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 かゆみについて
 
 
子供がかゆい時に
 
 かゆみの少ない夕食

  寝ていてかゆいとき

  どこがかゆいのか

  寝る前に
  気を付けたいこと


  


 アトピーと、もっと上手につき合っていくために、生活の中で
 出来る工夫って、実はたくさんあるんですよ。
 
 ちょっとしたコツや工夫をここから見つけてくださいね。



スキンケアについて  かゆみについて  生活全般で  暑い頃に 寒い頃に 季節の変わり目に 


子供がかゆい時に
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 アトピーに伴う子供のかゆみに悩まされている場合は、悩みも深刻だと思います。

 やっとよくなったヤレヤレと思っていたら、ある時、夜中にかきむしって、皮膚が
ボロボロ。また一からやり直しになってしまう時のあの悔しさ。

 だから、だんだんとかきむしる行為に対して、親は神経質になっていきます。

 我が子がボリボリかきむしる音を聞くたびに、冷静ではいられない、聞くとイライラ
する、腹が立つ。私もそうでした。

 でも、よ〜く観察してみると、子供がかきむしるのには、いくつかパターンがあり
それに応じて、かゆみを起こす原因を取り除いてあげれば、案外すぐに楽になる場合
もあるんですよ。

 かゆみを起こす一つ目は、体の内側や外側に刺激を受けて、かゆくなる時。

 二つ目は、無意識でいる時間のかゆみ。それは例えば、寝ている時や、テレビなどを
ぼんやり見ている時にかくことです。

 そして最後に、イライラしたり、泣いたりして、感情が高ぶっている時のかゆみ。

 一つ目は、刺激になる物は何かを知って取り除いてあげればいいので、要領さえわか
れば、ある意味では、一番簡単です。

 かゆくなる少し前(数時間前〜直前くらい)に何をしていたか。何を食べたかを、
まずは思い出してみましょう。

 また、外出していた場合は、どこへ行き、どんなことをして遊んだかを、順を追って
思い出してみるのです。

 食べた物、吸い込んだもの(空気環境)、さわった物で、いつもと違う何かはあり
ませんでしたか?

 そして、以前も似たような状況がなかったかと、比較しながら原因を探り、怪しいと
思うことを、とりあえず遠ざけてみるのです。

 そのためには、食べ物の記録や行動の記録を書き留める、アトピー日記の習慣を持つ
と、かゆみの原因にたどり着くことが、より容易になります。

 これについては、次回でもう少し書きます。

 二つ目の無意識の時間ですが、ぐっすり寝ているのがかゆくなるのは、ふとんの掛け
過ぎなどで、時間と共に、だんだんとふとんに熱がこもり、体が温まりすぎてかゆみを
起こす場合も多いです。

 子供は大人より体温が高い上、湿疹で毛穴がつぶれていると余計に暑がりになります。
 大人よりも少なめの枚数をかけて調節すれば、楽になることがありますし、肌に直接
ふれる寝具を、より肌あたりがよい刺激のないものに試しに変えるという手も、やって
みる価値がありますよ。

 寝具が硬い、下着やパジャマの生地が肌触りが悪い、合成洗剤でそれらを洗っている、
防虫剤や虫除け剤、防臭剤、香料など、薬剤が部屋や寝具に残る、床に寝るから、ほこ
りっぽいなど、チェックする点はいろいろあります。 → 寝ていてかゆいとき

 他にも、晩ご飯を消化のよいものに変え、早めの時間に食べることで、寝てしばらく
してかゆくなると言うのは、けっこう防げます。 → かゆみの少ない夕食

 同じく二つ目で、テレビを見ていてかくのは、退屈している証拠です。夢中になって
いる時には、湿疹が出ていても、かゆみに意識が向いていないので、あまりかきません。

 興味を持てることをさせたり、家事の手を休めて遊んであげることが出来たら、より
いいです。

 そして、一番難しいのが、イライラしてかゆくなることを止めさせる事。

 性格的な差もあるのですが、漠然と不満に思うことがあるから、イライラするし、よ
く泣くし、言うことを聞かないし、すぐ怒ります。


どこがかゆいの


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 子供たちが幼児の頃、自分の症状について、言葉ではうまく伝えられなくて、つらい
思いをする事がよくありました。

