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 生活全般 2


  


 アトピーと、もっと上手につき合っていくために、生活の中で
 出来る工夫って、実はたくさんあるんですよ。
 
 ちょっとしたコツや工夫をここから見つけてくださいね。



スキンケアについて  かゆみについて  生活全般で  暑い頃に 寒い頃に 季節の変わり目に 

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生活全般で
  
行事や普段の生活の中で気にかけて欲しいことや、
             出来る工夫について載せています。
  1 

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 七・五・三  


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 今年はじめてのお祝いと言う場合は、まだお子さんが2歳はじめの場合もあるので、ちょっとしたことで皮膚がかぶれたり、食べ物にも敏感な幼い頃と言えます。そこで、楽しいお祝いの日に、アトピーでトラブルを起こさないために、下に書いた様なことにも気をつけてあげて下さいね。

●ヘアセットやメイクで

 美容院でプロメイクをしてもらう場合は、そこで使用されているヘアスプレーやお化粧の成分
が、アトピーっ子にはキツイ場合がありますので気をつけて。

素材の成分にかぶれる場合以外にも、香料やスプレーを吸い込むのが、刺激になる場合
もあります。

そこで、三歳時には、出来るだけご自宅でのメイクがおすすめ。

もちろん、ご家庭でセットする場合も、化粧品やヘアセツトの薬剤は、極力使わずに済ませる方が
いいと思いますが、使用する場合は、出来るだけ低刺激の商品を利用してくださいね。

●衣装で

 肌が敏感な時期なので、必ず下着を着せた上から衣装を着せてあげて下さい。衣装を着たまま
お宮参りに行くこともあると思うので、歩いてこすれたり、汗をかけば、肌に合わない生地でかゆみ
が出ることもありますよ。

女の子の場合は、特に、ドレスなどに、化繊を使用した物が多いので要注意です。

 化繊の部分が直接肌に触れる事が多いのが、えりやそでです。衣装選びの際は、デザインばかりを優先せずに選んであげて下さいね。気温が高くて暑く、汗をかいた時には、特にかぶれやすくなります。

 また、クリーニング液の残留や、防虫剤の揮発で、かぶれや咳き込み、鼻炎などの
トラブルが起こることもあります。

 ご自宅て゛保管している衣類の場合は、防虫剤も使用していることと思うので、着る当日取り出す
のを控え、何日か前に取りだして、念の為に、通気性の良いところにつるして、陰干しして薬品
を揮発させてから着せてあげて下さいね。


●食べ物で

 まだまだ食事でトラブルを起こすことがある時期でもあります。

 でも、お祝いの席だからと言って、余り羽目を外すと、事故につながることもありますよ。

 お祝いだからと特別に用意する、珍しい物ほど、子供はたくさん食べたがります。どうぞ
食べ慣れないものを、一度にどっさり食べさせることがないよう気をつけてあげて下さい。

 また、「七五三」で、親や親戚を招いてのお祝いの席を、盛大に設ける地方もあるかもしれません。

 実は、七・五・三をどの程度祝うのかについては、土地によって、かなりの温度差が
ありますよ。

 親戚も招いて、盛大にやるところもあれば、お宮参りや写真を撮る程度で、あとは
家族と、普段より少しごちそうを食べて過ごすくらい、と言うところもあるんです。

 どうしても、はじめてのお祝いである三歳は、派手にお祝いしてあげたくなるもので
すが、この三歳と言う年齢は、まだ食事制限が残るお宅も多い上、「食べちゃダメ!」
が理解できない年頃ですから、出来合いのごちそうを囲んで食べるのは、難しいものです。

 主役は、我が子。でも、いつの間にか、主客転倒になってしまい、じじばばを喜ばせ
るのが優先で、我が子は、ごちそうを前に、「食べちゃダメ!」状態では、子供は楽しいどころか
逆につらい・・(-_-;)なんて事にも なってしまいがちです。

 一人目が三歳の時に、まさにそんなことをやっちゃって、私は後悔しました。

 それからは、「我が家では、三歳の時は、写真だけでいいや。」と開き直り、後の二
人の子には、無理をさせず、質素に済ませました。ご参考までに。



ジジ・ババとの関係



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 お正月は、帰省した実家やダンナさんの親宅で過ごす機会も多くなり、子供の症状を
あれこれ聞かれたり、治療方針に口をはさまれたり、あるいは、いとこたちと比べられ
て、悪く言われているように感じて、ママは胸を痛めることが多いのではないでしょう
か?

食事制限をしていること→ご心配をかけていますが、たいていの子は、少しずつ食べら
れるようになるみたいだから大丈夫です。手作りして、野菜もしっかり食べさせている
から、かえって病気知らずの健康な子に育つみたいですよ。

アトピーであること→乳幼児の頃は、体も弱いでしょ。自分の体が危険を感じる物を、敏
感にかぎつけて、イヤだ!と信号を出す、ある意味、賢い反応なんです。アトピーっ
子が、NOを出すことは、他の子にとっても、本当は良くないことが多いのよ。例えば、
シックハウス(化学物質による汚染)や、排気ガス、たばこの煙などもそうです。

 などの事を、自信を持って答えたらいいよ。アトピーだからって、親が萎縮してちゃ、
子供だって、自分が悪い子みたいに感じてかわいそうよ。

 ジジ・ババがウルサイのは、そのよけいな一言で、どれだけママたちが胸を切り裂か
れるほどの苦痛を感じているかも配慮できないほどに、どうしようもなく孫がかわいいか
ら。片目をつむって、少しだけ大目に見てあげましょうよ。そして、これから長く続く
関係だから、どうぞ、孫の事に盲目的な、ジジ・ババを嫌いにならないで!

