食事制限について            

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 ●アトピークッキングとは 

 ●我が家の献立の歴史

 ●こんな過程で良くなりました
  
  おすすめ !
 ●制限食について


 


  

   食事制限のこと    
 

 少なくても、2歳ぐらいまでの幼いお子さんの中には、明らかに食べ物がアレル
 ゲンとなっているアトピーっ子が存在します。我が家もそうでした。

  食べさせたとたんに、じんましんが出たり、食べ物に触れた手が赤く腫れたり、
 かゆみがでたり・・・・・。すぐ反応が起こるので、疑う余地もありません。

  その一方で、食べた後から、湿疹という形で、つらい症状に悩むお子さんがいます。
 一体何が原因なのかが つかみにくく、アレルゲンを疑われる食べ物との関係も、明らかに
 なったり、不透明だったり・・・。

  症状の出方は、人それぞれだから、子育て初心者のママは、アトピーに振り回されます。
  そして時には、行き過ぎたほどの食事制限に追いつめられてゆくママもいます。
   
          
              
その気持ちはよくわかります。

私自身も、はじめて激しいショック症状を目の当たりに見たときから、はじめての物を食べさせるのが、怖くてたまらなくなりましたもの。

おまけに、食べる種類を減らすのは簡単だけど、そこから増やしていくのは、ものすごく難しい作業でした。素人が、うかつにたくさんの食品を制限するのは怖いですよ。


 また、逆に、ショック症状を起こしたことがないから大丈夫!と考えて、全く制限しないまま、普通に卵や牛乳を食べさせる場合でも、実はそれが、幼い子の体の、重い負担になっている場合もあります。

 食事を制限するほどではないと思える赤ちゃんでも、離乳食期に、アレルゲンになりやすい食材は、食べるタイミングを遅らせて与えたり、控えめに食べながら様子を見ることで、もっとアレルギーに関する症状を
軽減してあげることも出来るかもしれないのにと、感じるときもあるからです。

 湿疹やショックだけがアトピーではなく、吐乳、下痢、便秘、腹痛のような、ちょっとしたシグナルも、時には
アレルギーに関係している場合がありますよ。

そこで、我が家と、他に何軒かの食事制限体験を元に、食事制限について書いてみますので、参考になることがあればと思います。
                      
    注意!  何を、どの程度まで食べられないかの個人差は大きいので、あくまで個人体験として参考になさってくださいね。ここに書いてあるから、絶対食べられると言うわけではないので、ご自身で最終的な判断をされて、責任を負って、慎重にお試し下さい。

  制限食について
   食事制限について、メルマガに連載した内容を、詳しくUPしています。

  アトピークッキングとは    
   どんなことに気をつけて食べさせているかについて

  我が家の献立の歴史・・・・・こんな風に食べ方が変わってきました。
   制限食をはじめたばかりの頃の、我が家の食事って、本当にワンパターン。献立に悩んでばかりでした。今では、ずいぶんと献立が充実してきましたよ。 
 

  うちの場合
   アトピーとひとくくりに言いますが、今の症状がひどいことと、本当にアトピーが重症かどうかは違うって、知ってますか?我が家の場合を紹介します。



   アトピークッキングとは  


  アトピークッキング歴も、もう10年。アトピーっ子の体をいたわりながら、ちゃんと栄養をつけて
 あげるには、どんな食べ物を摂ればいいのか、我が家で工夫していることを、まずは書いてみた
 いと思います。


   アレルゲンを摂らない 

 内蔵の働きが未熟で、アレルゲンをちゃんとブロッ
 ク出来ない乳幼児期には、アレルゲンを疑われる物
 をできるだけ食べさせないようにします。

  我が家でうっかり食べさせないように、特に気をつ
  けていたのは、食べたり、ふれたりすることで、
じん
  ましんのような急激な反応が出た
、卵と牛乳。

  その他にも、血液検査で反応の出た大豆や、かゆ
  みやじんましんが出やすいと言われている食べ物、
  アレルゲンになりやすいと言われている食べ物
など
  については、とにかくはじめて食べさせる時は、必ず
  一口だけ。

