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  part1

 ・干ししいたけは自分で作ろう

 切り干し大根・チョイ干し
 大根を自分で作ろう!!


 スプラウト類の食べ方 

 トラブルを起こしやすい食べ物  
 
  落としぶたのこと

 油の選び方や
       使い方について


 カニやエビのアレルゲン

 肉料理を減らす工夫

 ウインナーやハムなど

 卵と牛乳を使わない
 晩ご飯の献立


 水分補給について

 PART2へ



 アトピーっ子に優しい食べ物やレシピをご紹介している、野菜たっぷり料理の内容
を中心に、一部を抜粋して載せています。どうぞ、本編でも読んでみて下さいね。
メルマガについて、詳しくはこちらから

  

 part1 食べ物全般  part2 夏   part3 秋  part4 冬  part5 春   食の安全について 

 
   食べ物全般   ・  ・ 


 干ししいたけを自分で作ろう!

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 どこにでも売っている干ししいたけですが、国産で、原木栽培で、おまけに天日干しのものをとこだわると
とても値段が高くなってきます。

 そこで、国産の原木栽培ものが安く出ていたら、ちょっと多めに買って、自分で干ししいたけを作っちゃい
ましょう。案外、簡単に出来ますよ。

 用意するものは、
しいたけが干せる大きめのざる、または、100円ショップで買える、洗濯ばさみつきミニ
洗濯物干し
。←ソックスなんかが干せるタイプです。

 食べ物を干すものですから、洗濯物干しは、小さくてじゃまにならないミニタイプを買って、専用にするとい
いですよ。今回は、干ししいたけですが、これで、干し柿、干し大根、魚の干物なども作ることが出来ます。

 買ってきたものを、出来るだけ早く、ざるに平らにくっつかないよう、軸を下にして並べるか、洗濯ばさみで、
軸の先をつまんで逆さに干すだけ。天気のいい朝、買い物をして、すぐ干せば、一番いいですね。

 野外に干すのが、風もあたって早く乾くから一番いいのですが、排気ガスが多いなど、無理なようなら
ガラス越しに光が当たる、日当たりのいいところへ置きます。

 ざるの場合は、夕方、上下をひっくり返し、翌日は軸に日が当たるようにします。夜は夜露にぬれるから
室内へ取り込み、2〜4日で、明らかに、カラカラ状態になったら出来上がり。

 初めのうちは、カラカラになる感覚がよくわからず、生乾きになってしまうこともあると思います。カビが
生えてはいけませんので、乾き具合に自信が持てるまでは、ビニール袋に入れて、冷凍庫で保管し、早め
に食べきりましょう。

 また、干ししいたけとまでは行かなくても、
買ってきたきのこ類を、ちょっとざるで干すことで、栄養価とうまみ
が増します
から、面倒でなければ、きのこはちょい干しして夕食の食卓にのせるといいんですよ。


切り干し大根・チョイ干し大根を自分で作ろう!!

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 切り干し大根

 切り干し大根は買うものと思っていませんか?昔は、農家の人が、自宅用にみんな自分で作っていた
くらいですから、外干しできる環境があれば、案外簡単に作れるものなんですよ。

 まずは、大きめのザルを用意します。四角い形式のものが手に入れば、乾物用に買って、物干しにぶら
下げられるよう、ひもをかけ、4カ所をつなぐと安定します。

 二三日天気が続きそうな日を選んで、作り始めましょう。

 2〜3ミリ厚さにスライスしてから重ねて、細切りにします。スライサーで突くようにして、一気に作っても
いいですよ。
均等に乾くよう、同じ厚みにそろえるのがコツです。

 幼児向けに、
噛み切りやすいよう、市販のものより細く薄い千切りにすると、早く乾くし、食べやすくなり
ます。

 手で軽く水分をしぼって、出来るだけ重ならないよう、ザルに干し、外で干します。

 気がついたときに、手で時々混ぜてやり、いろんな面を干しながら、3〜4日でカラカラにし、ビニール袋
に入れて保存します。上手に干せたら、寒いこれからの時期は常温でOK。干し加減に自信がなければ、
冷凍庫へ入れてね。

 外干しですから、食べるときには水につけて戻した後、水を変えてしっかり洗ってから調理してくださいね。


 チョイ干し大根

 切り干し大根ほど、本格的に作れなくても、ちょっと干すだけで、切り干し風のひなびた味を楽しめます。
もちろん、干すことで切り干しのように甘くなり、カルシウムなどの栄養価もUPしますから、気軽に試して
みませんか? 


