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 金属アレルギー 

 芳香剤より風と光を 
 
 二階や二段ベツトで


  


 アトピーと、もっと上手につき合っていくために、生活の中で
 出来る工夫って、実はたくさんあるんですよ。
 
 ちょっとしたコツや工夫をここから見つけてくださいね。



スキンケアについて  かゆみについて  生活全般で  暑い頃に 寒い頃に 季節の変わり目に 


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暑い頃に
  
暑い頃ならではのケアのコツや、生活で出来る工夫について載せています。  
              ・  ・ 
 夏の食べ方については、こちらから

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    ベビーカー&チャイルドシートと汗っかき


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 暑い日に、車やベビーカーで、お出かけする機会も多いことと思います。

 乳幼児は汗かきだから、そんな時に、じっとベビーカー&チャイルドシートに乗せて
おくと、背中に大量に汗をかくことがあります。

 そのままほっておくと、肌が弱いアトピーっ子の場合は、よく背中が赤くなりますし、
さらには、あせもがひどくなってしまうこともあるので、帰宅されたら、背中の様子を
まず見てあげましょうね。それから、必要に応じて着替えさせたり、ぬらしたタオルで、
優しく汗を押さえるように ふいてあげて下さい。

 また、下着を着せることでも、汗の刺激は減らすことが出来ますよ。Tシャツも綿
だから、下着はいらないと思うママもいるかもしれませんが、肌着の綿と、Tシャツの
綿では、肌へのあたりも、汗を吸い取る快適さも、全然異なっていますので、肌が荒れ
た子ほど、下着には、気を使ってあげて下さいね。

 私は、汗の季節にはよく、衣類と車の背もたれの間に、綿素材のタオルを、1センチ
くらいの厚みにはなるよう、折り畳んで しわを伸ばしながら、はさんでやりました。

 幼児には、長めにたたんで、首の部分から、半分だけを、下着の下へ入れておき、
残りを背中に垂らすと言う事もやります。

 これだと、下着の下にタオルを入れるので、車から降ろすときに、スッと抜き取るだ
けで、衣類の背中に汗が残らず、快適ですよ。

 ただ、肌が弱いお子さん達ですから、肌に当てるなら、柔らかいタオルを。中には、
タオルの起毛も刺激になる子もいるかもしれないので、様子を見ながらお試し下さい。

 また、専用の保冷グッズも今は出ています。赤ちゃんの場合は、冷やしすぎが気にな
るので、専用グッズだから大丈夫だなんて思わずに、はじめて使われる場合は、厚めに
タオルを敷くなどして、冷却の度合いを押さえ、よく様子をみながら使用してあげてね。

 ベビーカーの紫外線カットカバー   ベビーカー用保冷剤

   帰省
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 お盆休みに、だんなの実家へ帰省して泊まるというお宅も多いことでしょう。

 孫と息子の到着を心待ちにしているじじ、ばばのため、帰省するのは、嫁としては当
然の勤め(トホホ・・・)といったところかしら。

 ところで、帰省して一番に困るのは、泊めてもらう部屋のことです。

 泊まった途端に、湿疹やかゆみがひどくなった。咳が出る。など、今までトラブルは
ありませんでしたか?

 食べ物については、事前に調理したものを持っていったり、現地で調達して、自分で
作るなど、多少は手の打ちようもあるのですが、部屋となると選ぶことが出来にくいも
のです。

 普段使われていない部屋、普段使用していないふとんをお借りするわけですから、当
然ほこりっぽいし、ふとんはダニも気になる。たばこや猫などの動物が原因で、悪化す
る場合もあるかもしれません。

