カリンを、20個ほども、どっさりもらってしまいました。
売り物ではないから、農薬の心配もなく、安心して利用できるから、とっても嬉しい。
でも、さすがに、こんなには食べられないので、喘息気味と聞いている、アトピー仲間のママに、まずは、おすそ分け。
メルマガにも書きましたが、かりんは、咳に効くと言われているんですよ。自分で加工して、お子さんに飲ませてあげませんか?
さて、さっそく、はちみつを買い込んできました。
それから、良く水洗いしたカリンを、5ミリくらいにスライスします。
買った蜂蜜を、半分は、空の容器に移し、それぞれに、このカリンを加えて、数時間でエキスがにじみ出たところを、ビンごとよく振ります。テーブルの上に置いておいて、気になったとき時々ふって、カリンにはちみつをかけ、早くエキスを出させます。エキスが出てきたら、全体が均等な濃度になるよう、1、2日は、気にかけておき、よく振りましょう。
だいたいエキスが出て、振ることで全体の濃度が均一になったらできあがり。数日で完成するので、あとは、冷蔵庫で保管します。
このエキスを、水で薄めてもいいけど、これからはお湯で薄めて飲むと、体も暖まるし、とってもおいしいよ。
咳が気になるお子さんは、カゼでなくても、普段から飲んでみてね。もちろん、はちみつを使うから、1歳未満はダメですよ。
ちなみに私は、のどが弱くて、すぐ咳になるので、やはり5ミリにスライスした物を、カリカリになるまで、天日干しして、冷蔵庫で保存し、いざというときには、土瓶で煎じて、薬として飲んでもいます。
どちらも簡単に出来るから、試してみてね。
春は、ばっかりぐい
ありがたいことに、今も、バリバリの農家の嫁である母が、家庭菜園に精を出して、せっせと旬の野菜をつくってくれます。 だから、もぎたて新鮮な野菜で作ることができる、我が家の料理は、素材のうま味を味わえるよう、薄味で、シンプルに作るほどにおいしいとも思う。
あーー、もちろん、素材を生かせる、私の腕前あっての、「おいしい♪」だとは思いますけどね。えへへ。
さて、季節に畑で取れたものを、調理していくと言う、そんな我が家の食卓事情では、時に「ばっかり食い」と言う事態が起こります。
一定時期、同じ種類の野菜ばかりを食べていくのです。
アレルギーにならないかって?もちろん、何日か続けて食べる日もあるけれど、一年のほんの短い期間だから、問題は少ないんじゃないかしら。
そもそも、冷蔵庫が普及する前の食生活って、きっとこんな「ばっかり食い」の世界だったと思いますよ。
特にそれが集中してしまうのが、さやエンドウやスナックえんどうなどの青豆類。一気に花が咲いて実がなり、2週間ほどで、収穫の時期は終わってしまうので、実がつきはじめたら、忙しいったらない。
一つ一つ収穫していくのも面倒な作業だけど、筋取りに、これまた時間がかかるのよね。夕食前は、子供達まで総動員して、この時期は、青豆の下処理に追われます。
どっさり収穫した、さやエンドウやスナックえんどうは、あげとの煮物、ちらし寿司、中華どんぶり、鶏肉との炒め物、根菜類との煮物、温野菜サラダ、みそ汁の具・・・・とまぁ、いろんなメニューに仕立てられて、毎日のように食卓に並びます。
初めのうちは、「わぁ、えんどうだ。たくさん入れてね。」と大喜びしていた子供たちも、一週間ほどすると、何も言わなくなり、そのうち、料理している私の手元を見に来て、「またえんどうか。」とため息をつくようになるので、そうなると、塩ゆでして、冷凍し、時々取り出して、間隔をあけながら使うようにしています。