 例えば、背中がかゆい時。子供自身は、手が届かなくて、とっても苦しいのに、背中
がかゆいと言うばかりで、ちょうど気持ちのいいところを、かいてやれないのです。

 何度も何年も、子供たちの背中をかいているうち気づきました。かゆかったのは、肩
甲骨(けんこうこつ)のまわり。天使の羽根のように、背中の中央から、左右に飛びだ
した、あの骨の下にそってかいてやると、とってもいい気持ちみたいですよ。お試し下
さいね。

 ちなみに、我が家の密かなヒット商品が孫の手。ある程度大きくなると、親に頼らず
に、自分でカリカリやっていました。おみやげ屋には、おもしろいデザインの孫の手を
よく置いているので、当時は、旅先でよく子供にねだられたものです。
  




  寝ていてかゆいとき

  ふとんに入って寝たと思ったら、かゆいよー。

 もしかしたら、ふとんのかけすぎで暑いのかもしれませんよ。
子供は体温も高く、大人より暑がりです。暖まりすぎるとかゆいので、かけふとんは、大人より
少し少なめにしてみませんか?

 また、ふとんの中でも、別の場所に移動させてあげると、少しひんやりして寝やすいようです。
寒かろうとの親心からとはいえ、大人の感覚で、布団をかけすぎないこと。
 子供の頃、冬でも暖まると、暑くてふとんから足を出して寝てはいませんでしたか?

 また家では、100円で売っている小さな保冷パックをガーゼに包み、かゆがっている場所に少し
当てて、かゆみを和らげていました。

 ただ、効果を上げようとして、氷を当てすぎると、ただでさえ弱い皮膚ですから、凍傷の
ようになってしまうし、ぬらすと肌の潤いを奪うし、雑菌の繁殖も気になります。

 ふとんの枚数も減らしすぎないでね。冷やすのも、どうぞほどほどに。



        ◎かゆみを防ぐためのワンポイントアドバイス   


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 早起き、早飯、早風呂、早寝が、アトピーのかゆみをふせぐ秘訣じゃないかと私は
思っています。
 
 寝ているときにかゆみが出ると、つい無意識のうちにかきむしって悪化させちゃいま
すよね。そうならないために、早く晩ご飯を食べて、ある程度 消化・吸収させちゃい
ましょう。起きているうちに出たかゆみなら、少しは、かきむしることなくやり過ごせ
ますよ。

 ちなみに、我が家の夕食は、5時から5時30分くらい。

 つい、ボリュームのあるものを食べさせてあげたくなる夕食ですが、それでは消化に
時間がかかって、体に負担をかけるので、アトピーがひどいときの我が家の夕食は、ま
るで朝食の様なメニューでした。

 ご飯、みそ汁、焼き魚や煮物、おひたしなど。いつも食べ慣れた食材を組み合わせ、
消化のよいものを意識して選んだ、あっさり食でした。(もちろん、仕事をして帰って
こんな夕食ではたまらないと嘆くパパを黙らせるために、できるなら、冷食の一品でも、
チンして、こっそり出してあげる事もお忘れなく。)

 食後しばらく休んだら、今度は早風呂タイム。風呂上がりのほてった体は、ちゃんと
さましてから、おやすみしましょう。風呂上がりの温まった体のまま、ふとんにはいる
と、かゆみが増しちゃいますよ。

また、「早寝、早起きは、三文の得」なんて古いことわざもありますが、幼い子がいると
ついつい朝が遅くなったりしますし、パパの帰宅に合わせて、夜更かししている子もい
るんじゃないかしら?

 でも、自律神経の働きを整える為には、この早寝・早起きが大切なポイントなんです
って。自律神経が正常に機能することで、アレルギー反応が起こってしまう元となる
抗原抗体反応の異常にも、制御が働くようになると言いますから、早寝早起きは、体の
内側のシステムから、アトピーを良くする秘訣なんですよ。

 おまけに、健康な肌が作られていく時間は、10時から2時頃。傷んだ肌を早く修復
してあげたければ、早く寝るべきですし、睡眠時間をたっぷり取れば、身長もよく伸び
ると言われています。

 ちなみに、牛乳を制限して育てた うちの子たちですが、身長は後ろから2、3番目。
親の身長を考えても、これは、ずいぶん健闘しています。当時は、8時を目安に、寝か
せていました。夕飯が早く、あっさり食なので、あまり遅くまで起きていると、お腹が
すいてしまうので、それもあって、早寝が続けられたように思います。

 カルシュウムが不足気味なうちの子、大きくなれるかしらとご心配のママも、まずお
子さんを早く寝かしつけることから始めてみましょうね。

 早く夕飯を食べたら、早くお風呂に入れるし、早く寝ることも出来ます。そいでもっ
て、早く目が覚め、早起きな子になれる。そんな風に、この四つは、つながっているの
ですよ。

