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 新築のアパートへの引っ越し 
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   住空間を考える  2    

 
 室内のハウスダスト、カビ、生き物のふけ・アカなどが、アトピーには良くない。これはたいてい
の方が、よくご存じの話です。

 さらには、住宅内装材や家具から揮発する ホルムアルデヒドや、衣服の防虫剤、ワックスなどの
ような薬品の揮発物が、呼吸することで体内に入り、アレルギーの原因物質となっている可能性も
ありますよね。

 このコーナーは、吸い込む刺激である、空気環境をより良くするために、どんな工夫や注意する
点があるのかなどを中心に書いています。


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新築のアパートへの引っ越し 
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 転勤シーズンですよね。

 我が家も今の場所に家を建てるまでは、2度引っ越しを経験しましたが、企業がらみ
の転勤は、とにかくあわただしいものです。短時間で次の引っ越し先を決め、子供の園
や学校の手配を済ませてで、もう、くたくたになりますよね。

 そこで、アトピーっ子向けの家の選び方について、少し書いてみたいと思います。

 避けたい物の一例としては、新築のコーポやマンション。見た目はきれいで、ダニ
やほこりもなさそうに思えますが、それよりもっと深刻な事態に直面する事が時にある
のです。

 それが、新築時の建築素材などから揮発する化学物質によって引き起こされるシック
ハウス症候群です。大人には何ともなくても、赤ちゃんや幼児、特にアレルギーの傾向
があるお子さんには、かなりのダメージを与える事があるので、気をつけてくださいね。

 私は以前、建築会社に勤めていましたので、個人が注文して建てる家に比べ、誰が住
むかわからない状態で建てる建て売り住宅や、出来るだけ安く仕上げたい賃貸しの住宅
へは、素人の目にはわからない部分で、ちゃっかり質を落として建てる現場を見てきま
した。

 安く買いたい、借りたいと相手が望むのですから、材料の質を落として、原料代を安
くするしかないわけです。板一枚とっても、一枚板の材木は高くて使えませんから、表
面に木目をプリントしたり、ごくうすく木を張り付けた合板が使われます。まがい物の
素材をたくさん使えば、ボンドや薬剤も多用され、揮発物質も増えると言うわけなんで
すよ。

 これは、安い加工品に、食品添加物がたっぷり使われているのと、同じ訳なんです。

 でも、食品添加物は少なくても、国の検査基準を満たして使用されているものですが、
建材やその施工については、いちいち建築後に審査の入る商品ではありませんので、そ
の安全性への不安は高くなります。

 しかも、困ったことに、新築したばかりでも、気温の低い冬は、さほど化学物質が揮
発せず、入ったばかりでは問題がない物件も、夏の気温の上昇とともに、あれ?おか
しいぞ??なんて事態もあり得るのです。

 とりわけ、室内の換気回数がどうしても少なくなる共働きのご家庭ではご用心!だっ
て、日中の気温の上昇で、揮発した物質が充満した室内で寝ることになるかもしれない
わけですからね。

 目に見えない物質なだけに、気づくのも遅れます。健康住宅をわざわざアピールする
物件は別ですが、そうでなければ、とりあえず建築後、数年はたった、中古の物件を押さ
えておく方が無難だと思いますよ。



     ◎アトピー暮らし・・・引っ越し先選びで


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 さらにもう少し、アパートなどを選ばれるときに、アレルギーがあるお宅だからこそ
気をつけておくといいかもという事を書いてみたいと思います。

・車の通りが多い道路に面していない住宅

 車がたくさん通る大通りや、国道のような道に近いところに建つ住宅は、排気ガス
の影響を受けやすいので避けておくのが無難です。窓を開けることで汚れた空気が入
ってしまうだけでなく、洗濯物に付着して影響を与えます。気管が弱い乳幼児は、花
粉症や喘息などを発病しやすくなります。

