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 食べ物トップ

  part1
  part2
 
 part3


 ・九月の旬素材

 ・冬に備えてビタミン

 ・レンコン料理(レシピ付き)

 ・レンコンの焼き物
(レシピ付き)


 ・青菜の種まき

 
 ・野菜が高値の時に
 
 ・10月の温野菜レシピ

 ・寒い時期の夏野菜

 ・あたたかい飲み物

 ・お弁当

 ・煮物を食卓に

 ・小松菜や青菜類

 ・青菜の煮物(レシピ付き)

 ・梅ジュースの作り方(レシピ付き)

 ・青菜の種まき


 ・春菊 
 
 ・煮物の季節です

 PART4へ


  アトピー♪おいしーカレンダーでは、アトピーっ子に優しい食べ物やレシピをご紹介しています。 
  アトピーっ子向けの食べ方のコツや食材の選び方などについてについても、毎回詳しく載せている
 ので、じっくり読めば、アトピーっ子の食生活を工夫するために出来る、思いがけない発見がありますよ。
 このページでは、その中から、一部を抜粋してご紹介しますね。

  アトピーっ子の食生活を豊かにしていくための、ヒントが見つかると嬉しいな。
    

  

  part1 食べ物全般  part2 夏   part3 秋  part4 冬  part5 春   

  ここでは、9〜11月号に載せた内容から載せています。  1 ・ 



9月の旬素材

*****************************************************************

 9月に使って欲しい旬の食材としては、こんな物があります。

 野菜料理で、ビタミン類をはじめとするミネラルをしっかり摂取すれば、傷んだ
肌の回復も早まりますし、食物繊維が便通を整えて、より湿疹が出にくくなりますよ。

 少し涼しくなってきたので、みそ汁の具や、ポトフのような煮込み料理に加えて、
汁物でも、しっかり野菜を摂取しておきましょう。

★野菜

 露地物の夏野菜がもうしばらくは出ていますから、ピーマン、キュウリ、トマト、
ゴーヤ、インゲン豆、なた豆、かぼちゃ、冬瓜、ししとう、枝豆、キャベツ、セロリ、
タマネギ、白うり、ジャガイモなどを買ってみましょう。

 薬味に使われることの多い、ねぎ、にら、三つ葉、青シソも、粉物に混ぜて焼いたり
して、工夫して食べさせてみてね。

 また、アトピーっ子の体調を整える効果を期待して、ゴボウ、レンコン、大根、にん
じんの様な根菜類を、年間を通して常備野菜として使います。これからは煮物にもどう
ぞ。

 小松菜、パクチョイ、ターサイの他に、菜類では、モロヘイヤ、ツルナ、ツルムラサ
キ、アシタバ、オクラのような、健康野菜も出ています。これらは、おひたしにすれば
簡単でおいしいから、ぜひ日課として食べましょう。中華風のスープにもよく合います。

★おやつになる野菜

 おやつになる野菜がたくさん出回る時期です。

 トウモロコシや枝豆、かぼちゃ、さつまいもなどは、塩少々を加えてゆでたり、蒸し
たりするだけで、甘くておいしく、栄養価が高い食べ物です。ただ、同じ物ばかり続け
て食べさせるのは×。回転して食べるよう気をつけて下さいね。


★果物

 いちじく、ぶどう、なし、くり、プルーン、ザクロ、早生りんご(津軽)、早生ミカ
ン、くりなどをおやつにどうぞ。

アトピーおいしーカレンダー9月号の紹介へは、こちらから


 冬に備えて、ビタミン&食物繊維

「アトピー♪おいしーカレンダー」では、その月ごとの食べ方のキーワードを紹介し
ています。「9月のおすすめの食べ方」から、一部をご紹介しますね。


今月のキーワードの一つは→→→食物繊維やビタミン類の多い食べ物を、食卓に。


 秋から冬にかけて、寒くなるほどに皮膚も乾燥しがちで、湿疹が増えてしまう子も多
いと思います。

 そんな時は、食物繊維をたっぷりと取る献立を工夫して、便通を良くすることも大切
です。食べたものを、長く体にとどめないようにすることで、肌の調子もよくなります。

 9月は、カボチャやサツマイモのように、ビタミン類が豊富で、しかも食物繊維が
多い野菜の旬です。暑さが和らぐと、汁物も食べやすくなりますから、汁物や煮物に
して、たっぷり使ってみてください。また、わかめやもずくのような海草も、汁物や
酢の物で毎日必ず食べておきましょう。青菜類もおひたしなどでしっかり食べ、

