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 生活全般で 

 着る前に洗う習慣を

 防ダニ製品について


 アトピーと目との関係

 手荒れの原因は薬品かも
 
 同じ食品を取りすぎないこと

 花粉症の頃は特に、車の中の掃除をこまめに

 将来を考える時に、アトピーも考える


  


 アトピーと、もっと上手につき合っていくために、生活の中で
 出来る工夫って、実はたくさんあるんですよ。
 
 ちょっとしたコツや工夫をここから見つけてくださいね。



スキンケアについて  かゆみについて  生活全般で  暑い頃に 寒い頃に 季節の変わり目に 

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生活全般で
  
行事や普段の生活の中で気にかけて欲しいことや、
             出来る工夫について載せています。
     

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 着る前に、衣類を洗う習慣を


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 先日の新聞に中国製のベビー服(Tシャツ)を着た乳児の皮膚がかぶれ、検査の結果、
衣類からは高濃度のホルムアルデヒドが検出され、商品は回収という記事が載せられていました。

 ただし、水によく溶ける性質があるので、この薬品に関する限りは、洗えばかなり改
善するものと思われます。もしも未開封の子供服がある場合は、念のために、まずは洗
ってみてくださいね。

 ちなみに、ホルムアルデヒドは衣料の防しわ、防縮加工剤として使われており、目、
皮膚、鼻の炎症、呼吸困難、喘息、癌などを誘発する可能性があるそうです。

 肌が弱い赤ちゃんは、ちょっとの刺激で皮膚炎を起こしますので、下着やおむつな
ど、直接肌に触れる商品には、特に気をつけてあげたいですね。

 他にも、新品の衣類には、衣類へのノリ、特殊な加工、有害な染料の問題もあるのを
ご存じでしょうか?染料の中には、洗剤で洗っても刺激物を取り除けない場合もあるか
ら、より深刻です。

 中国製品でなくても、もちろんトラブルを起こすことはありますので、お気をつけて。
 
 ちなみに、値段は少し高くなりますが、肌の弱い赤ちゃんにも安心なのが、オーガニ
ックコットンを使用し、染織なしの生成り(きなり)か、草木染めのような自然素材に
よる最低限の着色にとどめたような衣類です。

 こちらでも、オーガニツクコットンについて詳しく書きました
                   
 そして、衣替えで収納してある衣類も、管理の方法によっては、ダニがついていたり
防虫剤成分の付着が気になります。

 そこで肌にトラブルを抱えている頃は、新品の衣服や衣替えの衣料は、着る前に洗う
習慣にしておくと、少し安心です。この場合、簡単な水洗い程度でもかまわないと思い
ます。

 もちろん、ある程度大きくなると、皮膚も自然と丈夫になりますから、あまり神経質
にならなくても大丈夫ですよ。


※おすすめ商品より

 ベビー向けオーガニックコットン衣類へはこちらから
          
  肌に優しい幼児の下着へはこちらから
             

 
防ダニ製品について
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 気温が上がってくると、だんだんダニ対策が気になってくるのではないでしょうか。

 先日、液体洗剤のリストをチェックしていたら、洗濯仕上げの時に加えることで、
寝具類にダニをガードできるダニ忌避剤として、「ダニ○リン」と言う商品か出て
いて、これがけっこうよく売れているんです。

 一ヶ月くらい効果が続くとありますが、シーツはそんなに長く敷きっぱなしにしない
し、掛けふとんだって、ある程度の頻度で洗っておけば、そんなにダニなんて爆発的に
わかないよって、私は思うのです。

 他にも、ダニスプレーがいろいろ売られていますね。

 あるスプレーは、「フェノトリン」という成分で出来ていて、これは頭シラミに使わ
れているあの薬。犬や猫のノミ取りにも使われている殺虫剤の成分なんです。

 もともとは農薬として使われていたもので、海外では屋内での使用を禁止している国
もありますよ。

 こんな薬剤を、子供の為によかれと買って、ソファーやふとん、まくらなんかに
せっせと吹き付けると、ダニは死ぬかもしれないけれど、赤ちゃんなんて薬品を毎日
吸い込んで、薬しんがポツポツ赤く出るんじゃないかと、逆に、恐い気がします。

 また、防ダニ対策として、押入に入れる防虫シートも人気がありますが、やはり
「ピレスロイド系の薬剤」と言った表示があるものは、「フェノトリン」と全くの同類
薬品です。

 押入は、寝室に備え付けられている場合も多いので、薬物を入れておくと、就寝時に
はいつも、室内にたまった薬剤を吸っている状態になってしまいます。

 それよりも、押入を少し開けた状態で普段から使用し、湿気ないよう乾燥剤も入れて
上手に管理してあげる方がいいのではないかしら?

