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 昆虫  金魚
ハムスター ベタ カメ

     

  あなたのお家ではペットを飼っていますか?飼いたいと思っていますか?
飼ってぇ〜と、子供にせがまれますか? 

幼いアトピーっ子を抱えていると、アトピーに影響が出るのではないかと、ペットを飼うかどうかについて、
悩みは深いんじゃないでしょうか?

 我が家も、子供が幼稚園のころ、ペットが飼いたくて、本当に困りました。「犬飼って、ハムスター飼って」と、
散々ねだられていたものの、ペット厳禁の借家住まいであった当時は、なんとかそれもごまかせました。

 その後、一戸建てに住んでからは、次の子が生まれたばかりなのを理由に、ダメと言い続けてきたのだけれ
ど、結局、縁日ですくった金魚を、ついに飼う羽目になり、そこから我が家のペットとの暮らしが始まりました。

 ご存じのように、アトピーがあると、猫や鳥を飼えば、飼ってすぐには何ともなくても、長く飼うほどに、
その後はどうなるか影響のほどはわからなくて、不安と隣り合わせになってしまいます。

せっかく良くなったアトピーが、ペットのせいで、また湿疹が悪化したり、喘息を発病してしまってはたまりません。
以前は、毛足の長い猫や、羽毛を持つ鳥だけが、ダメぐらいに思っていたけれど、問題は毛だけではないようです。

 換気の悪い、乾燥した室内では、糞やほこりがチリとなって舞い上がり、鼻から吸引されるから、
ウサギだってハムスターだって、合わない人には、やっぱりダメ。現に、ペットの人気、NO・1の
ハムスターアレルギーが、この頃増えているようです。

 水生のペットも湿気をよぶので、厳密な意味ではよくないらしいけど、まあ、金魚ぐらいはOKでしょう。

金魚といえども、足音を聞きつけて水面に浮き上がり、パクパク口を開けて待つ姿はかわいい。
娘時代以来、久しぶりに手がけるペットライフ。みんなが寝静まった夜更けに、金魚にエサをやりながら、
じっと水槽を見つめて思う。ああ、猫だったらもっとかわいいだろうなぁー。


 ・・・・と、ここから始まる我が家のペット事情。
 

 ところがそれから大変なことになってしまいました。飼いたいのを我慢させていたのが、よけいに飼いたい
気持ちにつながったのか、アトピーが良くなると同時に、子供三人が、あれこれやたらと飼い始めたのです。

 そして今は、うさぎ、ハムスター、金魚、メダカ、カメ、カブトムシ、クワガタムシ、・・・・とまぁ、動物王国状態。

アトピーに悩んだ母親だから気になるペット事情や、どこに気をつけて飼っているかを、
時々ここで報告できたらと思います。
 

   

                           
                               




昆虫

 ご飯をもらってご機嫌♪なクワちゃん


 ペットもいろいろあるけれど、猫や犬のように、賢い生き物を飼うばかりが、ペット
の楽しみ方ではありません。

 とりわけ、幼い子には、自分で十分世話ができる範囲の、小さなペットを飼うことか
ら始めるのも、選択肢の一つとしてアリだなと、いろんな人のペットに関するアレル
キ゛ーの体験談を見聞きする中で思うのです。

 と言うのも、猫、犬、ハムスター、ウサギ、鳥など、ほ乳類のペットは、体質や飼い
方によって、長く飼う中で、どれもアレルゲンとなっていく可能性があるようだからで
す。

 たいていの子供は、世話をするからと言う約束で飼い始めますが、実際に糞の始末か
らエサやりまで、言わなくてもきちんとお世話できる子は、ほんの一握りです。

 世話をするよう言葉かけなどをして、親がフォローをきちんとしないと、たいていは
飽きてしまって、ママの仕事が増えるだけの話になってしまいます。

 だから、アトピーっ子のお世話だけでも大変な時期に、さらな困難を選び取るように、
無理してペットを飼う必要はないなと今は思えます。

 でも、子供に飼ってとせがまれると、親としてつらい・・・・。

 そんな時に、「アトピーだから、ダメ!」と言うだけでなく、「ちゃんとお世話が出
来たら、もう少し大きいペットも、少し先だけど考えておくわ」と、条件付きでまず与
えてみてはどうでしょうか。