「ビタミン類で肌を潤す」+「食物繊維でお通じを整える」

 のダブル効果で、肌の調子を良くしてあげれば、湿疹のダメージも軽くなります。

 塗り薬が、外から治す治療なら、食べ物は、内側から治す治療。子供のためにと一生
懸命作ってあげるうちに、ママの便秘が改善し、お肌がきれいになって、化粧ののりも
良くなるから、努力のかいがありますよ。

アトピーおいしーカレンダー9月号の紹介へは、こちらから


 青菜の種まき

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 9月中旬から下旬にかけてが、秋〜冬の野菜の種まきに適した気候になります。

春から夏にかけての家庭菜園は、どうしても虫食いが多いのですが、冬にかけては、
無農薬で上手に栽培できますから、ガーデニングの初心者さんも、ぜひ挑戦してみてね。

 素人さんでも、作りやすくて、アトピーっ子にピッタリな野菜と言えば、まず春菊。

 もう少し寒くなると、すき焼きや水炊きなどの、鍋物には絶対欠かせない 素材です。
ビタミンAや鉄分、カルシウムも多く、消化を助ける働きも持っている ので、アト
ピーっ子にも、ピッタリな素材なんです。

 地植が作りやすいのですが、プランター栽培も簡単に出来ます。香りが強いから、虫
も付きにくくて、とっても丈夫ですよ!

 おまけに、出はじめの若芽を摘んで食べれば、おいしい上に、においも弱いので、お
子さんが食べやすいという メリットもあります。

 また、小松菜のように、カルシウムが摂れる菜物野菜もおすすめです。種まきから、
収穫までの期間が短いので、成長をお子さんと見る楽しみもありますよ。他にも、チン
ゲンサイやビタミン菜のように、小松菜くらいのサイズで収穫する青菜なら、プランター
で作りやすいから、試してみてね。

 短期間で作る作物なので、よく肥えた野菜用の土を買い、そのまま種まきをしてもい
いですし、より大きく育てたければ、底に近い部分(または、庭なら、少し深く耕して
おき、根が伸びてきて初めて当たる深さに)に、鶏糞や油カスのような、自然の肥料を
1/2C〜1Cほど薄く敷いて、その上に、土を入れて、種まきをします。

 成長途中で、液体や固形の肥料を加えるときも、作物に直接かからないよう、根元に
どうぞ。

 市販品のように、30センチを越える大株にすると固くなるので、虫が付かないうち
に、柔らかな20センチくらいの若い株をつんで、おひたしにして食べてみてね。栄養
たっぷり♪しかも、おいしいよ。




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 秋口に、大変野菜が高騰することがあります。でも、例え高値だろうと、そうでなかろうと、
必ず冬場にかけて欠かさない野菜があります。

 それが根菜類と言われる野菜たちです。具体的には、にんじん、ゴボウ、大根、レン
コンなどを指します。

 食物繊維やミネラルに富む、これらの仲間を、煮物や汁物に意識的に加えて食べるこ
とで、体の調子を整え、湿疹の出にくい皮膚の状態を維持する事に役立てるのです。

 中でも、レンコンはアトピーっ子におすすめの注目食材!!

 でも、私たちの今の生活に、レンコン料理はあまり一般的ではありませんよね。調理
も、煮物や辛子レンコン程度しか思い浮かばないかもしれません。私自身も、アトピー
で悩まなければ、買ってまで食べない食材だったと思います。

 ところがこれが、アトピーの世界では、注目の素材!アトピーっ子にぜひ食べさせて
あげたい食材の一つなんです。咳止めの効果もありますから、喘息気味なお子さんの体
にもいいんですよ。これから冬にかけては、しっかり食べさせてあげてくださいね。

 少し甘めに味を付けた、酢レンコンやきんぴらは、子供たちの好物になること間違い
なし!15分もあれば仕上がる簡単料理です。

 また、一手間かけて、すり下ろして使うと、粘りが出て、意外な食感♪コロッケやおだんご
も作れて、赤ちゃんの離乳食にもピッタリですよ。

 もちろん、煮物や汁物、おでんにも加えて、しっかり食べさせてみて。例年、おせち
素材として、正月前に値段がぐんと上がるから、安くて旬なのは、あとひと月ぐらいで
すよぉ〜〜!ぜひ食べてみてね。

