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  part1


 食の安心・安全は大切よ

 ・インスタントに頼らずに、作ってみよう 

 天然だしを使おう

 味覚の不思議

 中華料理や化学調味料について

 放射線照射は安全か?

 レンジより鍋で調理を

 浄水について

 無農薬の作物


 有機栽培野菜

 アレルゲンと安全との二つの視点で本を読もう

 安全な食器
new!
 安い商品には気をつけて

 農薬や食品添加物とはどう関わっていくか
 


 アトピーっ子に優しい食べ物やレシピをご紹介している、「卵と牛乳なし!アトピーっ子にもうれしい野菜たっぷり料理」
の内容を中心に、一部を抜粋して載せています。どうぞ、本編でも読んでみて下さいね。
メルマガについて、詳しくはこちらから

  

 part1 食べ物全般  part2 夏   part3 秋  part4 冬  part5 春  農業&自給率

       食の安全性について      1 ・ 

食の安全性についてメルマガに書いたことからUPしました。他の項目にもUPして、重なっている物も
ありますが、参考になればと思います。


 食の安心・安全は大切よ
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 先日から、中国から輸出された食品や薬品を利用したペットや人が、たくさん亡く
なったり、体調を崩したりというニュースがたくさん入ってきています。

 その詳細を読んでいくと、中には、「食品をインクで着色して別の食品と偽って輸出
する」と言った、信じられないような話も含まれていて、「まさかそこまで・・?!」
とあ然とさせられましたが、「食べ物の安全性」なんて、「目に見えない」ものだし、
食べても「味に異常を感じる」事はめったにないので、こんな風に極端な事件が起こら
ない限り、食べている私達は、案外 無関心なことが多いものです。

では、日本で生産されている食材なら絶対安心なのかと言うと、そうとも言えない部
分もあるので、やはり消費者が賢く選び取る目が必要だと思います。

 例えば、インスタント食品や加工食品、お弁当などの味付け用に、たいてい使用され
ているグルタミン酸ナトリウム(そのままの名前で表示されていなくても、原材料に
「アミノ酸など」とか「うまみ調味料」と表示がある時には、含まれている場合が多い
です)」は、過敏な人には、頭痛やほてり感などを引き起こすことで少し知られた添加
物です。

 この添加物は、なんと「味付けのり」や「納豆のタレ」にまで使われているほど生活
の中に当たり前に存在している添加物ですから、日常生活で全く摂取しないで食べるこ
との方がむしろ難しいくらいです。摂りすぎないよう意識するしかないのでしょうね。

 それでも、幼い子が反応する可能性がある、アレルゲンの一つに、着色料をはじめと
する食品添加物や農薬も含まれていますので、幼いアトピーっ子を育てているママは、
普段から食の安心に関わる話には、ぜひ関心を持ってくださいね。

 ただし、安全を極めようとすれば、ただでさえ高くなりがちなアトピーっ子の食費に
ますますお金がかかるだけでなく、時には神経質になりすぎて、食べる物がなくなり
途方に暮れてしまう方もいます。
 
 だから、まずは、持っている知識の範囲で選んで食べてください。食品袋の裏側にあ
る「原材料」を確認して買うだけでも、ずいぶんと違います。

 そして、安易に加工品に頼らず、出来るだけ原材料から自分で選んで調理すること
で、添加物を減らして食べることも可能ですよ。

 うどんメニューの添加物のあるなしの違いを、四コマでも載せてみました。
               
 食の安全や食べ方について  

 中国輸入品の安全性について
  マスコミが攻撃すると、全ての中国産商品が悪者で、食べるのが怖いような印象を私達は
受けてしまいがちですが、中国3000年の知恵が凝縮した、健康的な乾物もたくさんあるので、
全く利用しないのも 大変もったいない話だと私は思うのです。

そこで、「皇膳房」のブランドで、ケンコーコムに商品を卸していらっしゃる丸成
商事さんに、安全性の確保のために、どんな企業努力をされているかについて問い
合わせ、いただいたお返事をUPしています。一例として参考にしていただけたらと思います。


 インスタントに頼らずに、作ってみよう    


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 市販の加工品には、うちの子に与えることが出来ない素材が入っている事が多かった
ので、とにかくなんでも素材から作っていた時期がありました。タレや調味料もその例
外ではありません。

 実は、「チャーハンの素」なんてなくても、炒めて塩、こしょうの後、酒としょうゆ
を鍋肌から入れて、こがしながらからめると、とてもおいしく作れますし、「麻婆豆腐
の素」の代わりに、野菜を炒めたら、豆腐を加え、みそとしょうゆ、みりん(砂糖)で
味付け。くず粉でとろみ付けをすれば、ちゃんと麻婆豆腐の出来上がり。(大人の皿に
は、取り分けた後から、一味唐辛子をふります)

 もちろん、「○○の素」の様なインスタント食品の他に、焼き肉のタレだって、同じ
事です。

 要するにタレ類は、裏面の表示を見て、同じ調味料を混ぜ合わせ、少し煮立てて、自
分で作ってみればいいのです。そこそこ、おいしく出来ますから、はじめから買うもの
だなんて思わずに、試してみてね。