 そう言う私も、実家に帰った途端、鼻水が噴き出して、苦しかった時期があります。
実家は共働きで、掃除が行き届かない上、室内で猫を飼っていたからです。

 ですから、夜中に車で到着して、さあ寝ましょうかをやっちゃうと、アトピーでつらい
時期には、ちょっと心配。

 敏感なアトピーっ子のためには、事前に、お部屋の掃除を済ませておく事も必要です。

 でも、実の親ならまだしも、親とは言え、義理の親子の関係なら、事前に細
かく、掃除はこうしてくれとかは、とってもじゃないけど言いにくい。
 
 そこで、予定を何とか早めて、昼頃に現地へたどり着き、じじばばに孫を遊ばせておい
て、せっせと、自分で気の済むまで掃除するのも、一つの手だと思いますよ。

 「泊まるだけでも手間をとらせるので、部屋の準備は、私がしますから。」とか何とか
上手に話して、掃除しちゃいましょう。出来れば、布団も干せたらいいですね。


   帰省の心構え
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  運の悪いことに、一歳前後の赤ちゃんの頃は、一番よく目立つ、顔の部分に湿疹がひどい
場合が多いので、むこうのご両親は、会った途端に、まず、びっくりされるかもしれません。

 本当はそんなに深刻な状態ではなくても、見た目が悪いければ、事情を知らない親達は、かわ
いい孫を心配して、つい、よけいな一言を言ってしまうものです。
 
 久しぶりの帰省で、親達に言われそうなことを、心の準備のために、先に書いておきますね。

 思わず、「まぁ、かわいそうに。」と、かなりの確率で言われるでしょう。

 「少しくらいは食べても大丈夫じゃないの?」と、より お節介な事を言いはじめるジジババが、
5、60%。

 実際に、こっそり食べさせてしまう、とんでもないジジババも、2、30%くらいの確率で出現する
んではないでしょうか。

 あなただけじゃないよ。もっとひどい言われ方で、心に傷を作るママも、たくさんいます。

 だから、もし言われてしまっても、自分が育児の能力がない、ダメな嫁だと責められた
みたいに感じて、心を痛めちゃだめよ。みーんな、同じようなことを言われて、落ち込むのです。

 私の場合は、実家の親に、さんざん そんな言葉で痛められ続けてきました。実の親だ
けに、遠慮がないから、言うことがキツイのなんの。精神的に追いつめられましたって。

 でも、冷静になってよく考えられるようになったら、ジジババが、無条件で孫がかわ
いいのもよくわかったから、つい、「かわいそう」と口に出るくらいは、聞き流してあ
げたらいいのにと、今は思えるの。

 ジジババとのつき合いは、今始まったばかり。これから長くつき合う相手と、感情的
になったら、その後が、つらくなるばかりです。

 決して、嫁を責めようと言う、意地の悪い気持ちで、こんな言葉を口にするんじゃないの
だからと、煮えくりかえる胸の内に言い聞かせて、気持ちを静めてね。

 「何食べさせているの?」これも、孫がかわいいから、ついでる言葉です。

 もしも聞かれたら、「医師の指導を受けながら、昔から栄養があると言われている物
を、手作りして食べさせています。ちゃんと栄養も摂れているから、安心してください。
むしろ、甘い物ばかり食べさせたり、インスタントで済ます子より、健康で元気に育つ
そうですよ。」と、多少はウソでもいいから、安心させてあげられる答えをどうぞ。

 ただし、「少しくらいはいいでしょう。」と、子供に食べさせようとする時には、きっぱりと、
「治療中で、過敏な時期なので、少しの食べ物に反応して、ひどく悪化することもある
そうです。どうぞ食べさせないでください。」と、お断りを。

 赤ちゃんの顔の湿疹は、そう長く、同じ状態では続きません。次に帰省するときには、
きっともっと良くなっているお子さんが多いと思いますので、嫌な言葉を耳にしても、笑顔で
返答できる、心のゆとりを持ってくださいね。

 言われるぞと思って帰省し、実際に言われたら、おっ、キタキターーー♪とばかりに、少しは
うまく、ジジババに、アトピーのことを話せるといいですね。


甘い飲み物

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 暑くなってくると、飲み物や冷たい食べ物の量が増えてきます。でも、甘い飲み物で
砂糖を取りすぎる生活は、腸壁を荒らし、アレルゲンを取り込みやすくしてし
まいますから、気をつけてくださいね。詳しくは、こちら

    海水浴
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 子育てに慣れていない頃には、肌の弱いアトピーっ子のスキンケアは、なかなか難しくて、
夏の暑い時期は、ちょっとの不注意から、あせもだらけにしたり、お尻がかぶれたりが、しょっちゅう
ありました。

