アトピー四コマ劇場 |
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昔の日本の住宅は、湿式と呼ばれる工法で建てられてきました。
これは、メルマガでも説明したように、竹や木、縄などの自然素材で作った枠に、泥状の壁素材を塗りつけて
乾かし、さらに仕上げの壁素材をその上に塗ってさらに乾かすと言う作り方でしたので、何工程にも分けて
乾かすから、大変時間がかかりました。
なので、土壁の入った昔ながらの家を作れば、最低でも10ヶ月〜一年チョイかけて家を建てるのが当たり前。
ずいぶんとのんびりした話でしょう?
ところが、建築の技法が近代化する中で、乾式と呼ばれる工法が一般的になってきました。
プレハブ住宅のパネル工法なら、同じ木造の住宅であっても、ゆがみが出にくいよう調整した集成材を使って、
ある程度まで工場で組み上げられたパネルが、土壁の代用です。
これを組み合わせて、ボルトや釘で張り合わせるだけ。
塗って乾かす工程がないから、熟練の職人がいなくても簡単に組み上がるし、工期もほんの2〜3ヶ月もあれば、
あっさり終了します。
時代にあった工法ですが、乾式にすることで、家の中に貯まった湿気を、クッションのように受け止めてくれる
壁素材が消えうせて、基礎部分に湿気が直接貯まるようになり、家は以前より早くダメになる時代が来ました。
樹齢7200年とも言われる縄文杉は、さすがに特殊な長生きの木ですが、それほどでなくても木の寿命は、
意外と長く数百年から1000年は軽くもつと言われています。
しかも、木材として加工された後も、木は生き続けて家を支えます。
長い年月を経て成長した、限りある資源である木材を、今のように湯水のように使い捨てにするのは、本当に
もったいない話です。
私達の先祖が編みだした湿式という建築工法の良さも見直して、もっともっと、木の寿命が尽きる頃まで、家と
して大切に使い続けられたらいいのにと、築1400年の法隆寺に使われている木材の話を持ち出すまでもなく
考えてしまうのです。
見直してみませんか?日本の伝統的住宅の良さを。
ちなみに我が家は10ヶ月かけて建てられた土壁の家です。こんな家が建てられたのも、田舎ならではのこと。
建てたくても職人さんがいなくて、都会ではもう無理かもしれません。
これは、お金に替えられないぜいたくだなと、しみじみ思うのです。 続きはメルマガでおいおい書いていきます。
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