子供が望むし、情操教育には
良さそうだし、命の大切さを感じて欲しいなどの理由で、どうしても飼いたいという方には、まず、昆虫から
飼ってみるのをおすすめします。

 理由は二つ。アトピー症状を悪化させる可能性が少ないことと、生まれてから死ぬまでの期間が短く、
期間限定の飼育が可能だからです。

 我が家では、カブトムシやコオロギ、鈴虫のように、エサの管理が簡単で、繁殖期間を過ぎるとコロリと
死んでいく昆虫をよく飼いました。でも、いくらアトピーの悪化につながりにくいといっても、
取り替えないエサや土に、かびが生えていたり、は避けてくださいね。
 
 庭の野菜から、蝶の幼虫をつれて帰り、羽化させたこともありますよ。こちらは、一週間程度で
結果が見えるので、子供には大変楽しい飼育経験になったようでした。
幼虫をプラケースに入れて、野菜ごと花瓶にさして、幼虫をそこへ乗せておくだけです。
毎日葉を替えてあげるだけて゛、見る見る大きくなり、やがてさなぎから成虫へと変化していきます。
庭にハーブなどを少し育てておくと、アゲハなどが卵を産みにやってきますので、簡単に飼育できます。
 
 子供たちは、生き物の大小に関係なく、自分より弱くてはかない存在のお世話をすることを楽しみ、
そこから優しい気持ちや命の不思議を学んでいきます。犬や猫でなければ、命の大切さを学べない
なんてことはありません。死んだら、一緒にお墓を作ってあげるといいですよ。
 
 時には、卵が来年ふ化して、命のバトンを目の当たりに見て感動することもあるでしょう。
そして、逆に、お世話を放棄して、見殺しにしてしまうことも・・・。
それもまた、子供の心に何かを考えるきっかけになります。

 次々と死なせてかわいそう・・・と思われるかもしれません。

でも、昆虫は、食物連鎖の底辺にいる生き物です。
よほどのことをしない限り、取りすぎて絶滅する事はありませんから、
子供たちがいじって殺してしまうのも、世話をせずに死んでしまうのも、
時に大目に見てあげてくださいね。

小さな生き物が死ぬのを見て、もっと大きな生き物の命について考え始めるのです。
ですから昆虫は、命について考える入門編としてぴったりなんです。

期間限定で気軽に飼えるる命をいとおしんでみませんか?


 夏のおすすめは、金魚や昆虫。

 特に、寿命が短くて、置き場所もとらない昆虫類の飼育は、アトピーっ子向きだと思
います。

 主にエサを取り替えるだけでOKな、カブトムシや鈴虫、コオロギなどでも、毎日の
お世話となると、幼稚園程度の子供には、なかなか大変な作業です。

 大切に育てても、遠くなくお別れの日が来ます。そんな小さな喪失感と、最後まで、
ちゃんと育てたと言う満足感を、この夏、ぜひ体験させてあげてくださいね。


蝶類

庭に薬味として、三つ葉やウイキョウ、パセリを植えています。


 すると、キアゲハの幼虫が、いつの間にか付いているんですよ。先日見つけて、子供
が飼っています。日に二度ほど、葉を摘んで入れてあげる程度で十分育ちますから
簡単です。おいしそうにサクサク葉をつかんで食べている姿は、本当にかわいいもので
すよ。

 はじめは、ゴミのような黒虫。それが、脱皮の度にきれいな模様の衣装をまとい、
鮮やかな黄緑に赤黒のワンポイントの、立派なイモムシになります。

 一週間たって、きょうはさなぎになりました。後は、脱皮の時に、羽根がきちんと
伸びるスペースがあるかどうかが、最後の難関かな。

 夏休みに、野菜畑で捜して、蝶類も飼ってみませんか?
  




