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          治療について

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薬について 



      ◎治療について・・・予防接種


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 秋が深まる10月頃から、インフルエンザの話が、ちまたでよく聞かれるようになります。

 接種を受けるなら、抗体が出来るまでの期間も必要なことだし、風邪がまだはやっていなくて、混雑が少なく、人混みに出る機会の多い、年末年始に間に合うように、11月頃までに終わらせてしまうのが一番だと思います。

 医療行為に関することなので、医師でない私が、うかつに断言できる話ではないのですが、気になるので、少し書いておきたいと思います。

 アレルギーがあると、卵の成分が微量とは言え含まれている、インフルエンザの予防接種で異常が起きないかと気になり、はじめから接種を拒むママもいると思います。

 普段から、抵抗力をつけるために、野菜をたくさん摂る食生活で、元気な体を作ってあげることが一番の予防策ですが、幼い子ほど体が弱く、幼児期にインフルエンザにうち勝てるほどの体力求めるのは難しく、病気にかかりやすいのは致し方ないことだと思います。

 予防接種は絶対ダメ!と、はじめから思いこまず、お子さんの場合はどうするのが一番いいのかを、少し考えてもらいたくて、ここにページを作りました。


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      ◎治療について・・・予防接種  その2

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安心して予防接種を受けるために、まずは医師に相談してみるのが大切だと思います。

最近では、アレルギー反応が強い場合は、インフルエンザワクチン接種の前に皮膚テストを行うことが推奨されているようですが、それがいいのかどうかは、かかりつけの医師に相談してみて下さい。

いつもお子さんがアレルギーの状態を診ていただいている医院に行くと、ある程度しっかりと判断していただくことが出来るのではないでしょうか。

もちろん!体調万全で行くことをお薦めします。

 子供がよく風邪を引く時期でもあるので、受けたくても、受けられなかったなんて事の無いようので、10月下旬から体調を見て準備されるといいですよ。しながら、一度考えてみてくださいね。

また、予防接種を受けるときには、少しだけ時間の余裕を持っていくこともおすすめします。

30分ほど病院でそのまま様子を見て、それでも問題がなければ帰るようにと言う指示を出される医師もありますよ。接種後すぐの過敏な反応がないかどうかを確認するためだそうです。

病院に子供連れで長く滞在するのはしんどいですし、体が弱い赤ちゃんも一緒だと、待合いで余計な病気を移されても困りますが、ご心配なら、病院周辺にしばらく滞在するのも良いかもしれません。

万一異常が起こった時も、病院にいればすぐ応急処置が出来ますし、それでもご心配な場合は、総合病院で接種すれば、大きなショック時に、救急搬送せずに、すぐ機械での検査が始まるから、さらに安心かもしれません。

脅かすような書き方をしましたが、間違いなく、大半のお子さんは、問題なく終了しますよ。

もちろん、接種することが、体の負担になっている子もいると思うので、接種当日は、念のために室内で安静に過ごさせてあげてくださいね。

 もちろん、じんましんなどが出て、明らかに、予防接種と相性が悪いお子さんもいます。その場合は、病気が流行っている時期に、人混みをつれ回さないことをまず心がけてね。これも有効な、予防手段の一つです。


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      ◎治療について・・・予防接種  その3

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 11月をすぎる頃から、新聞などでも、インフルエンザの予防接種について取り上げる時期ですので、さらに、読んだ記事を元に、客観的に、接種のメリットやデメリットを箇条書きしてみたいと思います。

 今年の接種をどうするかについて、考える為の参考にしてくださいね。

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・1〜4歳児の死亡原因の、第6位がインフルエンザ。インフルエンザによる脳炎・ 脳症で、5歳未満で、年間、100〜300人発病し、そのうちの半数が、死亡また は、重い後遺症を起こしています。

 ちなみに、2003年の統計では、インフルエンザワクチンによる可能性があると認定された死亡事故は約2、500万接種あたり1件だそうです。

・ワクチンは、そのシーズンに流行するウイルスを予想して作るので、当たりはずれが あり、大人なら、50〜70%の人に効果的とされるが、抵抗力が無く、過去にインフ ルを体験していない、幼い子たちの場合は、その確率が低い。が、接種により、重病化 を防ぐ効果は期待される。ただし、今、恐れられている、新型のインフルには、対応し ていない。

