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  part1

 ・インスタントに頼らずに、作ってみよう 

  植物たんぱく

 魚料理について

 ・ちらし寿司について

 ・パン

 ・乾物
 
 にがり

 アレルギーと旬の作物

 天然だしを使おう

 味覚の不思議

 中華料理や化学調味料について

 ライスペーパー

 朝食の作り方

 保存食はアトピーに効く

 ●食の安全について

 食の安心・安全は大切よ

 浄水について

 放射線照射は安全か?

 PART2へ



 アトピーっ子に優しい食べ物やレシピをご紹介している、アトピー♪おいしーカレンダーの内容
を中心に、一部を抜粋して載せています。どうぞ、本編でも読んでみて下さいね。
メルマガについて、詳しくはこちらから

  

 part1 食べ物全般  part2 夏   part3 秋  part4 冬  part5 春   食の安全について 

 
       食べ物全般   ・ 


 インスタントに頼らずに、作ってみよう    


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 市販の加工品には、うちの子に与えることが出来ない素材が入っている事が多かった
ので、とにかくなんでも素材から作っていた時期がありました。タレや調味料もその例
外ではありません。

 実は、「チャーハンの素」なんてなくても、炒めて塩、こしょうの後、酒としょうゆ
を鍋肌から入れて、こがしながらからめると、とてもおいしく作れますし、「麻婆豆腐
の素」の代わりに、野菜を炒めたら、豆腐を加え、みそとしょうゆ、みりん(砂糖)で
味付け。くず粉でとろみ付けをすれば、ちゃんと麻婆豆腐の出来上がり。(大人の皿に
は、取り分けた後から、一味唐辛子をふります)

 もちろん、「○○の素」の様なインスタント食品の他に、焼き肉のタレだって、同じ
事です。

 要するにタレ類は、裏面の表示を見て、同じ調味料を混ぜ合わせ、少し煮立てて、自
分で作ってみればいいのです。そこそこ、おいしく出来ますから、はじめから買うもの
だなんて思わずに、試してみてね。

 と言うのも、例えば、アトピーっ子におすすめの食材の一つであるちくわにしても、
卵白が入っているものと、いないものがあるように、タレや調味料のたぐいは、よく
裏の表示を確かめて買わなければ、思いがけない商品に、大豆や乳製品から抽出された
エキスが、含まれていることがあります。

 一般的に、自然食品店などで購入する、こだわりのある調味料は、自然素材から抽注し
た商品が多いのですが、安くて、便利に使えるインスタント商品ほど、安く作るために
原料に不自然な添加物が増えてきます。

 こんなものに卵や乳製品は、まさか入っていないだろうと思いこんで、知らずに使え
ば、食事性のアレルギーに敏感な子供は、反応して、症状が悪化してしまいますから気
を付けてくださいね。

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 ・安全なものを食べたければ、素材から選んで、なんでも自分で作ってみる。

 ・インスタント食品や調味料、加工品全般を買うときには、必ず裏ラベルを確認する。

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 この二つは、アトピーっ子を育てるママの基本です。大変そうに思えるかもしれないけれど、
こつを覚えたら案外簡単に出来ますし、食費もこれでかなり安く上がるから、ぜひ、メルマガ
も参考にしていただきながら、手作りライフを目指してくださいね。               



          植物たんぱく
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 9月号のメルマガの最終号に、植物たんぱく製品とそれを使った料理をご紹介しま
した。

 え?何それ??・・・と、初耳の方もいらっしゃるかもしれませんね。

 これは、お肉に似た見た目や味なんだけど、実は、大豆や小麦が原材料という商品
です。

 マクロビオテックの世界を学ばれている方なら、こんな素材を当たり前の様にご存
じなのでしょうが、アトピーに伴う食事の制限などで、突然、肉や卵はダメと言われ
てしまった我が家のような場合には、全く知るすべもありません。

 ですから、人に教えられて、初めて植物性のたんぱく製品を食べた時は、本当にび
っくりしました。

 え?これって肉じゃないの?・・・と、

 当時、子供と一緒の食事を食べていた私は、もう大喜びしてしまいました。 

 例えば、大豆ミートの場合は、ゆでたりしてふやかすことで、大きくふくれて弾力
が出るので、見た目や食感が鶏のささみに似た素材になります。

 後は普通に、野菜炒めなどにするだけ。

 また、小麦たんぱくなども混ぜて作るグルテンミートの場合は、ソーセージのよう
な弾力とうま味があり、かなり肉に近くておいしいですね。

 急にアトピーなどで食事の内容が180度変わってしまうと、とにかく昔食べていた
味が懐かしくて、つらいものです。

 私自身も、食事性のアレルギーに伴って、突然、食べるものに制限が始まった時に、
「ああお肉が食べられないんだ」と、頭の中で何度も考えては、絶望的な気持ちになっ
たものでした。

 食べ物に制限があることって、人の心に深い影を落とすものなんですね。

 だから、たまには こんな商品も上手に利用して食べると、食べられない事にイラ
イラせずに済みますよ。

 心の隙間を埋められる食材に出会えるといいですね。


※植物たんぱく商品のいろいろは、こちらからまとめて見ることが出来ます。
              
  

    アトピーっ子の魚料理

  伸び盛りの幼児に、良質のたんぱく質を摂らせて、元気な体を作ってやりたい!