  葉ごとビンにさし、下にトレーを引いて
  ケースに入れておくだけでもOK!

  ただし、写真のようにたくさんくっつけると、
  エサと間違えて、かじり殺してしまう事も
  あるので、飼うのは一匹ずつがいいですよ。









 私が子供の頃に、ずっと猫を飼っていました。しかも、そーとーの猫キチ。
ひざに乗せたままご飯を食べ、親の目を盗んでは、こっそり猫をふとんに入れ、一緒
に寝ていたのです。だからいつも、シーツには猫の毛だらけ。今思えば、アレルゲン
だらけの不潔な環境ですよねー。 

 そんな、猫べったりの私が、結婚して家を離れ、久しぶりに実家へ帰ったら、
くしゃみが出るわ、鼻水は止まらないわで、もう大変!
猫と遊べば、つめをたてられた手は、たちまち蚊に刺されたように、プーッとふくれ
て、かゆいのなんの。
何と、私、猫アレルギーになっていたのです。

しかも困ったことに、猫アレルギーは私だけにとどまりませんでした。
生まれてから、ただの一度も猫と暮らしていない上の子から末っ子まで、
なぜかアレルギーの血液検査で、猫に反応が出るんです。
ゴメンよぉ〜

上の子なんて、二歳頃に、外で見つけた野良猫をなでているうちに、
急に、じんましん。

いやもう、かなわんわぁ。

 そういえば先日、6年も前に死んだトラ猫の毛を、実家の畳の上で発見しました。
きちんと掃除しているつもりでも、人の歩くわずかな風圧で舞い上がり、
部屋の中をあちこち移動していたみたい。ペットを清潔に飼う難しさが、しみじみ
よくわかる例ですよね。

今も、猫を室内で飼っているお宅におじゃますると、急にくしゃみと鼻水がひどく
なります。

猫大好き人間なのに、悲しいなぁ。

猫の寿命は15年あまり。
町中なら交通事故で死ぬ子も多いから、寿命はぐっと短くなるだろうけれど、
ハムスターの2,3年に比べると、はるかに長いその寿命。アトピーがひどくなっ
たからって、途中で捨てるなんてとても出来ない、とても賢く、愛らしい生き物で
すから、飼うかどうかの判断は慎重に。

と言うのも、犬のように、鎖につないで野外に置いておくことが性格的に向かない猫
は、当然室内飼いが原則。下手に外で放し飼いにしようものなら、ご近所の庭に糞を
して、思わぬ恨みを買ってしまう、他人には、本当に迷惑な生き物なんです。

また、しつけて従わせ、野外で一緒に散歩したりして、スポーツ系の性格を楽しむ
のが犬であるなら、甘えてくるのをなでたり、かたわらに寄り添って、幸せそうに寝
ている姿を見て心安らぐ、癒し系の、かといって、なんの役にも立たないところが猫
のいいところ。生活の場に置いて飼えば、体から出るアカや毛がアレルゲンになり、
子供たちへの影響も大きくなるので、アトピーに悩まれているお宅で飼うのは、あま
りにリスクが大きい生き物のように思います。

賢い生き物なので、しつければ、糞尿はある程度きちんと指定した場所でしてくれ、
家が汚れる心配は少ないのですが、毛の抜け替わるシーズンには、抜け毛の量がもの
すごく増えてきます。じゃれる時の姿がこれまた愛らしいのですが、その際つめをた
てたり、かんだりする事も多いので、お世話になれていない子供は、
こんな事も猫アレルギーを発病してしまう原因なのかもしれません。

