育児・スキンケアについて | 住空間について | 衣類について | 掃除・洗濯について  トップへ
 メルマガ登録
 
      アトピーっ子におすすめの食べ物       
 食べ物について ストレスについて | アトピーサークル | 絵本の世界 | アトピー♪おいしーカレンダー 

 トップへ 
 
 食べ物トップ

  part1

  part4

 ・クリスマスの食べ物(レシピ付き)

 年末年始の頃の食生活

 ・お正月の食べ物

 お正月後の食べ物

 ・寒い時期の海草類 

 ・貝のすまし汁

 
 
・たたきゴボウ

 マクロビオテック的重ね煮
 
  穀類のスープ

 冬の食生活で
気をつけると良いこと


 冬と発酵食品 

 冬の一日分の献立例    
 鍋物には気をつけて 


 PART5へ


  アトピーっ子に優しい食べ物やレシピをご紹介している、アトピー♪おいしーカレンダーから、
 一部を抜粋して載せています。

  

    part1 食べ物全般  part2 夏   part3 秋  part4 冬  part5 春   


    ここでは、12〜2月号に載せた内容から、一部を載せています。
      バックナンバーもあります。内容の見本はこちらから
      12月号  1月号 2月号  購入については、こちらから 

 クリスマスの食べ物について(レシピ付き)

жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж


 食事制限があると、クリスマスのごちそうを作るのは難しいものです。

 でも、食事制限がある時期のお子さんは、2、3歳以下の場合が多いので、ごちそうって 絵本で見て漠然と知っているだけで、何度も食べて味を覚えているわけではありませんから、そんなに クリスマス風のごちそうに、こだわりを持つことがない年頃なのです。

 また、幼ない頃の記憶は、案外あいまいで、覚えていないことの方が多いものなので、クリスマスに何をもらったかを記憶する子はいても、何を食べたかなんて、覚えている子の方が少ないのではないかと思います。(←実際そうでした。(T_T)>)

 となると、「アトピーっ子だから、こんな時くらい、おいしい物を食べさせてあげたい」とか、「クリスマスだから、絶対ケーキを食べさせなくちゃ」と、普段作ったこともない料理に脂汗を流し、待ちくたびれた子供を泣かしながら、何時間も台所に張り付いて、無理してごちそうを作るなんて、本当は、あまり意味がないことだと思うの。

 制限が多いお子さんなら特に、特殊な材料で作るケーキは難しいので、小麦粉や豆乳、または、卵か牛乳の、どちらかが食べられるようになった年から作り始めてもいいのになと考えるのです。

 でも、私がわざわざこんなことを書くのは、自分自身が、子供のためにと張り切りすぎて、さんざん子供を待たせ、泣かせ、そのあげくに、忙しすぎてカリカリ来て、親子でちっとも楽しくないクリスマスを過ごした苦い経験があるからこそ。

 子供を待たせても、泣かせても、ごちそうを作りたい!と思い込むのは、親のエゴだと思います。

 クリスマスは「特別なごちそうを食べる日」と言う、大人の固定観念をまずは改め、
今年の我が家は、「プレゼントや、ツリーの飾り付けを楽しむ日」でいいやと、割り切っ
てしまうと気が楽ですよ。

 メーンディッシュも主食も、ケーキ類も、全て手を抜かずに完璧にやりたい!!なん
て思わないでね。幼い子を待たせながら作る調理は、一点豪華主義で参りましょう。

 ちょっと手間をかけて作る料理は一点だけ。あとは、短時間で作れる、いつもの好物
を組み合わせるだけにすれば、気楽に楽しく作れますよ。

 もちろん、特別なごちそうなんてなくっても、プレゼントをもらい、親がいつもより
長く、一緒に遊んでくれるだけで、子供は楽しめると言うことを忘れないでね。


 でも、本当になにもないと、さすがに寂しいので、5分で誰でも失敗なく作れる、ミ
ニケーキを本編からご紹介します。本編では、その他にも、簡単に出来て、クリスマス
向けのアトピーっ子料理を、写真入りでご紹介していますので、読んでみてね。


 材料(プリン二個分くらいの分量のミニケーキ 約5個分です。
  たくさん作る場合は、倍の分量で作ってみてね。)

 小麦粉または、上新粉のいずれか     150g
 長イモ(皮をむいた分量で)  130g
 砂糖   40g
(ほんのり甘いです。これで十分だと思うけど、しっかり甘くしたい人は、60g
 ぐらい加えてもいいよ。)
 水  100cc     タンサン   小さじ  1/2
 酢  大さじ 1

作り方

・長芋の皮をむき、むくときにつく汚れをさっと洗い流し、すぐ大きめのボールにすり
下ろして、手早く酢を加え、よく混ぜる。
(長くほっておくと、茶色に変色してきますから、ここは、手早くね。)

・砂糖、水、タンサンを、このボールの中に加えて、さらによく混ぜておく。

・小麦粉は、粉ふるいでダマをなくしてからボールに加え、よーーーく混ぜる。粉のダマ
が残らぬよう、思いっきり混ぜてもかまいません。(上新粉は、ダマにならないから、
そのまま加え、やはりよく混ぜます。)

