ミルクとアトピーのこと
以前、メルマガの中で、母乳について詳しくふれました。こちらから
でも、ミルクについても、ふれておかないと片手落ちかもれません。少しずつ書き足したいと思いますので
プレママや授乳中のママ、そして、そろそろ断乳を考えているママも、読んでみてね。
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アレルギー用ミルク
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食物アレルギー対応ミルクには、いろいろなタイプのものが販売されていますが、
ネットの店舗では、厳密なアレルギー対応ミルクが、意外なほど よく売れているので、
アレルゲンを厳密に除去した商品ほど、アトピーっ子にふさわしく、どの赤ちゃんに
も、一番合う商品と言うわけではないのになぁと、ちょっと気になっています。
一般的には、 「通常の粉ミルク」
↓ダメなら
牛乳を原材料にしているが、タンパク質を消化した状態に変化させて、消化吸収性を
高めた粉ミルク(例えば、森永の「ペプチドミルク E赤ちゃん」)を試す。
↓ダメなら
主に、植物油を原材料にし、アレルゲンに配慮された加工をここに施して、厳密な食
物アレルギーに対応した粉ミルク(例えば、「ニューMA-1 」)を試す。
の順で利用していくようになると思います。でも、アレルギー対応の下のタイプは、栄
養的にも、味でも、ずいぶんと通常のミルクとは異なった内容です。
本来なら、専門の医師に診てもらい、検査などをしたのちに、アレルギー対応のミル
クが必要かどうかの指示を仰いでから使用するのが、一番いいと思いますよ。
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例えば、顔のような目立つところに湿疹がたくさん出たら、はじめての育児の場合は、とても
気になりますよね。
実は、軽いアトピーっ子でも、月齢が低い頃には、とてもたくさん湿疹を出すことがあります。
だから、アレルギー用のミルクを選ぶときに、湿疹が絶対(あまり)出ない事ばかりに気を取らてししまうと、
時には、特殊なミルクを飲ませることで、栄養のバランスが少し足りない状態になり、もっと本来なら健やかに
成長できるはずの子が、体や脳の成長を妨げられてしまうと言うこともあるかもしれません。
ですので、その子の体が、そのミルクを受け入れているようなら、多少の湿疹に目をつむりながら、
より母乳に近い成分のミルクを選ぶという選択肢もアリだと思いますよ。
ちなみに、うちの子は、卵と牛乳にアレルギー反応を示していたのですが、ミルクアレルギーの強さは、
血液検査の数値ほどには、たいしたものではなかったようで、母乳から通常のミルクに、徐々に切り替えらたら、
ずいぶんと症状が楽に楽になりました。
アレルギー=牛乳アレルギーではないし、牛乳アレルギーでも、ミルクなら飲める子はたくさんいます。
ですから、味や栄養という点でも、一般商品のミルクの方が、より母乳に近いものに仕上げられていると思うので、
相性さえよければ、アレルギー用でない、普通のミルクもおすすめです。
また、アトピーっ子向けに、粉ミルクの活用法が、もう一つあります。それが、幼児の栄養の補助と言う使い方です。
牛乳の制限が取れたときに、通常の牛乳をいきなり飲み始めるよりも、ベビー用のミルクを料理に使う事から試した方が、
アトピーっ子の体には合いやすいと思います。成長のための栄養が足りないのではないかと、不安に感じる場合に、
相性を見ながら、栄養の補助のために、ミルクから飲ませてみるのも、一つの手だと思います。
※アトピーっ子におすすめ商品でも、ミルクは取り上げています。 こちらから
その他のベビーグッズは、こちらから
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