 先ほどのザル、または、100円ショップで買える、
洗濯ばさみつきミニ洗濯物干しを用意します。←ソックス
なんかが干せるタイプです。

 1センチ程度の厚みの、輪切りまたは板状に長く切り、ザルに並べるか、洗濯ばさみにはさんで、晴れた日
の朝に干し、その日、丸1日干します。

 生干しですから、日持ちはしません。食べる前には、よく洗って、食べやすく刻み、その日の夕方、あるい
は、翌日の煮物までに利用しましょう。



スプラウト類の食べ方
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 季節の変わり目など、野菜の単価が高いときや、旬の野菜が手に入りにくい時期に
注目して欲しいのが、もやしや、かいわれ大根、豆苗のようなスプラウト類です。

 屋内で温度管理されながら水栽培で育てるので、農薬も使いませんし、年間を通
して、価格に変動が無く、低価格。今のように、冬野菜との切り替え時期で、旬の
露地物野菜が不足しやすい時期には、大変重宝します。

 しかも、栄養的にも優れていて、アトピーっ子の肌をきれいにしてくれる、ミネ
ラルや食物繊維が摂取できるだけでなく、種(豆)の時や、成熟した苗には含まれ
ない、新芽の時にだけ含まれる栄養素もあるようです。

 ただ、豆類のスプラウトは、アレルゲンと関係している場合もありますし、ソバ
の若芽も売られていますので、なんの若芽なのかは、必ず確認してくださいね。

●こんな調理方法で食べてみてね

・ゆでて、かつおぶししょうゆ、ごまあえ、または、酢しょうゆで。

素材に辛みがある素材は、少し酢を加えた味付けにすると食べやすくなります。

・野菜炒め、鍋物の具、あげなどと煮る。ねぎの代わりの青味として、スープや
みそ汁の具にもどうぞ。


ラブルを起こしやすい食べ物   
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 はじめての子育ての時には、自分の食べ物に対する知識のなさから、たくさんの失敗
をしました。

 例えば、これからの季節で、かゆみやじんましんなどのトラブルが起こりやすい
秋によく食べる食べ物の代表的な物としては、ほうれん草、やまいも、里いも、ナス、
サバ、カニなどですが、この他にも、ネットで「仮性アレルゲン」を探索すると、
えっ?これもと言うほど、たくさんの食品の名前が上がっています。

 これらの仮性アレルゲンを含む食材を表にしているHPを読み比べてみると、「こん
な食材でかゆくなったという話は、聞いたことないなぁ」と思う食材も、結構混じって
います。だから、これら全てが、必ずしも食べてかゆくなるわけではないですので、神
経質になりすぎないでくださいね。

 食べられるかどうかの目安として、「サバを食べてじんましんを起こした」などの
ように、実際に両親が子供の時や、今現在で、食べてトラブルを起こしている食材でな
いなら、離乳食が進んだ頃から、少しずつ試し食べをさせてもいいんじゃないかと、
我が家の場合は思いました。

 ただ、赤ちゃんの場合は、体に合わない食べ物への反応がより強く出るので、ご心配
なら、1歳過ぎてから食べさせてみた方が安心だと思いますよ。

 食べ方も大切です。 

 「いきなりたくさん食べさせずに、一口から。」また、「食べてOKでも、毎日食べ
させず、子供が幼い場合は、週一、週二くらいの間隔で食べさせる」これがコツです。

 そしてこれが一番大切なのですが、まずは火を通した状態で何度か食べさせて、様子
をみること。これは、果物も同様です。熱が加われば、ぐんとトラブルは減り、食べて
OKな素材が多くなるのです。

 子供の体が受け付けていないときは、かゆそうなそぶりをしたり、口がヒリヒリする
とか、のどが変だと言ったりしますし、赤ちゃんなら食べてしばらくして泣き出したり
口のまわりが腫れたり、ブツブツが出たりします。