市販のペット食でなくても、雑食でなんでも食べますから、幼児期に雑食で育ててお
けば、家族と同じ食材を食べさせることも可能です。つめとぎをしますので、厳しく
しつけても、壁紙や柱をボロボロにする困った子もいます。

さて、私自身のことに話を戻すと、今は、多少猫アレルギーも良くなってきたので、
年を取って、子供がみんな外に出たら、室内で飼いたいなと、相変わらず凝りもせず
たまにぼんやり考えていますが、その頃には、また孫が・・・・

あーあ、猫なんて飼えそうにもないですね。
 



ハムスター



アトピーっ子にとって、今一番注意しておきたいのが、ハムスターを飼うということではないかと思います。

自宅で飼わなくても、保育園や幼稚園で、ごていねいにも各教室の室内にケージが置いてあったりもします。

それほど手軽に飼える。でも、小さい生き物なら大丈夫だろうと、ハムスターのような
小動物をリビングで飼うのは、ちょっと無謀。

世話をしていてかまれ、アナフィラキシーショックを起こした子の例もありますし、
そこまで過激な症状が出なくても、毎日お世話したり、同じ室内で生活する中で、
吸い込んでいる空気に含まれる、微量のアレルゲンに、だんだん過敏になってきて、
やがては、鼻炎や目のかゆみや喘息のような
症状に悩まされる子もいるようです。

しかも、子供だけでなく、主に世話をしている、大人の女性の患者さんが多いのも、
ハムスターアレルギーの特徴です。

こんな事を言っているくせに、実は我が家も、3年ほどシャンガリアンという種類のハムを飼っています。
おバカで、なんの芸も覚えませんが、とにかく愛らしい。困ったものです。

ハムスターアレルギーは怖い・・・でも、飼ってみたい!そんなお宅のために、
我が家での飼い方を少し紹介しておこうかと思います。

基本的には、「室内に置かない」「子供がかまれないように気をつける」の二点です。

我が家のハムスター自慢もしながら、どんなふうに飼っているかご紹介すると、
事の起こりは、三年前のことでした。

生き物の世話が大好きで、ペットが飼いたくてたまらないうちの子ですが、
毛のある生き物を飼うのは、どーにもためらわれ、小学校に入ってからも、
ずっと私がダメだしをしてきたのです。

 そんな事情もあって、うちの子の情熱は、縁日ですくってきた金魚にもっぱら注がれてきのですが、
その間も、ドブでメダカやオタマジャクシをすくって育てたり、庭でカマキリやコオロギ、
あげくには、ありまでを集めて飼っていたときもあり、
あまりにふびんでつい・・・・子供の喜ぶ顔見たさに、誕生日に買ってやってしまいました。
そりゃもう、よろこんだのなんの。

でも、上にも書いたように、アレルギーの原因になる動物としては、猫 がダントツに有名だけど、
実はハムスターが原因の、鼻炎や喘息の様なアレルギー症状に悩む人も、すごい勢いで増えているのです。

たとえ個体としては小さくても、猫同様に、室内で飼う以上、そのアカや毛、乾燥したフンなどが、空気中
に舞い上がって、それを吸い込んで発病するわけですから、ハムスターをなめて飼ってはいけないのです。

 そこで、リビングに置くなんてとんでもない!と言うことで、初めのうちは、
玄関に置いていました。ところが、何日かたつと、やはり生き物独特のにおいが、
鼻につき始めたのです。

 だめだ!ここでも影響が出るかも・・・と悩んだすえ、とうとう、日中は、「外ハム」ちゃん
にしてしまいました。一戸建てですので、軒下の日陰に置いておけたのです。
(ちなみに、親心で、あまり日当たりの良いところは日中置いてしまうと、
気温差がありすぎてかえって良くないと思われますから気をつけて)