今年も、そんな怒濤のえんどうシーズンが、いつものようになやってきて、毎日どんぶり二杯分くらいの筋取りに追われていましたが、GWの終了と共に、終わろうとしています。
やがて夏が来たら、今度は、オクラやモロヘイヤの、ばっかり食いのシーズンが始まります。
旬のおいしい素材を、いかに飽きさせずに食べさせるかを工夫しているうちに、私の料理の腕も上がり、レパートリーが増えてきたのかもしれません。
旬の生わかめの食べ方
3〜5月は、生わかめの収穫シーズンです。3月のメルマガでも、食べ方をご紹介したのですが、私もめったに、海に取りに行く機会はなくて、普段は、スーパーのパック入りを買ってきて調理することがほとんどです。
たまたまきょうは、取れたてをどっさりもらってきて・・・・と言っても一株なのですが、これがものすごく多くて、まさにどっさりの生わかめなんです。
お店で売っている物は、茎とひらひらの葉(?)を切って分けてあるから、まだ洗いやすいのですが、これは、めかぶまで丸ごと付いていて、しかも、下に行くほど、結構ドロも付いていて、洗う事から、なかなかに手間をとられました。
でも、茎と分けて、よーく洗い、少しずつ沸騰したお湯でゆでていくと、さっきまで昆布のように茶色だったものが、鮮やかな若草色に大変身!!
好きだなぁ、この瞬間!
ざくっと切って、わさびじょうゆで食べるのが、一番のおすすめ!
ジャキ、ジャキっと言う歯ごたえは、生わかめだけのおいしさです。
ついでに、わかめ入りの中華スープを作り、めかぶや茎は、細かくたたいて、トロトロにして、酢しょうゆでご飯にかけちゃう。
それでも余ったので、最後は、塩で締めて、塩蔵わかめに。
さっきまで、あんなにこんもりとふくれあがっていた、わかめの山が、みるみる水を吹きながらしおれて、しょんぼりと縮まったところを冷蔵庫へ。
明日はとりあえず、みそ汁の具ってとこかしら。
旬の生わかめ。絶対おいしいから、食べてみてみて♪今しか食べられない、ヘルシーな味覚だよ。
アトピーのある乳幼児が乳製品を飲み続けること
私が会員登録している、会社の掲示板を、ピラピラ読みしていたら、「アトピーに効くものを教えて欲しい。」と言うスレッドが、たまたま立っていました。 登録のIDを入れて、わざわざ入室するタイプなので、商売の人があまり書き込みに来る場所ではないのですが、レスが付いていたものに目を通したら、自分が見てもらっている医院の名前を書き込んでいる人に交じって、特殊な加工を施した電子水や、お風呂に入れる薬剤でしょ。漢方薬に、青汁やら、乳酸菌などの各種サプリメントなどなど、薬剤や薬物ばかりを紹介するコメントばかりが目立ちました。
私の書いているメルマガを長く読んで下さっている人は、これらって、一時しのぎだったり、とりあえず臭い物にフタをしているだけの、単なる対処療法で、アトピー症状を根本から良くするための対策にはなっていないってわかって下さると思うけど、「アトピー」を良くする事って、結局、こんな風に、みんなが考えているんだなぁと、やっぱり悲しいです。
・・・と思っていたら、土曜版の朝日新聞の、「クリーンヒット」の欄に、アレルギー症状を抑える効果がある飲み物として、「インターバランスL92」が紹介されていました。
抗アレルギー効果は、確かに実証されているかもしれませんが、抗アレルギーの言葉だけに踊らされて、これを乳幼児に日常的に飲ませる親が、きっといるんじゃないかと思うと、気が重いです。
だって、アトピーのある乳幼児の中には、乳製品に過敏な子も多いし、今は、過敏というわけでなくても、幼い時期に、長く飲み続けさせることで、アレルゲンとなってしまう、かわいそうな子もいるはずです。