アトピーがある子供のためにと、薬品をあれこれ買って使用する中で、かえって化学
物質過敏になってしまう場合もあるかもしれません。

 なので、薬品に頼るよりも、お部屋や寝具のメンテナンス上手になってダニを増やさ
ないよう工夫するのが本筋だと思いますし、もし使用するなら、天然素材を活用した商
品がおすすめです。

 以前書いた内容も参考にしてくださいね。

赤ちゃんは、食べ物より化学物質で、アトピーを発症している割合の方が高い
                  
生活の中でダニを減らす工夫について
                  
※アトピーっ子の体に優しい虫よけ製品については、こちらから
              


アトピーと目との関係
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 アトピーと目とは、意外と深い関係があるのをご存じですか?

 例えば、かゆみは皮膚の柔らかい部分に起こりますので、腕の内側や膝の後ろに
湿疹が出ることも多いと思います。

 こする場所は、習慣性がありますから、顔につい手が伸びる場合は、柔らかな目
のまわりをこするのがクセになっているお子さんもいらっしゃるのではないでしょ
うか。

でも、少し恐い話なのですが、

 子供の頃からアトピー性皮膚炎を発症している場合には、10代〜20代でも白内障
がでることがあります。

 その原因のひとつに、かゆみで強く目をこすったりする事が関係しているのではない
かといわれています。

 また、網膜剥離も、アトピーの方に多い病気です、これもやはり、こすったりする
物理的刺激から来るのではないかと言われています。

 初期の段階で、目の網膜の一部に亀裂が入ったり、穴が開いても痛くないそうなの
で、自分では気がつきくく、ましてや幼い子の場合は、よほどのことがない限り異常
を訴えることはありません。

 でも、何かのきっかけで穴の縁がめくれると、最悪の場合は、視機能が失われる事も
あるため、要注意です。

 さらに、花粉症のような季節要因で、アレルギー性結膜炎を起こしている場合も、
目を強くこするきっかけになってしまうことがあります。

 なので、たかが目のかゆみと、軽く考えてはダメですよ。

 必要があれば、皮膚科や眼科で適切な薬を処方してもらい、子供が目をこするのが、
習慣になってしまわないよう、かゆみを和らげてあげましょう。

 どうぞ気をつけてあげて下さいね。



手荒れやおむつかぶれは、薬品が原因か
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テレビCMがかなり流されているため、気になっている商品があります。

 それが、「手ピカジェル」や「キレイキレイ 薬用泡で出る消毒液」のように、
手に付けて手指にすり込み、そのまま洗い流さないタイプの消毒液です。

 確かに、ペットをさわった後や、野外で食べ物をいただく前に、こんな商品があれ
ば便利かもしれません。

 でも、アトピーっ子の場合は、通常の洗い流すタイプの薬用石けんですら、刺激が
強くて手を荒らすため、体質に合わないお子さんは多いから、薬品を手にすり込んで
洗い流さない商品なんて使ったら、一体、どうなるのかしら?大丈夫なのかしら?

 あまり深く考えずに、CMにつられて便利そうな新商品だからと購入し、だんだん
と指の乾燥やかゆみがひどくなったり、あかぎれを悪化させたり、時には、かぶれた
り・・・なんて事が起こらなきゃ良いけど、と心配になるのです

 特に冬は、ただでさえ手が乾燥して手荒れを起こしやすい時期です。

 保育園や幼稚園などでは、石けん手洗いを励行させる事が多いため、通園した途端
に、手荒れがひどくなったと言うお子さんもいるんじゃないかしら。

 やっぱり私は、普通の石けんや、石けん成分のハンドソープで洗う手洗いをおすす
めしたいなと思います。

 また、

 赤ちゃんのお尻ふきに、薬品を染みこませた一般的なお尻ふきを なにげなく使用し
ていませんか?

 保湿剤なども配合されていて一見良さそうに見えるのですが、アトピー気味な赤ちゃ
んの場合、時にはその成分にかぶれてしまう場合もあるから、薬品を含まない清浄綿
を使ったり、柔らかな素材のティッシュを湿らせて使用した方が、かぶれにくい場合も
あります。

 冬場はおむつかぶれも多いから、刺激を与えないよう、お尻ふき一つにも、気を使っ
てあげたいですね。

 また、汚れを拭き取った際に、湿ったお尻をそのまま覆わず、優しく乾いた布(おむ
つ)などで押さえて、ちゃんと皮膚の表面を乾かしてから、おむつを付ける一手間で、
かぶれを減らす効果が期待出来ますので、これも試してみてくださいね。


※低刺激なハンドソープへは、こちらから  
(泡タイプは、幼い子にはすすぎやすくて便利です。)

※柔らかティッシュへは、こちらから 
 
※天然コットンの清浄綿へは、こちらから


               
同じ食品を取りすぎないこ
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 買い物に行ったら、入ってすぐの果物コーナーで、バナナだけがきれいさっぱり
無くなっていました。