 例えば私は、毎年、おせちの黒豆等を多めに作って、親達に持っていきます。こんな
機会に、手作りしたものをおすそ分けに行くことで、ちゃんと食べさせているし、野菜
も多いし、手作りもきちんとしていると言うことを、アピールしておくのが、今までの
誤解を解き、ママとしての面目挽回に、とてもいいことだと思うからです。

 そのうち、漬け物は持ってくるわ、煮豆は作るわと言う嫁(娘)の様子に、だんだん
と信頼を獲得し、やがては、一目置かれる存在になってきました。

 アトピーの治療方法に関して、例え口に出して、あからさまに非難されなくても、両
方の両親に誤解を受けているなと感じながら治療を続けていくのは、本当に辛いもので
す。理解できない嫁(娘)の行動に、理解を示してもらい、汚名を返上するチャンス
は、治療のネックでもあった食べ物にあったんです。

 今は辛いかもしれません。でも、食事に気を使いながら治療していけば、アトピーが
良くなるだけでなく、健康になれるし、ジジババとの関係も、いつかは取り戻せるから
ね。不安に押しつぶされないで!出口は、きっとある!!

                             嫁と姑の関係にイライラ

 帰省


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 ダンナさんの実家に、久しぶりにお子さんを連れて帰省されるママに、心の準備とし
てもう少し書いておこうと思います。

 運の悪いことに、一歳前後の赤ちゃんの頃は、一番目立つ、顔に湿疹がひどい場合が多
いのです。むこうのご両親は、まずびっくりされるかもしれません。

 思わず、「まぁ、かわいそうに。」と、7、80%くらいの確率で言われるでしょう
し、「少しくらいは食べても大丈夫じゃないの?」と、よりお節介な物のいい方をする
ジジババが、5、60%。実際に、こっそり食べさせてしまう、とんでもないジジババ
も、2、30%くらいの確率で出現するんじゃないでしょうか。

 だから、もし言われてしまっても、自分が育児の能力がない、ダメな嫁だと責められ
たみたいに感じて、心を痛めちゃだめよ。あなただけじゃなくて、みーんな言われてき
たんですよ、同じ事を。

 私の場合は、実家の親に、さんざんそんな言葉で痛められ続けてきました。実の親だ
けに、遠慮がないから、言うことがキツイのなんの。精神的に追いつめられましたって。

 でも、冷静になってよく考えられるようになったら、ジジババが、無条件で孫がかわ
いいのもよくわかったから、つい、「かわいそう」と口に出るくらいは、聞き流してあ
げたらいいのにと思えるの。

 ジジババとのつき合いは、今始まったばかり。これから長くつき合う相手と、感情的
になったら、その後がつらくなるばかりです。決して、嫁を責めようと言う、意地の悪
い気持ちで口にするんじゃないんだから。

 「何食べさせているの?」これも、孫がかわいいから、ついでる言葉です。

 もしも聞かれたら、「医師の指導を受けながら、昔から栄養があると言われている物
を、手作りして食べさせています。ちゃんと栄養も摂れているから、安心してください。
むしろ、甘い物ばかり食べさせたり、インスタントで済ます子より、健康で元気に育つ
そうですよ。」と、多少はウソでもいいから、安心させてあげられる答えをどうぞ。

 ただし、「少しくらいはいいでしょう。」と食べさせたりする分には、きっぱりと、
「治療中で、過敏な時期なので、少しの食べ物に反応して、ひどく悪化することもある
そうです。どうぞ食べさせないでください。」と、お断りを。

 赤ちゃんの顔の湿疹は、そう長く、同じ状態では続きません。次に帰省するときには、
きっともっと良くなっているお子さんが多いと思いますので、笑顔で答えられる、心の
ゆとりを持ってくださいね。

 言われるぞと思って帰省し、実際に言われたら、おっ、キタキターーー♪と、少しは
ショックが少なくて、うまくジジババに、話せるといいですね。

 もちろん、帰省の時は、いつも以上に体調を崩すことも仮定して、飲み薬の他に塗り
薬もお忘れなく。かゆみ止めもあった方がいいかもね。 

 また、親戚が集まっての飲み会や、法事などがあるかもしれません。たばこやお線香
の煙が充満するようなら、上手に子供と退席し、不必要に煙の刺激を受けないよう、小
さなお子さんをいたわってあげてくださいね。


 今の時期に、帰省すべきなのか考える
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あなたのお宅では、ご主人の実家に、年末年始やお盆で泊まりに行きますか?

 あーー、ヤダヤダと今から気持ちが沈んでいるママもいるのではないでしょうか。

 昔、子供が食物アレルギーで私がピリピリしていた頃に、義理立てして よそのお宅
に無理をして泊まって、かえって関係が気まずくなり、それから何年も修復できなくて、
つらい思いをしたことがあります。

 乳幼児の食物アレルギーは、一年あればずいぶんと状況が異なってくるものです。

 特に、夏場より冬場は、肌の調子が悪化しやすいので、お泊まりがしんどい場合もあると思います。

 相手のお宅に、アレルギーへの理解がない場合(ジジババも含む)、「無理をして
まで行かない方が、長い目で見て良好な関係を築けるから、今は泊まりがけでは行かない」
と言う選択肢もあることを、ぜひ知っておいてくださいね。

                                         帰省先のペットのこと  


  歯磨き粉


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 歯がそろってくると、自分でハミガキをする機会も増えてきます。初めのうちは水で
歯ブラシをぬらしただけで磨く子が多いと思いますが、そのうち歯磨き粉をつけたいと
いう子もいるでしょう。あなたのお家では、どんな商品をお使いですか?