・直径7センチ程度の湯飲みを水でぬらし、6割ほどタネを入れ、1個につき、レンジで
2分30秒〜3分ほどチンします。

※レンジですから、金属やアルミカップは使えませんから気をつけてね。



年末年始の食生活
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 寒くなってきたら、少しでも消化が良い食べ物やあたたかい食べ物、そして火を
通した食べ物を中心に食べていくのがおすすめです。

 特に、これからの年末年始の時期には、忙しくて毎食ちゃんと作ることが出来に
くくなります。

 その上、甘い物を食べすぎたり、普段、食べ慣れない物を、つい口にしたりなど、
体の負担になる食べ方にもなりがちです。

 そんな時は、一日一食(特に、夕食が効果的です。)でもいいですから、内蔵を
休ませ、体調を整える、野菜が多くて、消化のいい食べ物を、意識して食卓にのせる
ことが必要です。

 子供たちにおすすめなのは、おかゆや雑炊、煮込みうどん。これだけでは物足り
ない!というパパには、冷食などで、ちょっと油っぽい一品を、こっそりプラス。

 野菜の多い鍋物や、脂肪分少なめの野菜スープなども食べさせて、胃や腸の負担
を減らし、休ませてあげてください。

 また、年末年始は、外食が多くなる時期でもあります。いつも自宅で食べている
物と同じ献立ならいいかと、つい羽目を外したくなりますが、トラブルの一因に
なることもあるので、慎重に食べさせてあげて下さいね。

※久しぶりに(^_^;)>  アトピー四コマ劇場  「同じものを食べても」


                 


жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж

 アトピーで食事制限が始まり、何か安心して食べられる物はないだろうかと捜してい
た時、昔の人のごちそうである「おせち料理」の中に、結構、我が子にも使えるメニュー
があるのに気づいて、本当に驚いてしまいました。

 でも、よく考えてみたら、おせち料理は、間違いなく日本の伝統食ですよね。本来は、
魚や野菜を、シンプルに煮たり焼いたりして作る調理法が多いので、アトピーっ子が食
べられるレシピが多いのも、当然と言えば当然のお話しだったのです。

 イモきんとん、栗きんとん、田作り、たたきゴボウ、酢レンコン、菊花大根、ユズな
ます、鮭なます、ブリの照り焼き、イカの照り焼き、鯛の塩焼き、レンコンの煮物
ゴボウの煮物、高野どうふの煮物、こんにゃくの煮物など、短時間に作れて、アトピーっ
子にぴったりなメニューがいっぱいです。ぜひ、冬の家庭料理のレシピに取り入れて、
普段から作ってみてね。

 また、おせちとして作る場合、子供が幼いなら、たくさんの種類を作ろうとして、無理
をしないでね。雰囲気を楽しむために、子供の好物を中心に、数種類を用意し、あとは、
お雑煮のような汁物に、たっぷりの野菜を入れて、不規則になりがちなお休みの日々も、
ヘルシーに食べましょう。おめでたい小豆のおかゆも、滋養たっぷりでいいんですよ。

  また、年末年始は、病院はお休みです。救急は長く待たさるだけでなく、小児科医が詰め
ていない場合さえあり、適切な投薬をしていただけるかどうかは、全く期待できません。

 そんな時に、じんましんやもっと深刻なショック症状が起こったら、親はパニックに
なってしまいますし、かゆみが強くなっても、かわいそうです。お正月だから少しぐらい
食べさせてもいいじゃないか、と言う気分になりがちですが、その「ちょっと」で後悔し
ないために、念には念を入れ、食べ慣れていない食材には、手を出さないよう気をつけて
あげましょうね。

 おせちや頂き物の食材で、気をつけたい食べ物について、思いつくことをあげておき
ますね。


★伊達巻き、かまぼこ、その他の練り製品・・・中には、卵が入っているものがあるので
原材料を念のために確認してね。

★数の子、いくら、中に魚類の入った昆布巻きなど・・・海の幸を素材にした献立がたく
さんあります。魚卵がダメな子もいるので、食べ慣れていない海産品には気をつけまし
ょう。

★エビやシャコ、カニ、貝類など・・・貝類や甲殻類がダメな子もいます。今まで食べた
ことのない物には、手を出さないように。珍味類にも要注意。また、素材そのものはOK
でも、ゆでカニや煮たタコなどを食べているときに、口や手に付いた、汁でかゆくなる子
は、結構多いですよ。かゆみが出る前に洗ってあげて下さいね。ふき取るだけでは、かえ
ってかゆくなりますよ。

★見映えを良くするために、合成着色料でお化粧した商品も多いです。赤色○号、黄色
○号(喘息気味のお子さんは、特に黄色には気をつけて)の表示がある商品や、色鮮
やかな食べ物には、気をつけましょう。

★塗り製品・食器・・・ごくまれに、漆器でかぶれる敏感な子がいます。においがまだ残
っているような新品を、正月だからと使うのは控え、子供には、いつもの食器と、使い慣
れた重箱を。


 今月号の「アトピー♪おいしーカレンダー」では、簡単な手順で作れる、アトピーっ子
向けのクリスマスとおせち料理のレシピを詳しく取り上げています。冬の食卓に、ぜひ
活用してみてくださいね。



お正月後の食べ方について  


жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж


 お正月に、いつもより体の負担になる食べ物が続くと、だんだんと内臓が疲れて、働き
が鈍ってしまいます。

 口内炎が出来た。便秘気味になったなどの、体の不調を訴えるサインはありませんか?