 と言うのも、例えば、アトピーっ子におすすめの食材の一つであるちくわにしても、
卵白が入っているものと、いないものがあるように、タレや調味料のたぐいは、よく
裏の表示を確かめて買わなければ、思いがけない商品に、大豆や乳製品から抽出された
エキスが、含まれていることがあります。

 一般的に、自然食品店などで購入する、こだわりのある調味料は、自然素材から抽注し
た商品が多いのですが、安くて、便利に使えるインスタント商品ほど、安く作るために
原料に不自然な添加物が増えてきます。

 こんなものに卵や乳製品は、まさか入っていないだろうと思いこんで、知らずに使え
ば、食事性のアレルギーに敏感な子供は、反応して、症状が悪化してしまいますから気
を付けてくださいね。

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 ・安全なものを食べたければ、素材から選んで、なんでも自分で作ってみる。

 ・インスタント食品や調味料、加工品全般を買うときには、必ず裏ラベルを確認する。

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 この二つは、アトピーっ子を育てるママの基本です。大変そうに思えるかもしれないけれど、
こつを覚えたら案外簡単に出来ますし、食費もこれでかなり安く上がるから、ぜひ、メルマガ
も参考にしていただきながら、手作りライフを目指してくださいね。                          




 天然だしを使おう
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 メルマガ3月号では、「入り干し」、「かつお節」、「しいたけ」、「昆布」、「肉類」などの
自然素材から、だしを簡単に取る方法のあれこれについて詳しく書いています。

 だしは、だしの素を利用すれば簡単なのにどうして?と感じる人もいるかもしれま
せん。でもね、CMなどで宣伝している、市販のだしの素を使わないのには、大きく
分けて三つの意味があります。

 一つには、乳幼児期から化学調味料をたくさん摂取し続けると、味覚に異常が起き
て本当の味がわからなくなったり、健康状態に影響が出る恐れがあること。

 そして二つ目は、天然だしに切り替えることで、アトピーっ子に不足しがちなカル
シウムなどを、よりたくさん摂取する事が出来るメリットがあること。

 最後の三つ目が一番大切な部分なのですが、だしに気を付ける食べ方は、よりアレ
ルギーを起こしにくい食べ方であり、アレルギーの予防にもつながると言うことです。

 例えば、一般的なだしの素には、うま味を出すために、かつおぶしの様な天然素材
が複数ブレンドされている事がありますし、各種エキス類は、表示する義務がない薬
剤や素材を使用して抽出されます。

また、アミノ酸をはじめとする食品添加物も何種類か含まれていますし、粉末しょうゆ
が成分に表示されていれば、大豆や小麦も原材料に使用されていることになります。

 すると、だしの素をなにげなく使用することで、知らないうちに薬剤や微量のアレル
ゲンを摂取し、時には、それらに反応する場合がありますよ。食の制限が多いお子さん
の場合は、複数の天然素材を一日で使うよりも、「今日は、かつおぶしのだし」「明日
は昆布だけ」と言うように、回転させて使用する方が過敏にならず安心です。

  ですから、この機会に試してみませんか?天然のだし。

 主に、かつおぶし、入り干し、昆布、干ししいたけのような よく知られた だし用
素材を中心にご紹介しています。

※具体的なレシピや調理のコツについては、「アトピー♪おいしーカレンダー」で
さらに詳しく読んでみて下さい。3月号
       

※類似する話として、インスタントや化学調味料について、メルマガに以前載せた話が、
下でも読めますよ。
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 中華料理や化学調味料について

 中華料理は、和食に比べると、はるかにたくさんの成分が含まれた調味料を使用します。
そこでいくつか、気にしておくといいことをまとめておきたいと思います。

 まずは、中華用スープの素です。半練りの中華スープの素などを、スプーンに少し加えるだけで、とてもおいしく
仕上がり、便利な商品ですが、油脂もたくさん含まれる上に、エビ、カニ、ホタテなどの魚貝のエキスがよく使わ
れています。また、一般的に、化学調味料が多めに使用量されるのも、中華だしの特徴です。

 そこで、市販の中華ソースや、中華専用調味料、スープ用の粉末や固形商品などを使う場合には、まず包装の
裏の表示を確かめる注意が必要ですし、何に反応しているのかが、はっきりつかめていない状態のお宅では、
念のために使わないのが賢明です。

 これは、外食の中華料理やラーメンにも当てはまる話です。うどんのように、シンプルなだしの造りではありませ
んので、うま味成分として、何を原材料に使っているのかが、献立名からは推測できません。そこで、ある程度、
食物アレルギーが、アトピーの主原因でなくなったと思われるまでは、これらの食品は、用心するにこしたことは
ないと思います。

 化学調味料をたくさん摂取して起こる、健康被害については、味覚障害を始めいろいろ言われていますが、
化学調味料そのものへのアレルギーも存在します。

 大人でも、下痢や吐き気などを起こすこともありますので、乳幼児期には、出来るだけ使用しないのが賢明です。

 そうでなくても、私達の食生活の中には、気づかないうちに化学調味料が使われています。

 例えば、味付けのりや納豆のタレにだって、「アミノ酸など」の表示で、化学物質が含まれてはいませんか?