 実は、塗り薬と同様に、体の中には、薬剤を吸収しやすい場所というのがあります。
性器や口腔は、その中でも特に、薬剤の吸収がいいのです。

 ところが、一般的な店舗で購入する歯磨き粉には、発泡剤、界面活性剤などの薬剤が
含まれていて、ハミガキをする度に、それらが少しずつ、体内に吸収される可能性があ
ると言います。

 中には、歯磨き粉の成分が体質に合わず、口腔にプツプツが出来たりして、かぶれて
しまう子もいるかもしれませんね。

 そこで、歯磨き粉は、うっかり体内に入った場合もOKなように、自然食品店や通販で
発泡剤や防腐剤を含まない、自然派の歯磨き粉を買うといいですよ。

 また、我が家では、光に当てて磨くと、歯石が取れやすくなる、特殊な働きを持たせ
た歯ブラシを使って、出来るだけ水だけ洗いをするようにしています。

 歯磨きはじめのお子さんは、うがいも不十分になることが多いので、こんな事にも
気をつけてあげるといいですよ。

 ※アトピーっ子におすすめ商品の中でも、ご紹介しています。こちら


吸い込む刺激


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 子供の湿疹や鼻水、咳などの全身症状が悪化したとき、食事制限中だと、どうしても
何を食べただろうか?と言うことに意識が向いてしまうのだけど、どこに行って、どん
な空気を吸ったのか?についても考えてみるといいですよ。

 かつて、一番上の子のアトピーに悩まされていたとき、なぜ湿疹が悪化するのかわか
らなくて、悪くなったらとりあえず、食べさせる食べ物の種類を減していた時期があり
ました。

 ある時、知り合いを訪ねて会社の倉庫に立ち寄り、立ち話をしばらくしている間に、
子供たちが、かくれんぼをしたのか、服をほこりで白く汚して戻ってきたのです。

 その日の夕方には、もう湿疹やかゆみが多くなって、ははぁ、なるほどと納得。

 吸い込む程度や体調によって様々でしょうが、すぐに、あるいは翌日などに、なんだ
か様子がおかしいのなら、もしかしたら、ほこりや薬品など、何かを吸い込んだ刺激かも。

 普段 掃除しない場所に、子供はよく潜り込みますし、デパートのような人混みでも
チリが目に見えないだけで、相当の量のほこりが舞っています。時には、換気が悪くて
嫌な臭いが充満した建物に、用事やイベントで立ち寄ることもありますよね。

 調子が悪いのはなんでだろう?と考えたときに、今日、この子は何をしていただろう
と考えてみる癖を付ければ、アトピーの犯人探しに役立つこともありますよ。

 また、たばこやお線香も、空気環境が悪化する刺激として、身近で接する親達が、
気を配ってあげて欲しい項目の一つですなと
思うのです。

 特に身近なのが「たばこ」の刺激。お子さんと過ごすことが多いリビングなどで、大
人が無神経にたばこを吸ったりしていませんか?喘息気味なお子さんには、特に、酷な
刺激となりますよ。

 室内でたばこを吸っていると、壁が半年もたたない間に黄ばんできて、ぬれぞうきん
でふき取れば、真っ茶色のタールがべったり付いて、本当にぎょっとさせられます。

 同じ事が、その煙を含む空気を吸っている、お子さんの体の中でも、実は起こってい
るわけです。たばこを吸ったときに漂う副流煙は、同室する他の人の健康にも有害であ
るというのは、以前から言われていることですが、有害な物質を排除する能力が未熟な
乳幼児たちですから、とりわけ要注意ですよ!

 厳しいようですが、大人のたばこは、屋外あるいは、換気扇の下でどうぞ。

  かぶれを防ごう       



  赤ちゃんに果物を食べさせる機会は多いですよね。

 ちょうど今、私の住む地区では、メロンの出荷が始まりつつあります。
先日テレビを見ていて驚いたのですが、好きな果物は?と聞かれて、「メロン!」
なんて答えていた園児が意外に多いんですね。なんと、ぜいたくなっ!!

 でも、やっかみ半分で言うんじゃありませんが、うり科のメロンは、かゆみも出や
すく、アトピーっ子には要注意な食べ物なんですよ。

 特に、赤ちゃんの場合、手や口の周りに汁が付いて、かぶれたりする子もいます。
メロンに限らず、果物や食べ物の汁でかぶれる場合は多いんですよ。口の周りに、ブ
ツブツや赤いただれがある子は、もしかしたら、食べ物の汚れでかぶれているのかも。

 食べさせた後、ガーゼで拭き取るのは、汚れを肌にすり込んでいるのと同じ事。
肌の弱いアトピーっ子には、決してやっちゃダメですよ。
 この場合、だっこして流しへ行き、手や口の周りを、すぐにさっと洗い流してあげ
るのが正解!