  食べて大丈夫そうだったら、日にちをあけて、次はも
  う少しだけ多く食べさせてみるやり方で、本当に大丈
  夫か確信が持てたら、普通にメニューに組み込んで
  ゆき、食べる物の種類を増やしました。

  
離乳食は出来るだけ遅く。進め方ものんびりと
  体に合わないものを食べても、健やかに育てなくて
  体の負担になるだけです。
  


   こんな時には気をつけて

  でも、湿疹が出るからと、アレルゲンになりやすい食
 べ物を、必要以上に恐れすぎると、食べる物が無くなっ
 て、栄養が足りなくなってしまいます。

  そこで、本当に体に合わないときには、くちびるのはれ、 
 口の中やのどの はれやかゆみ、吐き気、腹痛、下痢
 じんましん、咳、呼吸困難、頭痛など、いろんな症状が
 急に起こったりもしますので、知っておいてくださいね。

  また、同じものを食べさせても、その日の体調によって
 は、湿疹の出方も違いますし、時には、ショック症状を起
 こすことがありますので、食べている時や、食後しばらくは、
  よく様子を観察してあげてください。 
 
  もちろん、医師に専門的な指導をいただきながら、厳密な食事制限をされている場合は、ここで読んで納得したからと言って、勝手に食べるものをふやさないで!異物に過敏になっている場合もあるので、医師の指示に従ってくださいね。


    子供からのサインを見落とさないで


 加えて、体に異変を感じるものを食べたときに、幼児なら、「何か変なの。」と言った言葉で、
異常をうっえる事もありますが、何も言わずに、ただ、食べるのを嫌がったりするだけの場合も多
かったです。

 育児になれていないと、そんな微妙なサインを見逃して、偏食になってはいけないと、食べるのを
無理強いしてしまうこともあるでしょう。

 きっと、偏食の時もあるのでしょうが、そんな時に、念のために、アレルゲンかもと疑ってみてね。

  赤ちゃんについては、ただ、ただ、泣くだけですので、食べた物がどうであったかは、ますますよく
わかりません。

 でも、食事中に、急に泣き出したりしたり、その泣き方が激しい時は、もしかしたら、口の中やくちび
るのまわりに、かゆみや痛みがあったり、体の中で異変が起こっているのかもしれませんよ。
よく観察してみてくださいね。

 たとえ激しいショック症状は起こっていなくても、赤ちゃんや幼児が、食べたがらなかったり、泣き出
したりがあった時は、その時の食事内容をメモしておくと、後日また、食べさせたときにどうだったかを
見比べる事が出来るので、アレルゲンを疑われる食べ物がはっきりすることがありますよ。



     野菜をたっぷり


 ほんの百年ほど前までは、私たち日本人は、ご飯にみそ汁、漬け物に、ほんの少しの魚といった、
食生活を送っていました。

 今の一般的な食べ方に比べて、かなり粗食です。でもこれが、私たちの遺伝子に刻まれた食文化
なんです。食文化は、この30年で激変しました。でも、遺伝子情報は、急激には変えられません。
 
 アトピっー子の食生活は、そんな本来の食べ方へ戻っていくだけの事。栄養が足りないなんて心配
せずに、栄養価がより高くなる旬の野菜を選んで、まずはたっぷりそれらを摂れる調理法を学んで
くださいね。

 食物繊維とミネラルを、野菜から摂取することで、体調を整え、肌のトラブルを予防したり、修復して
潤す効果や、体に合わないものを早く排出して、湿疹が吹き出しにくくなる効果が期待できますよ。

 野菜は十分食べているって?そうでしょうか?