 ですから、単に食べさせるだけでなく、食事中や、食事後に、しっかり様子を観察す
るのが大切ですよ。

 食事制限をしていたアトピー仲間のママの一人は、長イモを幼児期から生でお子さん
に食べさせて平気でしたが、我が家では、私自身が生イモは のどがかゆくなるので、
用心して煮物にしか使いません。

 また、一番上の子は、ナスの煮物は平気でしたが、小学校に上がっても、アクが残り
やすい焼きナスはダメで、のどがかゆくなりました。

 でも、幼児期にはのどが変だと言って嫌がっていた貝の汁物は、今はOKなので、楽
に食べられるようになる時期というのは、人それぞれだし、ずっと食べられないと言う
わけでもありませんから、心配しすぎないことです。

 赤ちゃん期の離乳食で、もっと慎重に食べさせていたら、もっとアトピーは軽くやり
過ごせたのにと、一人目の時は後悔しましたので、下に載せましたHPのアドレスも参
考にしていただいて、離乳食期の食べさせ方には、十分気を使ってあげて下さいね。


※制限食について  http://yoikomap.nobody.jp/seigen1.htm

※離乳食について  http://yoikomap.nobody.jp/rinu.htm

※母乳について   http://yoikomap.nobody.jp/food1-2.htm

※口腔アレルギーと旬の果物  http://yoikomap.nobody.jp/ikuji-1-1.htm#1


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※「アトピー♪おいしーカレンダー」でも、写真入りで食べ方を提案しています。
       
   見本へはこちらから → 


  落としぶたのこと
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 知らないうちに、アレルゲンに接してしまう事があります。例えば、落としぶた。

 寒くなると、煮物を作る回数も増えるので、利用される方も多いのではないかと思います。

 落としぶたには、木で出来たものやシリコンで出来たもの、そして紙製のものなど、
いろんな種類があり、中には、毎回新しいアルミホイルを使っていますという人もいる
かもしれません。でも、我が家では、落としぶたを使わないようにしています。

 落としぶたを使うと、表面が浮いている素材にも均等に味がしみて便利なのですが、
木の場合は、たとえ洗っても、前の素材が木に染みこんでいる場合があるので、いろん
な料理に使い続けることで、アレルゲンが料理に混入する可能性があります。

 また、その他の工業製品は、長時間煮ることで、微量の金属や加工素材が、煮汁に溶
け込む事はないのだろうか?と気になるのです。

 特に、梅干しや酢のような酸の調味料が煮汁に含まれるときに、その可能性が高くな
ることと思います。

 アレルギーをもつ人は、他の人にはなんでもない微量の物質に反応する場合も多いで
す。

 昔から使われてきた石や木のような自然素材には、ある程度の信頼を感じますが、
便利だからと考え出された工業製品には、思わぬアレルゲンの落とし穴もあるので、知
らないうちに、少しずつ触れたり口に入る物質が、赤ちゃん期やアレルゲンに敏感な時
期の子には心配なので、敬遠しておくのが安心ではないかと私は考えています。

 ちなみに、落としぶたを使わなくても、魚の煮付けの場合は、お玉で煮汁をすくって、
時々素材に上からかけてあげる一手間で、きれいに仕上がります。

 他にも、箸で具の上下を動かしたり、フライパンで炒め物を作るときの様に、鍋の両
耳を持って、一度大きく全体を返せば、結構 均等に煮上がりますよ。



油の選び方や使い方について
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 食用油に気を配っていらっしゃいますか?

 油と言えば、普通は大豆油を指している事が多いと思いますが、油は体への影響も大
きいので、アトピーが気になるご家庭では、値段が高くても、信頼できるメーカーの、
ちゃんとした商品を買うのがいいと思いますよ。

 まずは、輸入大豆が原料の場合が多い大豆油を避け、アトピーと相性がよいとされる
αリノレン酸系の「シソ油(えごま油)」や、「オリーブオイル」、「国産のなたね油
などに切り替えてみませんか?