春から秋までは、終日外。冬になり、夕方から冷え込むようになってきたら、夜だけ玄関などに移してやります。

秋から冬にかけては、保温のために、忘れずにハムスター用の綿と小屋を入れてあげて下さい。
綿を自分で小屋に運び込んで、上手に巣を作りますよ。

 風が吹き込まないよう、キルトカバーを縫って掛け、時にはいらない毛布やカーテンも小屋にかけてあげています。

日中も暗い環境ですが、もともと夜行性で、土の中に住んでいる生き物なので、
日光浴がどうしても必要と言うわけでもないと思います。

やがて、12月を過ぎた頃から、ハムちゃんのシマ模様が、変化してきます。全体が白っぽくなり、
冬毛に変わってくるのです。すごく上品できれい!サイズ的にも、まるで雪ウサギですね。

 同じシャンガリアン種のハムスターを飼っている人の何人かに尋ねてみましたが、
冬毛になることはないそうなので、他のお宅のように、暖かなリビングで飼われていない、
我が家のハムちゃんは、気温の変化を敏感に読みとって、冬に備えて、野生の本能の命じるまま、
祖国の雪の野山に合わせた冬衣装に着替えたのだなと納得しました。

      

背中がはげたように白くなってきているところです。もとはグレーと黒のシマが入っていました。
一年目は寒すぎて、真っ白になってしまいましたが、二年目からは、飼い方もうまくなって
白の入ったまだらになる程度で終わりそうです。

    

こちらは2月の様子です。全体に白っぽく、特に顔が白いのがよくわかりますよね。



さらに、エサがやたらとよく減るので、変だなとおもってよく観察していたら、
なんと食べ物の備蓄が、どんどん多くなっていたのです。

エサ場から少し離れた、ケージの隅に、ごつそりため込んでいました。
寒いので思わず冬支度をしてしまったんでしょう。おかしいですよね。

うちのハムは、本当になんの芸も覚えてはくれないし、エサを手から与えようとすると、
あわてて飼い主の手を、まずはガブリ!おまけに、手の上でなでてやると、びびってウンコもらす
とんでもない小心者です。

でも、食い意地に一生懸命な、あの姿が、いおしいんですよ。


 さて、冬眠させるとそのまま死ぬ場合もあるそうなので、風が強かったり、気温の低い日には、
終日玄関に置いていますし、ある程度夜に冷え込むようになってからは、夜だけ玄関に入れ、
毛布を小屋に掛けて保温してあげています。

ちなみに、ヒーターは一切使っていません。

でも、いくら冬毛に変化し、寒さに対応できる能力も持っている生き物でも、寒さには限界があります。

ちなみに、私の住んでいるのは、最高気温が35度、最低気温が−5度程度で、雪のほとんど降らない
地方ですので、屋外に小屋を持ち運んでみようかと思われた方は、参考になさってください。


 確かに、ベツトの飼育本では、「ハムスターは寒くなりすぎぬよう、冬の夜はヒーターなどを入れ
てあげるように」などと書かれていますが、ハムスターの種類によっては、
かなり寒い地方が原産国の個体も多いようです。

なのになぜ、そんなに温めなければいけないのだろうかと考えたとき、
温度差の問題に思い当たります。

 人間も季節の変わり目のように、温度差が激しい季節には、気温の変化に身体がついてゆけずに、
体調を崩す人が多くなります。

昼間は暖房の効いたリビングに住まわされ、夜は気温の下がるままにされては、
衣服や毛布で寒さをしのぐ術を持たない小動物には、かなり過酷な環境になることでしょう。

終日寒い『外ハム』の飼育環境は、過酷に思われるかもしれませんが、一日の気温差が激しい
『リビングハム』より、ある意味では適応しやすいのかもしれないと思ったりするのです。