 腸の内部が荒れてくると、アレルゲンの侵入をブロックする働きが落ちますし、出来
合いの物をたくさん食べるほどに、いつの間にか野菜不足にもなってしまいます。

 野菜不足から、肌を潤すミネラルが不足すると、肌は荒れてきますし、本来、早く排出
しておかなければいけない老廃物が、便秘になって、体内にとどまっていると、湿疹とい
う形で吹き出してもきます。

 そこで、内臓をいたわる あたたかくて、柔らかいおかゆや、野菜をたくさん食べら
れる鍋物やスープが、こんな時にはピッタリなんですよ。

 「おかゆなんて病人の食べる物。」と言う先入観があるかもしれませんが、体の弱い
幼い子には、それこそピッタリの食べ物なのです。

 日本の伝統的な行事でも、1/7は、七草がゆを食べる日とされています。

 ゴギョウ、はこべら、ナズナ、セリなど、七草がゆに入れる物は、ビタミンやミネラ
ルを補う菜類と、消化を助ける働きのある大根などを組み合わせたおかゆです。あっさ
りして、いかにも体に良さそうですよね。まずは、菜類たっぷりのおかゆはいかが?

 他にも、1/15は、小豆がゆの日とされます。小粒ながら、ビタミン類をはじめと
する栄養素を、バランスよく含む小豆は、食物繊維が多い食材でもあるので、便秘解消
にも一役買ってくれますよ。

 また、さつまいもや冷凍カボチャを入れたおかゆは、甘くて子供のうけもよく、食物
繊維がしっかり取れますよ。

 体が冷える夕食に、おかゆや野菜たっぷりの鍋物、スープなども、ぜひどうぞ。



     寒い時期に、食べさせたい海草類


************************************************************************

 寒い時期になると、体を冷やす酢の物は、あまり生理的に食べたくないので、
どうしても、海草類の摂取量が減ってしまいます。

 でも、幼いアトピーっ子は、牛乳の摂取を控えている場合も多いので、海草類は、
毎日 まめに食べて、カルシウムをはじめとするミネラルや、食物繊維をしっかり
摂らせてあげたいですね。

 これらの栄養素は、肌の調子を整えて、湿疹を減らしてくれるだけでなく、血行を
良くして、しもやけにもいいし、粘膜に作用して、風邪の予防にも有効とされるよ
うなので、海草の効能は、あなどれません。

 そこで、具体的に食べ方をあげてみますね。

★わかめ・・・食べやすい海草の代表格です。我が家で使うのは、もっぱら、味の
いい塩蔵わかめです。塩分の含有量が少ない、良質な商品を選んで、冷蔵庫に常備
してね。

みそ汁や、すまし汁、中華風のわかめスープに、ぜひどうぞ。炊きたてご飯に、細か
めに切ったわかめを、混ぜ込んでもおいしいよ。軽くあぶった板わかめを、もみほぐ
して入れても美味です。

★もずく・・・冬場は、やはり汁物に入れます。置いておかないと、なかなか使う
機会を逸してしまうので、味のついていない、パック入りを買って、冷蔵庫で常備
するようにしています。すまし汁や中華味のスープに、特によく合います。

★昆布・・・だし昆布を調理にまず使います。前の晩から、水に浸して冷蔵庫に置く
と、とってもいい おだしが取れるよ。だしカスは、つくだ煮にもなります。

でも、面倒な方や、丸ごと食べて、しっかり繊維を摂取したいという場合は、切り
昆布がおすすめ。水に長く置くと、味が抜けてまずいから、そのまま軽くもんで、
万一の砂の付着などを落として使うか、ザルに入れてさっと水をかける程度で使う
と、かなりおいしく使えます。毎日のご飯に、ひとつまみ入れて、普通に炊きあげる
だけでも、抵抗なく食べられて、ミネラルを補給できますよ。「あらめ」は、切り
昆布に似た食感の海草なので、同様の方法で使ってみてください。

★ひじき・・・ひじきにヒ素が含まれると言う報道が英国からあり、食べて大丈夫
なのか?と不安に感じる方もいらっしゃると思います。ただ、日本では、昔から
食べられてきた食材ですから、ある程度信頼がおけると思います。毎日大量に食べ
ない限りは、問題はないのではないでしょうか。

我が家では、煮付けにする他は、焼きめしに混ぜたり、煮物に足します。油で少し
炒めてから使うとおいしいですよ。

★寒天・・・寒天には、ものすごい量の食物繊維が含まれているのをご存じでし
たか?