 ちなみに2005年は、効きが悪く、15歳以下のワクチンの有効率は、40%でした。

・日本小児科学会が、2004年10月に、「一歳未満では、効果ははっきりしない」「1〜6 歳未満では、発熱を目安にした有効率は、2〜30%」と、接種の意義を発表しました。

・1歳以上からが、接種の目安になるが、医師の考え方によっては、それ以下の月齢で も接種可能。

・流行シーズンは、12〜3月。接種する場合 は、10月下旬〜11月に入ったら、お早めに。料金は、医療機関ごとに1000〜5000円と、 かなり幅があるので、電話で値段を問い合わせしてから受けると、お得です。

・ワクチンに含まれている卵成分は、極微量なので、卵にアレルギーがあっても、反応 の程度によって、接種可能な場合も多いから、ハナからあきらめずに、医師に相談を。

 以前ご紹介した、アナフィラキシーに対応できる医療機関のHPに、お近くの小児科 も載っていることが多いと思うので、こんな医療機関で、接種の相談に乗ってもらうと、 接種後の、もしもの時にも安心です。

こちらから → http://www.anaphylaxis.jp/list/index.html

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         ◎おまけ・・・間接的にインフルエンザを遠ざけてくれる食べ物の話や工夫


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 これは、我が家だけのことでなく、アトピー仲間でも、共通の話なのですが、アト ピーがあると、食べ物に気を使いますので、野菜をしっかり摂取する事で、徐々に抵抗 力がついて、3歳前後からは、かなり丈夫になってきます。

 それは例えば、学級閉鎖で、友達が次々欠席する中を、最後まで生き残り、万が一、 調子を崩しても、短期間で快復する事がほとんどのような、強靱さです。ここまできた ら、予防接種をしなくても、たぶん大丈夫だなと、親も確信を持てるようになります。  
 
 ただ、インフルエンザに感染して、危険な状態になる可能性が高いのは、6歳未満の 幼児で、接種が有効とされているのは、1歳以上。アトピーっ子とは言え、はじめから 抵抗力が強力というのは無理ですから、食物アレルギーの多い時期とも重なる、3歳く らいまでの年齢のお子さんをお持ちのママが、とりわけ悩み所ですね。

 また、月齢が低い赤ちゃんの場合は、接種が難しかったり、その有効率も低いような ので、親や兄弟の方が、予防接種を受けておくという手もあります。

 もちろん、流行シーズン期に、デパートなどの人混 みへ、子連れで行くとか、子供が大勢集まる場所、病院などへ、不用意に連れて行かな いよう、気をつけてあげることで予防するという事も出来るので、風邪気味なとき などは特に、外へつれ歩かないよう、気をつけてあげて下さいね。






   ◎治療について・・・食事制限という薬


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  実は、私。はじめての子育ての時は、薬の強弱も知りませんでしたので、塗れば治る
ものと信じて、あまり深く考えずに、医師に処方されるまま、ストロングクラスの薬
を、数ヶ月間ではありましたが、かなりたくさん塗っておりました。

 それでも湿疹が増えていくばかりで、これではダメだと思って、飛び込んだ病院が
食事制限を指導してくれる医院だったのです。

 当時、うちの子は、一歳半。食事制限による治療が有効とされるのは、一般的には、
2〜3歳くらいまでで、できれば、離乳食の頃から取り組むほうが良い事を思えば、
明らかに出遅れたスタートでした。

 けれども、食事作りに慣れた1ヶ月頃から、湿疹が目に見えて減っていき、食事制限
の効果が実感できました。

 湿疹が減るから、薬の量も少しずつ減っていきましたよ。

 二人目、三人目では、離乳食の時から、主に、卵と牛乳の制限に取り組んだので、
1歳くらいまで湿疹には悩まされたものの、ストロングを使用しないと治らない湿疹が、
ほとんどなく、上の子より かなり軽いランクの薬だけで治療できました。

 だから、塗り薬の使用量を減らす為の補助として、食事を制限する治療も併用したら
いいのにと、私は思います。

 ただ、食事制限による治療では、「食品添加物や農薬が使用された食品を避ける努力
もする」「減らした食材に、代用する食材が、たくさん知識として頭に入っている( 
同じ代用食ばかりたくさん使うと、それが次のアレルギーになるので。)」「ミネラルを
摂れる食材をたくさん使う」の三つが出来ていないと、治療効果が上がりにくかったり、
タダ減らすだけの制限では、栄養不足などのトラブルもおきやすくなります。

 だから、「アトピーっ子向けのお菓子や加工品を買って食べさせているから大丈夫。」
などと、業者から買う加工済み素材を利用するばかりで、単に、調理の手を抜いている
だけでは、なかなか食事制限による効果が実感できないのが、本来の制限食の世界です。

 おまけに、制限が多い場合は、ちゃんと医師&栄養士による指導を受けておかなければ
薬どころか、毒にもなっちゃうから、食事制限という薬は、取り扱い注意!