しかも、同じ成分の飲み続けで、幼子の未成熟な内臓に異変が起きたら、アトピーどころの心配では済まなくなってしまいます。
私はそれより、湿疹が早く良くなり、肌がきれいになるよう、ビタミン類や食物繊維を、食べ物から効果的に摂取する方が、乳幼児には、安全だし、確実に良くなるのになぁと、思うんだけどな。
でも、そんな話より、面倒は嫌だから、出来るだけ楽して治したいと、誰もが思っているところに、たくさんお金をかけて、大きな声で、「アトピーに効く」と、テレビや店頭で、繰り返し宣伝する声が、しっかり耳にはいっちゃうと、つい、みんなそちらに流されて、買っちゃうのよね。
大きな声で叫んでいることが、正しいとは限らないのに。
ささやいている声の中に、手間はかかっても、確実にアトピーが良くなるヒントが聞こえてくることも、あるんだけどな。
乾燥豆のこと&大福レシピ
アトピーっ子向け食材選びに、とても便利に利用していた、近所のお店が閉店してしまったので、先日、数年ぶりに、和菓子素材の専門店まで遠出して来ました。
実は、最近、気になっていたのですが、以前は普通のスーパーでもよく手に入っていた、小豆や白花豆のような乾燥豆類や、道明寺粉やもち粉のような、粉類をはじめとする、手作り和菓子用の素材が、少しずつ売り場から消えている様に思うのです。
それだけ食べられなくなってきたんだろうなと心配していたら、たまたまお目にかかれて、立ち話をした、専門店の店主さんも、消費が減っていることを心配されていて、日本の食文化を守りたいから、和菓子教室などを開きながら、なんとか使い方を広めようと、がんばっていると言われていました。
和菓子って、低脂肪でアトピーっ子向けだし、小豆のような豆類は、食物繊維が多い上に、栄養価も高いので、砂糖を入れすぎずに作れば、体にもいいおやつだと思います。
だから、こんなに簡単におやつに作れて、おいしいのにと言うのを知ってもらいたいので、メルマガでご紹介したレシピを、今回は掲載しますね。
マスコミ発信の情報に洗脳されて、ケーキやクッキーこそが、手作りおやつだなんて思わないで欲しいの。
私たちは日本人だから、小麦より、米や豆を活用してきた食文化が、遺伝子的にも体に合いますよ。アトピーを期に、自分たちの国の食文化に、興味や誇りを持ってね。
さて、蒸し器や鍋で本格的に作ると、もち類の後かたづけは、大変なんですが、レンジを利用すれば、短時間に出来て、気軽に挑戦できますよ。
今回は、簡単に作れるよう、市販のあんこを使いました。とりわけ過敏な子でない限り、国産小豆使用で、袋裏の表示に、原材料が「あずき・砂糖・食塩」とだけ書いてある商品を使えば、問題はないと思います。
アトピーっ子向けに、生地に砂糖を加えないレシピにしましたが、どうしても物足りない場合は、砂糖を大さじ 1〜2加えてください。
良質のもち粉を選んで作ると、かなりおいしいです。
★写真は、小粒のいちごを、あんこでくるんでから皮でくるみ、いちご大福にしています。
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◎「アトピー♪おいしーカレンダー3月号」より ・・・大福もち
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材料
白玉粉(出来れば、もち粉) 200g 水 220cc程度 あんこ 200g 塩 耳かき2杯程度 片栗粉 適量
作り方
・大きな皿に、片栗粉を底が見えないほど多めにふっておきます。