 生活のリズムが乱れたり、夜型の親の生活を子供にもさせた結果、アトピーっ子が増
えたとも言われています。こんな話も、アトピーに悩んだときは、頭の隅でちょっと考
えてみてくださいね。


子供がかゆい時に
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 アトピーに伴う子供のかゆみに悩まされている場合は、悩みも深刻だと思います。

 やっとよくなったヤレヤレと思っていたら、ある時、夜中にかきむしって、皮膚が
ボロボロ。また一からやり直しになってしまう時のあの悔しさ。

 だから、だんだんとかきむしる行為に対して、親は神経質になっていきます。

 我が子がボリボリかきむしる音を聞くたびに、冷静ではいられない、聞くとイライラ
する、腹が立つ。私もそうでした。

 でも、よ〜く観察してみると、子供がかきむしるのには、いくつかパターンがあり
それに応じて、かゆみを起こす原因を取り除いてあげれば、案外すぐに楽になる場合
もあるんですよ。

 かゆみを起こす一つ目は、体の内側や外側に刺激を受けて、かゆくなる時。

 二つ目は、無意識でいる時間のかゆみ。それは例えば、寝ている時や、テレビなどを
ぼんやり見ている時にかくことです。

 そして最後に、イライラしたり、泣いたりして、感情が高ぶっている時のかゆみ。

 一つ目は、刺激になる物は何かを知って取り除いてあげればいいので、要領さえわか
れば、ある意味では、一番簡単です。

 かゆくなる少し前(数時間前〜直前くらい)に何をしていたか。何を食べたかを、
まずは思い出してみましょう。

 また、外出していた場合は、どこへ行き、どんなことをして遊んだかを、順を追って
思い出してみるのです。

 食べた物、吸い込んだもの(空気環境)、さわった物で、いつもと違う何かはあり
ませんでしたか?

 そして、以前も似たような状況がなかったかと、比較しながら原因を探り、怪しいと
思うことを、とりあえず遠ざけてみるのです。

 そのためには、食べ物の記録や行動の記録を書き留める、アトピー日記の習慣を持つ
と、かゆみの原因にたどり着くことが、より容易になります。

 これについては、次回でもう少し書きます。

 二つ目の無意識の時間ですが、ぐっすり寝ているのがかゆくなるのは、ふとんの掛け
過ぎなどで、時間と共に、だんだんとふとんに熱がこもり、体が温まりすぎてかゆみを
起こす場合も多いです。

 子供は大人より体温が高い上、湿疹で毛穴がつぶれていると余計に暑がりになります。
 大人よりも少なめの枚数をかけて調節すれば、楽になることがありますし、肌に直接
ふれる寝具を、より肌あたりがよい刺激のないものに試しに変えるという手も、やって
みる価値がありますよ。

 寝具が硬い、下着やパジャマの生地が肌触りが悪い、合成洗剤でそれらを洗っている、
防虫剤や虫除け剤、防臭剤、香料など、薬剤が部屋や寝具に残る、床に寝るから、ほこ
りっぽいなど、チェックする点はいろいろあります。

 他にも、晩ご飯を消化のよいものに変え、早めの時間に食べることで、寝てしばらく
してかゆくなると言うのは、けっこう防げます。

 同じく二つ目で、テレビを見ていてかくのは、退屈している証拠です。夢中になって
いる時には、湿疹が出ていても、かゆみに意識が向いていないので、あまりかきません。

 興味を持てることをさせたり、家事の手を休めて遊んであげることが出来たら、より
いいです。

 そして、一番難しいのが、イライラしてかゆくなることを止めさせる事。

 性格的な差もあるのですが、漠然と不満に思うことがあるから、イライラするし、よ
く泣くし、言うことを聞かないし、すぐ怒ります。



子供がかゆい時に 2
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 前回、子供がかゆいと言う時には、いろんなパターンがあるよと書きました。
 
 例えば、何も湿疹が出来ていないところを、ひどくかゆがったりはありませんか?

 何もないところをかきむしる、ずっとかいてあげても、全然かゆみが引かない・・・
こんな場面に遭遇した時、あなたはどう感じますか?