安全や安心は、自分の目で見て選ぶ。鮮度がいいうちに調理する。など、少ない食材から
よりたくさんの栄養素を摂取するにはどうしたらいいかを、いつも考えながら、真剣勝負で
ママが処方するお薬なのです。



   ◎薬の強さを調べてみよう


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 ネットでメルマガを読んでいるみなさんにとっては、なんてことない情報かもしれ
ませんが、医師が処方した塗り薬が、どの程度の強さなのかを、知らずに使用している
ご家庭もあると思うのでご紹介します。

 薬の強弱は、簡単にWebで探索することが出来るんですよ。

 ヤフー http://www.yahoo.co.jp/ や グーグル http://www.google.co.jp/ の
ような探索サイトをまず開きます。

 空欄の四角が表示されていますので、ステロイド 強弱表 の二文字を、間にスペー
スをとって入力するだけでと、いろんなサイトが出てきますので、いくつかクリックし
て、いろんなサイトを見て、捜して下さいね。

 先日聞いた話ですが、医師が「そんなに強くない薬だから・・・。」と言うので、
知り合いのお子さんが、「リンデロンDP」を、何回かに渡って処方され、使い続けて
いたようです。

 ところが、どの強弱表で調べても、驚くなかれ、very strong(とても強い)なの
です。

 なぜ、これが強くないステロイド?と首を傾げてしまいますよね。

 まさかと思いますが、症状が強いときに、幼児にも出されることがある、strong
(強い)ランクの「リンデロンV」と、医師が勘違いして処方したのでは?と、後から
そんなことを考えて、ぞっとしました。

 実は、うちの子たちも、ステロイドのお世話にもなりました。weak(弱い)ランクの
薬〜medium(中間)の場合が多かったのですが、短期間なら、strongのランクに入る、
リンデロンVを使った事もありますよ。

 ステロイドと聞いただけで、せっかく処方してもらっても、怖くて使わずに捨ててし
まうママもいるかもしれませんが、以前も書いたように、乳幼児のアトピー治療に、普
通は、そんなに効果の強い薬は出されません。

 乳幼児向けに、症状に合った弱いランクのお薬が出されているのまで、恐れすぎて
使わないのでは、本当に、体がしんどくてつらい子供は、かわいそうだと思うので、
私は使いました。

 なので、我が子に一体どんな薬が処方されているのかについては、一度ぜひ確認して
みてね。そして、もしもその薬の処方に、納得できないなと思っても、素人考えで、
勝手に止めたり、ワセリンなどで薄めちゃダメよ。

 特に、強めのステロイドを使い続けている子ほど、突然止めると、体内のバランスが
崩れて症状が悪化し、危険です。

 別の医師に診てもらって、ぜひ、セカンドオピニオンを求めましょう。納得できる薬
の出し方をしてくれる医師が、きっといるはずです!

              続きは、メルマガで、ぼちぼち書き込みます。





血液検査について

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 血液検査の結果を基に、食べ物の制限を始めたり、解除したりされているママも あると思います。

 子供を何人か育てると、どんなものに我が子がアレルギーを持っているのかの、 予想がつけやすく
なりますが、はじめてのお子さんの場合は、どうしても血液検査 の結果に頼って判断するしかありま
せんし、結果も気になりますよね。

 私も、一時期とても気になり、当時診ていただいた先生に、「先生、また検査して ください。」とお願い
したことがありました。

 ところが、「子供が痛い思いをするし、お金も結構かかるわよ。しかも、血液検 査の結果が、アレル
ゲンの強さの絶対の目安というわけでもないの。この子は今、 特別に悪化しているわけでもないから、
検査はいいんじゃないの?」と言うではあ りませんか。