 そんな時、まず頭に浮かべてほしい素材の一つが魚だと思います。魚は、肉に比べて低カロリーで
ヘルシー。

 おまけに、白身魚は、離乳食にもピッタリですし、イワシやアジ、サンマなど背の青い魚なら、αリノ
レン酸 系列の脂肪酸や、EPAが含まれていて、アレルギーの発症を抑える効果もあるから注目です。

 しかも、小骨ごと食べるような調理方法を工夫すれば、 不足しがちなカルシウムを補えますし、煮魚
にして食べれば、肌を潤す効果が期待できるコラーゲンも摂取できますよ。

 だから、アトピーの子には、絶対、肉より魚がおすすめです♪

 そこで、メルマガでは毎回、魚のレシピを載せるようにしています。4月号では特集を組んで、特に
詳しく載せましたので、魚の選び方を中心に、調理のコツについて、ここでは大まかに載せてみたいと思います。

 アトピーっ子向けの魚の調理は、フライのように油を使う調理方法を避けて、煮たり焼いたりして、
あっさり食べるのがおすすめですよ。本編では、お弁当や朝ご飯向けの魚料理も取り上げながら、
料理のポイントを載せています。


      魚調理で知っておくといいこと

鮮度のいい魚を買おう

  魚は、鮮度のよい物を食べるべし!というのが、アトピーっ子にとっては、大切なポイントの一つです。

と言うのも、せっかく食べられるはずの種類の魚であっても、鮮度が悪いと、じんましんや湿疹を起こす一因
になるので、要注意なのです。

ですから、客の回転のよいお店に行き、魚の皮に光沢やハリがあるか、目が澄んでいるか等をよく見て選びましょうね。

つけ加えて、 釣ってきた魚を
自宅で冷凍し、後日、お子さんに食べさせるのはやめましょう。家庭用の冷蔵庫
では、凍結時の温度が高すぎて、魚の鮮度は最悪になってしまいますよ。


●初心者は、魚屋へ行ってみよう 

魚料理に慣れないママは、俗に言う、個人経営の「魚屋さん」で購入するのも、一つのやり方です。

魚屋では、その日市場で仕入れた魚を、その日のうちに売り切る方針で経営していますし、客が購入してから、
目の前でうろこを取り、内臓を のぞいて処理してくれるので、あらかじめ処理して水洗いした魚が並ぶ、スーパー
のパック入りとは、鮮度が全然ちがうのです。

特に、いい素材を手に入れようと思えば、午前中に足を運ぶのがコツです。おいしい、おすすめの魚から売り切れ
ちゃいますよ。

おまけに、魚の専門家が目の前にいるわけですから、どんな魚をどんな調理方法で食べたらいいかを、気軽に
聞いてみると、とっても為になると言う、おまけも付いてくるのです。

私なんて、切り身の塩焼きくらいのレパートリーしか、はじめのうちはありませんでしたので、魚屋に行っては、
「おじさん、これどうやって食べるの?」「どの魚が、簡単に調理できて、おいしい?」と、ひたすら聞きまくりでした。

魚屋の主人にしても、毎日のように買ってくれる なじみ客(特に、若い女性)は、ありがたいものですから、いろ
いろ聞いて、おじさんと顔見知りになれば、おまけしてもらって得することはあっても、ソンなんてありません。
ましてや、ウルサイ客だなんて、思われたりはしないですよ。

だから、魚に不慣れなビギナーさんは、少々割高でも、魚屋で買うのが絶対おすすめです。

また、魚屋さんが近所にないように思えても、実は、スーパーの中に、昔ながらの魚屋が入って、鮮度がいい
魚を売っている場合があります。

例えば、パック入りの魚を並べているだけでなく、丸ごとの魚を、氷の上に並べてディスプレーしている箇所がある
スーパーを探してみてください。「下処理は、無料」と言うプレートを、出してある店もあります。こんな所では、
一般的に、魚の鮮度管理もよくて、頼めば、目の前で下処理してくれる場合が多いですよ。

ただ、スーパーの場合は、客が多くて、忙しい夕方の時間帯に行くと、売り場も混んでいて、いろいろ頼むのも
気が引けますので、時間帯は選んで買いに行ってくださいね。安い魚でも、時間があるときは、案外、気さくに
処理してもらえるから、一声かけて、お願いしてみませんか?

でも、せっかくいいお魚を買って帰っても、夕飯までそのまま置いておくのはもったいないです。

魚の鮮度は、内臓を取らずにおくと、早く傷んでしまいますし、とった後に水洗いしたら、さらにそれから、
どんどん落ちていきます。

なので、忙しい育児の合間を縫いながらも、買って帰ったら、出きるだけ早く、調理するようにしましょう。

では、どんな下処理をお願いするといいかを、具体的に書きますね。

・ウロコと、内臓取り
・・・連子鯛やシタビラメのように、白身でおいしい魚の中には、ウロコが固くて、下処理が
大変な魚が結構あります。煮付けで食べたいなら、ウロコと内臓を取ってもらい、大きめ魚は、食べやすくぶつ切り
にしてもらっておけば、うちへ帰って、さっと洗い、すぐ鍋で煮るだけで、おいしく食べられます。煮付けにしたい
と言うだけでも、処理してもらえますよ。

・二枚下ろし・・・ある程度サイズが大きい魚の、頭と内臓を取って、背骨付きの身と、骨なしの身の二つに分ける
下処理です。魚が大きければ、2〜3切れの、ぶつ切りにしてもらいます。煮付けたり、塩焼きにして食べたいときに
お願いします。

・三枚下ろし・・・これも、ある程度サイズが大きい魚の、頭と内臓を取って、背骨付きの身と、骨なしの身×2の三つ
に分ける下処理です。大抵は、骨なしの身二つにして持って帰りたい時にお願いします。鯛などで、頭や骨の部分も
料理に使いたい場合は、「アラも必要」と、事前に言っておきます。これも、魚が大きければ、2〜3切れの、ぶつ切り
にしてもらいます。三枚おろしは、煮付けたり、塩焼きにすると、背骨がない分、食べやすいですよ。

また、刺身用の魚も、同様にして三枚に下ろして、表面が空気にふれないよう、「皮をはいだ上で、魚に皮をのせた
状態で持ち帰りたい」と言っておくと、食べる前に、薄く切り分けるだけで、鮮度の良い刺身をいただくことができます。