 メルマガより、すり下ろして、お好み焼き感覚で食べると意外においしい、レンコン
料理を二つご紹介します。ひじきを加えて、カルシウムもプラスしましたが、レンコン
だけで、シンプルに作ってもいいですよ。

 いり粉が入っているから、塩味だけで、十分もおいしいけれど、お好みでソース類を
かけてもいいですよ。離乳食にもどうぞ。


 レンコンのお焼き
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  材料   レンコン  100g程度
       ひじき(水でもどしたもの) 大さじ 2
       小麦粉   20g (他の雑穀粉でもいいですよ。) 
       入り干し粉  小さじ  1/2
       塩  少々

  作り方

 ・ひじきは、お湯でさっとゆで、ざるで水をよく切り、ボールに加える。

 ・レンコンは皮をむいて、すり下ろし、ボールに入れる。

 ・小麦粉、塩、入り干し粉を加えよく混ぜ、油を少し引いたフライパンで焼く。
    (油なしで、テフロン加工のフライパンを使ってもいいですよ。)


・・・・・・・・・・・レンコンのキンピラ・・・・・・・・・・・・・・・・


 材料 レンコン(できれば、無漂白のもの)5センチぐらいの直径の物を、10センチ
    みりん 大さじ1(または、砂糖 小さじ1)しょうゆ 小さじ1 しお 少々
    かつおぶし 適量(すりゴマで代用してもいいよ。)

 作り方 

 ・レンコンを洗い、皮をピーラーでむいて、縦に半分、あるいはイチョウ型に切ってか
ら、1〜2ミリに薄くスライスする。 (無漂白のものや、無農薬栽培などのこだわり作
物なら、ぜひ皮ごと食べてくださいね。)
   
 ・フライパンを熱して、油を少し入れ、レンコンの色が透き通るまで炒め、火を止める。

 ・みりん、しょうゆを加えて、全体を混ぜてから火を付け、焦げ付かないよう気をつけ
ながら、水分がほぼなくなるまで炒める。

 ・水分の付いていない手で、花かつおをひとつかみし、フライパンの上で、もむように
して砕いてきんぴらにふりかけ、混ぜ合わせできあがり。


 
 レンコンの焼き物


 もう一つ、メルマガより、すり下ろして、お好み焼き感覚で食べると意外においしい、レンコン
料理を一つご紹介します。ひじきを加えて、カルシウムもプラスしましたが、レンコン
だけで、シンプルに作ってもいいですよ。

 いり粉が入っているから、塩味だけで、十分もおいしいけれど、お好みでソース類を
かけてもいいですよ。離乳食にもどうぞ。

 
  材料   レンコン  100g程度
       ひじき(水でもどしたもの) 大さじ 2
       小麦粉   20g (他の雑穀粉でもいいですよ。) 
       入り干し粉  小さじ  1/2
       塩  少々

  作り方

 ・ひじきは、お湯でさっとゆで、ざるで水をよく切り、ボールに加える。

 ・レンコンは皮をむいて、すり下ろし、ボールに入れる。

 ・小麦粉、塩、入り干し粉を加えよく混ぜ、油を少し引いたフライパンで焼く。
    (油なしで、テフロン加工のフライパンを使ってもいいですよ。)

 
※9月号は、その他に、野菜たっぷりで、油控えめ、アトピーっ子向けアレンジの
中華料理レシピ集をご紹介しています。生活の工夫は、アトピーっ子に優しい住宅作
り「リフォームやほこり対策で出来る工夫」です。新築や引っ越しを考えているお宅
は、特に参考になりますよ。

野菜が高値の時に  その 2 


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 野菜が高くなっているときにも、アトピーっ子に野菜の摂取は欠かせないから、こんな
時の一番のおすすめは、価格が年中安定している もやし類です。