・あんこを8〜10等分に分け、丸めておきます。
・大きめのどんぶりなどに、粉、(砂糖)、塩を入れ、分量の水を加えて、大きめのスプーンなどで、よーーく混ぜ合わせ、すくって落とすと、トロトロ流れ落ちるような、なめらかで柔らかい生地にします。
・レンジでまずは、1分チンし、取り出して、よく混ぜます。
・また1分チンして、均等な固さになるよう、同様にしっかり混ぜます。
・ここからは、30秒ごとに取り出して、よく混ぜます。生地が透明感を帯びた色になってくるはずですから、よく見てね。
全体的にむらなく透明になったら出来上がりです。うちのレンジで、3分30秒ほどです。
最後は粘りが出て、かなり力がかかりますが、しっかり練って下さいね。どうにもも固くなりすぎたら、途中からでもOKですから、10〜20cc水を足して、全体をよく混ぜると柔らかくなります。
・片栗粉の入った皿に、出来た生地をスプーンですくって流し込みます。
・手に片栗粉を軽くつけ、生地を8〜10等分にし、1センチ程度の厚みの円形に伸ばしてから、あんをのせ、生地を引っ張るようにしながら、中央に生地を集めて丸くくるみ、指でつまむようにして合わせ、丸く大福型に加工します。
手にもちがくっつくようなら、一度片栗粉の上で、丸くなった生地を転がしてから、手で形を整えるときれいに出来ます。
●多めに作ったら、ラップなどで覆って、冷凍庫へ入れ、後日のおやつにしましょう。自然解凍すれば、作りたてのおいしさです。
●もちがついた、使用後のどんぶりは、水(出来れば、お湯)に、しばらくつけておくと、簡単に洗えます。
●レンジで作ると、早く固くなるので、出来たてを食べてみてね。ふわふわの大福もちです。子供に手元を見せて教え、あんこを包ませてあげると喜びますよ。
チクピー、ひよこ、ガンバルゾー・・・・っていえば何?
知っている人には、もう、何言ってンだと言うほど、ばからしい問題ですが、知らない人には、それなぁに?の世界ですよね。
答は、全て豆の名前です。しかも、同じ豆。一つの豆に、こんなにいろいろ名前が付いているのも、とっても珍しいですよね。
ヒヨコの頭の形に似ているから、ひよこ豆というのは、まだわかるのですが、じゃ、チクピーは、なに?鳴き声かぁ?と突っ込みたくなりますが、真相は知りません。
ガンバルゾーに至っては、お店で買うときに、「すいませーん。あの・・・ガンバレとか、うん、がんばるぞ なんて言う豆ありますか?」「はぁ?」なんて聞くシーンを想像すると、少し嬉しくて恥ずかしい。・・・あー、ないですか、さすがにそれは・・・。
実は、もうすぐ、アトピー♪おいしーカレンダーの発売日なのですが、今回は、豆料理も取り上げているので、書いた内容にミスいはないか、最終チェックをしている段階です。
最近店頭で、よくこの豆をよく見かけるようになったので、今回のメルマガのレシピにも加えてみました。
日本での知名度は今一つですが、こくがあって、クセがなく、とてもおいしいお豆さんですよ。
サラダにもよく合うから、肉料理のつけ合わせにして食べれば、食物繊維も多くて、消化も良くなりそうでしょ。
先日、撮影用に、チクピー豆をどっさり甘酢漬けしておいた物を、家族で食べていたら、突然、子供が、「あー、口を開けているのがあった。」と言うので、何だ、何だと見て見たら、なるほど、口を開けたヒヨコの横顔みたいな豆の姿が、おはしの先にありました。煮ているうちに、豆の先端が割れて、口のように見えていたのです。
さぁ、それからが大変!
家族みんなで、口を開けてる豆を捜しはじめ、あったあったとやり始めたのですが、何せ、豆は、限りなく丸い!