最近は、棒寒天だけでなく、粉寒天や、糸寒天なども出ていて、下ごしらえに手間
を取られることもありませんから、気軽に利用してみましょう。

一番手っ取り早いのは、汁物に加えること。でも、汁が冷めると固まっちゃうので、
ある程度あたたかいうちに食べさせてあげてね。煮物の仕上げの頃に、糸寒天を
加えるのもよくやります。ちょっと、トロッとした程度の溶け加減で食べるとおい
しいですよ。

※他にも、昆布やのりのつくだ煮のような、市販品で食べると言うことも考えてみて
ください。保存料の添加されていないものを選んでね。昔ながらの保存食である
これらには、本来、あまり添加物も含まれていないから、安心して食べられるアト
ピーっ子も多いと思いますよ。



 2月号より・・・貝のすまし汁


************************************************************************

 2月〜5月ごろまでは、貝類が旬です。

 貝類にも、肌を元気に保つ働きがあるコラーゲンが含まれますよ。アレルゲンでなさ
そうなら、とってもいい おだしも出るたんぱく源として、炊き込みご飯や、汁物、煮
物、鍋物などに、有効に活用してくださいね。

 今回は、はまぐりのレシピですが、シジミやあさりでもどうぞ。

 ただ、初めて食べさせる時は、念のために、汁をスプーンに一さじからどうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ◆ はまぐりのすまし汁 ◆


 おひなさまのお祝いには、ちらしずしと、はまぐりのすまし汁なんていかがでしょ
うか。

 はまぐりは、実が大きくて、子供にも上手に身をはずすことが出来ますから、
貝の汁物の入門編には、ピッタリですよ。

 すまし汁は、カキ、はまぐり、あさり、シジミなどで同様にしておいしく作れます。
沸騰させたときに、アクを手早くとり去る事と、貝が口を開けたら煮すぎない事が、
おいしいコツですよ。


 ◇◆材料◇◆

 はまぐり 8個
 水 3C
 三つ葉  適量
 塩・しょうゆ 少々



◇◆作り方◇◆

・はまぐりは、水の中で貝どうしをゴシゴシよくこすり合わせ、何度か水を替えながら、
殻の汚れをよく落とします。

・鍋に水を入れ、洗ったはまぐりを加えて、中火にかけて煮立てます。

・三つ葉を洗って、食べやすく切っておきます。

・白いアクがフツフツと沸いてきたら、お玉で手早くすくい取っていきます。ふきこぼ
れそうになるようなら、少し火を弱めてください。

・いつまでも煮ると身が固くなるので、貝の口がバカリと開いたら、アクとりは、ほど
ほどにして止め、塩としょうゆをほんの少し加え、味をみます。慣れないうちは、煮す
ぎるといけないので、火を止めて、味見してください。あまり煮汁に色を付けたくない
場合は、しょうゆより塩を多めにいれるといいですよ。

・煮汁の味を調えたら、三つ葉を加えて、軽く煮て、火を止めます。


◇三つ葉の代わりに、春菊や、ネギでもいいですよ。器の中に生の葉ものを入れて煮汁
を注げば、葉の色が、よりきれいなのですが、子供向きに、三つ葉を少し煮ました。

◆一手間かけて、もっとおいしく!

 だし用の昆布を、5センチほど切り、鍋の水に30分以上浸して、うま味を抽出して
おきます。昆布は、沸騰する直前に、取り出します。うま味が深くて、本格的な味です。




     寒い時期に、食べさせたい海草類


************************************************************************

 寒い時期になると、体を冷やす酢の物は、あまり生理的に食べたくないので、
どうしても、海草類の摂取量が減ってしまいます。

 でも、幼いアトピーっ子は、牛乳の摂取を控えている場合も多いので、海草類は、
毎日 まめに食べて、カルシウムをはじめとするミネラルや、食物繊維をしっかり
摂らせてあげたいですね。

 これらの栄養素は、肌の調子を整えて、湿疹を減らしてくれるだけでなく、血行を
良くして、しもやけにもいいし、粘膜に作用して、風邪の予防にも有効とされるよ
うなので、海草の効能は、あなどれません。

 そこで、具体的に食べ方をあげてみますね。

★わかめ・・・食べやすい海草の代表格です。我が家で使うのは、もっぱら、味の
いい塩蔵わかめです。塩分の含有量が少ない、良質な商品を選んで、冷蔵庫に常備
してね。

みそ汁や、すまし汁、中華風のわかめスープに、ぜひどうぞ。炊きたてご飯に、細か
めに切ったわかめを、混ぜ込んでもおいしいよ。軽くあぶった板わかめを、もみほぐ
して入れても美味です。

★もずく・・・冬場は、やはり汁物に入れます。置いておかないと、なかなか使う
機会を逸してしまうので、味のついていない、パック入りを買って、冷蔵庫で常備
するようにしています。すまし汁や中華味のスープに、特によく合います。