 スプラウトや豆苗・豆芽と言う名前で売られている場合もありますが、もやしは、豆や
穀類の種を発芽させた若芽の総称です。

 もやしと言えば、大豆が頭に浮かぶかもしれませんが、緑豆や黒豆、アルファル
ファー、ブロッコリー、クレソン、大根など、もとの素材はいろいろですよ。農薬も使
わないから、無漂白・無添加な栽培品。もやしで、しっかりビタミン類を補ってくださ
いね。

 さっとゆでて、酢しょうゆやゴマしょうゆであえて、メインディッシュの付け合わせ
にするのが簡単だけど、鍋物や煮物の素材の一部として使って、仕上げの頃に入れたり、
他の野菜と一緒に、温野菜にしてもおいしく食べることが出来ます。

 一般的なマッペもやしなら、歯ごたえもあるので、値段が高くなった、キャベツの代
わりに炒めてもおいしいから、しっかり使ってみてください。お好み焼きの素材や炒め
物にもピッタリです。


  野菜が高値の時に  その 3 


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 さらに、野菜が高いときに、手にして欲しい野菜素材の話を続けます。

 今回のおすすめは、夏の終わりに収穫し、保存してあるカボチャやさつまいも、冬瓜など。

 カボチャとさつまいもは、今年いっぱいくらいは、国産品が出回ります。例え高値で
なくても、回転させながら、ぜひ食べてみて欲しいお野菜です。ビタミンやカロチン、
食物繊維が含まれていて、アトピーっ子には、絶対おすすめ♪

 牛乳なんて加えずに、1センチ程度の厚みに切り、シンプルに塩をふって、レンジで
チンするだけでもおいしいよ。油を使わずに、煮物や汁物に加えて、和風に食べる方が
消化が良くてアトピーっ子向きです。

 聞き慣れない野菜の冬瓜も、皮を5ミリほど厚く落として、種の含まれる部分をくり
抜いたら、柔らかくなるまで、煮物や汁物の具として煮込むといいよ。クセがないから
和洋中、何にでも合います。他の野菜と一緒に使うことで、無理なく野菜の量を増やし
ます。2センチ以下の小さめ角切りにすれば、早く煮汁が染みこんでおいしい♪柔らか
いから、離乳食にもピッタリです。



10月の温野菜レシピ


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 カボチャは、皮が薄いから簡単に切れる、ミニカボチャを使いました。小家族でも丸
ごと使えるから、便利な素材ですよ。

 煮えにくいものから、時間差でゆでていくだけ。一つの鍋で作るし、油も使わないか
ら、消化吸収が良くて、アトピーっ子の体にピッタリな上、後かたづけも、水洗いだけ
でOK。

 生のサラダより、こんなボリュームある温野菜を、お料理の付け合わせにしてみませ
んか。



  材料

 ミニカボチャ(10センチ程度の直径のもの)   1個
 おくら    5〜6本(あるいは、一パック)
 にんじん  1/3本    
 ピーマン   2個
 もやし    一袋(またはキャベツ 1/8個)   
 塩  ひとつまみ

 味付けは

 ・酢しょうゆ(酢 大さじ2、しょうゆ 大さじ1の割合)
   +すりゴマ  大さじ1 (または、砂糖 小さじ1/2でもいいよ)

 ・または、市販のポン酢や、ノンオイルの和風ドレッシングなどが合います。
 
 ・すだちのような柑橘類をしぼったもの 大さじ2+しょうゆ 大さじ1もおいしいよ。


  作り方

・カボチャは半分に割って種を取り、1〜2センチ幅のくし切りにする

・にんじんは千切りに、オクラはへたを切り落としてから、2センチ幅程度に荒く切る

・ピーマンは縦に持って、くるくる回しながら、1センチ幅の細切りにしていく。 

・もやしは、洗ってざるにあけておく(キャベツの場合はざく切りに)

・鍋に、2Cの湯を沸かし、塩をひとつまみ入れて、カボチャを並べて入れ、フタをしてしばらくゆでる。

・少し火が通って、表面の色が濃く変わってきたら、にんじんとピーマンを上に加えて平らにならし、またフタをしてゆでる。

・15秒ほど待って、おくらを上に乗せて、さらにゆでる。

・また15秒ほどたって、オクラの色が濃くなっていたら、もやしを上に加え、少しし
んなりするまで、フタをしてゆでる。

この時に、水がある程度残っているか、念のために見ておいてくださいね。チリチリ音
がするほど減っていたら、1/2Cほど水を足しておいてください。   

・フタを開けて、全体を大きく混ぜ、白っぽい生もやしが、全体的に透き通ったら火を
止め、鍋のフタをずらして残っている湯を捨てて、よく水切りし、上記からお好みのド
レッシングを作って、あえて食べる。                  