目を皿のようにして見つけた豆を、得意げに見せびらかそうと、はしの先につまんで持ち上げた途端、ポロリ・・・コロコロ。
テーブルの下には、悲しく口を開けた、ひよこちゃん達が、ゴロゴロ横たわる、無惨な夕ご飯となりました。あああ・・・。
フードショップウオッチング
きょうは、桜の花の塩漬けを探しに、ちょっと遠くのお店まで足を伸ばしてきました。ここは、業務用の食材を売っている大型食品店です。残念ながら、まだ入荷できていないと言うことで、涙をのんで帰りましたが、ここで品ぞろえを見ていると、珍しい食材にひょっこり出会ったりする発見があって、本当におもしろいのです。
きょうは、代わりに、いつもここへ来ると買って帰るビーフンをどっさり買い占め、(ここで売っているメーカーのは、本当に腰があっておいしいんです。小麦アレルギーの人に、ビーフンはお勧めのめん類ですよっ!)沖縄関係の食材も、いくつか買って帰りました。
沖縄そば、紅イモパウダー、ちんすこうの素などなど。
ちんすこうは、甘すぎて、油脂もたっぷり使っているから、アトピーっ子向きではありませんが、沖縄料理と言えば、豚肉と昆布。基本的に、アトピーっ子に優しい献立がいっぱいで、大好きです。
南国の沖縄の食文化は、私たちが一般的に考えている日本食とは全く別のものですが、簡単に、よその食材を手に入れることができない島国ならではの、独特の発達を遂げた、素敵な伝統食だと思います。
はじめて、沖縄の料理店で、中味汁という、豚の内臓を煮込んだ料理を注文したときは、食べるまで、えらい勇気がいりました。
食べてみたくて注文したくせに、何だと言われそうですが、何てったって、豚の腸なんて食べたことのないし、不気味にウネウネ汁の中で腸がのたくっているを目の当たりに見ると、恐れをなしてしまったのです。
もちろん、ここで逃げ帰る私ではありませんので、しっかり食べて、うまかったので、翌日は、何も知らない子供達にも食べさせておきました。
沖縄そばも、本土のラーメンに比べると、魚のだしがきいていて、とってもさっぱり。悲しいほどに、何杯でも食べられてしまい、困ってしまいます。
なかなか沖縄に、ホイホイ遊びに行けるほど近くもないので、沖縄料理もどきを、手作りで楽しむことにします。
あなたの住んでいる地域に、まだのぞいたことのない、大小のフードショップや自然食品店はありませんか?意外な食材が置かれていることもありますから、アトピーっ子向け食材を発見しに、出かけてみませんか?
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映画 「スーパーサイズミー 」 2005/02/27 19:23
映画、スーパーサイズミーは、3ヶ月間、マクドナルドの店内で売られている物だけを食べ続けたら、一体はどうなっちゃうの?と言う、驚愕の人体実験ドキュメント・・・らしい。
ズバリ、見たいです!
こんなメルマガを発行しいてる者として、見なくちゃいけないぞ!と思いつつ、たったの2週間の上映だったので、映画館ではみのがした
食べ物についていろいろ知識が増えると、このハンバーガのような、同じ食品の食べ続けって、本当に命がけだよなって、よく思います。
例えば、日本の外食で、代表的な食べ物と言えば、ラーメン。
日本人が大〜好きで、テレビで特集をやっていると、思わず立ち止まって見てしまい、おまけに、見終わったら、とにかく何でもいいから、ラーメン呼べる物を食べておかなくちゃと、衝動的に禁を破って、カップラーメンに手を伸ばし、お湯を注いだりしますよね。
あ・・・、それは、私だけですか?
あのラーメンなんて、化学調味料や油脂がたっぷり含まれ、おまけに味がしっかり濃くて、塩分も多そうだから、3食とも仕事で食べ続けている人は、命がけよねぇ。
でも、ラーメンよりさらに、ジャンクなフードは、ハンバーガー。肉とパン生地ばっかりで、野菜が極端に少ない。ファーストフード漬けは、野菜不足で、ミネラルや食物繊維不足への直線コース。
かなり栄養価が偏った献立であるハンバーガーを、甘いジュースやコーヒーで毎回食べるなんて・・・。一見、ばかなことをやっているようで、本当に命がけ。信じられません!