 わざわざ、それらがたくさん含まれている市販品を使わなくても、知らない間に摂取してしまうのが化学物質です。
意識して摂らないよう心がけてみましょうね。

 また、豆板醤や、XO醤、オイスターソースなど、中華料理には、うま味を引き立てるための、特殊なソースがいろいろ
ありますが、これらも、中華スープの素と同様に、いろんなうま味成分を含む場合がありますので、どうしても使用したい
と言う場合は、ラベルの裏をよく読んでから購入するよう気をつけて下さいね。

 例えば、某メーカーのXO醤の成分を見て見ると「唐辛子、植物性油脂(←大豆?)、干しエビ、ブランデー、
干し貝柱、野菜、食塩」と出ていました。ほんの少し使用するだけで、味が本格的になっておいしいかもしれませんが、
アレルゲンになってもおかしくない素材や、かやみが出やすい素材も含まれていて、そんなリスクを負いながら、幼い子
にどうしても使用する必要はないのではないかと、私は考えます。使うのなら、今しばらくは、大人のお皿にだけ
加えると言うやり方が、いいのではないでしょうか。

 そして、片栗粉もよく使用されますが、ジャガイモのでんぷんですので、イモのアレルギーが疑われる場合は、くず粉
などで代用するようにします。

 アトピーでつらいときは、本格的な中華より、普段の調味料を上手に使って作る、和風の中華がおすすめです。

  おすすめ商品に、化学調味料に配慮のある商品を載せています。 コンソメ  和風天然だし





   ジャガイモへの放射線照射
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 つい一週間ほど前に買ってきた、ジャガイモの皮をむこうとして、あれ?しまった もう芽が出ているわ。
冷蔵庫の近くにとりあえず置いてしまったので、少し温かすぎ たようです。

 今頃から、春にかけてのジャガイモは、普通の状態なら、芽が出ます。つまりそれ は、放射線照射で、
芽止めされていないジャガイモだということ。

 日本では、ジャガイモにだけ放射線照射が許可されていますが、他の国では、玉ね ぎの様な野菜の他にも、
殺菌の目的で、肉類、小麦の様な穀類にも許可が出ている国 があるので、もしかしたら、輸入品から、知ら
ない間に口にしているのかもしれません。

 放射線照射が、人体にどんな影響を与えるのかについては、薬品処理するより、は るかに安全と言う説も
ある反面、出来るだけ避けたいと考える人もいて、意見は様々 です。

 こんな風に、安全性について意見が分かれる例に出会ったとき、あなたはどう考え ますか?

 例えば、6年ほど前に発売されて、ベストセラーになった「買ってはいけない」と 言う、誠に衝撃的なタイトルの
本がありました。

 これは、食べ物から日用品まで、私達がよく知っている有名メーカーの商品を、安 全に配慮がない商品として、
徹底的にこき下ろした本です。

 しばらくすると、「買ってはいけないは 買ってはいけない」と言う、ややこしい タイトルの本も出て、今度は、
前述の本の矛盾点を書き並べました。非難を受けた メーカーが、営業妨害だとばかりに、反撃に出たんでしょうね。

 どちらも、それなりに納得のいく話を書いているので、立場が違うと、言うことが 180度違うんだなと言うことが
わかって、私は別の意味で感心しました。

 さて、先ほどのジャガイモの話に戻ります。

   私達の身の回りには、よく知らないから平気で食べたり、利用したりする事って 結構たくさんあります。

 かと言って、恐れすぎると、なにも食べられなくなったり、買えなくなりますし、 無頓着すぎると、アトピーっ子に
刺激を与える結果にもつながります。

 どっちが正しいかを考えたいときは、まず両方の意見を読み比べてみてね。それでも、 よくわからない時には、
無理しすぎない範囲で、止める方向にむけて模索するよう 私は話を進めます。

 ジャガイモは、春と秋の二つ旬がありますので、貯蔵品でない、旬の頃を中心に もっぱら食べるようにしたり、
地元の農家が少しだけ作る、青空市のようなお店の商品 を買う工夫をすれば、照射はそもそも無いハズ。

 アトピーのことでいろいろ考えるなかで、少しずつ学んで、安全な商品や質のいい 商品を選び取る事が出来る、
賢い消費者に成長しちゃいましょうね。



レンジより鍋で調理を
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食べ物の安全性の話をするとき、レンジで調理したものでよいのか?と言うことも一度考えて
みてはいかがでしょうか。

レンジのマイクロウエーブが、「人体に悪影響を与える食べ物になる」とは言いませんが、
「火で調理するよりも、物質が変化して、栄養価が異なる仕上がりになる」可能性はありそうですよ。

 実は、おいしーカレンダー6月号では、アトピーっ子向けの離乳食を取り上げています。

 アトピーっ子向けの食べさせ方や工夫点について、今回は主に載せているのですが、
アトピーっ子の場合、一般的な育児書に載せられているようなペースで、次々と新し
い食材を試そうとすると、じんましんのようなトラブルを起こしてしまうことがある
ので、食べさせるときは、特別な配慮も必要です。離乳食は、どうぞゆっくり慎重に。

 また、赤ちゃん期に食べられる素材の品数が少ない分、より効果的に栄養を摂取でき
るよう、質の良い素材を選び、少しでも栄養価を壊さぬよう調理する工夫も必要だと思
います。

 例えば本文では、以下のような、「レンジより土鍋を」と言った一文も載せています。

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 市販の離乳食のレシピ本を読むと、簡単に作らせようとして、やたらとレンジを多用
している場合があります。