・湿気が少ない、二階より上の階を

 雨が多い地域に住まれるご家庭では、特に深刻ではないかと思いますが、一階は
地面から上がる湿気がいつまでも残るから、カビ対策の掃除や換気が大変です。かと
いって、必要以上に除湿器で室内を乾燥させると、幼い子のか弱く薄い皮膚はカサカ
サに。

日当たりがよく、風通しがよい住宅を

 これはアレルギーに関わらず、健康住宅の基本だと思います。どちらも、ダニやカビ
の発生を押さえるのに効果的。いくら掃除をマメにしても、住んでいる住宅の条件が
悪ければ、意味がありません。日当たりを良くするためには、備え付けの障子をはずし
てカーテン&レースにするのもgood!レースをつければ、窓を開けても花粉の侵入
をある程度カットする効果も期待できます。風通しがよい部屋のためには、対角線上に
窓があるか、最低でも二ヶ所以上の窓がある間取りがおすすめです。

・床の素材にも注意を

 ダニが繁殖しやすいカーペットは避けます。床の場合は、ほこりが舞い上がりやすい
ので、寝室はベッドがおすすめ。畳はほこりが上がりにくいのですが、日当たりが悪い
部屋に敷かれている場合は、避けるのが無難です。


※その他、引っ越しは、気づかないうちに、大変なほこりが出る作業でもあります。
おまけに、普段隠れている隅を掃除すれば、カビやら化学物質やらも、そこにどっさり
含まれているかも。ほこりに弱いママは、ぜひマスクを。そして、出来れば、赤ちゃん
をよそに預けたり、マスクが出来る年齢の子は、外で待たせたり、念のためにマスクを
着用させるなど、ほこり対策にも気を配ってあげてくださいね。

 
               


     冬の寝具の片づけ


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 もう冬物の寝具は片づけられましたか?

 我が家では、毛布やかけふとんなどを押入にしまう前に、一度洗ってからしまうよう
にしています。

 以前も書きましたが、かけふとんにはダニも多くて、アトピーっ子を刺激するので、
全て洗ってダニが落とせるよう、わざと薄手で洗える物を使い、その分多めに枚数をか
けています。

 洗った後は、よく干し、さらに、ふとん圧縮袋に入れて空気も抜けばさらに完璧。
次に使うときまで、ダニもほこりも付着しませんよ。



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   梅雨の頃の換気
             

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 メルマガでもたびたび、換気の必要性について書いていますが、これからの季節
は、特に気をつけて欲しいので、改めて書きますね。

 気温が高くて、雨が多くなって、湿度が上がる今の時期は、ダニやカビが繁殖し
やすくなります。また、新築や増改築の物件にお住まいの場合は、気温の上昇と共
に、揮発物質の発生も増えてきますよ。

  窓を開けて空気を入れ換えれば、真新しい部屋や家具から揮発する化学物質の
濃度をさげたり、部屋の隅のカビの繁殖を押さえたりする効果も期待できるので
アトピーっ子との生活に、部屋の換気は欠かせません。

 まずは、晴れた日には、しっかり換気やふとん干しをやっちゃいましょう。

 逆に、雨の日は、窓を長く開けておくと湿気も呼び込みますので、出来るだけ
対角線上の窓を一気に開けて、空気の流れを作りながら、短時間で換気するよう
にしてみてくださいね。

 窓数が少ない構造の場合は、窓を開けた状態の時に、換気扇もつけることで、室内
に風を呼び込む効果があるので、お試し下さい。

 まずは、朝起きてすぐに、寝室にしている部屋の換気を。

寝室は、人体から出る湿気もありますので、湿度が高くなりがちです。

 おまけに、寝室のふとんが湿気を吸えば、ダニやカビの繁殖を促進するので、
要注意ですよ。

 普段生活しているリビングがどうしても日中は目に付くものですが、まずは、
朝一番に寝室の換気をしたり、ふとんのメンテナンスをするのを日課にしてみま
せんか。

お仕事で出かけて、日中 部屋を締め切ってしまうお宅は、朝と帰宅時の、
最低二回は、ちゃんと窓を開けましょうね。

 また、ふとんは、寝ているときに背中がのる部分に湿気がよくたまるので、ベットで
寝具は敷きっぱなしと言う場合も、ふとんを半分に折りたたみ、裏面に風を通す
ようにしておいて下さいね。