人の体は、自分に不足している栄養素を、無意識のうちに補おうとするそうです。私なら、カルシウム不足でイライラしたあげく、キャベツを一玉買ってきて、かぶりつきたくなる衝動に駆られそう。
だって、軟らかい食べ物ばっかりなんだもん。
歯ごたえのある堅い物を食べない事も、我慢ならないように思います。
おまけに、撮影が終わる頃には、舌がなじんで、食べないと中毒症状が出ちゃったりするんじゃないかと、それも怖いわ。
ドキュメント映画と言えば、ブッシュ政権を徹底的にコケにした、「華氏911」も記憶に新しいと思うけど、体を張った命がけの映画と言う点では、こっちも負けていないかもしれません。
さて、映画のエンディングは、どんな結末でしょうね。
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春の山と野草料理 005/02/06 13:16
郊外で催された行事に、子供と参加する機会があり、時間の合間に、田園風景が広がる土手の回りを、しばらく歩いてみました。
とっても、懐かしい。
雑草を踏みしめながら歩くのって、本当に久しぶりです。住んでいる近所は、どこもここもアスファルトで、たまに草の生えている場所があっても、そこは犬の糞がゴロゴロ。安心して歩けたものではありません。
2月とは言え、よく日の差す土手の回りには、もう、春の気配を感じさせる野草の若芽が、萌え出しています。
すると、無意識のうちに、目がオオバコやハハコグサなど、食べられる野草を捜していて、苦笑してしまいました。
そう言えば、最近忙しくて、全然子供と一緒にあるく機会がなくなっていたなぁと、しみじみ。
実は、食事制限で大変であったころ、野草の世界にも、足をしばらくつっこんでいました。昔ながらの食べ物の中に、何かヒントはないだろうかと、自然探索の会などに参加しながら、少しずつ野草に関する知識をつけていったのです。
食べ物の制限があって、何が心配かというと、成長期の我が子の体に、必要な栄養素が取れているかどうかと言うこと。
新芽を伸ばしたばかりの、春先の野草は、柔らかで食べやすく、今だけしかない栄養価が含まれていると聞きます。
ですから、3月頃にはよく、よく子供を車に乗せて、少し田舎の里山などに、小一時間ほどドライブして連れて行き、散歩がてら、山の中を歩いていったものでした。
今は食事に制限もないし、何を食べるとアトピーっ子の体にいいのかについて、かなり知識も付いてきたので、野草に頼らなくても何とかなりますが、当時は、本当に我が子の食生活を充実させるために、一生懸命だったんです。
さて、野草に話を戻すと、大抵の野草は、天ぷらにすると、それなりにおいしく食べられますが、天ぷらという調理方法が、あまりアトピーっ子向きでないことと、香りが強い食べ物も多くて、乳幼児向けの食材でないこともあって、そんなに今は、積極的に食べようとしていませんが、よもぎの葉を、いい時期に摘むことが出来たら、よもぎもちを作ります。
そして、春先の野山を、親と一緒に手をつないで歩いた、楽しい思い出は、子供達の心にしっかり根を下ろしていたようで、春先になると、山へ行かないの?とよく催促されます。
今年はずっと暖かかったので、もうそろそろ、子供達からそんな声がかかるかもしれません。
庭の梅干し用の小梅が、昨日、白い花を一つ咲かせていました。このまま春になるのかしら?