夏野菜は、寒い時期には、控えてね


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 寒くなっていくと、トマトやキュウリ、ピーマンなどの露地物の夏野菜がだんだん
出回らなくなって、温室育ちものが増えてきます。

 温室ものは、味も良くない上に、十分な日照を受けていないので、栄養価も旬のもの
とは異なっており、ものによっては、ビタミンなどの含有量が1/3〜1/2まで減っ
ているそうです。

 おまけに、品質管理の難しい環境で育てるために、農薬の使用量も多くなりがちです。

 アトピーっ子のために、手間をかけて、手作りで食べさせるのですから、栄養価が少
なくておまけに、農薬の多い夏野菜なんてあほらしいから、やめておきましょう。

 そこで、寒くなってきたら、徐々に夏野菜を控え、代わりに小松菜やチンゲンサイの
ような青菜をたくさん食卓に取り入れましょう。おひたしで食べると簡単です。

 春菊やにんじん葉、大根葉など、少しクセのある菜類は、カルシウムやビタミンA、
鉄分などを豊富に含む、栄養価の宝庫ですから、工夫して食べてみてくださいね。

 また、夏野菜には、体を冷やす作用があります。夏はこの働きが体調を整えてくれる
ため、ちょうどいいのですが、寒い時期のアトピーっ子に、冷えは禁物です!

 その意味でも、温室栽培の表示になるのを一つの区切りにして、夏野菜はお休みして
いきましょうね。


 あたたかい飲み物

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 ずいぶんと朝が冷え込むようになりました。

 アトピーっ子の中には、皮膚の状態が悪化して、うまく汗がかけず、夏に大変、暑がる
子がいます。でも、寒さに対しては、どちらかというと弱く、冷えやすい子の方が多い
のではないでしょうか。

 冷えることで、アトピーも悪化しやすくなりますから、これからは、体の内側を温め
る食べ方をして、アレルゲンを通しにくい、元気な内蔵の状態を維持してあげましょうね。

 そこで、今の時期に、食べ方の切り替えが大切ですよ。冷たいアイスや氷菓、ジュースの
類をやめませんか。

 習慣になっていて、一日必ず一つは食べる事にしていたものを、「夏が終わったから、
終了!また来年。」とけじめをつけます。

 代わりに、あたたかな飲み物を、フウフウしながらゆっくり飲む回数を増やします。

 お茶なら、飲める程度にあたたかい状態で飲ませるか、せめて常温で。

 また、赤ちゃん以上のお子さんなら、どうしても寒い時期に悪化するアトピー症状を
和らげるために、薬草茶を試してみるのもいいと思います。

 薬草茶を煎じることについて、アトピー四コマ
              
 お茶の飲み方について、詳しく書いた部分はこちらから
              
 また、寒い頃におすすめの飲み物と言えば、紅茶やハーブティ、旬の柑橘類を利用
したホットドリンクなどです。一歳以上のお子さんなら、ハチミツで甘味をつけてあげ
れば、滋養があってマル!肺を潤すハチミツは、寒い頃にピッタリな甘味ですよ。

 市販のジュースの代わりに、ビタミンCが摂れる、旬のすだちやカボス、ユズなどの
柑橘類で作るドリンクを、ぜひ普段のおやつに取り入れてみてください。

 半分に切って、大さじ 1程度の果汁をレモンしぼり器でしぼるか、茶こしなどで
種をこし、甘みをつけます。(あまり力を入れると皮の苦味が入るので、気をつけて)

 ホットレモンを作るなら、ぜひ、防かび剤を使用しない国産品か有機栽培のレモン
果汁を使ってくださいね。

 また、赤ちゃんには、滋養がある、くず湯もおすすめです。くず粉をごく少量の水で
溶かし、お湯を注ぐか鍋で煮て、透明になるまでかき混ぜ、最後に甘みをつけます。

 あたたかい飲み物を普段の生活に取り込む習慣を今からつけて、今年の冬のアトピー
を、少しでも軽く乗り切りましょうよ。


 ※さらに、寒い時期の飲み物について、おすすめをいろいろ載せています。こちらから
 

  お弁当

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 運動会や遠足で、お弁当を作ってあげるママもいると思います。