・その他・・・お願いしなくても、うなぎや穴子などは、開きにすることは素人では難しいので、処理してくれると
思いますし、カワハギやツノギのような、皮が固い白身魚は、皮をその場で、はいでくれる事がほとんどだと思い
ます。イカの頭の部分に入っている、固い骨のような、フネや墨袋、タコの墨袋については、取ってもらえるかどうか、
聞いてみてはどうでしょうか。その場で、取りかたを教えてもらうのもアリだと思います。

要は、料理に不慣れなので煮魚(焼き魚)にしたいから、すぐ調理できるよう下処理して欲しいと、伝えるだけで
気の利いた魚屋さんなら、み〜〜んなやってくれるのです。聞けば、調理のための、アドバイスもくれますから、
ビギナーのママは、プロに甘えて、魚料理をマスターしていきましょうよ。

だ・か・ら!手抜きしながら、おいしいお魚を、子供に食べさせたいと思ったら、お魚屋さんへGO!ですね。


●切り身よりブロックで買おう

肉もそうなのですが、空気にふれる面が多いと、早く鮮度が落ちてしまいます。

そこで、鮮度のいい魚を買いたければ、切り身より、ブロック(固まりの状態)で買うのがおすすめです。

刺身のように、特に鮮度が大切な魚は、ブロック買いして、自宅で食べる前にスライスするのが、トラブルを起こし
にくいためのコツです。


●魚の食べはじめは、白身から、小さい魚から、天然物から

 魚の食べはじめは、白身魚からどうぞ。また、同じ種類の魚なら、大きくなった魚より、小さな魚を煮付けなど
にして、少しずつ試し食べしていく方が、アレルギーによるトラブルが起こりにくいのです。

 また、切り身の魚は、調理も簡単で、便利な食材ですが、鮭やハマチ、マグロのような、大きな魚の中には、
養殖ものも含まれています。

 養殖魚の場合は、エサに抗生物質のような薬剤が混ぜられていたり、短期間に早く太らせて出荷したいからと
脂肪分の多いエサが与えられる場合もあり、安全性という意味で不安が残ります。魚を買うときには、養殖か
天然かの表示も、ぜひ気にしておきましょう。

 また、天然物であっても、大きな魚ほど、食物連鎖の頂点に立つ存在なので、海中に含まれる、水銀のような有害
物質を、濃縮した形で体内に取り込んでしまい、それらを体内に蓄積しやすい傾向があります。

 ですから、いろんな食べ物素材に敏感な、赤ちゃん期には、出来るだけ大きな魚を避け、白身で小ぶりな魚から
試し食べをどうぞ。


●出来るだけ自分で処理しよう

 鮮度が良く、安心して食べられるおいしい魚を、
しかも、出来るだけ安く食べたい!と思うなら、処理していない
丸ごとの魚を買って、自分で下処理するのが一番です。魚屋に通う、ビギナーさんから一皮むけて、だんだんと、
自分でも処理できる料理人に成長していきましょうよ。

鮮度のいい魚を選ぶ目を磨き、下処理したものを、すぐ調理すれば、これだけで、かなり味に差が付きます。

ちなみに私は、魚屋で処理してもらっているときに、出来るだけ、ご主人の手元をみるようにして、魚の下処理
方法を覚えました。

魚が嫌いで、触ることもなかった私ですが、一年くらい経つと、見よう見まねで、一匹丸ごとの魚を、自分で刺身に
することすら、出来るようになりましたから、子供のためにがんばろうとする親心を強く持てば、あなたにだって、
きっと出来るようになりますよ。


●生魚を加工して、鮮度を保つ

 鮮度の良い状態で魚を食べさせようと思えば、買ってきた生の魚は、その日のうちに食べきるか、煮たり焼い
たりして、とりあえず火を通しておくのが基本だと思います。

でも、調理できなかったり、朝食や、弁当用に買った場合には、いい状態で保存するための昔の知恵として、
塩やみそなどで加工し、翌日食べると言う考え方もあります。

一番簡単なのが、塩をふること。

魚が傷むのを防ぐために、腐りやすい内臓をとりだす下処理をしたら、魚を水洗いして、トレーなどに入れ、四人分の
200gほどの魚に対して、小さじ 1/3〜1/2の塩を、皮面と腹面にまんべんなくふって、手で軽く押さえ、ラップなど
でおおって、少し斜めに傾ける置き方で、冷蔵庫へ。

翌朝、オーブントースターでそのまま焼いて、塩焼きにどうぞ。12月号や3月号で書いた、即席干物の項も
参考にしてくださいね。

また、子供向けに、少し甘くて食べやすい味付けなのが、みそ漬けです。一晩冷蔵庫へ置けば、よく味が
なじんで、とてもおいしくいただけます。

幼い子たちに食べさせたい生魚は、その日のうちに、一度火を通すか、保存するための加工をした上で、
翌日に食べさせるよう心がけてくださいね。

我が家では、朝から食べる魚は、干物や生協で買った冷凍魚を活用することが多いです。寝る前に、
冷凍庫から冷蔵庫へ魚を移しておくだけで、簡単に鮮度のいい魚を使うことが出来ますので、
この方法も、おすすめですよ。




 ちらし寿司について


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 アトピーで食事制限があると、ファミレスもファーストフードも、ましてや、手軽な
コンビニやお弁当屋さんからも足が遠くなり、外食する機会が減ってくるのではないで
しょうか。

 というのも、2歳ぐらいまでのお子さんは、食べ物でじんましんや湿疹などの症状を
起こすことも多いので、原材料がはっきりしない外食を食べた途端に、じんましんを起
こしたり、調子を崩したのでは、行楽どころではなくなってしまうからです。

 しかも、トラブルを起こすことが多い、「卵」や「牛乳」の混入していない献立なん
て、上に上げたようなお店では、捜す方が難しいんですよね。

 そんな訳で、子供がアトピーに苦しんで、急に外食が出来なくなるアトピービギナーの
頃には、便利な世の中から取り残されたようで、悲しくなったり、イライラしたりしま
す。