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国産大豆で手作りみそ 2005/02/02 09:40
うひゃ〜〜〜〜〜。 なんちゅー寒さでしょうか。寒いと急に動きが鈍くなる、トカゲ並の根性な私は、早くも、午後の買い物に、家から出る勇気をなくしてしまいました。・・・んなもんで、今夜は、乾物料理よぉ〜。ああ・・・。
ところで、先日書いた、さつまいも おじちゃんに、実は、大豆も、どっさりもらっていた私。
先日重い腰を上げて、ついに味噌作りをはじめました。
と言っても、最近はミンサーも使わずに、保温調理鍋で柔らかく煮たものを、ビニール袋ごと足で踏んでつぶし、こうじと塩を混ぜるだけで作っちゃうんだけどね。
実はおみそって、国産大豆と、いいお塩を買って自分で作れば、誰にでもおいしく作れちゃうものなのです。
2、3カ月から食べられるけど、梅雨をこす頃まで、かびを生やさずに、上手に常温で発酵させることが出来たら、とってもおいしい。←ちょっとコツがあって、難しいのですが。
1〜2月は、気温が低くて、失敗なくおみそが作れる絶好のチャンスです。
塩の加減や、混ぜ方など、本によってもいろいろ違うので、買い求めた「米こうじ」の袋の分量や作り方で、まずは作ってみるといいよ。
私は、実家に転がっていたカメをもらいうけ、今年も、それに詰めて、常温で発酵させていきますが、 場所がないという人は、タッパーでも作っているようです。冷蔵庫に入るサイズの、タッパーにつめておき、野菜室にいれて熟成させます。
「手前味噌」と言う言葉は、自分ちの味噌が一番おいしいだべ。と言う自慢話から来た言葉だそうですが、確かに、おいしくて、それはそうだべと実感させられます。
市販のおみそのほとんどは、輸入大豆で作られています。船便で運搬するときに使われる農薬も気になりますし、遺伝子操作大豆が混入している可能性も否定できません。
農薬の残留した作物も、遺伝子操作作物も、食べたからといって味が違うわけでも、病気にすぐなるわけでもありません。
私が怖いなと思うのは、遺伝子レベルでのお話し。
何にでも過敏なアトピーっ子が、たくさん生まれるのも、衣食住環境の変化から来ていることが大きいのなら、農薬や遺伝子操作の作物をなにげなく食べづけて、子供たちが、次世代に残す遺伝子に果たして支障はないのか?そこが気になります。
さらに深刻な、免疫の機能などに異常がある子供たち(私たちにとっては、孫の世代)が生まれてしまったら、・・・親として、自分の脳天気を、きっと悔やむと思うのです。
だから、おいしい上に安全な手作りみそがおすすめ。今のところ、遺伝子操作の心配があまりない、国産大豆と良質の塩で、ぜひ作って食べてみてね
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大好き!さつまいも 05/01/26 13:12
年末にも書いたのですが、私には、農作物を作るのがうまい おじがいて、年の瀬には、段ボールに二箱も、さつまいもをもらってしまいました。
アトピーで、厳しい食事制限を体験したことがある人ならよくわかるのではないかと思うけれど、さつまいもやカボチャは、お菓子も含めて、甘い物の制限が多いアトピーっ子には、とってもありがたい作物。
毎日食べて、新たなアレルゲンになってはダメだからと、これらにも制限が付き、週に1〜2回だけ限定で食べると言う生活をしていた頃も、一時期あったので、食べられる日は、本当に嬉しかった。
こんな状況は、戦時中の飢餓感にきっと似ているのだと思うけど、紛れもなく、豊かな現代のお話しです。
食べられない生活をしていた頃は、なんでこんな目にあうのだろうかと、つくづく情けなかったけど、「食べられない」を経験した上で、「食べられる」世界に戻ると、回りにいる子供達は、「自由に食べられる」はずなのに、おいしくて栄養価の高いさつまいもを、「食べていない」現実に気づかされるのです。
例えば、土鍋で石焼きイモにして作ると、蒸したときより、色も甘さも格段に違っていて、真っ黄色で、トロットロ!ねっとりとした舌触りと甘さは、もう、ただ事ではありません。
これが、どれだけ おいしいかっ!!