 それにプラスして、アトピーでかゆかったり、湿疹が出たりするわけですから、湿疹もあせも
も、区別がつかない新米ママは、もう訳が分からなくて、お手上げ状態になってしまいますよね。

 それらの皮膚トラブルを、まとめてすっきりさせてくれる方法の一つとして、おすすめなのが、
殺菌作用もある海水に浸してあげること。そう、海水浴です。

 メルマガで三回に分けて書きましたので載せてみますね。

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 まだ子供たちが幼児と呼ばれていた頃、夏になると、毎週のように出かけていったの
が海水浴でした。

 家から車で30分もあれば、海岸に到着という、なかなかの好条件があってのことと
は言え、時には、週に二回も行っていました。目的はもちろん、湿疹の改善のため。

 そもそものきっかけは、海辺育ちの父が、上の子の湿疹を見て、「こんなのは、海に
つけておけばすぐ治る。あせもでもおむつかぶれでも、そりゃ何でも、昔は海につけて
治したもんだ。」と、豪語したことからでした。

 「そんな、あほな・・・」と、思ったものの、海水浴療法も実際にある事だしと、ダ
メ元でしばらく通ってみたら・・・あれ?・・・良くなりました。

 と言うのも、子育てに慣れていない頃には、肌の弱いアトピーっ子のスキンケアは、
なかなか難しくて、夏の暑い時期は、ちょっとの不注意から、あせもだらけにしたり、
お尻がかぶれたりが、しょっちゅうだったのです。

 それにプラスして、アトピーでかゆかったり、湿疹が出たりするわけですから、湿疹
もあせもも区別がつかない新米ママとしては、もう訳が分からない状態でした。

 それらが、殺菌作用もある海水に浸してあげることで、ある程度引いてすっきり。

 とりわけ、あせもには効果的でしたよ。

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 海水浴と言えば、泳ぐと言う感覚かもしれませんが、我が家の場合は、温泉に湯治に
行く感覚で海に行っていましたので、やることはもっぱら子供たちの漬け込みです。

 ついでに泳げるようにしてやろうなんて、あまり欲を出さない方が、皮膚の焼けすぎ
によるダメージを防げますよ。

 まずは、紫外線が強烈に当たらないよう、朝か、3時過ぎての夕方を選んで海へ。

子供たちには不要な日焼けをしないよう、つばの広い帽子をかぶらせ、幼児や赤ちゃん
は、Tシャツも、着せたまんま海に入れてやります。

 水着を着せる場合は、紫外線が強烈に当たる肩の部分にだけ、日焼け止めを付けたり
もしました。 

 赤ちゃんの場合は、おむつかぶれのお尻をつけてあげるのが目的ですから、肌に悪そ
うな化繊の海パンをはかせるよりも、何も付けなくていいかと、下は、丸出し。上着を
着てお尻を出した、とんでもない格好にしてしまいます。

 こんな格好で、体を持つか、だっこ、あるいは、浮き輪に入れて海に出て、嫌がらな
ければ首のすぐ下まで、時々、海の中につけた状態で、子供を飽きさせないよう、話し
かけたりしながら、20分ほど親が水中ウオーキング。子供がのっかった浮き輪のひも
を引っ張りながら歩いていると、気分は牛飼い。肩やあせもの首筋など、海水がかから
ない部分にも、時々海水を手ですくってかけてやります。

 幼児など自分で勝手に遊べる子は、出来るだけ体が海に浸されている状態になるよう
に、上手に誘導して遊んでやります。

 その後、陸に上がり、パラソルなどで日陰を作った場所で砂遊びをしたり、日陰の岩
場で、しばらく磯遊び。海から日陰に移ると寒いので、上着を掛けてあげた方がいいし、
何もはかずに砂に座ると、砂の中の虫に刺されたりもあるので、何かはかせたり、敷物
の上に座らせてやります。

 飽きたらまた海へ。途中でおやつなどもはさみながら、海水につけて、乾かし、また
つけて・・・のパターンを何回か繰り返します。

 海に親と行けて楽しかったと言う、心理的な効果も大切ですから、例え治療が一番の
目的でも、海だからこそはずむ会話や遊びを、しっかり心がけてあげてくださいね。

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 今まで書いたことも、少し加えながらまとめてみましょう。