★昆布・・・だし昆布を調理にまず使います。前の晩から、水に浸して冷蔵庫に置く
と、とってもいい おだしが取れるよ。だしカスは、つくだ煮にもなります。

でも、面倒な方や、丸ごと食べて、しっかり繊維を摂取したいという場合は、切り
昆布がおすすめ。水に長く置くと、味が抜けてまずいから、そのまま軽くもんで、
万一の砂の付着などを落として使うか、ザルに入れてさっと水をかける程度で使う
と、かなりおいしく使えます。毎日のご飯に、ひとつまみ入れて、普通に炊きあげる
だけでも、抵抗なく食べられて、ミネラルを補給できますよ。「あらめ」は、切り
昆布に似た食感の海草なので、同様の方法で使ってみてください。

★ひじき・・・ひじきにヒ素が含まれると言う報道が英国からあり、食べて大丈夫
なのか?と不安に感じる方もいらっしゃると思います。ただ、日本では、昔から
食べられてきた食材ですから、ある程度信頼がおけると思います。毎日大量に食べ
ない限りは、問題はないのではないでしょうか。

我が家では、煮付けにする他は、焼きめしに混ぜたり、煮物に足します。油で少し
炒めてから使うとおいしいですよ。

★寒天・・・寒天には、ものすごい量の食物繊維が含まれているのをご存じでし
たか?

最近は、棒寒天だけでなく、粉寒天や、糸寒天なども出ていて、下ごしらえに手間
を取られることもありませんから、気軽に利用してみましょう。

一番手っ取り早いのは、汁物に加えること。でも、汁が冷めると固まっちゃうので、
ある程度あたたかいうちに食べさせてあげてね。煮物の仕上げの頃に、糸寒天を
加えるのもよくやります。ちょっと、トロッとした程度の溶け加減で食べるとおい
しいですよ。

※他にも、昆布やのりのつくだ煮のような、市販品で食べると言うことも考えてみて
ください。保存料の添加されていないものを選んでね。昔ながらの保存食である
これらには、本来、あまり添加物も含まれていないから、安心して食べられるアト
ピーっ子も多いと思いますよ。



たたきゴボウ


************************************************************************

 酢ゴボウ、酢レンコン、大根のなます。

 この三つの料理を、レシピを見ずに気軽に作れるようになったら、冬のアトピー
クッキングは、もっともっと充実するんじゃないかと思います。

 実はいずれも、アトピーっ子の健康のために、今 ぜひ食べて欲しい旬の素材
ばっかり。しかも、作り方は ほとんど一緒で、慣れたらとっても簡単ですよ。

 おまけにもう一つ言っちゃうと、これらは日本の伝統食である「おせち料理」には
欠かせないメニューばっかりなんですよ。

 酢を使うから、どっさり作っておけば、冷蔵庫で二、三日は軽く保存できるし、
食物繊維がいっぱいだから、消化の悪い肉料理に添えて、ぜひ食べて欲しい献立だ
と思います。

 メルマガでは、酢レンコンも紹介したので、全く同じ味だと飽きてしまわないよう
こちらはかつおの風味にしてみました。レシピを載せておきますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ■材料 (どっさり、6人分くらいの分量です。)

 ・国産の土付きゴボウ  1本 
 (ゴボウは皮に栄養がたっぷりつまっているので、洗いゴボウより
  土付きゴボウを選んで買ってね。)
 ・酢 100cc
 ・しょうゆ  小さじ 2
 ・砂糖   大さじ 1
 ・花かつお  適量



 ■作り方

・ゴボウは、野菜用のたわしで皮をこすって泥を落とし、流水ですすぎ、縦に4つ割
にしたら、長さを5センチくらいにそろえながら切り、包丁の背で、何カ所かトントン
たたいて、味が染みこみやすくしておいてから、水を注いだボールに、次々と入れて
いく。

・鍋に、ゴボウと、分量とは別に、酢を大さじ 1(白くするために)入れ、ひた
ひたの水を注いで、中火にかける。

・大きめの鉢に、酢、しょうゆ、砂糖を加えてよく混ぜ、花かつおを手でもんで細か
く砕きながら入れる。

・柔らかくなったゴボウを、水をよく切ってから、熱いうちに鉢の中へ入れて、
酢しょうゆにつけます。全体が浸らない場合は、しばらく全体を、回転させるように
しながら、上下を入れ替えて、まんべんなく味をからめる。

・そのままより、何時間か置いて、味がしみてから、重箱などに詰めるといいよ。
浸っていない部分を、30分ほどして上下入れ替えると、より、よく染みこみます。

・盛りつけたときに、かつおぶしを再度かけます。



 重ね煮につい


2月号では、マクロビオテックの調理方法やレシピをご紹介しています。

 マクロビオテックと言えば、穀類や豆類を中心にすえた野菜料理ですので、アトピー
っ子との相性がよい調理方法だと思いますが、そのまま当てはめると、乳幼児さんの献
立としては少しそぐわない部分もあるように感じるので、私なりにアレンジした内容で
ご紹介しています。 

今回はその中から、重ね煮という手法をご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 細く切って、素材の陰陽を考えながら、素材を重ねて蒸し煮にすることで、いつもと
違うおいしさが生まれます。ぜひ、こんな調理方法にも、挑戦してみてくださいね。