 「そこをなんとか。」と、さらに食い下がったら、「血液検査は、こちらでリスト アップしたアレルゲンに
ついてのみ、反応がわかるだけよ。検査されていない項目 に、強いアレルゲンがあっても、そんなことは、
わからないものなのよ。」と教え てくれたのです。

 へ?検査したら、何でもかんでも わかるんじゃないの?  当時は、医学的な知識にも うとく、
血液検査をすれば、うちの子のアレルゲン が、全て発見できるように考えていたので、そう言われたら
驚いてしまいました。

 その後、先生の言葉に、思い当たる事件が、我が家でも起こりました。

 実は、うちの子供達は、卵・牛乳・大豆と、ハウスダストには、三人とも反応 を示していたのですが、
一番数値が高かった上の子は、食物アレルギーについて 私が無知だったために、ミルクを飲ませたし、
離乳食にヨーグルトも食べさせて いました。にも関わらず、不思議なことに、一度も乳製品で、目立った
トラブル は、なかったのです。

 なのに、はるかに数値が低かった末っ子は、わずかに一口の牛乳で、ひどい ショックを起こし、その
後も、たまたま飛び散った牛乳の飛沫で、じんましんを 起こしてしまいました。

 数値が低かったから大丈夫だろうと高をくくり、うかつに牛乳を試してしまった 私は、本当に後悔しました。

 数値として反応する食品は、アレルゲンには違いないのですが、数値が振り切れ るほど、検査値が高く
ても、案外、問題なく成長していく子もいるし、高くなくても、 ショックを起こす、うちの子のような例もあります。

 検査結果に一喜一憂し、あまり振り回されてしまうと、精神的にもしんどいし、 いつまでも制限が解除
出来なくなってしまうから、結果で悩みすぎないでね。




血液検査の意味

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 血液検査の回数について、以前メルマガでアンケートをお願いしました。すると、

・初めて診ていただいたときに、一度だけ (16票) 35%

・二年に一度 (0票) 0%

・一年に一度 (5票) 11%

・半年に一度 (6票) 13%

・数ヶ月に一度 (1票) 2%

・一度も検査していない。 (18票) 39%

と言う結果が出ました。

診ていただく医師の治療方針によってずいぶんと異なるように思います。

アレルゲンが気になるなら、一度調べてもらうと参考になりますし、食べ物の制限をしている場合は、翌年も
調べたら、その成果がどうであったかの目安になります。

ただ、前回も書いたように、アレルゲンっぽい項目がわかっていて、それについて調べると、結果が出てきま
すが、見当違いな項目をいくら調べても、アレルギー値は0です。

ヒットしそうな項目がある程度わかっていて調べると、より有効なのが血液検査です。


血液検査と医師
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また、病院や医院の、アトピーの治療方針には、「出ている症状を治して終わり」と「治 療に加えて、アトピーの
原因も探ろうとする」の二種類のパターンがあると思います。

 皮膚科で見てもらっている場合は、検査は、よっぽどの事でないとしないので、前者 が多く、アトピーを、
全身症状でとらえようとする医師がいる小児科では、後者もいて 血液検査は、初回に一度という場合が、
多いのではないかと思います。

 通常の医療行為は、前者で十分ですし、そこが薬を出すプロである医師の腕の見せ 所なのですが、
アトピーの場合は、原因を取り除かないと、また再発する可能性が大 きいので、問診や血液検査で、
原因を探ろうとする行為も、少ないながら行われてい ますし、患者の私たちも、原因をはっきり言って
くれるのを期待してしまいます。

 ところが、問診は、アレルゲン探しに必要な行為なのですが、残念ながら、時間ば かりがかかって、
お金にならない上、患者数もこなせません。良心的な医師ほど、ジ レンマを感じる部分でしょう。

 そこで、費用が高額で、手っ取り早く、アバウトな原因がつかめる検査を初回にして、 アレルゲン探しは、
もうこれで おしまいと言う場合が、ほとんどではないかと思い ます。

 検査もするけど、毎回の問診をしながら、お子さんの様子をしっかり把握してくれ る医師。薬の強さや
量を、毎回の症状をみながら変え、ちょうどいい かげんの薬を 出そうと努力してくれる医師。

 これが、信頼して診ていただいた医師に、共通した治療姿勢でした。

検査はしたけ ど、それっきりアレルゲンに関して、何も聞かれないとか、薬は、毎回同じ物ばかり。
・・・なーんてことはありませんか?