 海水には、殺菌消毒の効果の他にも、ミネラルをはじめとする、自然界のいろんな成
分が溶け込んでいるので、それに子供を漬けてやることは、肌にいいようです。

 実際に海水を利用した治療も行われていますし、うちの子にとっても、皮膚を潤し、
肌を鍛えるために、海水浴は有効でした。特に良かったのが、あせもへの効果。

 あせもが引くことで、「アトピーの湿疹+あせものダブルパンチ」で、かゆかったり、
ブツブツしていた肌が少しすっきりして、薬を塗る量がぐっと減りました。

 ただし、紫外線が強い季節ですから、海水浴の一番のおすすめタイムは、3時過ぎて
から夕方まで。

 朝もいいのですが、水が冷たいのです。夕方は、ほど良く水がぬくもっていて、温水
プール気分♪あたたかいから、幼児も喜んで体を漬けてくれますよ。

 ただし、無防備な状態で、浜辺で遊ばせると、肩や首の後ろが、ひどく焼けますので、
紫外線をカットするために、帽子をかぶったまま海に入るのをおすすめします。赤ちゃ
んや幼児は、Tシャツも着せておくといいですよ。

 泳がせようなんて欲を出さずに、親子でふれあいながら、海につけて乾かし、またつ
けてと、温泉での湯治感覚で、海水浴を楽しんでくださいね。

 陸に上がったときは、磯の生き物を一緒に見つけに行ったり、貝殻拾い、漂流物拾い
なんて言うのも、これまたおもしろいんです。

 うちでは、カニやヤドカリを、夏限定で飼ったりもしました。ヤドカリは、特におす
すめ♪行動や習性が愛らしい生き物です。また、拾ったもので、オブジェを作ったりも
しますよ。

 ただ、残念ながら、どの子にも海水が合うとは限りません。

 皮膚の状態がひどい子には、ヒリヒリ痛みが強くて、とても我慢できないかもしれま
せん。幼児に痛みを我慢しろと言うのは酷な話です。そんな時は、無理じいせず、痛く
ない部分だけ漬けてやり、海水浴はあきらめ、磯遊び程度にしておきましょうね。

 心配だったら、浜辺に水タンクも持参して、痛みがひどければ、真水をかけてあげま
しょう。

 逆に、はじめはしみても、やがて平気になる子もいます。個人差があるので、親が判
断してあげてください。

 また、海から遠い地区の方は、帰り道の食べ物で困ったり、時には、不潔な環境の海
の小屋もあるでしょうから、ダニがダメな子は、かえって良くなかったりもあるかもし
れません。

 制限のある子は、食べ物を多めに持参し、日陰を作るグッズもお忘れなく。幼児だけ
を、海に漬けるのであれば、本格的な海水浴場を目指さなくても、足元が危険でない、
ちょっとした浜辺で、十分事足ります。←うちは、もっぱらこれ!

 いろいろ考えて、家が海から遠くて、ひんぱんに出かけるのはやはり無理だと思え
たら、海水にこだわらず、行水の際に、適量のにがりや自然塩を一つかみ混ぜて、自宅
で海水浴気分でも、いいかも。

 なにより、無理のない範囲で、海水浴に行く事が、治療のためにも大切ですよ。




とん干し

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  10〜2時頃が、空気もからりとして、ふとん干しに最適と言われますが、日差しが強烈になる
時期は、2時間も干せば十分なので、早めにしまっておきましょう。

 寝る前に、熱々のふとんでは、かゆみが増してしまいますよ。

 また、寝る前にふとんを整えていると、寝具から綿ぼこりが舞い上がって、ハウスダストに過敏
な子は、咳の元にもなりますから、しまったついでに、ベットメーキングや寝室のお掃除を済ませて
置くのもポイントです。

 寝る頃には、少しさましたふとんと、ほこりが落ち着いたクリーンな寝室、そして
時には、クーラーでひんやりさせた寝心地いい状態で、お休みなさい。



風呂上がりにかゆい             

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 人が風呂の水温を熱い、寒いと感じるのは、案外いい加減な物で、冬の間は、40度
近くあっても熱いと感じなかったお風呂が、今なら、38度でも、ずいぶん熱く感じる
ものです。