 おおざっぱな順番としては、地面より上にあるものを下に、下になるものを上に敷き
詰めることです。

 葉ものが下で、その上に、いも類。根菜類がさらにその上で、穀類、魚貝類と、上に
重ねます。また、こんにゃく、きのこ、海草は一番下に入れます。出きるだけ平らに詰
められるように、順番を考えながら、パラパラと鍋に素材をふりこんでいく感じです。

素材を詰めていくイメージとして、鍋の中は下のようなイメージです。指導される方や
本によって、若干やり方が違いますので、これは、ご参考までに。


  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l
  l      塩            l
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l
  l 魚や貝類(だしの入り干し、チリメンなども)l  ← 動物性のタンパク質
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l
  l  米・雑穀・麦・豆類              l  ← 穀類
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l
  l 根菜類(ゴボウにんじん大根など)     l     根っこを食べる物
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l    (根が深い物ほど上へ)
  l イモ類(サツマイモ、ジャガイモ     、 l          ↑
  l 長イモなど)、カボチャ、玉ねぎ       l          ↓
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l
  lキャベツ・白菜、葉もの野菜、果物類    l     葉っぱを食べる物
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l   (地上に高く伸びる物ほど下へ)
  l海草(だし昆布、わかめ、ひじきなど )   l
  lこんにゃく、きのこ類(干ししいたけなど)  l  
  l−−−−−−−−−−−−−−−−−−l

                           
材料を上のような順番で詰めたら、上から手で軽く押さえ、良質の自然塩を少し、
パラパラとふり、はじめは、大さじ 1〜2杯程度のごく少量の水を加え、ごくごく
弱火で、蒸気が出て、いい匂いがするまで、混ぜずに重ね煮してから、だし汁や調味
量で味を足して混ぜ、それからあとは、普通に煮ます。

スープ類や水気が出ない素材の場合は、順番にそって素材を置き、材料がそのままの
位置で火が通るよう、ひたひたに水やだし汁を注いで、弱火でゆっくり煮ていきます。
      
 制限が多くて、十分にだしを利用できないお宅では、他の調理をされる際にも、こ
のやり方を応用して煮てみると、同じ素材やレシピでも、よりうま味を引き出せて、
おいしい物を食べさせてあげることが出来ますからお試し下さいね。


 ◇◆  穀類のスープ ◇◆


жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж
 
 2月号では、マクロビオテック的な調理をご紹介しています。そこで、今回は雑穀
を利用した滋味たっぷりなスープをご紹介します。ていねいに薄く刻んだ野菜が、と
ろける舌触りですから、赤ちゃんの離乳食にもどうぞ。

 ただ、おかゆと同様に、雑穀から粘りが出るので、うっかりこがさないためには、
保温調理鍋で作るのが簡単です。もしくは、多めに水を加えて、沸騰後は、弱火で
ゆっくり煮込みます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ◇◆  穀類のスープ ◇◆

 制限のあるお子さんのために、代用できる素材を( )に書きました。逆に、もっと
いろいろ食べられるお宅なら、穀類の上に、鶏肉や白身の魚の切り身などを100gほ
どのせてから煮ると、うま味が増します。化学調味料に慣らされたパパ向けには、粉末
のコンソメを少しスープ皿に加えて混ぜると、普通の野菜スープ味になります。
 

 ◇◆ 材料 ◇◆

 キャベツ(白菜) 150g
 タマネギ 小さめ(大根、レンコン)  1個
 にんじん  1/2本
 さといも(ジャガイモ、長イモ)     100g
 キビ(玄米、ハトムギ、あわ、ヒエ、キヌア) 50g
 塩  適量 
 

 ◇◆ 作り方 ◇◆

・キャベツを細切りにして、保温調理鍋の底に敷き詰めます。

・その上に、3ミリ程度に薄くスライスした さといも、出来るだけ薄く くし切り
にした タマネギ、細切りにした にんじんを刻んでのせていき、最後に、キビを均
等にふりこみ、少量の塩を、その上にふりかけてから、ひたひたになるまで水を注ぎ、
中火にかけます。

・沸騰したら、弱火にして2分ほど煮て、一度全体をかき混ぜてから保温器に移し、
20〜30分置きます。

・取り出して弱火にかけ、沸騰するまで煮たら、混ぜて味見をします。ほどよい塩加減
まで、塩(または、しょうゆ)を加えます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その他にも、マクロビオテック的な献立を、アトピーっ子の食卓に取り入れていく
やり方として、

・ご飯は、雑穀や豆類を混ぜたものを意識して炊く。

・汁物や野菜の煮物には、重ね煮の方法を使い、乾物も多用して、素材のうま味を引
き出す。

・昔ながらの醸造方法の調味料や漬け物を食卓に取り入れて、発酵食品を体内に取り
込む。

などから取り入れて実行されると、無理なくマクロ的な献立を食卓にのせることが出
来ますよ。出来るところからやってみませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※アトピー♪おいしーカレンダー2月号は、2/1から発売中です。

他にも、マクロ的野菜料理のレシピをたくさん載せています。また、恵方巻きのシー
ズンですので、アトピーっ子向け巻きずしや、おひなさんにもどうぞのお菓子作りな
ど、PART1〜6に分けて書いていますので、こちらから内容を見て下さいね。
 