 また、乳幼児は、体に合わないことを、きちんと言葉で伝えることが出来ませんの
で、ママが気づいてあげられないばっかりに、知らずに何度も食べさせて、症状を悪
化させている場合だってあるかも・・・・

 赤ちゃんなら、食べてしばらくして泣き出したり、咳をする、口の周りに浮腫(じ
んましん)が浮き出るなどの症状はないか、気にかけてあげてくださいね。

 幼児ならやはり咳込む。のどが変とか、かゆいとか、それに似たような表現や仕草
をするなど。たまに、いつも食べるのをいやがるものの中にも、体に合わないものが
含まれていることもあるので、偏食と区別がつかず大変でしょうが、そのようなこと
はないかを、食事中にはよく観察してあげてくださいね。

 乳幼児のアトピーでは、食べ物に反応する子も多いから、始めて食べる物は必ず一
口だけ。食べさせているときは、子供のアレルゲンを見つけるための絶好のチャンス
ですから、いつもと違う様子はないか、よーく観察してあげてくださいね。

 そして、普段から、何冊か本を読んで、アレルギーを引き起こしやすい食べ物は何
か、基礎知識を付けておきましょう。かゆみの出やすい物質を含んでいて、仮性アレ
ルゲンと呼ばれる食べ物もたくさんありますので、これも要注意ですよ。

 食べたらすぐに、手や口の周りを洗い流す。

 こんなちょっとしたママの工夫で、口の周りの湿疹やただれが、良くなってくれる
かもしれませんよ。

 ちなみに、育児に不慣れだった頃のうちの子は、よく口の左右に、赤いブツブツを
出していたものでした。せっかくのかわいい顔が、おひげが生えたようで、台無しで
すよね。食べ物のカスを洗い流してあげるようにしてからは、結構いい状態を維持で
きるようになりました。子供さんの体質により個人差はあるでしょうが、ふき取りよ
り、洗い流しが、お肌にはGOO!洗ったら、こすらず、柔らかいタオルを押し当てて
吸収させる感じで、優しく水分を取ってあげてね。




スキンシッ


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 アトピーがきっかけとなって、親子関係がぎくしゃくしてくることはよくあります。

 湿疹やかゆみでつらかったとき、「イライラして思わずしかりつけた。」「自立心が
芽生える、大切な時期に、ほめることより、食事制限で、ダメダメと、我慢させ続けた」
「ちょうど下の子が産まれて、十分な愛情が注げなかった」など、いろんな理由がある
ことでしょう。

 時には、呼びかけても返事しない、わざと弟や妹をいじめたり、反抗的な態度で、親
を激怒させるなど、幼児といえども、精一杯の抵抗をして、親を困らせるものです。

 もちろん、アトピーが良くなった後も、親子関係はずっと続くわけですから、ここで
親子の心のきずなに、しこりを残すと、思春期の頃までに、積み重なったお互いの不平
不満や、不信感で、本当に悲しい思いをさせられます。

 そうならないために、今しておくといいこと。それがスキンシップです。

 我が子にふれる理由なんて、何もいりません。ママの手が空いたときに、抱いてあげ
る、ひざに乗せる、なでてあげる、手をつなぐ(手遊びを一緒にする)などをしてあげ
ませんか?

 大好きよの気持ちを表すのに、「いつ」はないのです。我が子とケンカして、むしゃ
くしゃしているときも、しかった理由をきちんと言い、ダメよと言った後なら、抱きし
めてあげます。しかったけど、あなたは好きよと、スキンシップで表現するのです。

 アトピーだと、体もしんどくてつらい。だから他の子よりもっと、ママの愛情が欲し
い。それは、やさしい手で、日に何度も触れてあげることで、案外、簡単に満たされる
ものなのです。

 なのに、見せしめのために、泣かしたまま、ほっておく→アトピーでダメダメとしか
る・・・のでは、幼い子供の心には、つらすぎる仕打ちです。

 髪をとく、衣服の乱れを直す、鼻をかむなど、そんな、ささいな事で、我が子にふれ
る機会に、そっとお子さんの表情を盗み見てください。幼稚園くらいになると、誇らし
げな顔で、じっと体を預けています。終わったらついでに、「はい、おしまい。」で、
頭をなでてあげると、もっと、もっと嬉しいはずです。

 ママは嫌い!

 と、口で言う子ほど、ママに好かれたいと心の中で願っています。ちょっとのスキン
シップで、お子さんの心を救ってあげて!

 そして、この先、ずっと続く親子関係ですから、今から大切に築いていきましょうよ。



 治療しながらスキンシップ


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 「ピンチを、チャンスに変える」とか「転んでもタダでは起きない」と言う言葉
が私は大好きです。だって、それが出来なくちゃ、アトピーで苦しかったときに、
笑顔でいられなくなり、家庭も暗くなってしまうからです。

 つらいなと思うときこそ、そこに小さな幸せを見つけていこうじゃありませんか。

 例えば、今の時期に皮膚が荒れて、かゆみでつらい子には、スキンシップという
楽しみを与えてあげましょうよ。

 子供は、親にかまってもらうのが大好きです。でも、だっこしたり、なでてもらう
だけがスキンシップではありません。

 治療のために、かゆいと言ったときに、出来るだけいつも、どれどれと見てあげ
て、「かゆいの とんでけ」と言いながら、なでたり、やさしい言葉をかけながら
薬を塗ったり。これも、子供にとっては、とっても大きなスキンシップのプレゼント
になるのです。

 簡単に出来ることだし、何げない出来事です。でも、子供を育てている最中のママ
は、よくご存じでしょうが、ただそれだけの事を、はじめての子育てで、実行するの
は、大変です。一日に何度も、笑顔でこれをやるのは、とっても難しいんですよね。

 かまってもらいたくて、わざとかゆいと言うこともあるでしょう。でも、それも含
めて、全て受け入れてあげる事が出来たら、子供の心が、愛されている嬉しさで、満
ち足りてきます。

 私は、三人目の子育ての時になって、こんな何げない、治療のためのふれあいが、
どれほど子供にとって嬉しく、ママの愛情を感じる出来事であったかを、やっと思い
知る知ることができました。