 子供用にマットレスを使われる場合は少ないと思いますが、これも同様で、
立てかけるなどして、ベッドの床面に風を通しておきます。

 また、押入にしまう場合も、湿気た状態で押し込んでしまうと言うだけのこと
なので、ふとんの湿気は残りますから、押入の扉を開けたままにしたり、除湿剤
や除湿器などで湿気を減らす工夫を。

 我が家では、ベッド下に調湿用の室内炭も置いています。

 もちろん、空気清浄機やふとん乾燥機も上手に利用してみてくださいね。

梅雨の時期の生活については、こちらへもどうぞ



  暑い頃の寝室メンテナンス


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 また、二階が寝室になってる場合は、屋根からの熱で、室温も上がっている上に、
空気環境がよどんでいるわけですから、アトピーっ子には、大変な不快要因です。

 夕方あるいは、寝る少し前には、一度、窓を開けに二階へ上がり、空気を入れ換
えて、風を通す習慣をつけてね。暑ければその後で、クーラーで室温を調節するよう
にしましょう。

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  殺虫剤や虫除け薬に注意


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 暖かい地方では、蚊のような虫の害もそろそろ気になるのではないでしょうか。

 テレビでも、もうすぐ、蚊取りマットや、防虫スプレー、殺ダニ剤、虫除けグッ
ズのCMが、にぎやかに始まり、蚊やゴキブリ、ハエを殺したり、駆除したりは当た
り前、しなくてはいけない・・・と言う感覚が、ごく自然のこととして、日本に暮
らす私たちのイメージに刻まれていきます。

 ところが、過敏な人にとっては、蚊取りマット程度の薬剤でも、つけっぱなして
閉めきった状態の部屋で眠ると言うことは、大げさに言えば、薬物に汚染された
空気が充満している部屋で過ごすことに他ならないのです。

 実は、私自身も、のどが痛くて、違和感を覚えてしまう一人なのですが、大人の
私がこうなら、吸い込んで体内に入ってきた薬物を、うまく無毒化できにくい赤
ちゃんにとっては、かなりのダメージになることも想像できます。

 蚊取りマットを置くより、蚊帳(かや)を使うなど、より自然な方法で、虫を防
ぐやり方を考えてみませんか?

 先日、ホームセンターの売り場を除いたら、虫除け効果のある花の飾り物を見つ
けました。実におしゃれな商品でしたが、四方1、2メートルを、虫が寄りつかな
くなるほどの強さの薬物が揮発する商品を、玄関先に置くことが、果たして、赤ち
ゃんの体にとって、いいことなのでしょうか?

 冷静になって考えたら、なんだか怖い気もするでしょう?

 虫を殺す薬品は、虫のように弱い立場の幼子や過敏な体質の方に、影響を与える
場合があります。出来るだけ薬に頼らず、自然な方法で、虫対策を考えてみましょ
うね。


 蚊取りグッス


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 蚊取りグッズについての私の考え方を、もう少し詳しく書いてみますね。

 蚊取りグッズを付けたまま寝ると、私は翌朝、のどがイガイガしたりして、調子が悪
くなります。

 蚊取り=殺虫ですから、これも間違いなく殺虫剤の一つです。スプレー式の殺虫剤は
室内で使っていなくても、蚊取りグッズを付けて寝るというお宅は多いのではないでし
ょうか。

 例え殺虫作用が穏やかで、多くの人には何ともなくても、過敏な人や薬物に弱い赤ち
ゃんには刺激になる。それが化学物質過敏症というものです。

 どうしても蚊取りグッズは必要ですか?CMに踊らされていませんか?