             

  
アトピー♪おいしーカレンダー



冬と発酵食品について
************************************************************************

 前の項目で、これからの寒い時期は、あたたかくて、消化がよい夕食を早めに
食べて休むのが、湿疹やかゆみが出にくい食べ方ですとおすすめしましたが、もう一つ
大切な食品があります。それが発酵食品です。

 実は先日、うちの子の歯が抜け替わりでグラグラして固い物が食べられず、本当に久
しぶりに、おじややおかゆを続けて作りました。

 普段も、体を温めるために夕食で作りますが、風邪を引いたり、下痢をしたりで、体
調が悪いから作ったと言う記憶が、そう言えばもう何年もないな?と、その時に はた
と気づきました。

 実は、アトピーを良くするためにと、おすすめしている発酵食品の多い暮らしは、病
気に強い体も育ててくれるんですよ。

 ちなみに今の時期は、もう嘔吐下痢やインフルエンザが流行しているようです。石け
んでの手洗いや、帰宅後のうがいで、菌を減らす予防策も、もちろん大切ですが、積極
的に発酵食品を摂って、腸内に善玉菌を増やせば、これもまた予防策になるのです。

 まずは、梅干し。ご飯に添えて食べるだけでなく、うどんや煮物に少し加えれば、味
に深みが出ます。干し梅のような商品をおやつに取り入れたり、梅干番茶のような飲み
方もありますよ。

 漬け物も発酵食品です。キムチに一番乳酸菌が多いそうですが、幼い子や甲殻アレル
ギーの子には使えないので、手作りしたり、無添加のたくあんなどから試してみてね。

 また、みそ汁をひんぱんに作るのも、体が温まるよい食べ方です。今は、ノン大豆
の味噌も手軽に手にはいるから、制限があっても、使えるみそは多いですよ。

 ちなみに、酢や醤油も、化学合成されていない昔ながらの醸造方法で作られる商品な
ら、発酵菌がたくさん含まれるからおすすめです。

 ぜひこの冬は、発酵食品を積極的に摂取して、アトピーも病気も寄せ付けない、健康
的な生活を目指しましょうね。


 冬の一日分の献立例
************************************************************************

 卵と牛乳を使用しないで作る、お子さん向けの三食の献立例を載せてみました。

 実は、食べ物の制限が厳しい頃には、おかずを全て毎食変えながら作っていました。
でも、幼児を抱えて、加工食材を一切使わずに、素材から全て手作りしようとすれば、
時間的に追いつめられるので、とても精神的につらかったです。

 そこで、我が家では、アレルゲンになりにくいおかずは、2食続けて食べて、手作り
するおかずの総数を減らすようにしています。

 それでも、全てを手作りするのは大変なので、忙しいときには、のり、つくだ煮、
納豆、漬け物など、昔から日本で食べられてきた和食向けの加工食品を、添加物に気
をつけながら、食卓に取り入れています。

 少し粗食に感じる方もあると思いますが、好き嫌いが多い子よりは、はるかにバラ
ンスよく食べているのではないかと思いますし、食べ物にたくさんの制限が付く食生活
を強いられる時期は、そんなに長くありませんので、下にあげたような食べ方もアリだ
と思いますよ。

 また、肉や油物が大好きな大人(特に、男性)の場合、これではあっさりしすぎて物
足りない事でしょう。

そんな時は、親の側が食べ物でストレスを貯めないためにも、少し子供と夕食の食事
時間をずらし、大人だけ惣菜や冷凍食品をプラスして食べてみてはいかがでしょうか?

 アトピーだから、なんでも一から手作りしてあげたいと思うのは山々なのですが、
無理をしすぎては、どこかにそのツケが回ります。

 調理に手を取られて、親がイライラしたり、かまってもらう遊ぶ時間がなくなって、
子供もストレスを貯める毎日は、絶対!アトピーにはマイナスなので、アレルゲンに
なりにくい市販品や、冷凍食品も上手に利用しながら、上手に調理の手を抜いて、余っ
た時間を子供さんのために使ってあげて下さいね。

 下に載せたののは、厳密な制限があるご家庭向きではありませんが、手作りの献立と、
アトピーっ子の体と相性がよい加工品を、添加物に気を付けながら、最低限利用して、
30分程度の調理時間で、ご飯の支度が整うような献立です。

 ◆ 朝 食 ◆  前の晩に雑穀を混ぜた米を用意し、普通に炊きます。少量の水で
青菜をおひたしにし、チリメンに酢しょうゆをかけたものや市販の漬け物も、ご飯のお
かずに。赤ちゃんには、ジャコと青菜を煮たおかゆはいかがですか。おひたしを利用し
て、青菜入りのおにぎりもいいのではないかしら。
         