 例えば、毎日、
黄土色の便が長く、するりと出るようになったら、合格点!毎日出ても、こげ茶色の
便や、ポロポロ便では、まだまだ食べ方に偏りがあります。さて、お子さんはどうだったでしょうか?





    和食中心の献立に


具体的には、サラダにしていた野菜を、ゆでておひたしにしたり、塩でもんで、酢の物にしましょう。

炒めて食べた野菜は、煮物にしてみましょう。肉にこってり味を付け、メインデッシュにして
大量に食べるのは出来るだけ控え、だしとして少しだけ、野菜と一緒に煮込んで食べるやり方を
試してみましょう。

天ぷらやフライにして食べていた肉や魚は、煮たり焼いたりして、油を落とす食べ方に変え、ウイン
ナーやハムは、ちくわやあげ、さつまあげのような、和の素材に置き換えましょう。

煮れば、柔らかく、かさも減り、今の2、3倍の野菜が、簡単に摂取できますし、炒める・揚げるを、
煮る・蒸す・焼くに変えることで、油脂の摂取が減り、体への負担が軽くなります。

ジュースをやめて、お茶を主に飲ませましょう。赤ちゃんなら、ほうじ茶で。

甘いクッキーやケーキは、せんべいや、するめ・昆布の様な乾物、果物、イモ類などに置き換え、甘さ
控えめで、栄養の補助になるおやつを目指しましょう。





    我が家の献立の歴史

 
   制限食をはじめたばかりの頃の、我が家の食事って、本当にワンパターン。献立に悩んでば
   かりでしたが、今では、ずいぶんと献立が充実してきましたよ。

   ちなみに、これは、7月頃のメニューです。


      制限食が始まった頃           今ならこう食べます 
雑穀と野菜、魚程度しか食べられる物
がなかったので、毎日大変でした。
しかも、同じ素材を食べてばっかり。
制限はないけれど、煮物や酢の物はよく食べますよ。
でも、以前に比べて、知っている素材の数が増えた
ので、同じメニューを作っても、素材のバリエーション
が増えました。
雑穀ご飯 ヒエ
ちりめんじゃこ
酢の物 キュウリ・わかめ
朝は簡単に作りたいから、汁物も多いです。朝から酢の
物を作るより、野菜とわかめ、きのこなどの具をたっぷり
入れた汁物と、のり、ちりめんじゃこの大根下ろしそえ
なんてどうかしら。
雑穀ご飯 ヒエ
煮物 にんじん・ゴボウ・ひじき・しいたけ
酢の物  キュウリ・おくら
焼き魚  鮭の切り身
食べられるなら、煮物には、あげやちくわなどを加えて、
少しタンパク質もプラスします。だしは、自然素材のにぼし
粉で、簡単においしく、煮物のできあがり。
酢の物には、わかめやちりめんじゃこのような、カルシウ
ムの取れる素材を必ず加えるようにしています。酢と一緒
に食べることで、摂取率が高まりますよ。
雑穀ご飯 ヒエ
煮物 昼と同じ
煮魚 ゲタ 
煮物に、煮魚と、砂糖やしょうゆの味ばかりが重なると、
味のバランスが悪いので、昼の煮物を食べるのなら、もう
一つの副食は、ぬたのような、味噌味のあえもので、さっ
ぱりと。夏の食事を食べやすくしてくれます。マグロなどを
あえてもおいしいですよ。さらに、ネギ焼きのように、ソース
味の焼き物か、冷たくてもおいしい野菜だけのポタージュ
など、もう一品はそえて、いろんな野菜を食卓に乗せます。


焼きいも
ポカリスエット
りんご ポカリスエットだけが飲めるジュースだったので、ついおやつ
にも使って、たくさん飲んでいたようですが、今はお茶で
おやつはいただきます。また、7月頃のりんごは、旬でない
ので、おいしくないですし、輸入物なら薫蒸のような、薬品
処理も気になりますから食べないですね。



卵と牛乳を使わないで作るレシピ集を毎月発行しています。