 昨年大ブームとなったバナナダイエットですが、まだまだ根強い人気があるみたい
ですね。

 でも、バナナって、アレルギーを起こしやすい20品目の一つとして、表示をすす
められている食品でもあります。

 長い期間 毎日たくさん食べ続けるうちに、人によってはアレルギーを起こしてし
まう事もあるでしょうから、どうぞお気をつけて。

 もちろん、バナナに限らず、リンゴやパイナップル、豆腐など、ひたすら一種類の
食材を大量に食べ続けるダイエットが流行しては廃れてきましたが、それらもアレル
ギーの起こりやすさが異なるだけで、度が過ぎる食べ方をすれば、同様のことだと
思います。

 時には、アレルギーを良くしたくて、自分の判断で極端に食材を制限した事が
お気の毒な事に、さらなる事態の悪化を招く事もあります。

 アトピーに伴う食事制限で、ごくごく限られた食材だけを続けて食べた結果、
以前は食べられた食材にも、アレルギーを起こしてしまうことがあるのです。

 こんな落とし穴もあるため、意図的に偏らせた食べ方には、要注意です。


※同じ食品を取りすぎないことに関して、以前こんな話も書きました。

朝バナナ、私には無理です
http://fine.ap.teacup.com/yoiko/75.html

アトピーにいいからと、乳製品を、乳幼児が飲み続けること
http://yoiko-map.at.webry.info/200503/article_13.html



花粉症の頃は特に、車の中の掃除をこまめに************************************************************************


 先日、車に乗った途端、子供は鼻水がタラ〜〜〜。

 車の中って、乗るたびに掃除機をかけてきれいにするわけではないので、案外
ホコリっぽかったりしますし、ドライバーが花粉に敏感ではない場合、体の花粉を
落とさないまま無造作に乗り込んでしまいがちなので、花粉が入り込んでしまうこ
ともあるのです。

 また、一番気になるのは、車中での喫煙。

 車の中でもタバコを吸うヘビーな喫煙者の車内は、シートなどに煤煙が染みこんで
いますので、入った途端に、気管が弱いお子さんは、咳が出はじめる場合も・・・。

 アトピーで過敏になっている時期のお子さんを乗せる場合は、車の外側だけピカ
ピカに磨くのではなく、車内もこまめに掃除し、ぜひ、喫煙者も車外で吸うようにさ
れて、クリーンな室内を幼い子に提供して、ご家族で楽しく、買い物や行楽にお出か
け下さいね。


  将来を考える時に、アトピーも考える   
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 幼稚園になる頃には、漠然と。そして、小学校に入ったら、結構 具体的に、
子供達は将来どんな職業に就きたいのかを考えます。

 将来を考えるとき、今の日本なら、どんな職業であっても自由に選べる・・・
はずなのですが、現実問題として、アトピーを抱えていると、職業選びは慎重に
なるべきではないか・・・と言う気がします。

 子供の夢をそぐような話で、申し訳ないのですが。

 と言うのも、乳幼児期に全身に広がっていた湿疹が、小学校くらいで一旦は落
ち着いてくる子が多いのですが、やはり、手湿疹や、鼻炎、結膜炎のような花粉症
系のトラブルを、大なり小なり、引きずってしまう場合が、最近は多いようです。

 手の湿疹に悩まされる子は、水仕事で荒れたり、洗剤や薬品にかぶれやすく、
かといって、長く使い続ければ、手袋にもかぶれるので、調理師のように水を扱う
仕事や、手洗いが多い病院や介護の仕事で、手荒れがひどくなって、仕事を続けら
れなくなる現実があります。

 また、花粉症がひどい方が、野外での仕事が多い職場に向かなかったり、ハウス
ダストへのアレルギーが強い方が、衣服を扱う業種や倉庫管理には向かないなど、
内容は様々です。

 アトピーのために、やりたい仕事に就けないだなんて、ひどいじゃないか。あん
まりだ!

 そんな風に悔しく思うかもしれません。

 ただ、思うのです。

 何にでもなれるから、なりたいものになれるか?というとそうではない。

 なりたい夢が現実になる子は、ほんの一握りで、たいていの人は、第二希望や第三
希望の仕事に就いたり、子供の時には考えてもいなかった仕事に就きます。

 また、選択肢がありすぎて、なりたいものが何かがわからない子も今は多いです。

 だったら、アトピーで選択肢が限られている方が、かえって目標が絞れてはっきり
し、確実にやれる仕事を手に入れるための努力や準備が出来るのではないかと。

 少なくても、将来、好きで選んだ仕事を、お子さんがアトピーのために辞職する事
にならないよう、乳幼児期から、お子さんの症状やアレルゲンと向き合いながら、
何がこの子のためによい選択肢なのだろうかと、親も時間をかけてゆっくりと考え
ながら育ててみてはいかがでしょうか。

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