 一番のおすすめは、シソ油です。

 本来は加熱に向かない油なのですが、制限が厳密であった頃は、やむなく、調理全般
に使っていました。ただ、出来るだけ空だきしないよう、低温のうちに素材を加えて
炒めるのがコツです。揚げ物は向きません。

 酸化しやすいので、開封後は冷蔵庫で保存し、2ヶ月程度で使い切ります。

 また、いくらアトピーにいいからと言っても、サラダなどに使用してザバザバと使え
ば、赤ちゃんや幼い子には、体の負担になるばかりなので、最低限に使って下さいね。

 オリーブ油には、「エキストラバージンオリーブオイル」から、ただの「オリーブオ
イル」まで、いろんなランクがあります。品質がいいのは前者なのですが、いいものは
香りが強烈で、本来は加熱しない使い方をします。実は、後者も成分的には同じで、こ
ちらは、加熱調理向きです。質のよい方を取るか、クセのない使いやすい油を選ぶかと
迷うところですね。

 なたね油は、クセがなくて使いやすい油です。国産の商品もよく出ているからおすす
めなのですが、会社によっては、大豆油と製造ラインが同じ場合があるので、制限が
厳密なご家庭では、他の油の方が安心かもしれません。

 油は、アトピーっ子の体に負担をかける素材の一つでもあるので、選び方や使い方は、
とっても大切ですよ。あなどるなかれ!

         「アトピーっ子におすすめの商品」で、油のおすすめへはこちら


カニやエビのアレルゲンを避けるために
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 2008年、厚生労働省が、エビとカニも、食物アレルギー表示に義務化の方針を
決めました。

 ちなみに現在は、「小麦、そば、卵、乳、落花生」の五品目についてのみ、わずか
でも含まれる場合は、表示が義務付けられ、違反すると罰金などの懲罰規定があります。

 実は、5年度の調査で、呼吸困難などショック症状が重かった食材は、上の五品の
次に、6位がエビ、13位がカニでした。近年、甲殻類のアレルギーが増えてきまなぁ
と、しみじみ感じます。

 エビは一般的なご家庭では、意識して減らそうとしなければ、毎日のようにおかずや
おやつの加工品として、たくさん摂取し続けている食材だと思うし、そのほとんどが
養殖品の輸入であることが気になります。

 養殖のエビは、狭い人工池などで飼われ、病気を押さえながら早く出荷するために、
薬剤も混ぜた飼料を与えるから、食の安全上の不安を感じます。

 なので私の場合は、たま〜に養殖でない地元の天然ものを買う程度で済ませています。

 カットされた魚貝冷凍食材の「シーフードミックス」も便利なので、ご家庭でもよく
活用されている事と思いますが、つい手軽だからとひんぱんに使いすぎるし、もちろん
養殖素材も含まれているので、アレルギーが気になる方はお気を付け下さい。

 また、エビはスナック菓子の素材にはよく使われるので、原材料を見てから買う習慣
をつけると安心です。

 カニは、そのままおいしく食べる他に、かまぼこのような練り製品や、中華系スープ
類のうま味として使われる事が多いです。

 エビと同様に、もちろん加工品は全て表示を確認してから買うのが大切ですが、いろ
んなスープ類の加工品を製造する工場では、微量が混入する事もあると思うので、安易
に、付属のたれやスープを使わず、砂糖やみりん、醤油などの使い慣れた調味料をブレ
ンドして、自宅で味付けして食べるのが安心ですよ。

 加えて、アトピーに優しい衣類と言うことで、キトポリィ(キトサン)素材があるの
ですが、原材料に、カニやエビの殻も使われていますので、それらに敏感な可能性があ
る場合には、使用は慎重にしてくださいね。ベビーミトンや下着などにも、よく使われ
ています。


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ちょっと工夫して肉を減らすクッング
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 最近、本当に牛肉を食べなくなりました。

 と言うのも、アトピーつ子のために安全な肉を買おうとすれば、牛肉の場合は、鶏や豚に比べて、
かなり高いので、安ければなんでもいいやと考えていた頃のように、気軽には手が出せなくなった
から。

 そしてもう一つ、子供のアトピーを良くしたい一心で調理し続けたら、牛乳というアレルゲンに近い
牛肉料理そのものを作る機会が減ってしまったと言うのもありますね。

 もちろん、 私はベジタリアンではないので、今も肉を食べますが、すき焼きやショウガ焼きの
ように、肉がメインの食べ方をほとんどしなくなったので、家族五人で、一回の献立に
80〜100g程の肉があれば十分です。

 ちなみに

 「野菜たっぷり料理」の料理メルマガの中でも、肉はもっぱら、煮物の具やスープ
のだしなどで少しだけ使う、脇役になるような食べ方をおすすめしています。

 あなたのお宅でも、少しずつこんな調理を意識して取り入れてみませんか?