 でも、同じ素材から、よりたくさんの栄養価を体内に取り込もうとすれば、食材の
栄養価を破壊する電磁波より、火での調理がおすすめ。

 さらに欲を言えば、金属鍋より土鍋やセラミック鍋がベスト。

 と言うのも、土鍋やセラミックの鍋は、遠赤外線効果により、食べ物の栄養価を壊さ
ずに、おいしく作れ、より体内に吸収しやすく調理出来る効果もあるので、食が細い
赤ちゃんに、効率よく栄養を摂取させるのには、もってこいなのです。

 直径20センチ程度の小ぶりの土鍋が、離乳食用に一つあれば、おかゆや雑炊を作る
のに便利ですよ。

 ただし、土鍋の場合は、土の生地に、煮汁や洗剤などが、染み込む可能性があるの
で、アレルゲンを疑われるものを、うかつに煮ないよう、気をつけて下さい。

 また、鍋を洗うときは、少し水でふやかしてから、洗剤をつけずに洗うのが基本で
す。油が浮くようなら、米のとぎ汁や小麦粉(もちろん、アレルゲンではない素材を)
を少しつけて洗ったり、お湯などで洗うようにしましょう。

 万一、焦がしてしまった場合は、重曹を少しつけて磨くときれいになります。

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 夏なら、サツマイモやジャガイモ、カボチャなどを加えて煮たおかゆなどが、アトピーっ子の
赤ちゃんにピッタリな主食ですし、ゆでたツルムラサキやモロヘイヤ、オクラのような、夏の
健康野菜を細かく刻んで混ぜた青菜のおかゆも、ミネラル満点ですよ!

 早くから乳製品や肉類をたくさん食べさせるよりも、豆やイモを含む いろんな野
菜から栄養を摂取する方が、アトピーっ子の赤ちゃんの体にとっては、かえって楽で、
身にも付きやすいと言うことも知っておくと、ママも気が楽なのではないかと思います。
   
     ※アトピーっ子におすすめの食べ方へは、こちらから
                   



浄水について  

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 あなたは、どんな水を調理に使われているでしょうか?そのままの水道水?市販の
ミネラルウオーター?それとも浄水器を通した水?中には、天然水をわざわざくみに
出かけていらっしゃる方もいるかも。

 体の70%は水分と言われていますから、少しでもアトピーっ子が良くなるために
工夫できることの一つとして、食べ物と同じくらい、水も大切なポイントの一つ。

 ちゃんとした水を飲み、ちゃんとした水で煮炊きした料理をいただくべきだと思う
ので、まだ水道水をそのまま使っていらっしゃる方は、迷うことなく、まずは浄水器
などから使ってみるべきでしょうね。

 我が家は、以前から、水道水をそのまま使うのはやめて、ミネラルウオーター
を買ったり、浄水器をつけて、少なくても塩素を取り除いた水で調理をしています。

 今までにいろんなタイプの器具を使って来ましたので、その善し悪しをコメントしてみたいと思います。

 みなさんもよくご存知のように、浄水器は大きく分けて、蛇口に取り付ける小型のタ
イプと、シンク横に置いて、浄水を出すタイプ、そして、ポットなどに入れて浄水する
タイプなどに分かれます。

 塩素や水道管から出るサビなどのゴミを取り去るだけなら、どの機種を買われても
OKですし、この二つをのぞくだけでも、かなり水のきれいさは違います。

 そこから先は、トリハロメタンやカビ臭、農薬など、除去対象物質と呼ばれる化学物
質をどこまで取り去ることが出来るかと、ミネラル成分添加や電解水などの特殊な水に
変える機能のあるなしなどで、商品の値段が異なってきます。

 「水の味の違いがわからない」と言われる方もいますが、確かに、水の味には慣れが
あるので、一度飲んだだけでは わからないかもしれません。

 ところが、ひと月 塩素抜きの水を飲み続けた後で、水道水を飲んでみたら、びっく
りするほど臭く、味が異なってことにきっと驚かれると思います。水の味とは、そん
なものなんです。

 機種のそれぞれにメリットと、デメリットがあり、使う人の性格によって、この商品
がいいと言うのは異なってきますので、はじめから何十万もする高額商品を購入する必
要性はないですよ。

 高い商品を買えば、より水の質が良くなり、アトピーが良くなると言うほど劇的な
差はないように思うので(←それよりは、質のいい天然水を買った方がよいのでは)、
まずは、安い物でもいいから買って浄水してみましょうよ。



浄水について  2
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 浄水について書いたお話しの続きです。 

 「まず、最低でも塩素を取りのぞいた水で煮炊きをしませんか」と言う提案を前回は
しました。

 アトピービギナーの頃は、浄水と言っても、何がよいのかわかりませんでしたので、
アトピーママ仲間に聞いてみたり、電気屋やデパートなどでカタログをもらってきたり
して、いろんな商品を試してみましたよ。