 まだまだ暑い日も続くので、今の頃のお弁当は、傷んだりしにくいお寿司が多いです。

 制限が多かった頃は、乾物を甘く炊いて、野菜のちらし寿司を作りましたし、少し、
制限が楽になったら、ソーセージ巻き&キュウリ巻き。前の晩に、あげを時間をかけて
煮ておき、翌日、また少し火を通して、いなり寿司も作りました。

 普段の食卓に、インスタントの食材を使うことはないのですが、ミートボールやウイ
ンナーを、こんな時だけ、ゆでて入れてやります。

 今の時期は、さつまいもやカボチャが旬ですから、甘辛く煮て、彩りに添えたり、
うずら豆のような素材を、前の晩から保温調理鍋で煮ておき、朝、砂糖を加えたり、
甘酢に漬けて、ミニカップに入れてやります。(←煮豆は、簡単よ♪)

 なしやりんご、ミカンのような、秋の果物を、さらに加えて出来上がり。

 手作りのお弁当は、茶色い素材が多くて、地味になりがちだから、バランやスティ
ックなんかに、色味がきれいな商品を使うと、結構かわいく仕上がりますから、
試してみてね。


  10月号より ・・・ 煮物を食卓に

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 今月号は、寒い冬が来て、肌が乾燥して荒れちゃうその前に、しっかりミネラル補給
して、健康的な肌を目指そう!をテーマにして、書いています。

【夏野菜や、冷たい食べ物を、少しずつ止めること】【煮物の献立を増やそう】、【調
理用の柑橘類(かぼすやユズなど)を利用して、ビタミンCたっぷりライフを目指そう】
などの項目があるのですが、ここから、煮物についてコメントしたことを、こちらにも
載せますね。

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■秋は、煮物をもっと作ろう■


 暑いうちは、台所での煮炊きの時間が長いとつらいものです。メニューとしても、
煮物より、さっぱりとした酢の物や、のどごしのいい めん類が、家族にも好まれたこ
とでしょう。

 でも、これからは煮物の季節!!

 特に、ゴボウやレンコン、にんじんのような根菜類を使った煮物は欠かせませんよ。
白菜やキャベツも、煮ることでかさが減り、お子さんにも無理なくたくさん食べさせる
ことが出来ます。煮物で食物繊維もしっかり摂りましょうね。

 また、煮物のいいところは、

 ・刻んで鍋に入れたら、煮ている間に他の料理を作れること

 ・天ぷらや炒め物のように、作ってすぐ食べる方がおいしい献立と違い、都合のいい
時間に作っておき、食べる前に少し温める事でおいしく食べられること 

(お子さんの保育の手が空いた時間に作れますよね。30分ほど置いておいて、味をな
じませた方がかえっておいしいのも、煮物のいいところです。)

 ・保存性があるから、多めに煮ておけば、朝昼、または昼夜の二食で食べられ、家事
の手間が減ること

(アトピーならではの裏技として、続けて食べても大丈夫な素材だけで、まず煮ておき
ます。次に食べるときは、さらに素材を加えて煮直せば、違う煮物にも、大変身!)

 ・油を使わない料理なので、ほとんど水洗い程度で、鍋が簡単にきれいになり、後か
たづけが楽なこと


 などなど、書きあげればきりがないほど、煮物クッキングは優れものです。ぜひアト
ピーライフに取り入れて欲しいな。


青菜の煮物レシピ
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先週、煮物について書きましたが、涼しくなった今頃から、煮物を作る回数も増え
てくると思います。

 ここでみなさんにお尋ねですが、煮物と聞いて、あなたはどんな素材を想像され
ましたか?にんじん?こんにゃく?ジャガイモ?

 もしかしたら、それって、【肉じゃが】などではないでしょうか?