 肉が減ると、摂取する脂肪の量が減り、消化も良くなるから、幼いアトピーっ子には
おすすめの食べ方です。

例えば

 肉多めの食べ方        肉少なめ    もっと少なめか、なしの食べ方
・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・

豚のショウガ焼き      > 肉じゃが   >  菜類と豚肉の煮物

ミートソーススパゲティ > 野菜多めのナポリタン > きのこスパゲティ

肉だんご       >   肉だんごと野菜の炒め物  > 肉だんご入りの水炊き

ベーコンエッグ     >  ベーコンと野菜の煮物  > ベーコン入り野菜スープ

ゴボウの豚肉巻き  >   豚肉入りの根菜類の煮物  >  ゴボウのきんぴら

 同じように肉を使う料理でも、左のように、肉がメインであった献立を、右のように、
肉は具の一部で、肉よりもはるかに たくさんの野菜が食べられる献立に変えていく
だけで、アトピーっ子向けの献立に変えられますし、必然的に食物繊維も多く摂る事に
なるから、アトピーっ子の体への負担は、ずいぶんと軽くなりますよ。

野菜たっぷり料理へはこちらから


ウインナーやハムなどの加工品は、食卓に欠かせないのか?************************************************************************


 先日、ドランクドラゴンのコントを見ていたら、有名幼稚園の面接で「好物は?」
と聞かれ、「ママが作った手作りのハンバーグです」と答えるところを、「ママが
作った手作りのウインナーです」と子供が間違え、「なんで腸から詰めて作らないと
いけないのよ」とママが大慌てするシーンが出てきました。

 でも、昔々、あちこち店を探しまわって羊の腸を手に入れ、肉をミンチし、腸詰め
までする器具を買って、食べさせたい一心で、苦心してウインナーを作った経験がある
私の場合、こりゃ笑えないなぁと、思わず遠い目をしてしまった次第です。

 かつて、アトピーに伴う食事制限で、ハムやウインナーも卵白や乳製品に関わる成分
が含まれるから食べちゃダメと先生に言われた時、ものすごく戸惑いました。

 冷蔵庫にいつもあるのがあたりまえの食材だったからです。

 これらがなくなったら、朝は何を食べさせたらいいのだろうか?弁当のおかずは?
・・・とまぁ、加工食品に食卓が頼り切っていたんですね。

 ところが今、制限はなくなりましたが、これらの商品は冷蔵庫に入っていない方が
当たり前になってしまいました。

 朝ごはんが和食中心になったので、肉よりも焼き魚や納豆がタンパク質源として多く
出されるようになったと言うのもありますし、肉類を食べるのならば、加工品より、
肉そのものを、自分で調理して食べるような食生活が定着した事も大きいと思います。

 中国の冷凍食品や、米国のずさんな輸入肉事件などをきっかけに、国産が見直されて
来つつありますが、最近になって急に、冷凍食品をはじめとする加工品のパッケージに
「国産野菜」「国産肉」の表示が増加してきたのを見て、考えさせられるのです。

 今まで私達は、加工品になった途端に、それらが安全な原材料で作られているかどう
かをチェックしたり、安心して食べられるのかを深く考える努力を止めてしまってはい
なかったかと。

 食べておいしいだけを求めるなら、店頭に並ぶ国産肉を自分でトンカツにするよりも、
外国産の安い肉の部位に、脂や薬品を注入し、肉を柔らかく、脂肪のうま味たっぷりに
加工した肉をトンカツに加工した商品を食べた方が、はるかにうまいかもしれません。

 さらに、アレルギーの視点で一般的に流通しているハムやソーセージなどの食肉加工
製品を見直してみると、まず、肉を加工する過程で、卵や牛乳由来の成分が原材料に使
用されている場合が多いので、制限が気になる方は、そもそも避けておくのが無難です。