 そもそも、考えてもみてください。サッシが普及して、これだけ機密性がよくなった
のにそんなに大量の蚊が、室内に飛び込んでくるものでしょうか?たかが一匹の蚊のた
めに、薬剤をずっと吸い続ける生活は、不健康です。

 それに気づいてから、うちでは、蚊取りグッズを止めました。入っているのに気づい
たら、家族みんなで大騒ぎして、パチンとやっちゃいます。

 蚊をつぶすのが怖いから、蚊取りグッズを使うと言うママもいるかもしれません。で
も、本当に怖いのは、長年使い続ける薬剤の方ではないかと、私は思いますよ。



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   ダニの燻蒸剤について


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 先日、殺虫剤について書きましたが、「ダニに効く」と言うコピーで、バル○ン
のような燻蒸剤のCMも、たくさん流れる時期となりました。念のために、ここで
一言触れておきたいと思います。

 例え薬剤でダニは死んでも、死体やその破片を吸い込む事でも、アトピーは悪化
しますから、薫蒸しただけでは、もちろんアトピーは良くなりません。

 ところが、「ダニに効く」=「アトピーにいい」と言う風に聞こえてしまうのが、
このCMのすごくて、怖いところです。

 おまけに、虫を殺す薬は、内蔵の機能が未熟で、毒物を体内に取り込んでしまう
可能性が高い赤ちゃん、とりわけ、万事に過敏な、アトピーぎみの赤ちゃんには、
有害である可能性もあります。

 赤ちゃんは、食べ物より化学物質で、アトピーを発症している割合の方が高い
と言う報告も読んだことがあります。

 どうぞ、燻蒸剤に限らず、赤ちゃんが過ごす家庭内で、不用意に家庭内薬品を使
用しないよう気をつけてあげて下さいね。
     





   新装開店の店舗や病院なども気をつけてね。

 例えば、新装開店のお店や病院に入った途端、ツーンと来る異臭を感じることはありませ
 んか?

 また、そんな異臭を感じた場所へしばらく滞在しているうちに、何となく気分が悪くなったり
 頭痛が起きた経験はありませんか?

 ある意味、自宅より店舗の方が、より化学物質がたくさん充満しているように思います。

 と言うのも、店舗は、出来るだけ工期を短縮して、早く利益を上げようとしますし、粗悪な素
 材でもいいから、とりあえず外見が立派に見える建物にして、建築単価を安く仕上げようと
 するものです。

 内装仕上げの壁紙やそれを壁に貼る接着剤まで、単価は様々ですが、安全なことより、安
 価なことや、たくさんの方が集まる場として、頑丈であることを優先して建築素材を選ぶこと
 が多いと思います。

 おまけに、出入り口以外に窓がなく、換気が十分でないことも、化学物質が充満しやすい
 理由としてあげられるでしょう。

 また、建築後、すぐにOPENするために、化学物質が盛んに揮発している状態のまま、客を
 店舗に入れることになり、よけいに強烈な異臭がします。

 こんなお店や店舗は、とりあえずしばらく避けるのが賢明です。化学物質にもよりますが
 数ヶ月から二年くらいで徐々に揮発し、体に影響を及ぼすほどの量は出なくなっていくと
 言われています。


普段、家の中を健康に保つために、いつも気に掛けて欲しいこと


 ・空気環境を改善するために、日課として心がけて欲しいのは、換気の習慣です。

 朝起きてすぐ、寝室にしている部屋の換気もお忘れなく。お仕事で、日中 部屋を締め切ってしまうお宅は、
朝と帰宅時の、最低二回だけでも、ちゃんと窓を開けましょうね。

 換気のコツは、ただの5分でもいいから、
一度にたくさんの窓を一気に開けて、部屋全体に風が吹き抜ける
 ようにしてあげる
こと。エアコンに、空気清浄機能が付いている場合も、性能を過信せず、とりあえず換気し、
 それから使用するようにした方が効果的です。