 浄水器にもいろいろタイプがありますが、今回は、ポットタイプと蛇口に取り付け
るタイプについて書いてみたいと思います。

 具体的には、おすすめ商品でも、ご紹介しているこんな商品です。               

 どちらのタイプも、本体の値段がほどほどで、それでも、ある程度 本格的な ろ過
機能が期待できる商品で、比較的 試しやすいのではないかと思いますよ。

 これら商品は、おおむね本体が5千円以下で、交換のカートリッジの費用についても
月当たり1000〜2000円くらいだから、ナチュラルウオーターをボトルで買う
よりも、かなり安い費用で、安心できる水を使うことが出来ます。

 それぞれのメリット・デメリットをあげてみますね。

 蛇口タイプの場合は、水量が制限されないので、使いたいときにいつでも、米とぎか
ら野菜、乾物の洗いまで、たっぷりとすぐ使うことが出来るメリットがあります。

 器具の置き場所を取らないので、シンクの幅が狭いご家庭にもいいですよ。

 ただし、蛇口近くで使用しますので、本体に水あかが付きやすく、ある程度のお手入
れが必要です。また、毎日使い始めに水を流しっぱなしにして、フィルターを手動で
クリーニングしてから使わないと、雑菌が繁殖する可能性があるから気をつけて。

 また、取り付けた本体の高さの分だけ、水道の蛇口位置が下がるので、調理や食器洗
いが、少し不便になります。

 そこつな私は、この高さの違いに慣れない頃に、土鍋やガラスコップをすすいでいる
時、ついぶつけて、鍋のフチを欠いたり、ヒビを入れました。トホホ・・・(-_-;) 

 ポットタイプの場合は、水をくんで冷蔵庫で保管するだけですから、器具のお手入れ
に関しては とっても簡単で、手間いらず。清潔に使えますよ。

 夏の冷水は、特においしいです。

 ただ、蛇口タイプに比べて、水を作るのに時間が少しかかったり、一度に使える水の
量に限りがあるので、お茶のような飲料水や、調理時の煮込み水として、主に使用する
事になります。

 また、毎日水をくんで使用している場合は問題ないのですが、汲み置きにしたまま、
何日も放置してしまうと、塩素を除去している水ですから、雑菌の繁殖が気になります。
いつも新鮮な水を入れ替えし続けることだけは忘れないで下さいね。

 もう一つ買うときに気にして欲しいのが、サイズの問題です。冬は冷蔵庫の外にそのまま置いても
トラブルは少ないと思われますが、夏は基本的には浄水を冷蔵庫で保管することになります。

 2Lタイプのポットはたくさん一度に浄水できますが、ドアポケットに入らなかったり、
他の飲み物が入らなくなるほど大きいので、冷蔵庫に合わせてご購入下さい。

 また、幼い子が冷水を飲もうとしても、あまり大きなポットだと重くて持ち上がりません。
1Lまでのサイズが小家族には手頃ではないかと思いました。

 いずれも、低コストに、塩素や水道管のゴミを取り除いた、おいしい水を使用
するのにはピッタリだと思います。

 我が家では、どちらの器具も、使ってみましたが、私がずぼらな性格なので、水の
補充を忘れがちになってしまうのと、家族が多くて、たくさん飲み食いするのとで、
蛇口取り付けタイプの方がより便利だと感じました。
           
                   次回は、より高価な浄水器具について


※おすすめ商品でも、浄水器をご紹介しています。こちらから
               
※ペットボトル水・赤ちゃんの水へはこちらから
               




アレルゲンと安全との二つの視点で本を読もう
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 赤ちゃんから幼児までの、幼いアトピーっ子のために、体の刺激になるものを減
らし、少しでもアトピーを軽くやり過したいと願えば、大きく分けて、二つの視点
で考えて商品を選んだり、使ったりするといいと思います。

 一つは、アレルゲンです。そして、もう一つが、安全という視点です。

 食品添加物、薬剤の使用、住宅の化学物質などの薬品は、解毒機能が不十分な幼い
子では、微量でも反応が出たりしますので、思わぬトラブルの元になっている事が
あります。

 それらについて親が学ぶ手始めとして、まずは、本が手軽な方法だと思います。

 本屋に置いてあるアトピー本は、医師が書いた本が多い様に思うのですが、一般
的には、家事を直接担当していない医師の書く本は、薬の使い方や症例ばかりが詳し
くて、生活面での指導は、当たり障りのない事しか書かれていない場合が多くて、
これを読むだけでは不十分です。

 雑誌の特集記事も同様で、高名な医師の監修で書かれることが多いから、似たよう
な内容に落ち着きがちで、これでアトピーがわかったなんて考えちゃダメですよ。

 広い視点でアトピーを知るためには、アレルギー児を持つ親の会などが出版して
いる本を読むことも欠かせません。

 家事や育児も出来る方が編集に関わった本は、実際に体験した事を元に書いてある
ので、より具体的に実行しやすい事例をたくさん載せていますし、医師の本では触れ
られない内容の発見がいくつもあることでしょう。私もとても参考になりました。

 本を読むときに気をつけて欲しいのは、ある程度新しく発行された本も読む事です。

 図書館にも、アトピー関連の本はたくさん置いてあるのですが、アトピーの世界では
5年前の治療法が、今は見向きもされなかったり、アトピーに良いと言われていた物が、
実はダメだったと言う話がザラにあるので、変わらない部分もありますが、最新情報
を盛り込みながら書かれた本も読むのが望ましいと私は考えています。