 また、一般商品は、保存料(ソルビン酸など)や発色剤の亜硝酸ナトリウムを製造過
程で添加されている場合がほとんどですが、これらの添加物もアレルギーを引き起こし
やすい物質とされていますので、原材料にアレルギーがない場合でも、要注意です。
(ちなみに、お試しでの食べはじめには、「無塩せき」の表示がある無添加の加工品が
おすすめです。)

 子供の食事制限がきっかけになって、食生活をアトピーっ子向けに切り替えたしょっ
ぱなは、ハムもウインナーもない生活を、耐え難くつらいと感じましたが、食卓が和食
中心に切り替わると、これらの食材の出番は確実に減ってきますし、なにより、食べな
い事が多くなると、食べないでいても別に不便とは感じなくなるから、食の習慣って不
思議だなと思います。

 また、料理の腕が上がれば、加工品に頼らなくても、生の豚肉から子供を楽しませる
おいしい料理がいくらでも作れますよ。

 ウインナーやハムは食べて当たり前、冷蔵庫にいつも買い置きをしていると言う生活
自体を、そもそも見直してみませんか?



卵と牛乳なしで晩ご飯の献
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 今回は、晩ご飯の献立について載せますね。

 夏にむけては日も長くなるから、子供がなかなか家の中に入りたがらなくて、夕食の
支度をする時間が短くなりがちなお宅もあるのではないでしょうか? 

 おまけに、昼間に暑いと、夕方に食欲がわかない日もある事でしょうし、調理する側
も、あまり長く火を使う調理はしたくないものですから、夏の夕飯の支度は大変です。

 そこで、夏場の我が家で多いのが、

 「酢の物&炒め物」の組み合わせや、

 「ちらし寿司、または、丼物(←要するに、まぜご飯です。野菜とご飯が一品で作れ
るから楽です)&冷めてもおいしい汁物」の組み合わせです。

 調理時間が取れない日は、皿に盛り付けるだけで済む 冷やっこやお刺身もよく食卓
に登場しましたよ。

 アトピーっ子は、朝昼しっかり食べて、夕方は軽めにどうぞと言う食べ方を基本的に
おすすめしていますが、運動量も多い夏場は、冬に比べて どうしても、ちょこっとス
タミナ食が多くなります。


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●ちゃんと三品作る晩ご飯の例として

炒り豆腐や肉炒めなど + ニンジンとキュウリの酢の物 + ジャガイモの冷スープ 
(野菜を炒める献立)   (夏野菜の酢の物)     (冷ましてもおいしい汁物)
       

●まぜご飯(ちらし寿司や丼物など)と汁物の晩ご飯の例として 

   親丼  + 簡単なすまし汁 + 必要なら漬け物やつくだ煮  +  果物
(きつね丼や   (海草や豆腐など
マグロ丼など丼物)  を使って) 

 ちらし寿司  +  簡単なすまし汁 +  豆の甘煮 +  必要なら果物

※お寿司には、イモや豆類を合わせると、味に変化をつけられるし、栄養のバランスも
良くなります。豆は、乾燥豆を多めにゆでて、お昼と二食続けて食べてもいいし、冷凍
食材や市販品を利用れば、手早く作れます。

※丼物の野菜を刻んで煮ている時間で、汁物を作りますので、晩の支度は、20〜30
分もあれ余裕で作れます 


●一品〜二品手を抜く晩御飯の例として

 一品を市販の加工済み食品(または、オーブントースターで焼き魚)、もう一品は、
昼と重ねて食べる方法。

 野菜だけを使用して作る料理なら、アレルゲンを気にせずに、昼と晩の二回続けて
食べられる献立も多いと思うので、乾物の煮物や酢の物、おひたしなどを、朝〜昼前
に一つ作っておき、お昼に食べて残りを冷蔵庫で保管し、晩も食べます。

 晩には、一品だけ作るようになるので、20分もあれば、配膳までOK!