 でも、そんな時に、「うどん」と「寿司」だけは、何とかうちの家族でも入ることが
出来た、うれしい外食店なのでした。

 ただ、最近数が増えている小麦アレルギーの子に、うどん屋は無理ですし、寿司もに
ぎり寿司なら、生もののダメな赤ちゃんや、エビや貝などの、魚介にアレルギーを持つ
子には、食べる物が限られてしまいます。

 そこで私のお薦めは、「ちらし寿司」。特におすすめは、乾物をたっぷり使った
ちらし寿司です。

 にぎりが主に、魚介のタンパク質と米の炭水化物で構成され、アトピーっ子の体調を
整える、野菜のようなミネラルを含む食品を、ほとんど摂れないのに対し、ちらし寿司
は、乾物のような、食物繊維やミネラルを多く含む素材がメイン。ヘルシーなんです!

 「でも・・・ちらし寿司には、錦糸卵が乗っていなくちゃおいしくないし、見た目も
ちょっと悪くなるでしょ。」と、今、思っているあなた!それは思いこみです。

 錦糸卵を焼かずに作るちらし寿司は、メチャメチャ簡単で、毎日でも作りたくなりま
すよぉ〜♪甘さのバランスは、干ししいたけを甘く煮つめてトッピングすることで補え
ば、ちゃんとおいしく作れますし、トッピングに、シソやノリのような素材を散らせば、
見た目もきれいで、アトピーっ子の体に相性の良い、栄養バランスだってバッチリなん
です。

 あまり豪華に作ろうと意気込むと面倒くさくなりますが、すし飯を作り、五合のご飯
に、2〜3Cの煮物を混ぜ合わせ、トッピングに、彩りのきれいな野菜やシイタケを飾る
食べ物と考えてもらえばいいのです。

 もちろん、余り物の煮物を混ぜても、おいしく食べられますよ。

 定番のにんじん、ゴボウ、かんぴょう、干ししいたけ、高野豆腐の煮物の他に、季節
の素材である、わらび・タケノコ・ゼンマイなどの山菜の煮物、大豆やウズラ豆・金時
豆の塩煮、かまぼこやちくわなどの練り製品や、ひじき、あげ、貝の煮物など、その時
あるものを使って、自宅の味を作ってください。

メルマガでも、毎月のように、いろんなちらし寿司の作り方をご紹介しています。



 パン

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 市販のパンの大半は、グルテンの含有量が多い、輸入の小麦粉を使って作られています。

 輸入の小麦粉の場合は、ポストハーベストと呼ばれる、残留農薬の事が気になりますし、
イーストでふくらませたパンを食べ過ぎると、腸壁を荒らして、アレルゲンが取り込まれやすく
なると言う問題もあります。

 そこで、我が家の子たちに、小麦アレルギーはないのですが、普段、パンを食べさせな
いように心がけ、できるだけ週に一、二度食べる程度にとどめるようにしています。

 また、どうせ食べるなら、おすすめは、天然酵母で発酵させたパン。

 イーストより腸壁に優しいとされていますし、制限の多いお子さんのために、雑穀粉
や薄力粉(強力粉より、薄力粉の方が腸壁を荒らさないため)で手作りする場合にも、
乳製品を使わずに、おいしく作れるからです。

 市販品を買って済ませるのでしたら、甘い菓子パンや油脂(バターなど)の量が多い
クロワッサンのようなパンは避けましょう。口当たりよく食べられても、気づかないう
ちに、砂糖や油脂の取りすぎになっていますよ。

 それより、買うなら食パンやフランスパンを。商品の表示をよく見れば、牛乳や卵を
含まないパンも買えますから、チェックしてみてね。

 プレーンなこれらのパンは、冷凍庫で保存もOK!

 良質の商品を、お気に入り店で多めに買っておき、フランスパンなどは、食べやすい
サイズにスライスしてから、ビニール袋などへ入れて冷凍しておきましょう。

 食べるときは、そのままトースターに入れて焼くだけでOKですよ。常温で長く保存
するより、はるかに冷凍保存はおいしくいただくことができますから、お試し下さいね。

 商品の表示をよく確かめ、イーストフード(←これは、イーストではありません。念
のため!)などの、不必要な添加物があまり使われないパンを選ぶのも、パン選びのポ
イントの一つですよ。

 このコメントを読んで、ああ、うちはパンも小麦も食べ過ぎていたかなと思われるお
宅は、せめて給食献立もにらみながら、丸一日小麦を食べない「休パン日」をやってみ
てみてはいかがでしょうか?

 酒を飲まない「休肝日」を作って肝臓を休めるように、小麦を摂らない日を設ければ、
この、「パン・めん類大好き国」で、小麦の氾濫する日本で、小麦アレルギーの予防に
もなるんじゃないでしょうか?



 乾物類 その2

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 先週の乾物のお話しの続きです。

 かつて、我が家の食事制限が厳しかった頃、我が子が食べられる食材を求めて、うさ
ぎのソーセージに、チョコ味の代用になる、キャロブパウダー、アワやヒエの粉など、
通常では手に入れにくい素材を、血まなこになって捜したものでした。

 でも、いろいろ知るうちにわかってきました。アトピーっ子向けの食材のキーワード
は、そんな特殊な素材ではなく、乾物のように、昔からある和の食材だったのです。

 一般的にインスタントと言えば、カップラーメンやレトルト食品、冷凍食品などが頭
に浮かぶと思いますが、「乾物」は、言うなれば、昔のインスタント食品です。

 子供連れの買い物は大変ですが、乾物なら常温で保存できるものも多くて、買いだめ
も可能!おまけに、昔からある食品には、添加物の使用も少ないのです。

 食物繊維やミネラルもたっぷりで、栄養面だけ取り上げても、アトピーっ子にぴった
りな食材なのに、あまり使われていないのは、本当に残念!

