指針をまとめたものが掲載されていたので、要点をまとめて載せておきたいと思います。

 この様な指針が出た一番の理由は、アレルギーかどうか分からないうちに、食品を控えさせて、医療現場や家族の間で混乱が生じているためとされています。

 要するに、食品を取ることを控えることで、栄養失調ぎみの乳幼児や、その親、または、妊娠中から除去することで生じる、母胎や胎児への影響を心配させられる事例があると言うことです。

 別の調査によると、食物アレルギーは、乳児の10%、3歳児で、3〜5%、学童期で2〜3%と報告されています。

 食事制限を行うのが妥当かどうかについては、食事日誌と血液検査により、医師が問診で、原因を推定した上で、最終的には、この食事を微量に含んだ食事による、負荷試験を行って特定するようにと言うことで、具体的に、負荷試験で試す食材や、その分量について詳しくコメントが出ています。

 ちなみに、乳製品は、ヨーグルト(ミルク)1/4さじ。

 うちの子が、7ヶ月頃に、そろそろ食べられるかもと、パンに浸して、口に含ませてあげたら、全身じんましんを起こしたことを思い出して、うちの子には、この負荷試験、きつすぎるわ・・・(-_-;) と、しみじみ思う。

 そもそも、原因を特定しなければ、除去はダメなんだろうかと、複雑な気持ちになります。

 もちろん、ただただ食べる物が減っていく、引き算の除去では、体だけでなく、乳幼児の脳の発育も妨げて、賛成できないけど、卵や乳製品くらいだけなら、どうしても食べなくては、栄養が不足するという食品じゃないのにと、今は思うのです。

 記事は、食物アレルギーは、年齢を重ねるごとに体内に耐性ができて、食べられるようになる子が多いから、アレルギーと判断されても、12〜18カ月ごとに、チェックするよう目安を示して結ばれている。

 もちろん、その点は、大いに賛成。

 だって、一口のミルクも受け付けなかったうちの子が、小学校に上がる頃には、コップ一杯の牛乳が飲めるようになったんだもの。

 卵でじんましんが出た子も、マヨネーズOKになったし、そもそも、ここんとこ、食べ物でじんましんを起こすこと自体が、なくなった。

 だからと言って、肉や油料理大好き!洋食バンザイ!!の元の食の世界には、戻りたくないのです。

 食事制限が終わっても、食物に気を使う生活は、ずっと続けるつもり。

 食物アレルギーに指針を出すことはとても難しいと、記事を読みながらしみじみ思う。実際に体験してみて、納得できるところも、出来ないところもあるから。

でも、今、苦しんでいる人は、

食物アレルギーは、年齢を重ねるごとに体内に耐性ができて、食べられるようになる子が多い

と言う部分を信じて、希望を持って子供を育てて欲しい。

 無茶な食事制限に走らないよう、できるだけアトピーの仲間を見つける努力をし、お互い支え合いながら、がんばってみてね。




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