 アトピーッ子にとって、体がぬくもりすぎるのは、かゆみを呼ぶから結構つらい。

子供は血の巡りがいいから、大人よりも早く体が暖まるので、大人のちょうどいいは、子
供には熱いのだなと、頭の中で風呂の温度を調節し、夏場のお風呂は、親にとって、
「ずいぶんぬるめ」の感じで入れてあげると、風呂上がりにかゆみが出るのを、少し押さ
えられますよ。

 今の時期は、36〜7度でも、そう冷たくはないはず。温水プールに入る感覚で、ぬ
る目のお風呂に、試しに入れてあげてみてくださいね。

 また、お風呂上がりの、ほてる体の熱は冷ましてから寝るのが、かゆくないコツ。
温まった体を、クールダウンするための時間も計算して、早めにお風呂に入れましょう。

 もちろん、干した布団がアツアツ・・・なーんてことは、ないようにね。


夏おすすめのペット


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 ペットもいろいろあるけれど、猫や犬のように、賢い生き物を飼うばかりが、ペット
の楽しみ方ではありません。

 とりわけ、幼い子には、自分で十分世話ができる範囲の、小さなペットを飼うことか
ら始めるのも、選択肢の一つとしてアリだなと、いろんな人のペットに関するアレル
キ゛ーの体験談を見聞きする中で思うのです。

 と言うのも、猫、犬、ハムスター、ウサギ、鳥など、ほ乳類のペットは、体質や飼い
方によって、長く飼う中で、どれもアレルゲンとなっていく可能性があるようだからで
す。

 たいていの子供は、世話をするからと言う約束で飼い始めますが、実際に糞の始末か
らエサやりまで、言わなくてもきちんとお世話できる子は、ほんの一握りです。

 世話をするよう言葉かけなどをして、親がフォローをきちんとしないと、たいていは
飽きてしまって、ママの仕事が増えるだけの話になってしまいます。

 だから、アトピーっ子のお世話だけでも大変な時期に、さらな困難を選び取るように、
無理してペットを飼う必要はないなと今は思えます。

 でも、子供に飼ってとせがまれると、親としてつらい・・・・。

 そんな時に、「アトピーだから、ダメ!」と言うだけでなく、「ちゃんとお世話が出
来たら、もう少し大きいペットも、少し先だけど考えておくわ」と、条件付きでまず与
えてみてはどうでしょうか。