 また、一冊だけ読んで分かった気になるのはダメでしたね。

 アレルゲンになりやすい食材一つを取り上げても、本を書いた人の考え方によって、
とても危険なように書かれていたり、食べられそうに感じさせたり、同じ素材でも
書き手によって様々だからです。

 医師の本も、親の会の本も、そして、安全に関する本も、類似の項目について何冊か
読んでから、まぁこんな感じかなと理解した方がいいと思います。

 そして、これは是非知っておいて欲しいのでずか、アトピーで悩んでいる時って、
本やメディア、そしてwebの記事などから、価値観が変わるほどの激しい衝撃を受け
る事って、結構あるんですよ。

 文字通り、ガーーーンと来るわけです。そ・・そうだったのか!!・・・とね。

 でも、新しい世界にあまりにのめり込みすぎて、「これは絶対ダメ!」と、その考え
に凝り固まってしまうと、どんどん視野が狭くなってしまい、大切な他の事がかえって
見えなくなってしまう事もあるから、気をつけて!

 子育てしながら、本を読むのはしんどい事かもしれませんが、時には、図書などで、
同じジャンルの本をまとめ借りして、気軽にパラパラ読んで、少しずつ知識を増やして
みて下さいね。


※食品添加物について、とても読みやすくておもしろい本を見つけました。
チェックしてみてね。こちらへ
  

安全な食器

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真空パックのご飯や、小分けされたお弁当用の冷凍食品を利用する際
に、プラスチック製の容器に入れたまま、レンジでチンしていませんか?

 安全という基準を通った素材だから、即席の商品の器として利用されているのは確か
なのですが、人工的に作られた素材は全て、一部の食品添加物がそうであったように、
後から毒性が発見される事も少なくありません。油を含む食材を加熱する場合は、なお
さら用心が必要だと思います。

 ごくごく微量でも、幼児期から毎日のように繰り返されて積み重ねると大きいから
アトピーっ子には、昔から使われてきた、陶器の食器に一度移し替えてからレンジする
手間を惜しまずにいきませんか?

 ベビー&幼児用食器も同様だと思います。

 「軽い、かわいい」だけを重視して選べば、食器塗料の鉛や顔料、あるいは、器の
材質に含まれる化学物質を、知らないうちに我が子に少しずつ摂らせていたと言う事
にもなりかねません。


無農薬の作物
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 薬剤に敏感な赤ちゃんや、幼いアトピーっ子のために、農薬にも関心を持って食材
を選んで欲しいなと思います。

 HPの野菜選びコーナーにも農薬を遠ざけるための買い方について詳しく書いていますが、
無農薬野菜として売られる野菜は、品数が少ないので、これらばかりで、食卓の献立を
バラエティ豊かに作り上げるのには無理があると思います。

 いろんな種類の野菜を食べて、ミネラルを補って欲しいと思うので、「苗が小さいと
きに農薬をかけるのと、収穫直前に農薬をかけるのとでは、農薬の影響はずいぶんと違
う」し、「温室育ちに比べ、旬に露地で作る野菜は、農薬も少なめに使う」こと等も
理解してもらって、単に頭の中だけで考えて、「無農薬でなくっちゃ絶対ダメ!」
と思いこまないで欲しいな。

 いくら無農薬で安心な野菜でも、同じ種類ばかりを食べさせるのでは、栄養も偏る
し、味覚もとぎすまされないから、それもまた、子供のためには不幸な事じゃないか
と、今は思うのです。

 具体的には、こんな話を、ブログに詳しく載せましたので、読んだみてくださいね。

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 夏になると、店頭で粒ぞろいな皮付き生とうもろこしを見つけるたびに、ついつい我慢できずに買って、おやつにゆでてしまいます。

皮をむいて、ほんの5分ほど塩少々でゆでるだけの手間で、かじるとプチッと甘い汁が口いっぱいに広がる、おいしい、おいしい旬のとうもろこし。

でもね、頭の隅には、農薬のことがよぎるの。

まだまだ子供が幼い頃、どうしても無農薬の野菜を食べさせてあげたくて、いろいろ庭で作ってみたものでした。

苗で買ったトマトやキュウリを実らせるのは、案外 簡単♪種ものでも、シソをはじめとするハーブや、春菊のような においの強い野菜は、めつたに虫も寄りつかないので、素人でも気軽に収穫することが出来ましたよ。

ところが、やってみて一番難しかったのは、とうもろこし。

ちゃんと実を太らせるためには、何回にも分けて肥料が必要なのですが、たったそれだけの事でも素人には加減がわからなくて、背ばかり大きくてヒョロヒョロの軸になり、実がほとんど付かなかったのが初年度。

その後、二年ほど、「今年こそ!おいしいとうもろこしを子供と食べるぞ!!」と意気込んで作ってみましたが、鶏糞のような有機肥料を使っていると、そもそも虫が湧きやすい上、とうもろこし本体が甘く柔らかい植物なので、やたらと虫が入ってくるのです。

もう少ししたら食べ頃か?と、舌なめずりしながら待っていると、ちょうど実が太った頃には、名前も知らない幼虫が中に入っていて、しっかり食い荒らされています。

もちろん、大きくなる前に新芽を食いちぎられたり、軸に虫が入ったりで、まともに大きくなる事すら、なかなかに難しいのです。

ただ、みすみす虫にやられてしまうのは悔しいので、見回っては箸などで虫を駆除していたのですが、なかなか奴らから勝利をもぎ取ることは難しく、やっとこさ、お目こぼししていただいた とうもろこしを、かろうじて何本か食べる事くらいしか出来ず、ついに白旗・・・とうもろこしを、全くの無農薬で作るのはかなり難しいのがよくわかりました。