 一人目の時に、もっと上手にスキンシップが出来ていたら、きっとかゆみも減った
だろうし、「食べちゃダメ。」でしかることばかり多くて、「どうせ嫌われているん
だ。」と、すねてしまいがちだった あの子の心に、あたたかい灯火を注いであげる
ことが出来たのだろうなと考えますが、過ぎたことは、もうどうにもなりません。

「ピンチを、チャンスに変える」とか「転んでもタダでは起きない」の精神で、今、
うまくお子さんと接することが出来なくて悩まれているママも、小さなスキンシップ
から、今を変えていってみませんか。



  悪化したとき、やってみる順番


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 アトピーの湿疹が悪化して、かゆみが強くなって、かきむしってつらくて・・・。

 かなり良くなったと思っていたのに、何かが引き金になって、また悪化させてしまう
事態が、アトピーでは、けっこう起こります。

 薬を塗るだけでなく、早く治してやりたくて、何か助けになることがないかと
血まなこになって方法を探りますよね。

 例えば、入浴によって、治療効果を上げたいと考えたとき、あなたなら、温泉・薬湯・
入浴剤・塩素除去製品・炭のうちの、どの方法を選びますか?

 今の私なら、早く治したい気持ちをぐっとこらえて、できるだけ肌への負担が少ない
方法から試してみます。

 皮膚の状態がひどくなっているときは、効果がありそうな方法より、刺激が弱く、少
なくても悪化はさせないような方法を、あえて選んだ方が、かえって早く治る近道なん
だと、いろいろ失敗して学んだからです。
おおざっぱに、それぞれの違いを書いてみると、

 温泉・・・体に合えば良くなる場合もあるけど、皮膚が荒れすぎていたら、刺激が強
くて、かえって悪化する場合もあります。また、最近、循環形式の風呂の場合は、塩素
が投入されているので、かえって良くない場合もありますよ。

 薬湯・・・上と同様です。合う合わないがあり、合わなかった場合はかえって刺激に
なります。また、自然由来の成分であっても、濃度が濃い場合に、赤ちゃんは、じんま
しんを起こす事もあります。

 入浴剤・・・上と同様に合う合わないがあります。おまけに、香料や着色料がダメな
子もいます。

 塩素除去製品・・・特別な効能があるわけではないのですが、塩素という刺激を取り除
いて、肌を楽にしてくれます。上の三つに比べると、肌が荒れている時期には、低刺激
で安心。

 炭による塩素除去風呂・・・上と同様に、塩素という刺激を、自然素材で取るやり方
なので安心。炭の効能も期待できるかも。

 と言うところでしょうか。

 ひどくなっているときは、ヘタにいじらずに、下二つの、塩素を除去する入浴で、
まずは、刺激を減らすやり方を試してみる。

 少し良くなったら、かけ流しの温泉を試して、回復を早めてあげるのもいいし、薬湯
や入浴剤だって、普通の使用量より、少し薄めから試して、相性を見てから使っていく
事で、トラブルなく使えるかも。

 でも、アトピービギナーさんほど、使い方や試し方のイロハもよくわからないまま、
いきなり効能が高いものを求めてしまいがちですよね。

 アトピーが悪化しているときは、「効能が高い=刺激が強い」と言うことにもなりか
ねないことを知っておいてね。




    かゆみを防ぐために早寝早起き  


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 早起き、早飯、早風呂、早寝が、アトピーのかゆみをふせぐ秘訣じゃないかと私は
思っています。
 
 寝ているときにかゆみが出ると、つい無意識のうちにかきむしって悪化させちゃいま
すよね。そうならないために、早く晩ご飯を食べて、ある程度 消化・吸収させちゃい
ましょう。起きているうちに出たかゆみなら、少しは、かきむしることなくやり過ごせ
ますよ。

 ちなみに、我が家の夕食は、5時から5時30分くらい。

 つい、ボリュームのあるものを食べさせてあげたくなる夕食ですが、それでは消化に
時間がかかって、体に負担をかけるので、アトピーがひどいときの我が家の夕食は、ま
るで朝食の様なメニューでした。

 ご飯、みそ汁、焼き魚や煮物、おひたしなど。いつも食べ慣れた食材を組み合わせ、
消化のよいものを意識して選んだ、あっさり食でした。(もちろん、仕事をして帰って
こんな夕食ではたまらないと嘆くパパを黙らせるために、できるなら、冷食の一品でも、
チンして、こっそり出してあげる事もお忘れなく。)

 食後しばらく休んだら、今度は早風呂タイム。風呂上がりのほてった体は、ちゃんと
さましてから、おやすみしましょう。風呂上がりの温まった体のまま、ふとんにはいる
と、かゆみが増しちゃいますよ。

また、「早寝、早起きは、三文の得」なんて古いことわざもありますが、幼い子がいると
ついつい朝が遅くなったりしますし、パパの帰宅に合わせて、夜更かししている子もい
るんじゃないかしら?