 そこで今回は、手に入りやすくて、しかも、保存のきくアトピーっ子向け食材を、乾
物を中心に、あげてみますので、参考になさってくださいね。

 料理素材としては・・・

 乾燥豆類・ひじき・切り昆布・切り干し大根・にぼし・とろろ昆布・麩(国産小麦製
品を)・するめ・花かつお・ノンオイルツナ缶・中国系乾物(やまくらげ・きくらげ
白きくらげ・金針菜くこなど)・いりごま・ねりゴマ・国産小麦のそうめんやスパゲッ
ティ・ビーフン・春雨・焼きのり・味付けのり・板わかめ・国産天日干ししいたけ・こ
うや豆腐・国産小麦粉(薄力と強力)・アマランサス・キヌア・麦・あわ・ヒエ・無農
薬のお茶・あまちゃずる茶・スギナ茶など


 おやつ用の手作り素材として・・・

 国産オーガニックジャム・国産はちみつ・メープルシロップ・オーガニックレーズン
オーガニックオートミール・果物の缶詰・寒天パウダー・わらびもち粉・はったい粉
白玉粉・タンサン・くず粉など。


 また、より安全で安心な食品をとこだわれば、キリはないのですが、同じ商品な
ら、『無着色』『無漂白』『保存料なし』『国産品』などの表示のある方を選んで買っ
て下さいね。


 にがり


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 私は、基本的に、我が家で試してきて、良かったことについて、ある程度、納得のい
く裏付けがとれた物だけを書くようにしています。

 でも、どうしても気になるので、不確かな部分があるものの、にがりについて一つ付
け加えておきたいと思います。

 アトピーにいいと言うことで、にがりを皮膚にスプレーしたり、料理に使っている方
もいると思いますが、乳幼児への、にがりの使いすぎには、気をつけて欲しいなと思うのです。

 と言うのも、少数意見ですが、にがりは腎臓に負担をかけ、短命の元になると言う意見
もあるのです。

 にがりは昔から、ごく少量を使うことで、生活を潤す働きをしてきました。薬になる
ものは、時に、毒にもなります。日常的に料理に使って、大丈夫でしょうか?

 たとえアトピーが良くなっても、ただでさえ内蔵の機能が未熟な乳幼児に、将来に支
障が出る内臓疾患が起こるような事になれば、そちらの方が怖いではありませんか。

 いくらミネラルが豊富で、ミネラル不足の現代人にぴったり!と思われても、私がメ
ルマガでご紹介しているように、海草や豆類をしっかり食べておけば、にがりの主成分
である、マグネシウムの不足も気にしなくていいはずです。

 もちろん、食べ物として摂取するのと、皮膚に塗る、入浴に使うでは、吸収率も異な
りますから、にがりは危険だから、全て止めてと言っているわけではありませんよ。
 
 ただ、効能ばかりを強調するネットの宣伝文句につられて、幼い子の食卓に安易に使
うのは怖いなと思うのです。

 みなさんはどう思いますか?



  口腔アレルギーと旬の作物

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 近年、温室の普及や、輸入作物の増加で、人気のある果物や野菜は、一年を通し
て店頭に並ぶことが多いので、食べ物の旬が分かりにくくなってきました。

 ところが、これと平行するかのように、果物や野菜への過敏症も増えてきました。

 俗に、口腔アレルギーと呼ばれ、食べると短時間に、かゆみやじんましん、花粉症
の様な、目と鼻の症状、腹痛など、さまざまなアレルギー反応を起こすので、大変
やっかいです。

 大好きな桃やリンゴが、大人になってから、急にアレルギーで食べられなくなって
つらいと言う話も良く耳にしますよね。

 そんなアレルギーをできるだけ遠ざけるために、考えられるヒントの一つが「旬」
の良さを見直すことだと思います。

 メルマガでは、毎月 旬の果物や野菜を詳しくご紹介しているのですが、これには、
「旬でおいしいから、どうぞ」という意味の他に、「農薬がたくさん使用された季節
はずれの果物や、防虫剤や防かび剤が使われる輸入作物を避けて欲しい」と言う気持
ちもありますし、「店頭にいつも並んでいるからと、年中、同じような果物や野菜ば
かりを調理する生活を改めることで、新たなアレルゲンが出来てしまうことを防ぐ」
と言う意味も込められています。

 みなさんも、もっと旬を大切にした食べ方をしてみませんか?

 ちなみに、九月は、果物の季節でもあります。いちじく、ぶどう、なし、くり、
プルーン、ザクロ、早生りんご(津軽)、早生ミカンなどがありますが、リンゴやぶ
どうしか食べたことがないと言うお子さんもいるかもしれませんね。

 人気が高い果物は、ジュースなどでも飲み続けるので、意識して摂りすぎないよう
にしないと、ある日突然、アレルゲンになってしまう事も起こるかもしれません。

 また、アレルギーが気になる果物を、はじめて食べさせるときは、生より火を通し
てからの方がトラブルが起こりにくいので、安心です。

 そして、イチジクのように、果物自体は食べられても、果汁が口元や手につくこ
とで、かゆみが出ることもあります。赤ちゃんほど果汁にも気をつけて、一口大で
食べさせてあげてね。



 天然だしを使おう
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 メルマガ3月号では、「入り干し」、「かつお節」、「しいたけ」、「昆布」、「肉類」などの
自然素材から、だしを簡単に取る方法のあれこれについて詳しく書いています。

 だしは、だしの素を利用すれば簡単なのにどうして?と感じる人もいるかもしれま
せん。でもね、CMなどで宣伝している、市販のだしの素を使わないのには、大きく
分けて三つの意味があります。