・雑穀ご飯
・青菜のおひたし
・チリメンジャコの酢しょうゆ
(・納豆 )
・漬け物

 ◆ 昼 食 ◆   朝の青菜を続けて食べます。ニンジンや大根は、味を濃く漬ける
前に取り出せば、離乳食に使えます。大根、レンコン、ごぼう、ニンジン、こんにゃく
などで、食べごたえのある煮物を昼に作ります。これば素材を切ったら20分ほど、た
だ煮るだけなので、子供を見ながらでも、案外作れるものですよ。
        
・雑穀ご飯
・青菜のおひたし
・鶏肉(豆)と根菜類の煮物
・のり

 ◆ 夕 食 ◆ お昼の煮物を晩にも利用し、キャベツをさっとゆでて味を付けた
温野菜を夕食用に作りました。乾燥めかぶにお湯をそそいだ、即席のすまし汁をそえて。
キャベツに、みかんなどのフルーツを混ぜ、少し酸味を抑えたら、赤ちゃん向きにアレ
ンジできます。

・雑穀ご飯
・鶏肉と根菜類の煮物
・キャベツの甘酢和え
・めかぶのすまし汁
・漬け物

※ご飯を二度にわたって炊くのなら、2度目は白米にするか、別の種類の雑穀を加えます。

−−−二例目−−−

 ◆ 朝 食 ◆ 切り身の魚や干物をオーブントースターに入れてタイマーをかけ
ておき、その間に、洗って切った青菜とあげを、短時間で煮ます。青菜の煮物は短時
間に作れるから、朝でもOK。離乳食に使うときは、ほぐした焼き魚とのりに、煮物
に麩を加えて煮て、赤ちゃんにどうぞ。
         
・白ご飯
・のり
・焼き魚
・青菜とあげの煮物

 ◆ 昼 食 ◆ カブや大根の甘酢漬けは、時間がある時に多めに作って、何日
かに分けて食べます。酢入った漬け物は、消化を助けてくれます。

・白ご飯
・納豆(市販の豆の煮物)
・青菜とあげの煮物
・カブの漬け物

 ◆ 夕 食 ◆ 豚肉や鶏肉、あるいは、練り製品などを利用して、あっさりとし
た水炊きを。仕上げは、ニラ(ねぎ)を加えて、雑炊に。卵なしでもおいしいですよ。
アレルゲンに関係のない素材だけで煮ておき、水炊きの煮汁を取り分け、細かく刻んだ
野菜と煮て、赤ちゃんのおじやに。

・水炊き
・雑炊

この献立の他にも、アトピーおいしーカレンダー12月号に、クリスマスレシピや、おせち料理など、いろいろご紹介しています。こちらから、
                   

鍋物には気をつけて 
************************************************************************


 これからの季節は、鍋物が献立に登る機会が増えてきますが、エビやカニ、貝を鍋
で煮込んだ海鮮鍋系を食べる機会も多くなりますので、念の為に、ここで一言 書い
ておきますね。

 牛乳や卵のアレルギーに悩まされる子供は多いのですが、幼い子の場合は、カニ、
エビ、イカ、タコ、貝類でも、湿しんやかゆみを起こしたり、時には、アナフィラキ
シーショックを起こす場合があります。

 そこで、2歳ぐらいまでの、食物性アレルギーが多い時期には、はじめての種類の
魚貝類にも気をつけてあげて下さいね。

 特に鍋物で、ゴチャゴチャ一度にいろんな魚貝素材が入っている鍋から、不用心に
食べさせてトラブルを起こせば、煮汁にそれぞれのエキスが混ざり合っているため、
一体何が悪かったのかが、よくわからなくなるのです。

 そこで、できれば、赤ちゃんの場合は、スープや鍋などに はじめての魚貝素材は
一種類だけ試しに加え、その煮汁を飲ませ、問題がないかどうか確認出来た上で、後
日、鍋物に加えて食べさせると言う手順を踏んで、食べる素材を増やせば安心です。

 また、我が子のじんましんを初めて見たら、「うちの子はとんでもなく重症のアレ
ルギー児かも?」と不安になるママもいることでしょう。

 でも、赤ちゃんや幼い子ほど、じんましんやかゆみ等を起こした話は、案外、耳に
する機会が多いものですよ。

 食べたときや、食べてしばらくは、お子さんの様子に異常はないかなどを、よく気を
つけて観察し、お風呂でも湿疹の有無を確認するといいですね。

 幼い子供は、言葉の数が少ないから、食べた時の不快感や異常を訴えることがあまり
ありません。ママの観察眼が全てです。

 「のどがかゆい。」と言ってくれるのは、上出来で、「何か変。」とか、「嫌い」と
か言ったり、だまってイヤイヤをする、口を開けようとしない、のどをしきりと触るな
ども、体に合っていないサインかもしれません。

 口びるや口元がふくれて、じんましんが出ている、咳が出るなど、いつもと違う様子
には、特に目を光らせてみてくださいね。


※アトピー四コマ 「食べる目安」 

 何に反応しているのかがよくわからないと、トラブルを一度起こしたあとでは、食べ
させるのが恐くなります。赤ちゃん期は、どうぞ慎重に食べさせてあげてくださいね。

  制限食についてのコーナーも参考にしてください。

          http://yoikomap.nobody.jp/seigen1.htm

トップへ