 でも、自律神経の働きを整える為には、この早寝・早起きが大切なポイントなんです
って。自律神経が正常に機能することで、アレルギー反応が起こってしまう元となる
抗原抗体反応の異常にも、制御が働くようになると言いますから、早寝早起きは、体の
内側のシステムから、アトピーを良くする秘訣なんですよ。

 おまけに、健康な肌が作られていく時間は、10時から2時頃。傷んだ肌を早く修復
してあげたければ、早く寝るべきですし、睡眠時間をたっぷり取れば、身長もよく伸び
ると言われています。

 ちなみに、牛乳を制限して育てた うちの子たちですが、身長は後ろから2、3番目。
親の身長を考えても、これは、ずいぶん健闘しています。当時は、8時を目安に、寝か
せていました。夕飯が早く、あっさり食なので、あまり遅くまで起きていると、お腹が
すいてしまうので、それもあって、早寝が続けられたように思います。

 カルシュウムが不足気味なうちの子、大きくなれるかしらとご心配のママも、まずお
子さんを早く寝かしつけることから始めてみましょうね。

 早く夕飯を食べたら、早くお風呂に入れるし、早く寝ることも出来ます。そいでもっ
て、早く目が覚め、早起きな子になれる。そんな風に、この四つは、つながっているの
ですよ。

 生活のリズムが乱れたり、夜型の親の生活を子供にもさせた結果、アトピーっ子が増
えたとも言われています。こんな話も、アトピーに悩んだときは、頭の隅でちょっと考
えてみてくださいね。



災害時の準備について


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 ここ数年、自然災害の被害が拡大してきている感じがします。台風の季節の前には、
ぜひ災害時の準備は万全かどうかを、確認しておいてくださいね。

 と言うのも、もしもの時は、食べ物や環境の悪化に過敏なアトピーっ子は、まともに、
そのしわ寄せを受け、症状が悪化してしまうからです。

 しかも、制限食などの特殊な事情があれば、いくら援助品が目の前に摘まれても、
食べることさえ出来ず、自治体の援助の手からも、滑り落ちてしまう可能性がありますから、
まずは、自分の家族の食べる物は、自分たちで確保しておくという、自衛の意識が、
とっても大切なんです。

 どうぞ非常時の対策を、ぬかりなく用意しておきましょうね。

 ここでは、みんみんさんが参加された、アレルギーの会全国交流会の中で、災害時の
対応について聞いてこられた内容を、載せました。こちらからNO11も読んでみて下さいね。


 ◇………必要なもののリストとしては……………◆

水、乾パン、乾燥もち、缶おかゆ、缶ドロップ、チョコレート、乾電池、メモ帳、油性
ペン、手動充電式ラジオ(これは本当に役立つそうです)、懐中電灯、家族写真、
現金(小銭多く)、連絡先一覧、保険証コピー保険証券、通帳番号等の控え、非常薬の
予備、処方箋、子供のアレルギーについての注意書き、緊急時(災害時)のお願いカー
ド(子供のアレルギーに関して)、応急手当セット、マッチ、ライター、保温シート、
カッパ、防塵マスク、ティッシュ、ウエットティッシュ、紙おむつ、ビニール袋、
タオル、軍手など

※ただ、食物アレルギーがある幼いお子さんには、チョコレートは不適切ではないかと、
私は思います。缶ドロップも着色料が入っているから、氷砂糖の方がおすすめです。


 ◇………アトピーっ子だから……………◆

・自治体に用意されている食品は、アレルギーを考えてないものがほとんどで、支給さ
れても食べられなかったり、飲めなかったりする可能性があります。

※そこで、普通の家族より長い期間分の備蓄をされておく事をおすすめします。水な
ら、一日当たり、一人につき、

「2〜3リットル×(自治体からの支給が始まるまでの)三日分」

あればいいとされますが、飲めない商品が配給される場合を想定し、子供の分だけ
やや多めに用意します。

・ベビーのいる方なら、アレルギー用のミルクも、自分たちで用意する必要があります。

※阪神大震災の時も、アレルギーがある被災者のご家族は、飲食物で、大変困られた
そうです。

・もし、親から離れてしまった時に、自分が何にアレルギー反応を起こすのか、そう
なったら、どのように対処したらよいかのカードを、常に子供にもたせておくのも
ひとつの手です。

・病院とのかかわりの変化(他の地域に移動をして、同じ治療が受けられなくなった)
や、入浴.洗濯などが出来なくなる、衛生面の悪化、埃が多い室内や野外で、反応を
おこす。そして、プライバシーがなくなったことによるストレスなどもあり、いろんな
原因で、実際に、災害後、ほとんどが症状を悪化させてしまったそうです。

※ダニやほこりに過敏な場合は、支給された毛布に反応てしまったりも考えられます
し、崩壊した建物から出る、ほこりや化学物質による空気環境の悪化も深刻です。



地震に備えて、日常食の中からもストックを
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 食べ物で制限があるお子さんの為の食料についてもう少し書いておこうと思います。

 災害時に配給される食べ物は、決して制限対応しているわけではありませんので、
我が子のためにしっかりと食料は自衛しておきたいものです。

 何年も保存出来る災害専用食も、もちろん必要でしょうが、もっと気軽にたくさんの
食材を保管しようと思えば、三ヶ月〜半年程度は保管出来る、ごく日常で使用する素材
も利用してはどうでしょうか。

 多めに買って、災害用の備品と一緒の場所へ保管しておき、年に数回、新しいものと
入れ替えながら使えば、無駄なくたくさんストック出来ますね。

 例えば、制限がある子にも使いやすい「くず粉」は、昔は離乳食として、熱湯で溶い
て赤ちゃんに飲ませたほど、栄養価の高い食べ物ですので、乳幼児さん全般に利用しや
すいのではないでしょうか。

 もちろん、制限に応じた穀類の粉物のストックさえあれば、水に混ぜて煮るだけで
簡単に食料になるから便利です。

 他にも乾麺類や切り干し大根、干ししいたけのような野菜の乾物も、常温で保管出来
る賞味期限が長い食材だから、おすすめです。

 もちろん、普段からこれらの食材を使い慣れていないと、とっさの時に応用がききま
せんので、加工済みの食材ばかりに頼らない食生活も心がけておきましょうね。




  遊園地の利用の仕方

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 幼いお子さんを抱えていると、休日が続く頃や、季候が良い時には、遊園地に行きたくなりますね。