 かつて、一番上の子が、かゆみの状態が一番がひどくなって、かきむしりをしていた
時期に、二人目はまだ、一番手がかかる赤ちゃんでした。

 そんな時に、見た目は何ともなっていない場所を、いつまでもかゆがる我が子を見て
この子は親の気持ちを引こうとして、わざとかゆがっているのではないか?・・・と、
私は我が子を時々疑っていました。

 家事や育児に追われて、忙しくてたまらない時期だったので、気持ちの余裕がなかっ
たのです。

 でも、子供がかゆくてつらいと訴えているのに、「かわいそうだから、この子のため
になんでもしてあげたい」と考えるよりも、「気を引こうとしている、ずるい子」と、
つい感じてしまう親子の気持ちのすれ違いが、そもそもダメで、だから余計にかゆくな
ったんだなと、何年か経ってからわかりました。

 と言うのも、見た目が何ともないのにかゆいと訴える時のかゆみって、かいても手が
届かない、皮膚の奥の方が かゆい感じなんだと後で体験してわかったからです。

 少しくらいかいても、手が届かなくて、気持ちよくかけないようなかゆみ。

 それは、かいても楽にならないから、湿疹をかきむしるのよりも、ものすごくつらい
んです。

 しかもこれは、かくのを止めたら、またすぐ かゆくなるような、ぶり返すかゆみで
した。

 このかゆみを止めてあげるには、患部を冷やしてあげるのも一つの手ですが、元から
良くしてあげようと思えば、かゆくてつらい心を慰め、無意識の中で緊張している神経
をなだめて、かゆみの元になるヒスタミンのような物質が分泌されないように働きかけ
る事が効果的ではないかと思うのです。

 ころんでケガをした子は、大泣きしていても、親が抱き上げて声をかければ、少しぐ
らいの痛さなら、ピタリと泣きやみます。ところが、信頼関係のない全くの他人なら、
抱いても身をよじるばかりで泣きやみません。

 「痛くても痛くなくなる。」それが、親子の信頼関係の不思議です。

 かゆみも同じです。

 ただ、「かゆそうに見えても、かゆくない。」「かゆくても、だっこしてなでたら、
かゆくなくなる」ためには、転んだ程度のケガよりも、もっともっと深い信頼関係が必
要なのでしょう。

 私は、こんなまじめくさっていて、長いばかりのHPを、わざわざ読んで下さる
方は、どなたもとてもお子さんを大切に思っている、優しくていい方ばかりじゃないか
と思っています。

 いい母親であり、いい父親である人が子育てをしている。それでも、かゆみに悩ま
されてつらいご家庭は多いことでしょう。

 では、心の中に漠然とした不安を持ったり、気持ちが何となく満たされなくて不満を
抱えていたりするような、心のストレスを子供が感じないためには、どうしたらいいの
でしょうか?

 育児の善し悪しは、単に経験の差なので、はじめての子育てで、これらを一息に解決
するのは難題ですが、心のストレスから来るかゆみを止めるためのヒントになりそうな
話を、次回も書きたいと思います。



寝る前に気を付けたいこと
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 アトピーでかゆいのはつらい。特に、寝ている時のかゆみはつらいですよね。
そこで少しでもかゆみが楽になるよう、こんなお話しを。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 一人目の子育てでは、子供の行動が理解出来ずに、よくしかりました。

 失敗でしたねーーー。しかられると、かゆくなるだなんてしらなかったのです。

 実は、かゆみって、ヒスタミンの分泌にもからんで起こる現象ですので、心の動きと
も関連があります。

 しかられると、かゆい。

 泣いている時、かゆい。

 イライラすると、かゆい。

 幼い子は、親にしかられると、泣きながらかきむしる事がありますが、これは、悲し
い生理現象でもあったのです。

 さて、そこで、一番つらい寝ている時のかゆみを押さえるために、寝る前に気を付
けたい工夫として、 

 暴れたり興奮させて、汗をかくこと 

 ふとんの上げ下ろしや、寝る直前の掃除で、ほこりをたくさん吸わせること

 などにも気を付けてみて下さい。

 読み聞かせなどで心を静めてあげると、少しかゆみが楽になれるかもしれませんので
これも試してみてね。

 また、小学生さんでも、飲み物や果物を用意して、食後に話をする時間を設け、一日
一度は、ちゃんと顔を見ながら(用事をしながらではなく)話をすると、子供の心が落
ち着きます。

 兄弟がいても、工夫して一対一で話を聞いてあげる機会を作れば、なおさらよいと
思います。

 一日の終わりには、子供の心がホッとする時間を作ってあげられたらいいですね。


※四コマ漫画にも、寝る前のかゆみについてUPしました。