 一つには、乳幼児期から化学調味料をたくさん摂取し続けると、味覚に異常が起き
て本当の味がわからなくなったり、健康状態に影響が出る恐れがあること。

 そして二つ目は、天然だしに切り替えることで、アトピーっ子に不足しがちなカル
シウムなどを、よりたくさん摂取する事が出来るメリットがあること。

 最後の三つ目が一番大切な部分なのですが、だしに気を付ける食べ方は、よりアレ
ルギーを起こしにくい食べ方であり、アレルギーの予防にもつながると言うことです。

 例えば、一般的なだしの素には、うま味を出すために、かつおぶしの様な天然素材
が複数ブレンドされている事がありますし、各種エキス類は、表示する義務がない薬
剤や素材を使用して抽出されます。

また、アミノ酸をはじめとする食品添加物も何種類か含まれていますし、粉末しょうゆ
が成分に表示されていれば、大豆や小麦も原材料に使用されていることになります。

 すると、だしの素をなにげなく使用することで、知らないうちに薬剤や微量のアレル
ゲンを摂取し、時には、それらに反応する場合がありますよ。食の制限が多いお子さん
の場合は、複数の天然素材を一日で使うよりも、「今日は、かつおぶしのだし」「明日
は昆布だけ」と言うように、回転させて使用する方が過敏にならず安心です。

  ですから、この機会に試してみませんか?天然のだし。

 主に、かつおぶし、入り干し、昆布、干ししいたけのような よく知られた だし用
素材を中心にご紹介しています。

※具体的なレシピや調理のコツについては、「アトピー♪おいしーカレンダー」で
さらに詳しく読んでみて下さい。3月号
       

※類似する話として、インスタントや化学調味料について、メルマガに以前載せた話が、
下でも読めますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   
 覚の不思議について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

味覚の不思議について知っておいて欲しいなと思うことを書きますね。

洋食をはじめ とする、カロリーの高いメニューに慣れた人や、塩分や化学調味料の多い、インスタント
や冷凍食品に慣れた人の舌には、アトピーっ子の体に優しいメニューを、おいしいと思えない人が
実は多いのです。  

 実は、私自身がそうでした。料理は好きだけど、魚が嫌いで、肉中心の中華・洋食ば
かりを長年好んで食べていたせいで、舌に脂肪の幕が出来てしまい、薄味で低脂肪の
和 食を、はじめはおいしいとは感じませんでした。これも、一種の味覚障害でしょうね。

 正直言って初めのうち、入り干しのだしが生臭く感じられ、焼き魚なんて、口の中で モソ
モソするだけで、ぺっぺ。まずくて嫌でした。でも、当時は、子供が食事制限のまっただ中
でしたのて、嫌々ながら同じ物を食べ続けたのです。  すると、驚いたことに、半年もすれ
ば、味覚が変わってきました。  

 サケの塩焼きに、まったりと舌にからみつくうま味を感じ、小松菜のおひたしの、こ れまた
おいしいこと。素材のうまみが、わかるようになってきたのです。逆に、便利だからと使って
いた、化学調味料入りの「和風だし」は、においが鼻につくようになり、 これまたびっくり。

 ですから、もしも『安心・安全』をモットーに、手作りしても、長年の習慣で、舌が鈍ってい
る大人には、おいしく感じられる場合ばかりではありませんからご用心。

 それでもめげずに、まずは半年がんばってみてください。

 「仕事で疲れてかえってなんだこの食事は!」と、文句を言う夫には、「あなたは子 供が
かわいくないの。」とウソ泣きして泣き落としを謀るなり、こっそり冷凍食品をチンして一品
つけ、わいろで黙らせるなりしてでも、協力をお願いし、続けてみましょう。

 和食は素材の持ち味を引き出す調理法が多いので、安全な素材を吟味して作れば、お
いしくないわけがない。子供のためだからと、イヤイヤ始めた和食に、あなたもハマること
間違いなしですよ。 」

 今回ご紹介した「入り干し」と「かつお節」を使っただしは、洋食ばかりを食べ続けてきた
方の舌や、化学調味料入りのだしの素に頼って調理してこられた方の舌には、はじめのう
ち、おいしく感じられない場合もあることを知っておいてくださいね。

 
でも、これに慣れてしまうと、これらのシンプルなだしが、どれほどおいしいかがよくわかる
ようになります。おひたしや焼き魚の、微妙なうまみがはっきりわかり、これが同じ食べ物なの
かと感動しますよ。

 逆に、化学調味料をたくさん使った料理を口にした時、薬臭い味やくさみ、ベタベタ胸につか
えるような甘みが、いつまでも舌に残るようになり、とても驚かされます。

 ただ、残念ながら、ヘビースモーカーで、舌の味覚が鈍っているパパの中には、なかなか
味になじめない方もいる事を知っておいてくださいね。   
            

 食事の制限がお子さんにある場合、朝ご飯はともかく、一般的には、こってりした夕ご飯
を食べたいパパたちには、どうしても辛抱の限界があります。

 舌が慣れないために、味がないと感じる夕ご飯を食べるのは、つらいものです。子供の
分を取り分けた後、だしの素やコンソメのような、インスタントの素材を、鍋、あるいは皿に、
直接少し加えて、レンジで加熱するなどの、工夫も時にはしてあげてくださいね。


 中華料理や化学調味料について

 中華料理は、和食に比べると、はるかにたくさんの成分が含まれた調味料を使用します。
そこでいくつか、気にしておくといいことをまとめておきたいと思います。

 まずは、中華用スープの素です。半練りの中華スープの素などを、スプーンに少し加えるだけで、とてもおいしく
仕上がり、便利な商品ですが、油脂もたくさん含まれる上に、エビ、カニ、ホタテなどの魚貝のエキスがよく使わ
れています。また、一般的に、化学調味料が多めに使用量されるのも、中華だしの特徴です。