 検査から、医師の治療方針が透けて見えることもあります。医師は、選ぶ時代だか ら、どうぞ、信頼できる
医師を見つけだして、継続して診ていただきましょうね。







薬じゃない薬について


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 水でアトピーが治る


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  「水でアトピーが治る」と言う宣伝文句をよく聞きますよね。本当でしょうか?

 もちろん、塩素やトリハロメタンのような人体に有害とされる水道水をそのまま使用するより、良質な水を飲んだり、料理に利用する方がいいに決まっています。( これについて詳しくは、こちらの右のコラムを読んでね。)

 こんなメルマガを発行しているからだと思いますが、以前、「アトピーによく効く水」の紹介メールが私の所にも来ました。

 「ウソのように良くなっ た。」そうで、個人名でもあったので、一応、HPをチェックしてみました。

 なるほど・・・ウソかホントか、掲示板に、たくさんのお礼のお便りが届いています。 でも、水って、素人の私たちが、簡単に水質チェックできるものではないから、何が混 入されているのか確かめようもないですよね。温泉水を宅配してもらって入浴するのと は違い、飲むものですよ。いくら追いつめられた気持ちになっていたとしても、 見ず知らずの、アトピー商売の方から、飲用水を買うのは怖くないのかしら?

 アトピーが良くなるような成分を、水の中に混入すれば、確かに良くなるかもしれませんが、漢方薬のヤセ薬で死人がたびたび出ているように、時にはそれが原因になって肝臓障害を起こす事だってあるのです。

 無色透明な水に、何を混ぜても私達はよくわかりません。知らずに赤ちゃんなどに飲ませて大丈夫かしら?まず、それが怖いし、衛生上もちゃんとした物なのかが気になります。と言うのも、雑菌水を飲ませては、抵抗力が弱い赤ちゃんの体は、時に、大変な事態を引き起こしてしまうからです。

 世界には、奇跡の水と言われる物がいくつもあります。日本の昔話にも、親孝行な息 子が、たまたま山奥で見つけて飲ませた清水で、病気の親が治った話が出てきますよね。

 実際、山奥の自然の豊かな土地で、特殊な鉱物にすすがれながらしみ出した清水の中 に、とんでもなくアトピーに効く水があってもおかしくないと思います。

 ただ、それはたくさんの人が浴びるほど飲める量があるわけでないでしょうから、町中に住む、一般庶民の私たちは、地道に水を浄化して利用する しかないんでしょうね。

 良質の水を飲めば、アトピーは良くなると思います。でも、それだけでアトピーが全快するとは思わないで欲しいのです。アトピー商法の文句につられて、後で後悔する水を買わないように気をつけて下さいね。




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      ◎アトピー暮らし・・・医師が処方しない薬


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 以前、通販で買うアトピーに効く塗り薬について、読者さんからお尋ねをいただいたときに、メルマガではこんなお返事を書きました。

Q・ネットで○○堂というところの◎◎クリームというのを見つけました。試しに購入しましたら、少し治っているので、効果はあるのかなと思っているのです。

 そこのホームページには、治ったという喜びの声がたくさんありますが、書き込みがなどはヤラセで、いくらでも客を装っていいことを並べたてられますし、疑いだしたら成分なども確かめようがありませんので、もしなにか副作用があったら…と考えるとやはり心配です。医者や薬局が処方したもの以外は使わない方がいいでしょうか?そして、もし本当によいクリームなら、とてもうれしいのですが…どうでしょうか?

A・ 製品名は伏せましたが、わかる方は、すぐにピンときたのではないでしょうか?いろんな掲示板に「これ、いいよ。」と個人名で書き込みがあったとしても、商売であちこちへ書き込みにいっている場合もあるので、やらせかどうかを、まず、一応は疑った方がいいと思います。

 でも、子供の症状がつらいときには、何とかしてあげたい親心で、つい、とりあえず買ってみたくなるんですよね。そのお気持ちは、私もよくわかります。

 私も以前、漢方薬治療に、年間100万つぎ込んだ年がありました。この薬なら、我が子が治るかもと、気持ちが追いつめられていたんでしょうね。いくら出してもいいから、とりあえず治したいと思っちゃったんです。