 ゴボウや、大根なども含めて、根菜類やぶつ切りにした大きめ素材に、味をうまく
含ませるのは、なかなか むずかしい。だから、煮物は苦手!と言うママもいるかも
しれません。

 そこで、私からのおすすめは、菜っぱの煮物。

 短時間に煮えて、簡単に味が染みこみますから、初心者でもおいしく作れます。
水を入れすぎて、水分が野菜からたくさん出たら、春雨や糸寒天、麩なども加えて
煮汁を吸い込ませれば無駄がないし、よりたくさん栄養価が摂取できます。

 煮汁の残りに水を足し、うどんやねぎを加えて、煮込みうどんを作れば、離乳食に
だってなりますよ。

 白菜、水菜、チンゲンサイ、キャベツ、ターサイ、便利菜、ビタミン菜など、これ
から旬でおいしくなりますから、ぜひ作ってみてね。

 メルマガでもご紹介した白菜の煮物レシピを載せました。白菜を別の菜っぱに置き
換えて、いろいろ作ってみてね。

 今回の材料は、二食分の8〜10皿です。多い場合は、この半分の分量で作って
みてね。

 続けて食べても問題のない食材を使って、多めに作り、二回続けて食べると、調理
の手間も省けるし、たくさん白菜を使うので、残りの白菜が、楽に冷蔵庫に入ります。

 【 材料(二食分)】

 白菜  1/2玉
 あげ  1枚(ゆばや肉類を使っても、おいしいよ。
 肉なら、赤身が多い薄切りやミンチを、50〜100g程度加えます。
 肉の場合は、いり粉は不要です。)
 みりん  大さじ 2
 (使えないなら、砂糖 小さじ1程度で代用してもいいですよ。)
 しょうゆ  大さじ 1〜1.5
 塩   一つまみ    水 1/2C
 いり粉  大さじ 1(かつおぶし粉でもいいよ) 
 春雨   60g〜100g(慣れないうちは、早く水分を吸い込む
 細めの春雨が使いやすいですよ。糸寒天や麩を使ってもいいよ。)
 

 作り方

・白菜を洗い、5センチ角程度に切って、鍋に入れ、水、いり粉、みりん、塩を加えて
フタをし、弱めの中火にかける。

・あげを短冊に切って鍋に加える。

・白菜に透明感が出て、煮汁がたくさん出たところで、しょうゆを加えて、全体を混ぜ
合わせ、煮汁をスプーンですくって、味をみます。

ちょうどいい塩辛さぐらいでOK。明らかに水っぽくて薄ければ、塩やしょうゆを足し
ます。

・野菜を少しよけてスペースを作り、乾燥したままの春雨をそのまま加え、焦げつかな
いよう、ひんぱんに混ぜながら煮汁を吸い込ませ、透明になったら火を止めて、10分
ほど蒸らし、春雨や野菜に、味がなじんでからいただきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


※本文では、大根、春菊、ジャガイモのような、旬の素材のレシピと、離乳食のアイ
デアも載せています。



  小松菜や青菜類


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 小松菜やチンゲンサイなどの青菜類は、アトピーっ子の食生活に欠かせない素材です。
年中出回っていますが、これから冬にかけて、少し柔らかくなって、おいしくいただけ
ますから、ぜひ、毎日の食卓にしっかりのせてあげて欲しいな。

 特に小松菜は、ほうれん草に比べると、5倍のカルシウムを含み、肌を潤すカロチン
やビタミンCも豊富な、アトピーっ子のお助け野菜の一つです。白菜などに比べて、筋
が固い野菜ですが、細かめに刻んだり、煮ることで、幼い子に食べやすくしてあげまし
ょうね。

 店舗で買う場合は、小ぶりなサイズのものを選んで買えば、柔らかくておいしいです
よ。虫も付きにくくて、肥えた土に種をまいておくだけで、すぐ大きくなるから、試し
に一度、ご自宅でプランターに植え、20センチ程度のサイズになった頃に、食べてみて
ください。きっと、おいしいのに、びっくりしますよ。

 おひたしで手軽に食べてもいいのですが、肉や魚、練り製品などとの煮物、汁の実、
炒め煮の4パターンで食べると、飽きずに食べられます。

 ところで菜類は、葉に虫食いの後があるようでは売り物にならないから、短い生育期
間の間に、農薬を使用する場合も多いものです。

 でも、毎日のように食卓にのせて欲しいものだし、鮮度のいい物を、さっさと食べて、
栄養価が減らないうちに摂取する事も必要だから、自然食品店で、いつもいつも、特別
に買うのは難しいと思います。