ところが、遊びに来ている子供に、おやつにどうぞと差し出せば、時々、「いらない」とか、半分食べて残す子がいて、驚かされました。
一つには食べ慣れていないということがあるのでしょう。
幼い頃に食べさせていないから、うまく唾液を出すことが出来なくて、モソモソして食べにくいのです。
また、塩味で十分おいしい食べ物なのに、普段から素材のおいしさを食べる生活をしていなすから、砂糖で甘〜く味を付けないと、おいしく感じられない子もいることでしょう。
さつまいものおいしさが、わからない。
豊かに物があふれている世界に住んでいるのに、これは、ちっとも豊かじゃない!
私には、そう感じられます。
で・・・おじちゃんのくれたさつまいも。
段ボール二箱なんて、とんでもない量ですが、蒸したり焼いたり、料理に使って、着々と減っています。
でも、これから寒くなると、あっという間に腐ったりもあるので、気が抜けません。
「ただいま。」と帰ってきたうちの子が、玄関を開けるなり、においに気づいて、「今日は焼きイモだ。やったぁ!」と、部屋に飛び込んで来る日が、もうしばらくは、続きそうです。
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食事制限は、損して得取れ!
きょうは、「アトピー♪おいしーカレンダー」の発売日でした。
毎回、送信可能な容量のギリギリまで、コツコツ書き込んでいるので、書き終えると、すごくやり終えたような脱力感があります。
んで・・・二、三日は、家事も手抜きで、しばらくブラブラしてしまうのですが、たまたま今回は、送信手配を終えて、確認メールをチェックしているときに、新しく購読してくれた読者さんからのメールが、ポンと一緒に飛び込んできました。
実は、新しく読んで下さる方が、何歳ぐらいで、どんな食べ物がダメなのかを、初回に、アンケートで送ってもらって、それもメルマガの参考にしながら書いているのです。
うちのメルマガは、じんましんなどのような、明らかに目でわかる異常反応を起こすことが多い、「卵と牛乳」を除去した内容で書いているのですが、実際には、米や小麦がダメな方も多いです。
今回の方は、入り干しまで「ダメ」にチェックが入っているので、本当に今、大変な状態だろうなぁと、お察しします。
我が家も、極限に近い除去を、一時期していましたから・・・。
15日は、やれやれ一仕事終わったなぁと、いつもは嬉しいのですが、メールを読んだとたんに、だしのあれこれや、もっと除去に配慮したメニユーにも、触れてあげようかとか、次の号で何か書いてあげられることはないかなぁと、ちょっと考え込んでしまいました。
アンケートには、相手のアドレスが載らないタイプを使っているので、直接のお返事が書けません。
申し訳ないので、ここで少し書くと、白身魚(出来れば養殖を避ける)を煮て、だしにしたり、干ししいたけや切り干し大根、金針菜のような、だしにもなる乾物を、時間をかけて水でもどすと、けっこう うま味も出ます。
その時に、値段が高くても、うま味のある自然塩などを使うといいですよ。
化学調味料に慣れた舌でも、6カ月もすれば、本来の味覚を取り戻してきますから、今はまずくて、悲しい思いをしながら作っているかもしれませんが、そのうち、塩や少しのだしだけで、おいしく食べられるようになるから、先のことは、そんなに悲観しなくて大丈夫よ。
でも、早く食べられるようになるといいですね。
うちはもう、除去もしていないので、何でも食べられますが、相変わらず、冷蔵庫に卵や牛乳が一週間以上ないときもあり、それでも全然、料理には困りません。
時には、忙しくて買い物に行けず、米と乾物くらいしかない日もあるのだけど、乾物って言っても、豆やこうや豆腐のような
たんぱく源が、それに含まれているから、栄養的には、なんの問題もなく、やっぱり食べる物には困らない。小麦での、粉もん料理も出来るしね。
食事制限は大変だけど、除去の時期があったことで、料理の幅が広がったから、しんどかったことも、今では元を取って、得に変えられたかもって、ここ何年も感じているくらいです。
だから、もうしばらくは苦労するかもしれないけれど、何年か後には、損して得取るアトピーライフを目指そうねっ♪
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