 窓数が少ない構造の場合は、窓を開けた状態の時に、換気扇もつけることで、室内に風を呼び込む効果が
 あるので、お試し下さい。

 リビングばかりに関心が向きがちですが、タンスや荷物を置いている部屋も、定期的に空気を入れ換えて
 あげましょう。

 ・日光で殺菌しましょう。

 お勤めで終日お留守にされているお宅では、忙しくて、寝室のカーテンを開けないまま出勤されたり、防犯の
ために、シャッターをおろしたりもあるかもしれません。

 ただ、カーテンやシャッターを開けて、日光を室内へ差し込ませるようにするだけでも、室内を乾燥させたり、
紫外線で消毒する働きが期待できます。とりわけ、就寝中の汗や呼気で湿りがちな寝室を、終日薄暗い状態
の部屋にしないよう気をつけましょうね。

 ・湿度計やクーラー、空気清浄機を活用しましょう。

 実は、気温が高いだけでは、ダニもカビも繁殖することが出来ません。換気によって湿度を下げることが、
 空気環境の悪化を防ぐことにもつながるのです。

 そこで、ぜひ、湿度計を目に見えるところにおいて、室内の湿度にも関心を払いながら生活するように
 心がけてみましょうよ。湿度が60%を越えてしまうと、要注意です。

 雨が続くときは、窓を開っぱなしておくことで、かえって湿気を呼び込むことにもなります。最低限に通風を
 はかったら、後は、クーラーの除湿機能や除湿器を利用して、除湿に努めてくださいね。

 また、たばこを吸う、お線香をつける、新築・増改築で、化学物質の揮発が気になると言う場合には、空気
 清浄機もぜひ用意して、空気環境の改善に役立てて下さい。

住宅について
             

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 家族が増えるときって、住まいを考える時期でもありますよね。ところで、アト
ピー症状と住宅環境には、大きな関係があると言うことはご存じでしょうか?

 いくら掃除に力を入れても、日当たりが悪かったり、風通しが悪い家に住んでいた
ら、ダニやカビは、どうしても繁殖しやすくなりますし、交通量が多い道沿いに住ん
でいる場合は、排気ガスの影響で、空気環境が悪化して、ぜんそくや花粉症のような
症状が出やすくなります。

 実は私、住宅メーカーに勤めて、リフォームなどを担当していました。そのうち、
すっかり住宅オタクになっちゃって、ついには、自宅まで建てちゃったのです。

 その建築のコンセプトは、ズバリ!アトピーっ子の体に優しい住宅!!

 化学物質の揮発が少なくて、ダニやカビが繁殖しにくい家が欲しくて、あちこち出
向いて調べ回り、とうとう、身の程知らずな買い物をしましたよ。

 引っ越しも新築も、大変なエネルギーが必要で、急に変えられるものではありませ
んが、少し先に必要な知識として、知っておくといい事ってたくさんありますよ。

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  日当たりのいい家にするために出来る工夫について  



 まず大切なのは、日当たりです。南面から安定した光が射し込めば、ダニやカビの
繁殖を防いで、アトピーっ子に快適な生活環境を提供してくれますよ。

 それにはまず、玄関の位置から考えていきます。

 玄関を南に取れば、庭の花がおしゃれにお客さんを迎えてくれ、入ってすぐが明る
く、いい印象を人に与える一方で、一番日当たりがいい南に面した部分を、広く部屋
として取れなくなる欠点があります。

 玄関の形状によっては、二階の窓の大きさが小さくなったり、ふとんを干すための
ベランダや手すりの設置が出来なくて、その意味でもマイナス。

 アトピーっ子に快適な住まいを用意するには、まず、日当たりの良い部屋と、風通
しがいい大きな窓を確保するために、玄関が南に向くのを避けて設計をお願いしまし
ょう。


  ◎  窓サイズを変えて、風通しの良い家を  ◎
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 窓のサイズによっても、風通しの良さはずいぶんと違ってきます。風通しの良い家
は、換気がしやすく、ダニやカビが生えにくくなりますよ。