 夏のおすすめは、金魚や昆虫。

 特に、寿命が短くて、置き場所もとらない昆虫類の飼育は、アトピーっ子向きだと思
います。

 主にエサを取り替えるだけでOKな、カブトムシや鈴虫、コオロギなどでも、毎日の
お世話となると、幼稚園程度の子供には、なかなか大変な作業です。

例えば、我が家の庭には、薬味として、三つ葉やウイキョウ、パセリを植えています。
すると、キアゲハの幼虫が、いつの間にか ここへ住み着いているんですよ。

これを葉っぱごと摘んできて、水が入ったコップに刺し、昆虫ケースにそのまま入れて
飼うのです。日に二度ほど、葉を摘んで入れてあげる程度で十分育ちます。

おいしそうにサクサク葉をつかんで食べている姿は、本当にかわいいもので
すよ。

 はじめは、ゴミのような黒虫。それが、脱皮の度にきれいな模様の衣装をまとい、
鮮やかな黄緑に赤黒のワンポイントの、立派なイモムシになります。

 一週間たつと、さなぎになりますので、脱皮の時に、羽根がきちんと伸びるスペース
が出来るよう、ケースの中で位置を工夫して置いてやるだけです。

 ただ、成虫になった蝶を、飼い続けるのは難しいので、蝶になったら、子供と一緒に外へ
逃がしに行きます。野菜畑で見つける所から始める飼育も楽しいですよ。

 昆虫は、大切に育てても、遠くなくお別れの日が来ます。そんな小さな喪失感と、最後まで、
ちゃんと育てたと言う満足感を、この夏、ぜひ体験させてあげてくださいね。


夏のイベント・夜店

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 夏のイベントや夜店の季節です。

 私はお祭り好きで、つい花火だ、盆踊りだと浮かれて出かけてしまうのですが、子供に
食事の制限があった頃は、これが結構つらかったのです。

 あれ買って、これ買ってとねだられても、食べる物に関しては「ダメダメ」で通り過
ぎていくしかありません。

 「来なきゃ良かった。」

 イベントのようなものに参加するたび、食べ物でつまづいて、楽しめませんでした。

 実は昔、アトピーサークルの会員さんで、お顔がわかる程度の方のお子さんが、夜店の
食べ物が原因で、ショックを起こし、不幸なことに亡くなられたのです。

 夜は、救急で駆け込んでも、専門の医師がいらっしゃるとは限らないので、十分な処
置をしてもらえないこともあり、何か起こったときには、大変なことになりがちです。

 おまけに、夜店やイベントで出店される食べ物には、どんな成分が含まれているの
かさっぱりわからないので、「ちょうど食べ物で過敏な時期に」、「たまたま体調が悪
かったけど、楽しみにしていたからと連れて行き」、「お祭りだし、せがまれたら、ま
ぁたまにはいいかと」、つい親心から食べさせた一口で、悲しい結果を招かぬよう、外
出先で口にする食べ慣れないものには、気をつけてあげてくださいね。

 そして、いっそ、アトピーがひどい今は、無理してそんなイベントには参加しないと
言う、潔い態度をとるのも、賢明な親の選択肢の一つだと思います。

 その経験をどうしてもさせておかないと一生後悔する・・・なんてイベントは、そう
そうは、ないですしね。楽しい事って、捜せばいろいろあるのだから。

 花火が頭上でパンパン開く夜空の下は、お好み焼きやイカ焼きの甘いソースのにおい。
どこまでも続く、飾りちょうちんの優しい光の道を、浴衣で、楽しそうに歩く親子連れ。

 それにまじって、たくさん並んだ夜店の前を、ここもダメ、あれもダメと、さとしな
がら通り抜けて行かなくてはいけなかった、我が家のあの苦い体験を、この時期になる
と思い出します。



 魚の鮮度


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 うちの子がまだ幼かった頃、魚を食べさせて、何回かじんましんを起こしたことがあ
りました。

 当時は、てっきりその魚がアレルゲンなのだろうと思って、除去していましたが、後
日、いろいろ見聞きしているうちに、もしかしてそれって、鮮度が悪かったせいかも
しれないなと、思い当たる節がありましたので、暑いこの時期の、注意事項として頭の隅に残しておいてね。

詳しくは、食べ物の項で、こちらから



学校のプール&ランドセル

 プールには、水道水より濃い濃度の塩素が含まれているので、これが肌を刺激してしまうこともあります。

学校のプールが始まった途端に、肌が荒れてきたように感じたら、「かゆみが出るから、休ませ
ます。」と、たまには、お休みしちゃうのもいいと思います。

また、同じ時期に、気温も上がって、学校の行き帰りで、大量に汗をかくから、ランドセルを背負
った背中は、特に蒸れやすくなり、かゆくなることもありますよ。

帰宅したら、背中の汗を、シャワーやぬれタオルできれいにしてあげたり、さっさと下着ごと着替えさせて、
背中を清潔に保ってあげましょうね。



雨の時期だから



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 雨が続くと、湿気やカビが気になりますよね。

 そこで、リビングや湿気のこもりやすい洗面所あたりには、ぜひ湿度計を置いてみて
くださいね。

 ちなみに、湿度60%以上が、ダニやカビの繁殖に適しているそうです。メチャメチ
ャ神経質になる必要もありませんが、晴れた日は、一日に何度か、一カ所だけでなく、
必ず数カ所、風の通り道が出来るように、一気に窓を開けると、クーラーや換気システ
ムだけでは不十分な箇所にも風が通り、カビの繁殖を防いでくれますよ。

 お仕事で日中ずっと、締め切りっぱなしのお宅や、国道などに面していて、排気ガス
がひどくて、よく物干しさおが汚れると言うお宅では、なかなか窓は、開けにくいと思
いますが、朝起きてすぐと、仕事から帰ったときは、とりあえず5分でも窓開け!