それからは、農薬がしっかりかかっているのだろうなと知った上で、農家の人が作ってくれた 粒のそろった きれいなとうもろこしを、ありがたくいただくことにしました。

もちろん、葉ものとは違い、皮もしっかりかぶっていますし、一度ゆでて食べるため、生のまま食べる果物とも、残留農薬の度合いは違ってくると思いますよ。

アトピーっ子が少しでも良くなるようにと、高いお金を払って無農薬の野菜ばかりを選んで食べているご家庭もあると思います。

私も、ビギナーの時はそうでした。

「苗のごく初期の時期にだけ、農薬をかけているから、大丈夫♪」と、義母が作ってくれる家庭菜園すら信じられず、農家なのに、わざわざ遠くの自然食品店で買ってまで欲しい野菜をそろえていた時期まであったんですよ。

でも、自分でいろいろ作る体験をしてみたら、農薬を意味もなく怖がるよりも、上手に使い分けて、野菜をたくさん食べたいと思うようになりました。

そしてほかにも、「無農薬で作ることには、ものすごく手間がかかるから、高くて当たり前であること」「食べるよりも、ずいぶん前に農薬をかけておくことと、収穫直前に農薬をかける場合とでは、農薬の人体への影響はずいぶんと違うこと」「旬に無理せず作る野菜は丈夫だから、農薬も少なめに使えること」等々、だんだんとわかってきました。

無農薬にこだわる方が、たぶん安心感は高い事でしょう。

でも、単に頭の中だけで考えて、「無農薬でなくっちゃ絶対ダメ!」と思いこんでしまうと、手に入る素材が限られてしまうので、それもまた、子供のためには不幸な事じゃないかと、今は思うのです。

さて、夏の果物も、おいしい季節になりました。

ちなみに、桃なども農薬を切り離しては作るのが難しい、虫たちが大好きな果物です。おまけに、皮は薄いし、ゆでて流すこともできません。

私は、一般的なスーパーで果物や野菜を買うときは、出来るだけ農薬の使用が少なそうな作物を選ぶものの、好きな果物については、旬の時期だけ、たまに食べます。

ちなみに、あなただったら、無農薬の桃を捜しますか?それとも、農薬がかかっているのならと、食べるのをあきらめますか?

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農薬があるから、虫を気にせずに食べられると言うのは皮肉な話ですが、温暖化で、我が家の家庭菜園
には、どんどん虫の数が増えています。

以前なら虫など付かなかった ねぎやピーマン、トマトまで、なにげなく調理しようとして虫に気づき
ぎょっとすることもありますよ。

何が何でも無農薬がいいと思わず、上手に使い分けてはいかがでしょうか。


機栽培野菜について
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 そうは言っても、赤ちゃん期に限って言うと、この頃は農薬にもよく反応するので、離乳食期に
与える食べ物は、出来るだけ農薬や食品添加物に注意を払いながら選んであげるといいと思います。

 そこで、手に入るようなら、やはり野菜は低農薬野菜や無農薬野菜、有機栽培野菜などがおす
すめです。

 低農薬野菜は、通常よりも農薬の使用やその回数を減らして作る作物で、無農薬野菜
は、その生育期間中に農薬を使わずに作った野菜の事です。

 有機栽培との違いは、土壌の汚染度の違いです。それ以前に、その土地で農薬を使用
していると、何年かは土壌に汚染が残っているため、有機栽培とは名乗れないのです。

 本来は、最低限でも国が独自に定めた認定基準をクリアーしている作物にのみ、有機
栽培の名称が許されるのです。

 有機栽培野菜を手に入れるのに一番いいのは、地元のJAや生協、自然食品店などの
店頭で、朝仕入れた新鮮な状態の野菜を手に入れることだと思います。

 もし店頭にない場合でも、注文を聞いて共同購入で買えるルートを持っていたり、
週に何日か入荷するという場合もあるので、ダメもとで尋ねてみたらいいと思います。

 JAによっては、農協ぐるみで有機栽培を推進しているところもあるので、お近くで
鮮度のよい商品が手に入ればいいですね。

 それが無理なら、有機野菜の通販と言う手もあります。

 ただ、何度か利用してみて思うのは、果物やイモ類のように保存性がもともと良い
作物では当たりはずれがないものの、白菜や青菜のような鮮度が落ちやすい商品の場合
は、クール便発送であっても、普段からいい状態の野菜を見慣れている私の目には、
ちょっと物足りないので、やはり生鮮野菜は地元で目で見て選ぶのがおすすめです。

その他、野菜の選び方について、こちらにも書きました


安い商品には気をつけて
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 食品の偽装や、中国商品での悪質な異物混入事件の報道が相次いでいますが、
 こんなに続くと言うことは、まだまだこれは氷山の一角と言うことで、さらに巧妙で、悪質な例も
あるかもしれないなと不安になりますね。