焼き魚、刺身、冷や奴、 +  野菜の煮物  +  オクラとトマトの酢の物
納豆など、タンパク質  (煮物は一度にどっさりと  (野菜だけでさっぱり
が摂れる食品       作りやすい献立なので    とした一品を) 
             よく二食分作っています。 


●他にも、こんな組み合わせで食べると、調理時間は短くて済みますよ

豚のショウガ焼き + 温野菜のサラダや酢の物+ ひじきの煮付け + 即席漬け
のように、炒めて  (さやインゲンやアスパラ (時間が取れる時に
すぐ仕上がる肉料理  のような旬の野菜をゆで  煮物を作って、 
(ピーマンのような  て和えたり、海草を使っ  昼と晩で食べる
野菜をオーブントー  た酢の物など
スターで素焼きに                 
して付け合わせに)
 

※いずれの献立も、必要に応じて、時間のある時に手作りした自家製のつくだ煮や漬け
物を添えます。ブログでもご紹介した、らっきょう漬けなどもその一つです。

 市販品で済ませる場合は、着色料や保存料を含まないものを選んでくださいね。

 本文の中では、より詳しく、写真入りで手順やレシピもご紹介します。
 

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 「卵と牛乳なし!アトピーっ子にうれしい野菜たっぷり料理」は、月・水・金の
週三回の発行になりました。

 アトピーっ子に食べさせたい野菜レシピはもちろんのこと、安心安全な素材の選び
方まで、毎回、詳しく書き込んで朝お届けします♪ 見本へは、こちらから

 6月のレシピ一覧は、こちらから見られます
  

       水分を取る季節に 
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 汗をかく季節には、水分を取る機会も増えてきます。

 すると、それに比例して摂取量が多くなるのが糖分です。炭酸飲料をお茶代わりに
飲ませているご家庭はさすがに少なくても、果汁100%だから、まあいいかと、
ジュースをお茶の感覚で、気軽に飲ませているご家庭は多いのではないでしょうか。

 でも、糖分をとりすぎれば、腸内環境を悪化させ、アレルゲンを取り込みやすくし
てしまうので気をつけて。

 腸に影響を与える糖分って、白砂糖だけでなく、果物に含まれる果糖も同様ですか
ら、アレルゲンを摂らないようにと、卵や乳成分の混入に気を使うご家庭では、ジュ
ース類も含めて、糖分の摂りすぎには、どうぞ心を配ってくださいね。

 ちなみに、コップ一杯のジュースなら、乳幼児の一日の糖分摂取量を軽く越えてしま
うと言われています。

 食事時やおやつどきの果物ジュースだけでなく、外出時や帰宅時、そして、お風呂
上がりなど、イオン飲料も含めて、甘い飲み物や氷菓を子供が欲しがる機会は、寒い
時期に比べると、ぐんと増えているハズです。

 「ちょっとくらいいいか」と飲ませていたら、一日ではずいぶんな量になっている
かもしれませんよ。 

 あまり厳密なのはどうも・・・と言うママ向けに、ご参考までに我が家の例をお知
らせすると、そんなに症状が深刻ではなかった頃に、幼児期に一日に総量で1/2C
くらいを目安に飲ませていました。

 でも、暑い時期に水分補給は欠かせませんので、代わりの水分として何を飲めばいい
のかと言うことですが、アトピーっ子がご家庭で飲むなら、基本は糖分を含まないお茶
がいいのではないかと思います。

 カテキンなどの成分に、抗アレルギー効果が期待出来ると言うメリットもありますし
ね。

 ちなみに、赤ちゃんや妊婦さんは、カフェインにも配慮した、番茶のような飲み物が
おすすめ。茶葉はしっかりと農薬をかけることが多い作物ですので、有機栽培ものが
よりいいです。

 ペット茶よりも、ちゃんと茶葉を利用して、ご家庭で入れて飲んだ方が、栄養価も
損なわれませんし、表示義務のない添加物の心配もありません。

 夏場は、お茶を多めに作って、冷蔵庫で保管する場合もあると思いますが、長くお
けば、雑菌の繁殖問題がありますし、緑茶の場合は、「宵越しのお茶は飲むな」と、
昔からことわざにもあるように、時間がたつと酸化が進んで味も落ちるだけでなく、
体内で害になることもあるそうなので気をつけて下さいね。

 もちろん、お茶を入れる時の水は、水道水をそのまま使わずに、浄水するかミネラル
ウォーターをご利用下さい。


 ※浄水器についてこんな話もUPしています。
         
 ※定番の有機栽培のお茶へは、こちらから
         
          
 

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