 そこで、市販の中華ソースや、中華専用調味料、スープ用の粉末や固形商品などを使う場合には、まず包装の
裏の表示を確かめる注意が必要ですし、何に反応しているのかが、はっきりつかめていない状態のお宅では、
念のために使わないのが賢明です。

 これは、外食の中華料理やラーメンにも当てはまる話です。うどんのように、シンプルなだしの造りではありませ
んので、うま味成分として、何を原材料に使っているのかが、献立名からは推測できません。そこで、ある程度、
食物アレルギーが、アトピーの主原因でなくなったと思われるまでは、これらの食品は、用心するにこしたことは
ないと思います。

 化学調味料をたくさん摂取して起こる、健康被害については、味覚障害を始めいろいろ言われていますが、
化学調味料そのものへのアレルギーも存在します。

 大人でも、下痢や吐き気などを起こすこともありますので、乳幼児期には、出来るだけ使用しないのが賢明です。

 そうでなくても、私達の食生活の中には、気づかないうちに化学調味料が使われています。

 例えば、味付けのりや納豆のタレにだって、「アミノ酸など」の表示で、化学物質が含まれてはいませんか?

 わざわざ、それらがたくさん含まれている市販品を使わなくても、知らない間に摂取してしまうのが化学物質です。
意識して摂らないよう心がけてみましょうね。

 また、豆板醤や、XO醤、オイスターソースなど、中華料理には、うま味を引き立てるための、特殊なソースがいろいろ
ありますが、これらも、中華スープの素と同様に、いろんなうま味成分を含む場合がありますので、どうしても使用したい
と言う場合は、ラベルの裏をよく読んでから購入するよう気をつけて下さいね。

 例えば、某メーカーのXO醤の成分を見て見ると「唐辛子、植物性油脂(←大豆?)、干しエビ、ブランデー、
干し貝柱、野菜、食塩」と出ていました。ほんの少し使用するだけで、味が本格的になっておいしいかもしれませんが、
アレルゲンになってもおかしくない素材や、かやみが出やすい素材も含まれていて、そんなリスクを負いながら、幼い子
にどうしても使用する必要はないのではないかと、私は考えます。使うのなら、今しばらくは、大人のお皿にだけ
加えると言うやり方が、いいのではないでしょうか。

 そして、片栗粉もよく使用されますが、ジャガイモのでんぷんですので、イモのアレルギーが疑われる場合は、くず粉
などで代用するようにします。

 アトピーでつらいときは、本格的な中華より、普段の調味料を上手に使って作る、和風の中華がおすすめです。

  おすすめ商品に、化学調味料に配慮のある商品を載せています。 コンソメ  和風天然だし



ライスペーパー
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 アトピーっ子向けの制限食を利用していらっしゃるご家庭も多いと思います。でも、市販品の中にも
案外利用できそうな素材はいくつもありますよ。そこで、メルマガ3月号では、小麦アレルギーがある
お子さんにも使える可能性があるライスペーパーを取り上げています。

 これは、薄くのばした米やその他の粉類を使って製造される ベトナム料理の食材です。

 ベトナム料理でよく名を知られた「生春巻き」の具を巻き込んでいる薄くて半
透明な皮が、実はあれがライスペーパーなのです。

 以前はあまり近所で見かけることはありませんでしたが、通販はもちろんのこと、
中国食材の販売店や業務用食材の小売店(プロ仕様の専門的な食材店です。もちろん
一般の人も買えます。)などでも手に入るようになり、ずいぶんと身近な食材になっ
てきました。

 ちなみに、最近私が買った商品の原材料は、「米とタピオカ、塩」でした。

 厳密な制限食対応の食材ではないのですが、小麦アレルギーに悩まれるご家庭で、
ギョウザの皮や汁の代用食材として、少量から試してみるのもいいんじゃないかしら

 今回ご紹介しているのは、保存性が高い乾燥したライスペーパーです。ライスペー
パーの使い方やレシピは本文で詳しく載せていますが、ここでは、ちょっと料理とは
言えない こんな食べ方も出来ることをご紹介しますね。

・焼いてせんべいに

 米が素材ですから、焼くとせんべいになります。薄いかきもちのようなサクサクした
食感です。ただし、極薄ですぐ火が通って焦げるので、火加減には注意!オーブントー
スターで焼くと簡単です。

・湯でもどして、そのままタレを付けて 

 さすがに、そのままかじるのは たいしておいしくないのですが、しんなりとする
まで水で戻すだけの手間で、実はおいしく食べられます。

 幼い子には、水で戻すより、食品の殺菌がてら、沸騰させた湯にさっとくぐらせて 
もどすのがおすすめ。

 食べやすい大きさにカットした上で、ソースやふりかけなど、お好みの味を付けて
めしあがれ。

・そのまま汁の具に  

 乾いたライスペーパーは、手で簡単にバキンと折ることが出来ます。

 そこで、お好みの汁物を沸騰させ、食べやすい大きさに砕きながら汁物に加えれば 
だんご汁やワンタン風の子供が喜ぶ浮き実になります。

 みそ汁にも、中華スープにも合うよ。

 少量ずつ食べて問題がないようなら、めん類を使った離乳食献立の感覚で、赤ちゃん
にもどうぞ。


●c●  結構簡単でしょう?水でしめらせてから、クタリと柔らかくなる食べ頃まで
 0   の待ち時間に少し慣れがいりますが、汁の具なら簡単ですから、ぜひ試して     みて♪

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※具体的なレシピや調理のコツについては、「アトピー♪おいしーカレンダー」で
さらに詳しく読んでみて下さい。3月号バックナンバー



 
朝ご飯のアイデア
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 メルマガの中では、添加物やアレルゲンが気になるから、アレルゲンが多いお子
さんに配慮して、基本的になんでもかんでも、インスタントを使わず、一から手作
りするレシピをご紹介することが多いのですが、そんなに厳密にしなくても大丈夫
であるようなら、ある程度 市販品を上手に利用して、自分のために使う息抜きの
時間を増やして欲しいなと願っています。