 特に、空気が澄んでいて、マイナスイオンも多い早朝に、窓あけをしないのは、ああ、
もったいない。

 風を家に通すことは、湿気の多い日本の住宅をいたわり、長持ちさせる秘訣でもある
のですよ。


 窓や引き戸の開閉について


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 和室が一部屋はある、というお宅も多いと思います。障子やふすまも、やはり
ありますよね。

 障子は光を通しにくいので、いつも同じ方向に開けると、反対側のたたみが湿っ
ぽくなり、天然素材のたたみや、畳表にカビが生えることがありますので、雨が多
い季節には、別方向にも開けるよう、気を付けておきましょう。

 ふすまも同様で、せっかく左右に移動できる引き戸なのですから、時には反対方向に
引き戸を開け、光や風をいろんな場所に通しておくことが、かびやダニの予防にも
なります。

 また、晴れた日には、押入の引き戸を半開きにして、やはり風を通しておくと、
いいですよ。押入の湿気は、頑固です。開けたときに、よどんだ重い においがすれば
押し入れ内の湿気は、重症です。

 除湿剤だけに頼るより、より効果的に、押入の中を乾燥させるため、ぜひ引き戸
から通風を。


芳香剤より、風と光を

 梅雨の季節に、雨が続くと湿度が増して、かびやダニが繁殖しやすくなります。
押入などの、除湿剤を点検し、さらに必要に応じて、除湿器やクーラーなどで、湿気を
取り除きながら生活してね。

ところで、そんな時期こそ、晴れた日には、しっかり窓を開けて、風を通しておきましょう。

 市販の芳香剤や消臭剤でごまかしても、アレルゲンは減りません。それよりむしろ、
においが消えることで、カビなどの雑菌が繁殖するときの、においに鈍感になります。

 室内に通す風は、室内の空気を入れ換えて、雑菌の繁殖を防ぎ、室内を、ほどよく乾燥
させますし、カーテンを開けて取り込む日光は、室内を、乾燥&紫外線殺菌してくれます。

 だから、ちゃんと換気された部屋は、そもそも臭いません。

 外から帰って、部屋に入った途端に、むっとするにおいはありませんか?空気が重く
感じたり、いつもと違うにおいを感じたら、におい=雑菌の繁殖ですから、薬でごまか
さずに、まずは換気。

 そして、においやほこりのような、空気環境に敏感になるよう、神経をとぎすます
クセを付けておきましょう。きっとお子さんの体のために、役に立ちますよ。


 金属アレルギー

 これから汗ばむ季節がやってきますが、汗をかくと、肌に接している金属の表面が
溶けやすくなって、かゆみやかぶれなどの皮膚炎を、より起こしやすくなります。

 体に直接触れている、ペンダントや指輪、ピアス、時計などの金属のまわりが、赤くなったり
かゆくなったりした場合は、念のために、しばらく身につけない用心も必要です。

 汗+金属には、要注意です!

 また、大人の場合は、汗をかきやすい所に金属を身につけたり、ピア
スのような、よりトラブルが起こりやすい装着方法を控えるのも、アレルギーで
感作しないためには必要です。



  二階や二段ベツトで

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一戸建ての二階は、屋根からの熱が二階にこもって、室温が下より上がりがちです。

そこで、夕方あるいは、寝る30分くらい前には、一度、室温を確かめがてら二階へ
上がってみてください。暑いようなら、空気を入れ換えたり、クーラーで室温を調節し
て、ふとんも冷やしておくと寝つきやすいですよ。

 そして、二段ベットの二階は、熱くて寝苦しいと言うことをご存じでしょうか?

 落ちないようにと、ベッドにしっかり柵があるので、扇風機やクーラーの風が届きに
くく、熱気を帯びた空気は上へと登っていくので、床に寝るよりも かなり暑いのです。

 お子さんが暑がるようなら、場所を夏の間だけ移動するか、クーラーなどが届くよう
工夫してあげて下さいね。

 暑いと寝苦しくて、だんだんと汗をかけば、さらにかゆくなります。アトピーの調子が
悪い子ほど、暑がりっ子が多いように思いますので、寝室は少しでも快適な状態にして
あげましょうね。


        part 1へ







 

















 
 昼間が長い頃に


間が長い、今だから