 でも、何年もかけて、いろんな事をアトピーで見聞きしたり、実体験したら、アトピーに劇的に効いて、しかも副作用の心配ない魔法の薬はないんだなとよくわかりました。よく効く、すぐ効くお薬は、やはり体に負担をかけるお薬でもありましたよ。

 ご自身に使われるのでしたら、何か変だなと思えばやめればいいわけですが、乳幼児の場合は、うまく言葉で表現できないので、塗られた薬で、ヒリヒリ痛くても、ムズムズかゆくても、気分が悪くても、親にちゃんと伝えることが出来ません。そこが怖いところなのです。

 私は、ステロイドを全面的に支持しているわけではありませんが、少なくても、ちゃんとしたお医者さんは、乳幼児にはあまり強いステロイドを使いません。

 医師が処方する薬は、副作用はこうで、この程度使うとちょうどよい、という研究がきちんとなされたものですから、短期間だけ、正しく使えば、そんなに問題は起こらないように思います。

 ですから、乳幼児にはまず、通販の薬より、医師の薬を信じて使う方がいいと思いますね。

 と言うのも、成分をはっきりさせていない薬や、役所が認可していないまま流通している薬については、どんな副作用があるのか、誰も調べていないだけに怖いんです。

 何ヶ月か前の話ですが、漢方系のやせ薬を飲んだ中年女性が、薬の副作用で死んでいましたね。 

 成分を調べてみたら、なにがしかの漢方薬が配合されて
いて、それで肝臓障害を引き起こした云々とわかったようです。

 よくやせていい薬だと思って話題になった薬は、徐々に体をむしばみ、命も取られる高い代償を払う薬だったわけです。

 アトピーに関する民間薬についても、やせ薬と同じ危険性を含んでいるんじゃないかと私は感じています。 

 薬の安全性よりも、「やせる」「アトピーが治る」のキャッチコピーに引きつけられて、つい安全性の不確かな薬を買い求めてしまいがちですよね。

 でもね、お使いになられているのが、内蔵の働きがまだまだ未熟な赤ちゃんに対してであれば、まず、やめておかれるのが賢明ではないかと思います。

 体に負担をかける物質を、上手に体外へ排出することができなくて、肝臓などに蓄積する結果になれば、本当に後で後悔なさると思いますよ。

 飲み薬も怖いけど、塗り薬も皮膚から吸収されていくので、やはり成分がわからないまま使うのは、怖い話に違いないのです。

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 これを書いたのは、一年近く前ですが、また先日も、中国産の漢方薬が成分に含まれるやせ薬で、女性が一人亡くなり、調査が始まったようですよ。

 通販の塗り薬は、基本的に、体に合う合わないが自分ではっきり判断できる大人が、自分用に買うのには問題は少ないと思いますが、乳幼児には、使わない方がいいと思います。

 しっかり治れば、誰もが競ってその商品を欲しがるでしょうが、くだんのやせ薬のように、儲けるために、そんな人体に負担がかかる成分が、例え含まれていたとしても、私たちには全くわからないのです。子供を苦しめることになるかもしれない塗り薬は、怖いです。

 ところで、医者が出す薬なら間違いはないのか、と聞かれると、大変に切ない話ですが、絶対そうとは言いきれないのです。

 実際に、とんでもなく強い塗り薬を、乳幼児に出す医師も、残念なことにいるのです。

 これについては、次回のメルマガで詳しく書こうと思うのですが、もらう側も、黙ってもらうだけでなく、薬の強さについては、一応チェックはしておきましょうね。納得できない強さの薬を出す医師に、診てもらうことはありませんよ。親もしっかり賢くなって、医師を選び取りましょう。

 いくら良くなる薬でも、バカがつくほど強い薬を、乳幼児の顔に使う医師には、アトピーっ子を診る資格はないと思います。

                                
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      ◎アトピー暮らし・・・医師が処方しない薬  健康食品


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 アトピーの世界を実体験してみて、よくわかったのですが、医師にかかっても治らず、もがいてる頃には、本当に気持ちが追いつめられるものです。