ちなみに、一代目のハムスターは、二年半生きました。
ハムスターの寿命してはかなり健闘したと言えるのではないでしょうか。

 この方法で、もう3年、二代目のハムスターを飼い続けています。

最近の報道記事で、ハムスターは、アレルギーに悪影響を与えるから、飼っているけど捨てたい。

そう思っている人もいるかもしれません。命を絶つより、出来れば、寿命が尽きるまでは
外ハムにして飼って上げてください。お願いします。




 また、その寿命を支えたのが、ヘルシーな食生活ではなかったかとも思います。
子供たちに安全なものを食べさせるよう工夫をしてきた我が家ですので、
ハムスターの食べ物も、もちろん気をつけます。

エサは、市販の乾燥エサも、食べ物の腐りやすい夏場を中心に使うものの、
家庭菜園の野菜やイモ、米等をおもに与えています。

好物のひまわりの種も、自家製。庭で夏に育て、農薬や添加物に配慮していますし、
夏場に、旬のカボチャをたくさん食べたら、種を洗って干し、保存してエサとして与えています。
どちらも大好物ですよ。

他にも、おやつのふかし芋、レーズン、パン、ご飯、だしを取ったあとの入り干しを乾燥させたものなど
雑食ですので、人間の食べる物のおこぼれを、ほんのちょんびり分けてあげると、
大喜びで食べています。

ほどよい大きさに切ったものを与えると、食べるときに必ず両手で持ち、立ち上がって食べる
ので、その姿の愛らしさは、もう何とも言えません。とにかくたまらなくかわいいのです。


 ただ、悲しいことに頭があまり良くありません。しかも臆病なので、扱い方になれないと、
かまれる危険性が大きいですから、ケージの掃除や散歩など、ハムスターに触れる時には、
注意を必要とします。

血が出るほど深くかまれることで、ショック症状を起こす人の例がありますので、
少なくても、幼稚園児の年齢で、ハムスターのお世話を一人でするのは、少し無理があるように思います。
「手袋をはめて扱う」「大人が扱い方を見せて教える」など、かまれないために出来る工夫を
怠らずに飼うべきではないでしょうか。

リビングで飼わないことは、「アレルゲンになるものを遠ざける」「普段、子供たちの目につかない
ところに置かれているので、ついいじって、かみつかてしまう危険からも遠ざける」
ことが出来るという以外に、ハムスターにとってもメリットがあるようです。

つまり、外ハムは、エサをもらう時以外は、人間にいじくりまわされたり、頭の上でガアガアと騒がれることもなく、
もう、グータラで、好き勝手に過ごせ、ストレスのない暮らしが出来るのです。

人間の気まぐれに振り回されない自由気ままな暮らしぶりも、ペットの側から考えたら、
案外魅力的なのかもしれません。
   
でも、飼っている側はどうなのか?ひざに乗せたり、部屋を散歩させたりのような、
ふれあいが極端に少ないこんな飼い方で、果たして満足できるものなのか?

子供の頃、猫べったりの生活を送っていた私としては、そこのところが疑問でしたが、心配はいりませんでした。
エサを与れば、もっともっととおねだりしてくる姿に接するだけで、子供は、すごく納得しているようです。

 さて、アトピーだから、毛のある生き物が飼えないと、ずいぶん迷っていましたが、
あまりふれあいのない、こんな飼い方でも、嬉々として世話をしている我が子の姿を見ると、
飼ってよかったなーとしみじみ思います。

悲しいことだけれど、平均寿命が2、3年と、かなり短いハムスターの一生なので、もしも
体に合わなくて困ることが起きても、命がつきるまでくらいは飼ってあげられそう。

一般的には、一年程度で死ぬものも多いようです。ケージに登りついて落っこち
事故死する個体もいますから、エサや飼い方など、全般的な飼い方については
本などでご確認下さいね。

工夫して飼うことで、アトピーっ子にも飼えるかもしれないと思い、うちの飼い方をご紹介しました。
ご参考になさってください。


※念のために、付け加えますと・・・外ハムにするためには、気温に慣れる期間が必要
です。一番寒い冬の時期から、いきなり寒いところへ出すのはムチャですのでやめましょうね。
試してみるなら、この春から。