「国産なのに安い」「同じ内容の商品なのに、ここのメーカーだけ、妙に安い」ケース
を見つけたら、手を出さないよう気をつけて下さいね。

 これらのニュースを読む中で、頭の中によぎったのが、1968年に、PCBなどが混入し
た食用油を摂取した人や胎児に、皮膚の異常が起こった「カネミ油症事件」や、1956年
にメチル水銀で汚染された魚を食べて起こった公害の「水俣病」のような、化学物質混
入による人体被害です。

 食の安全に基本的には厳しい日本では、もうこんな事件は起こらないだろうと、過去
の話のように思っていましたが、農薬をはじめとする化学物質が、今回の三笠フーズの
ようなケースで、日常の食品に密かに混入すれば、乳幼児の被害者が出る事態も起こり
うるかもと不安になってきました。

 幼い子どもほど、大人よりも化学物質に敏感ですし、胎児も母親の胎盤を通じて、
より重度に、化学物質の影響を受けてしまいます。

 その程度が軽くても、アレルギー症状が起こるかもしれませんし、重ければ、内臓を
傷つけ、脳にも障害が出るかもしれません。

 食の安全は、まずは、自衛から。

 妊婦さん、そして、これか赤ちゃんを産む世代の女性は、常識よりもかけ離れて安い
食品には、手を出さないでね。

 ダイオキシンのような有害物質は母体にたまり続け、胎盤を通して胎児に移行します。

どうぞお気をつけて。

 ※詳しくブログにUPしました。 

       
農薬や食品添加物とはどう関わっていくか 
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  アトピーに悩んでいるママの中には、以前から、少しでもアトピーを軽くしたくて、
農薬や食品添加物に配慮がある商品を意識して食べさせてきた方もいらっしゃると思います。

 でも、例え、夫やジジババのような家族であっても、食の安全に無関心な場合は、
「なぜ食べさせないか?」と、理解してもらえず、軋轢を感じる場合もあるのでは
ないでしょうか。

 実は、農薬や食品添加物は、基本的には危険な毒薬ではありません。

 と言うのも、きちんと使用量を守って、適切に使う限り、人体には影響がない(少な
い)と、動物実験を重ねて認可されてものが商品化されているからです。

 ただし、AとBの添加物を、別の献立から食べて、体内で混ぜ合わされたら、どうな
るか?については、何の実験もされていない・・・そこが気がかりなのです。

 合わせて、密かに人体に影響がある物質が含まれていても、今回のように、偽装や
混入がバレるまで、気づかずに食べていた。。。なんて話も、これからもっと出てくる
と思われます。

 だから、幼い我が子を守るために、食の安全については、家族に理解を求めながら、
気をつけてあげるのは、大切だと思いますよ。

 さてそこで、今回は「安全性が不確かならどうするか?」で、こんな話を載せておき
たいと思います。

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 デラウエアやピオーネなどに代表される、「種なしぶどう」ですが、実は、種なしぶ
どうというのは、品種的に種ができない種類があるのではなく、植物ホルモンの一種で
ある「ジベレリン」に、花穂を浸すことで、わざと種ができないようにしています。

 植物ホルモンと環境ホルモンとは、全く別のものらしいのですが、分類としては、植
物成長調整剤と呼ばれる農薬です。

 ジベレリンは、もともと植物の中にある成分なので、害はないと言われる一方で、
合成されている薬品だから、話は別という説もあり、いろいろ調べてみても、発ガン
性が指摘されているものの、人体への影響の有無については、はっきりとしていない
ようです。

 ぶどうの世界は今、種なしが大人気ですが、こんな話を聞くと、ちょっと考えてしま
いますね。

 さて、こんな時、あなたならどうしますか?

 私は、安全性について自信を持てない、疑問が残るなと思えば、食物にアレルギー反
応が起きにくくなる 時期(個人差はありますが、2、3歳くらい)までは食べさせな
い、と言うルールで食べ物を選んできました。

 わざわざ種なしぶどうは買わないし、もし、いただいたら、大人だけで食べて、幼い
うちは、種のあるぶどうを別に買ったり、他の果物を食べさせます。

 幼い子供は食べ物には執着心をみせますが、「別のがあるよ」と言う言葉に、コロッ
とダマされるのも確かで、それで納得させるかどうかは、親の話し方次第だと思います。

 「○○ちゃんは まだ小さいから、こっちのを食べようね。おいしいよぉ」と、親が
ニコッと笑えば、チョロイもんです。(←いや、「ぼくはこっちがいい!」と、手強い
子もいますが・・・(^_^;)> )

 ・・・で、小学校くらいになったら、いつまでもそうは出来ないので、一緒に食べま
す。

 この頃には、内蔵の機能も整っていますので、体内に異物が入っても、ある程度は 
体外へきちんと排出されるハズですから、幼児期ほど心配しなくても大丈夫だと思い
ます。

 夫やジジババにも、「最近は、偽装された表示も多いので、幼いうちは、毒物を体外
に出す働きが弱くて、なんでも体内に残留しやすいそうだから、もう少し大きくなるま
では、安心のために食べるものには こだわりたい」と、トラブルの際には、話しては
いかがでしょうか。

 食の安全については、どこまでこだわるのかは難しいですね。参考になればと思いま
す。  

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※食品添加物については、この本、おもしろいのでおすすめです。 

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