 ただ、窓が大きいと、建物の強度が下がってきますし、二階の窓は、屋根の形状に
よって、サイズに制限がありますので、よく設計士さんとご相談くださいね。

 二階の場合、予算が余裕があれば、南に面した窓を、床まで続く「掃き出し」と呼
ばれる扉状の大きなものに変更して、出入りできるようにし、外にバルコニーを付け
るのがおすすめ。

 風通しをよくするだけでなく、アトピーっ子に欠かせない、ふとん干しが楽にでき
て便利です。

 もし予算的にきついようなら、せめて、ふとんの重量を支えることのできる「手す
り」を、南面の窓の外へ付けておきましょうね。見かけはおしゃれでも、「フラワー
ボックス」では、ふとん干し用には、不便です。

 通常の窓を、バルコニー付きや手すり付きの窓に変更してもらうと、プラスのお金
がかかりますが、どのメーカーでも、取り付けは可能だと思うので、聞いてみてくだ
さいね。


瓦について

 家を建てる時は、いくらかかったかが一番気になるところですが、ここで、一体、何年使え
る買い物をするつもりなのかについても、一度考えてみて欲しいな。少しくらい高くついても、
長く使えるなら、住んだ年数で、わり算してみたら、結局お得になっちゃう場合も、住宅の場合
は多いんですよ。

 わかりやすい例として、瓦について少しふれてみます。

 我が家では粘土が素材の日本瓦を使っていますが、坪単価の安い規格住宅で使われる
機会が多い、スレート瓦に比べて値段が高く、予算は、数十万のUPとなりました。

 ああ、高いから、ヤメヤメ・・・と、普通ならすぐ、こう考えてしまいがちですが、
続きがあるんです。

 つまり、粘土瓦は、台風などで落下物がぶつかる、巨大地震にゆすられるなどの、激
しい衝撃を受けなければ、半永久的に使用できる建材です。もちろん、焼き物ですから、
色落ちするという事もないので、屋根塗装は不必要。その他の、屋根のメンテナンスも
ほとんど必要ないのです。

 逆に、プレハブ住宅でよく採用されているスレート屋根の場合、安価で軽量なため、
建物への負担が少なく、地震にも強いというメリットがありますが、5〜10年で色が
あせ、そのたびに、塗料の吹きつけが必要となります。

 仮に、粘土瓦とスレート瓦の差額が30万なら、その後の一回の再塗装で、差額と同
じぐらいの金額が工事費として必要になってしまうのです。

 さらに年月が過ぎれば、再再塗装がまた必要になりますし、お金の余裕がないからと、
全くメンテナンスをおこなわずに放置すれば、皮膜がはげて、瓦がボロボロになってし
まったりする場合もあるのです。

 そんな時は、さらに痛いことに、差額の2〜3倍の費用を出して、今度は瓦の葺き替
えが必要になってしまいます。とほほ・・・。

 一見、安く思えるスレート瓦ですが、こんな話を聞いてしまうと、長い目で見て、ど
ちらが安くて、安全性が高いのかは、一目瞭然ですよね。将来、化学物質の揮発を気に
しながらの塗装をしないで済む、昔ながらの屋根素材が、アトピーっ子にはおすすめだ
と思いますよ。

出産する医院は


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 先日、婦人科健診に行ってきました。年に一度、必ず行きます。

 沈黙の臓器と呼ばれる肝臓同様に、子宮も出産時の痛みを和らげるために、生理的に
ある程度鈍くなっている臓器ですから、調子が悪くなる頃には、もう手遅れ・・・怖っ!