 でも、食事制限があると、食べ物を持ち込み禁止の遊園地では、大変は困ります。ファース
トフードのお店ばかりが多いから、食べられる物がないお子さんもいることでしょう。

かと言って、こっそり食べ物を持ち込むのも気が引けますよね。

 そこで、日本で一番有名な遊園地である、東京ディズニーランドを例に挙げて、アトピーっ子対策 
をどうすればいいのかについて書いてみたいと思います。

 これは、2004年度に、近場にお住まいのケシーさんにお尋ねして、教えていただいた情報ですので
変更されている事項もあると思います。現在の様子については、直接お尋ね下さい。

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 いく日が決まったら、10日以上、2週間だったかなそれぐらい前に
インフォメーションセンターに電話します。
食物アレルギーのことを話し、食べられるものがあるかどうか質問します。

折り返し、担当の人から電話があります。
アレルギーの内容を詳しく聞かれた後、
何日かして回答がきます。

持ち込みOKです。
今は、飲み物、食べ物の規制は、あまりありません。
アレルギーの人に関しては、お弁当を持ち込むことを推奨しています。

ごはん、パスタのみを出してくれるレストラン、
持ち込んだ物を暖めてくれるレストラン、
食べられるメニューを郵送またはFAXで回答してくれます。
食器のみ貸りることもできますが、傷などに少量のアレルギー物質が入る場合が
あることなどまで、説明されています。

そのことについて、頼んでもいやな顔されたこともありませんし。
とても親切に対応してくれます。
時間がかかることも、ありますけどね。

それから、お弁当の持込に許可はいりません。
誰でも、キャストに直接言えば、快諾してくれます。


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 さすがに、サービスが超一流と言われるだけに、対応もきめ細かですよね。

 ここまでの対応を全ての遊園地に求めるのは無理ですが、大抵の有名な遊園地は、
HPを持っていますので、ここで、メールでの問い合わせをすることが出来ますし、
急がれる場合は、電話番号も載っていますので、心配に思うことがあれば、まずは
問い合わせをしてみて下さいね。

 メールの場合は、早くても数日かかるものと考え、早めに問い合わせをしないと、
連絡が来ないと言う事態もありますから、気を付けてね。

 大きな遊園地ほど、とんでもなく へんぴな場所に作られていることも多く、園を出て、
外で食べ物を捜す事が難しい場合もあるので、食べ物で不安を抱えている場合は、
少なくても、食事と飲み物については、ちゃんと下調べしておく事が必要だと思いますよ。

 ちゃんと問い合わせして、安心してお出かけ下さいね。


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2005年にUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)へ遊びに行ってきた時の感想も、
付け加えておきたいと思います。

 私が行ったのは夏でしたが、USJでは、園内でミネラルウオーターやお茶を売っていまし
たので、飲み物という点では、合格点!持ち込みをしなくても、何とかなりそうです。

 ただ、食事でたくさんの制限のあるアトピーっ子を抱えているお宅が、園内の食べ物を
いただくのは、少し無理がある感じです。

 ここでは、園内持ち込み禁止にしてある代わりに、門を出たところに、持ち込みを食べら
れるピクニックエリアが用意されています。

手にスタンプを押してもらえば出入り自由ですので、そちらを利用するのもいいのでは
ないでしょうか。

また、園を出て、すく近くに、レストラン街+コンビニはあるので、食べられる和食やパン類を
ここで捜すことも可能です。

 ここについても、少しずつ環境は変わっていくと思いますので、事前にお問い合わせ
されると安心ですよ。



 野外での遊び場・・・グリーンツーリズム
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 アトピーがあると、食べる物の持ち込みが出来ない遊園地には行きにくいし、
動物園も「鳥のコーナー」や「小動物のふれあいコーナー」は、じんましんが出
そうで怖く、子供を連れていく場所が思い浮かばない・・・(T_T)

 そんな暗い気持ちが、少し明るくなるようなお出かけ情報を一つ♪

「グリーン・ツーリズム」ってご存じですか?

 もともとは、長期のバカンスを楽しむことの多いヨーロッパ諸国で、農山漁村
に滞在して、その地域の自然・文化にふれたり、体験活動を通じて、地元の人々
との交流をはかる活動を指していたそうです。

 もちろん、食べ物で自由が付けやすいキャンプも、アトピーっ子にはピッタリ
な休暇の過ごし方の一つだと思いますが、さらに踏み込んで、人と触れあう体験
活動をさせてあげることは、生きる力の強い子供を育てるためには、ピッタリで
はないかと思うのです。

 アトピーがあると、人と違うことを強いられることも多くあり、親子共々、や
たらとエネルギーを消費します。

 でも、それをきっかけに、人としてたくましくなれたら、それも儲けものと
考えませんか?