 治るなら、何でも試してみたいと思えてしまい、先週書いたような、医師の処方しない市販の塗り薬だけでなく、健康食品、漢方系食品にも、心が揺れ動いたものでした。

 実をいうと、我が家も一時期、クロレラや青汁をはじめとする、サプリメントと呼ばれる健康食品を利用していました。

 もちろん、有効な場合もあるのでしょうが、幼い子に与えてよかったのだろうか?と、今は思います。

 自分に少し知識がつくと、麦がダメな子に、大麦の若葉が成分の青汁を、毎日飲ませたりしてよいのだろうか?と、冷静に考えられるようになりますし、何より、一定のサプリメントを与え続けることで、普通の食品からの栄養素が、有効に吸収されなくなると言う記事も読んだことがあり、それも気になるのです。

 結局、必要な栄養素は、食べ物から摂るのが、一番安全!濃縮成分を健康食品で摂りすぎるて、害になる例は、よく耳にすることです。

 前回、医師が処方しない薬に、安易に飛びついてはダメと言う話を書きましたら、読者さんから、こんなサイトがあるよと、教えていただきました。

          http://hfnet.nih.go.jp/usr/annzenn/9kajyou.pdf

 これは、「健康食品の過大広告にダマされないための方法」というタイトルで、健康食品の広告に関して、気を付けることを書き並べてあるサイトです。

 健康食品という部分を、医師の処方しない薬と言う言葉に置き換えれば、そのまま先週の話と重なる内容だなぁと私も思いました。

 わかりやすくて、とても参考になると思うので、よかったら見てくださいね。

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        続きは、メルマガで、ぼちぼち書き込みます。    トップへ





  医療関係のHPについて 

 


◎アトピー関連サイトのご紹介・・・・・・・・アナフィラキシー


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「アナフィラキシー対策フォーラム」http://www.anaphylaxis.jp/index_flash.html

 医療メーカーが運営し、医師の監修を経てUPされているサイトです。

 名前の通り、アナフィラキシーについて、とても詳しく載せられています。

 便利だなと思ったのが、アナフィラキシー医療機関リスト
             http://www.anaphylaxis.jp/list/index.html

 地元で探索したら、あれ?と思う意外な医院名も載っていて、ショックを起こした
ときに、とりあえず駆け込む目安になると思います。ホームドクターとして、普段か
ら診てもらうに値する医院かどうかを、風邪のようなちょっとした病気の時に立ち寄
って、医師の治療姿勢を確かめに行くのもいいのではないでしょうか。

 また、食事日誌についても載っています。日誌のダウンロードも無料で出来るようですので、離乳食を始めるのに合わせて、使ってみるといいかもしれません。
          http://www.anaphylaxis.jp/forum/allergy_food3.html



  民間薬について 


  お医者さんが処方する薬ではなく、家庭で簡単に作れるもので、昔からよく利用されているものをご紹介しています。

 副作用などを心配する事なく使える反面、その効果の程度は、応急処置程度に考えておくといいと思います。もちろん、相性もあると思うので、気休め程度に効くと気軽に考えて使うといいかもしれません。症状が重いときは、必ず医師に診てもらって下さいね。



    ◎アトピー暮らし・・・咳止めの大根エキス


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 季節の変わり目は、カゼをひきやすくなる季節でもあります。
 
 赤ちゃんはともかく、2、3歳児ともなると、病院にかからず、市販の小児用カゼ薬で済ませている場合も、一般的には多いと思います。

 でも、子供がアトピーの場合、薬の成分に、卵を始めとするアレルゲンが含まれていないかどうかも気になるから、小児科でお薬をもらうのがおすすめですよ。

 ただ、熱もないし、咳がちょっと出るだけだから、しばらく様子を見ようと言うときには、大根エキスがおすすめ。

 とっても簡単に作れて、案外、よく効く民間療法です。ただし、ハチミツを使うので、一歳未満には使えませんから気をつけて。


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作り方

 清潔な空きビン(ジャムビンなど)を用意し、大根 2センチ程度(出来るだけ、根に近い部分がおすすめ)を、1センチ程度のあられ切りにするか、千切りにしてビンに入れ、上から蜂蜜で大根を覆うほどに、たっぷりとかけます。

30分もしないうちに、大根からエキスがしみ出してくるので、よく振り、ビンを傾けてエキスを、小皿などに移して飲ませます。

残りは冷蔵庫などに保管します。エキスがどんどん出てくるので、時々飲ませてやります。一日くらいで、飲みきってください。残った大根も、甘いので、そのままおいしく食べられます。