 そこで、1 よく流水で水洗いすること。 2 一度ゆでこぼす(1C程度の少量の
水に塩を少し加えたものでゆで、水にさっとさらす。)こと。

 で、残留農薬を0に近づける工夫をしましょう。

 また、甘くて柔らかく、口当たりのいい白菜の様な野菜ほど、虫が付きやすく、固く
て苦味のある、水菜や、香りの高い春菊ほど、虫が寄り付かなくて、農薬が使用されに
くいと言うことも、知っておきましょうね。



     春菊

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 以前、プランターで育ててみたら?と、ご提案した春菊ですが、育ててみましたか?

 香りが高いので、幼い子供には敬遠されがちな食材ですが、これからは、すき焼きや
水炊きなどの、鍋物には絶対欠かせない素材ですよね。

 ご自宅で育てると、出はじめの若芽を摘んで食べれられるので、においもそうきつく
なく、おいしくいただけます。

 春菊には、ビタミンAがたっぷり。おまけに、カルシウムや鉄分をはじめとする、ミ
ネラル成分をしっかり含んでいますから、アトピーっ子のお肌をきれいにし、体の調子
を整えるのにもいい 嬉しい野菜なのです。

 ただ、摘み取った葉をほっておくと、ドンドンビタミンCが減っていくそうなので、
お店で買ったものは、出来るだけ早く食べてしまいましょう。

 慣れるまでは、小さく刻んで、お子さんが喜ぶチャーハンや中華スープの具などにし
てみます。と言うのも、ちょっと炒めて、香りを飛ばして使うと食べやすいからです。

 また、柔らかいから、おひたしにもピッタリな素材です。食べやすくなるよう、好
物の魚貝などと一緒に、甘めのみそあえにするのもいいですよ。

 そのうち、味や香りになれたら、おひたしや鍋物に無造作に入れても、不思議と食べ
てくれるようになります。

 柔らかくてすぐ火が通るから、できるだけ、料理の仕上げに加えます。赤ちゃんの雑
炊にも、細かく刻んで使ってみてね。

 

 10月からは煮物の季節です

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 涼しくなってきましたので、煮物のおいしい季節となりました。

 旬の野菜を、だしの味をきかせながら、おいしく煮込んで食べていくよう心がけて
下さいね。

 アトピーっ子向けに、おすすめの煮物のパターンは二つ。一つは、大根やにんじん、
ゴボウなどの、俗に言う根菜類の煮物。もう一つは、白菜やキャベツのような、葉もの
野菜の煮物です。

 どちらも、アトピーっ子の体調を整えてくれる、ミネラルや食物繊維がたくさん摂れ
ますよ。

 また、煮込むことで、野菜を柔らかくして、幼い子にも食べやすくなりますし、煮汁
の中に栄養素が溶け出しますから、大根と一緒に、レンコンを煮れば、レンコン自体は
固くて食べられない赤ちゃんにも、柔らかく煮た大根を食べさせるだけで、レンコンの
栄養の一部を摂取することが出来るので、おすすめの食べ方なのです。

 食べられるようなら、あげや練り製品、肉類と一緒に煮込めば、だしが出るから、う
ま味が深くて、もっとおいしくなりますよ。また、シソ油のような、比較的アレルゲン
になりにくいと言われている油を、ほんの少し加えて煮ることで、ずいぶんとおいしく
仕上がります。少しずつ、煮物を作る回数を増やしていってね。

 参考までに、今の時期に使って欲しい野菜を書いてみました。メルマガの中でも、
旬の野菜料理は、毎号しっかり掲載していますので、ぜひ本編でも読んでみて下さいね。

●大根 ●カボチャ ●さつまいも ●長イモ ●ジャガイモ ●小松菜 
●ビタミン菜 ●にんじん ●ゴボウ ●きくらげ、白きくらげ
●きのこ類 ●モロヘイヤ ●ツルムラサキ ●オクラ ●ツルナ ●オカヒジキ
●空芯菜 ●切り干し大根、干ぴょうなどの乾物 ●もやし ●ピーマン
●大豆・小豆他の乾燥豆類 ●セロリ ●タマネギ ●冬瓜 ●にら
●チンゲンサイ他の、中国青菜 ●すだち ●かぼす ●キャベツなど


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