 グリーンツーリズムの体験できる場所などが詳しくのっているサイトへは、
こちらから
 
         オーライ!ニッポン   行楽先でのおむつや飲み物の話


           
テレビ発の食や健康の情報  
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 少し前から、気になっていることがあります。それが、テレビから発信される食や
健康に関する情報番組です。

 うちの実家の親も一時期、お昼の みのもんた番組に はまっていましたが、「ココア
が良い」と、彼が解説すると、スーパーの棚から、あっと言う間にココアの缶が消えて
しまった事件には、本当に驚いてしまいました。

 ところが、これだけが特殊な話だと思っていたのに、最近どんどん、そんな例が増え
てきて、情報に振り回されているようで、なんだか怖いなと思うし、気になるのです。

 芸能人が解説する、食や健康をテーマにした番組は、現在でも複数放送されています
が、この頃では、どこかの番組で何かが紹介されるたび、スーパーの棚から食材が一時
的に完売したり、あるいは、ネットでの通販が品切れして、パンク状態になる事態がよ
く起こっています。

 でも、それらの情報番組って、

「医学や栄養学に素人の番組スタッフ」が、

「ごく一握りの専門家に、短時間取材しただけの話」をまとめて構成し、さらには、
視聴者が興味深く見てくれるようにと

「少し大げさな表現も盛り込みながら制作する」

から、わかりやすくて見やすい、いわば、娯楽性の高い番組に他ならないと思うのです。

 ですから時には、番組の内容を過大評価しすぎて、それにはまって、健康を害してし
まうと言う事態もあるかも。

 そして現実にも、某番組が放送した「白花豆の粉末」の摂取によって、下痢や腹痛な
どのクレームが視聴者から続出し、新聞でも大きく報道されると言う事件が、少し前に
は起こってしまいました。

 実は、少し醒めた目で番組を続けて見ていくと、以前、体に良いと言われたハズの食
材が、他の食材の良さを紹介する中で、否定されている場合もあるのに気づくことも。

 そんな時に、「おーい、こないだと言っていることが違うんでないの?」と、突っ込
んでみて欲しいな。

 食べ物は、もっと総合的に補い合いながら、健康増進に役立っているのに、一つの
素材ばかりに注目しすぎてしまうと、かえって体の栄養バランスが壊れてしまいます。

 アトピーに悩んでいると、何とか良くしたくて、自分の心にピンとくるアピールをし
てくれた番組や、その健康食材にのめり込んでしまう事も起こりやすいのですが、アト
ピーっ子の赤ちゃんや幼い子には、続けて使いすぎると良くない素材や、年齢的に、
使わない方か賢明な素材もあると思います。

 これを読んで下さっている読者のみなさんは、どうぞ、冷静に、そして、あくまでも、
上に書いたような、即席仕立ての娯楽番組として、参考にする程度の感覚で番組を楽し
む視点を持ってご覧下さいね。




下着や制服につい
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子供は運動量が多いので、春先から、急に汗ばむような暑い日が増えると、汗の
せいで下着でのトラブルが多くなります。

 男の子はブリーフ、トランクス、ボクサーパンツなど、いろんな形式下着が選べ
ますが、夏にかけてのおすすめは、断然トランクス。

 スカスカ、スースーのはき心地がチンチンの蒸れを防いでくれるし、綿100%
素材がほとんどなので肌あたりがよく、アトピーっ子にはピッタリです。

 女の子の場合は、レースの飾りが足やお腹のぐるりに付いている物や、ナイロン
生地の商品は、肌の刺激になることもあるので避け、腹まわりがゴムテープのような
形状の商品よりも、肌に触れないよう、折り込んだ生地の中にゴムが通ったタイプを
まずは選んでみてください。

 また、春からの新入園・入学で、制服が必要になるお子さんもいると思います。

 体操ズボンのような化学繊維の生地がダメだったり、袖やエリのゴムがダメだったり
もありますので、ご心配なら事前に園や学校に相談してみて下さいね。

 また、中学や高校の冬服なら、ズボンやスカートにウールが混じった生地がもある
と思うので、これが通学や授業で肌をこすってチクチク刺すことがあります。

 これから汗をかくシーズンになると、そこにかゆみが加わって悪化することもある
ので、合わないようなら、綿100%の生地が選べないかを学校へ問い合わせてみる
といいですし、スパッツのような下ばきを重ねてはく事で楽になる子もいます。

 いずれにしても、衣類への反応は人それぞれですから、新学期が始まってしばらくは
よくお子さんの話を聞いてあげてくださいね。


春先の学校との交渉について  

※おすすめの商品より  刺激の少ない下着


  アトピーっ子と楽しくお出かけ

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 幼いお子さんを抱えていると、休日が続く頃や、季候が良い時には、遊園地に行きたくなりますね。

 私は、食事な制限があるアトピーでしんどかった頃、外出が苦痛でたまらなかった時期
がありました。

 いちいち、食べる物や飲み物を用意して出かけないといけないのが面倒でしたし、
遊園地に行けば、安心して食べさせられるメニューがなく、よそのお子さんが、フ
ァーストフードやアイスクリームを食べながら歩くのを横目に見たうちの子に、あれ
が欲しいとねだられ、なだめるのに苦労し、とても戸惑いました。

 はじめてのお子さんの場合は、どこへ行こうかと親はついつい張り切ってしまい
ますが、アトピーっ子を連れての外出に慣れないうちは、出先で思わぬトラブルも
起こりますから、無理に遠出せず、食べ物の持ち込みが出来て、日帰りで楽に行き来
出来る小規模な遊園地や野外遊具があるキャンプ場などがおすすめですよ。

 幼児の場合は、大好物のお菓子や飲み物、ちょっと目新しいおやつを行楽地へ多め
に持ち込んでおき、食べられない食べ物をねだられた時に、「ジャジャーン、ぼくの
もあるよ」と楽しそうに出せば、その一瞬で別の食べ物に関心が移るので、これでOK!

 子供って、絶対アイスが食べたいのではなく、自分にもスペシャルな何かを親が用意
してくれているのを知ることで、満足してくれるものですよ。お試し下さい。

 アトピーっ子におすすめの商品でも、コーナーを設けてアドバイスを載せています。こちら