 本当は、恥ずかしいからイヤだけど、幼い子供のために、もう少し健康な母親でい
たいから、30歳越えたら、みなさんもぜひ!こちらでは、11月までが、健診期間です。

 ところで、いつもの産婦人科に入った途端、鼻をくすぐるような違和感と、微量の薬
品臭。増築して、内装も変えたようです。

 私は化学物質に昔から敏感だから、空気に違和感があると、すぐ鼻に来るし、もう少
し揮発しているところでは、長く過ごすと頭が痛くなります。

 きっと、ママは平気でも、生まれたてで、外界の環境に適応できるほど、体の機能が
十分に働いていない、新生児には、かなりの刺激となっていることでしょう。

 今は、体に優しい建築素材も選べるようになりましたが、やはり商業施設である病院
では、短期間に、経費を落としながらの建築が多いので、ボンドや合板を多用しながら
の工法を選ぶことがほとんどだと思います。

 出産するなら、新しい病院や増改築したきれいな病院より、築5年は経った建物が
絶対マル!病院で新生児が過ごした一週間を、後で後悔しないためにも。

 もっと換気を
             

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 メルマガでもたびたび、換気の必要性について書いていますが、暑い時期は、
特に換気に気をつけて欲しいと思います。

 気温が高くて、雨が多くなり、湿度が上がる今の時期は、ダニやカビが繁殖し
やすくなります。また、新築や増改築の物件にお住まいの場合は、気温の上昇と共
に、揮発物質の発生も増えてきますよ。

 まずは、朝起きてすぐに、寝室にしている部屋の換気を。お仕事で、日中 部屋を
締め切ってしまうお宅は、朝と帰宅時の、最低二回は、ちゃんと窓を開けましょうね。

 換気のコツは、ただの5分でもいいから、一度にたくさんの窓を一気に開けて、
部屋全体に風が吹き抜けるようにしてあげること。

 窓数が少ない構造の場合は、窓を開けた状態の時に、換気扇もつけることで、室内
に風を呼び込む効果があるので、お試し下さい。

 また、二階が寝室になってる場合は、屋根からの熱で、室温も上がっている上に、
空気環境がよどんでいるわけですから、アトピーっ子には、大変な不快要因です。

 夕方あるいは、寝る少し前には、一度、窓を開けに二階へ上がり、空気を入れ換
えて、風を通す習慣をつけてね。暑ければその後で、クーラーで室温を調節するよう
にしましょう。



 芳香剤より換気を

 そろそろ梅雨入り。雨が続くと湿度が増して、かびやダニが繁殖しやすくなります。

押入などの除湿剤を点検し、必要に応じて、除湿器やクーラーでも除湿してみてね。
そして、晴れ間が出た日には、しっかり窓を開けて、風を通してください。

 市販の芳香剤や消臭剤でごまかしても、アレルゲンは減りません。それよりむしろ、
においが消えることで、カビなどの雑菌が繁殖するときの、においに鈍感になります。

 室内に通す風は、室内の空気を入れ換えて、雑菌の繁殖を防ぎ、室内を、ほどよく乾燥
させますし、カーテンを開けて取り込む日光は、室内を、乾燥&紫外線殺菌してくれます。

 だから、ちゃんと換気された部屋は、そもそも臭いません。

 外から帰って、部屋に入った途端に、むっとするにおいはありませんか?空気が重く
感じたり、いつもと違うにおいを感じたら、におい=雑菌の繁殖ですから、薬でごまか
さず、まずは換気。

 そして、においやほこりのような、空気環境に敏感になるよう、神経をとぎすます
クセを付けておきましょう。きっとお子さんの体のために、役に立ちますよ。


収納タンス

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 お子さんの衣類の収納は、どんなところに入れていますか?
木製のタンスは、見た目が立派で素敵だけれど、暖かかくて、湿気が多い季節には、ダニが気
になります。

 出来るだけダニが住み着けない収納は?と言えば、プラスチック製の収納容器が一番です。
少し見た目は悪くなりますが、こっちがおすすめ。

 引き出しの前後を入れ替えるだけで、衣替えが終了するような、奥に二列になってい
る商品なら、衣替えの時の綿ぼこりも出にくいから、よりアトピーっ子向けです。