ハムスターを購入する時期も、気候の穏やかな春からにした方が、上手に育てられます。


追加記事


こんな工夫も


自分たち家族だけが、食事に気を付けるだけでなく、ベットにも体にいいものを食べさせてあげたいから
無農薬でひまわりを育てて種を取ったり、カボチャの種を洗って保存食を作ったりします。

 特におすすめは、カボチャの種を乾かして作る、ハムスターの食料作り。
カボチャを切ったときに取り除く種をボールに集め、水を少し加え、
腐りやすい実の部分を出来るだけ取り除いてからさっと洗って、
トレーなどに平らに並べて、外に干します。トレーが風で飛ばないよう、中央に石などの重しを入れてくださいね。
2日ほど干してしつかり乾いたら、種に張り付いている薄皮を、手でもむようにしてきれいに落とし、
そのまま、あるいは、より干しやすいざるなどに移し、さらに3日ほど干して、中まで乾燥させ、
フタ付きの容器に入れて保存します。

ハムちゃんの大好物!でも、脂肪もたっぷり含まれますから、ひまわりの種と同様に、
あまり食べさせすぎないでくださいね。
ペットにも一手間かけて、安全で安心な、いい物食べさせて、少しでも長生きして欲しいと思います。



さらに、追加の記事




ハムスターが虫を食べるっていうのを知っていましたか?

 ペット飼育の本で見て、どれどれと庭でバッタを捕まえ、試しに与えてみたら、
これがもう大喜びで、「ほれ、ほれ・・」と見せた途端に、いつもの鈍い動きは
どこへやら、本当にこれが同じハムか?とびっくりするような早さで、瞬時に飛び
つき、メキメキ音を立てて食べてしまいました。
                 危うく噛まれるところでした。(-_-;)

 ハムスターは、臆病で愛らしい生き物ですが、時には、気に入らない仲間をかみ殺し
たりもする、どう猛な一面も持っています。

 で・・・、優しさと残酷さを合わせ持つのは、私も同じ事でして、庭の野菜をかじ
っている米つきバッタなんぞを見つけると、今は、むんずと手づかみ。「許してくだ
せえ〜」と、ぺこぺこ頭を下げるバッタも、ハムちゃん行き。ふっふっふ。

ちなみに、青虫も好きですよ。キャベツにへばりついているのをぺりっとはがし
こちらもハムちゃん行きです。


虫を捕るときは本当に素早いですので、噛まれないようくれぐれも気をつけて下さいね。




※ 「ハムスター アレルギー」の単語などで探索すれば、たくさんのサイトが、アナフィラキシーショックや
その他の病状について書いておられます。ぜひ、飼われる前には一度ご覧になって、
飼い方のコツについて研究なさってくださいね。

※ 幼稚園などで飼っているハムスターについては、こちらのNO.5で、対策を書いていますので
ご参考になさってください。

私は、新入学前に、園にお願いして、せめて室外で飼ってくれるよう交渉してきました。
アレルゲンとなる可能性のある生き物は、念のために遠ざけておくべきではないかと思うからです。

アレルギーは、すぐに反応が起きるものばかりではありません。何ヶ月、何年と、アレルゲンに接し続けることで
刺激を受け、ある時突然発病することも多いのです。

ハムスターを室内で飼うことが、その原因になってしまうことは、大いに疑いの余地があるものです。

我が子だけのためでなく、他の子供たちの健康にも、将来影を落とす原因になるかもしれない
事ですから、そこのところをお話しすれば、先生にもわかっていただきやすくなるのではないでしょうか。

また、ハムスターは臆病な生き物で、おまけに、扱い方が悪いとすぐかんだりしますので、
園のような場所で飼い、子供たちに自由にさわらせることで、過敏な体質になってしまったり、
時には、かまれてショックをおこすことがあっても、おかしくはないと思いますよ。



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