 そこで、朝ご飯のおかずに、どんなものを食べたり、市販品を利用しているのか
を少しご紹介してみますね。

 ●ちゃんと作る日

 我が家の朝ご飯は、基本的に和食です。パンより腹持ちがいいし、お弁当も作るこ
とが多いので、前の晩に、米をしかけます。

 ・雑穀ご飯
(1〜2割程度、日替わりでいろんな雑穀類や赤米類、麦などを入れます。)
 こんな素材です。参考までに 

 ・おひたし、みそ汁、焼き魚(もっぱら、オーブントースターで干物類や、塩を
  した切り身を焼きます)、野菜の煮物、または、きんぴらや温野菜のサラダ
 (お弁当用と昼のおかずも兼ねて作ります)、自家製お漬け物や梅ぼし

  これらのおかずのうちの、1〜2種類を、朝用に作ります。

 ・市販の加工食品で、利用するものとしては、

  のり(制限が多い子は、焼きのりがおすすめ)、納豆、保存料が入っていない
  漬け物やつくだ煮、ふりかけ

 ●手抜きの日は、雑穀ご飯、おひたし、または、焼き魚、みそ汁のいずれかを作り、
  のり、納豆、つくだ煮のような市販の加工食品を添えて食べます。

 ●これらを離乳食に加工する場合のアイデアとして

  ・おひたしを細かく刻んで、炊いたご飯と混ぜて、菜飯のおにぎり&焼き魚。
  ・みそ汁の具の一部を細かく刻み、ご飯とだし汁で柔らかく煮ておじや。
  ・大人用の魚をオーブントースターで焼くときに、赤ちゃん用には、白身の魚や
   鮭などを焼いておき、魚の身をほぐしてご飯に混ぜ、おにぎりにしたり、魚を
   おじやの具に加えて煮たり、魚入りのおかゆに。この時に、おひたしも加えて
   煮ると彩りがきれいです。

 通常の離乳食より、肉類の使用を遅らせ、その分、野菜や豆類、魚などを活用して
低脂肪な献立で栄養を補いながら、ゆっくり進めていく方が、アトピーっ子の赤ちゃ
んには合いますよ。

          詳しくは、こちらで 

 ●その他、忙しい朝の加工食品で便利な素材として

  だし付きの高野豆腐、とんぶり、とろろ昆布や納豆昆布、めかぶ、カットわかめ
  糸寒天、大豆の水煮缶詰など
 
 乳幼児期の食生活で日常的食べさせた献立が、その子の一生の嗜好に大きな影響を
及ぼします。ぜひ、低脂肪でヘルシーな、和食を取り入れた食事を作ってあげてくだ
さいね。


 食の安心・安全は大切よ
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 先日から、中国から輸出された食品や薬品を利用したペットや人が、たくさん亡く
なったり、体調を崩したりというニュースがたくさん入ってきています。

 その詳細を読んでいくと、中には、「食品をインクで着色して別の食品と偽って輸出
する」と言った、信じられないような話も含まれていて、「まさかそこまで・・?!」
とあ然とさせられましたが、「食べ物の安全性」なんて、「目に見えない」ものだし、
食べても「味に異常を感じる」事はめったにないので、こんな風に極端な事件が起こら
ない限り、食べている私達は、案外 無関心なことが多いものです。

では、日本で生産されている食材なら絶対安心なのかと言うと、そうとも言えない部
分もあるので、やはり消費者が賢く選び取る目が必要だと思います。

 例えば、インスタント食品や加工食品、お弁当などの味付け用に、たいてい使用され
ているグルタミン酸ナトリウム(そのままの名前で表示されていなくても、原材料に
「アミノ酸など」とか「うまみ調味料」と表示がある時には、含まれている場合が多い
です)」は、過敏な人には、頭痛やほてり感などを引き起こすことで少し知られた添加
物です。

 この添加物は、なんと「味付けのり」や「納豆のタレ」にまで使われているほど生活
の中に当たり前に存在している添加物ですから、日常生活で全く摂取しないで食べるこ
との方がむしろ難しいくらいです。摂りすぎないよう意識するしかないのでしょうね。

 それでも、幼い子が反応する可能性がある、アレルゲンの一つに、着色料をはじめと
する食品添加物や農薬も含まれていますので、幼いアトピーっ子を育てているママは、
普段から食の安心に関わる話には、ぜひ関心を持ってくださいね。

 ただし、安全を極めようとすれば、ただでさえ高くなりがちなアトピーっ子の食費に
ますますお金がかかるだけでなく、時には神経質になりすぎて、食べる物がなくなり
途方に暮れてしまう方もいます。
 
 だから、まずは、持っている知識の範囲で選んで食べてください。食品袋の裏側にあ
る「原材料」を確認して買うだけでも、ずいぶんと違います。

 そして、安易に加工品に頼らず、出来るだけ原材料から自分で選んで調理すること
で、添加物を減らして食べることも可能ですよ。

 うどんメニューの添加物のあるなしの違いを、四コマでも載せてみました。
       
 食の安全について他の話は、こちらから読めます       
 
 食の安全や食べ方について  

 中国輸入品の安全性について

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浄水について  

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 あなたは、どんな水を調理に使われているでしょうか?そのままの水道水?市販の
ミネラルウオーター?それとも浄水器を通した水?中には、天然水をわざわざくみに
出かけていらっしゃる方もいるかも。

 体の70%は水分と言われていますから、少しでもアトピーっ子が良くなるために
工夫できることの一つとして、食べ物と同じくらい、水も大切なポイントの一つ。

 ちゃんとした水を飲み、ちゃんとした水で煮炊きした料理をいただくべきだと思う
ので、まだ水道水をそのまま使っていらっしゃる方は、迷うことなく、まずは浄水器
などから使ってみるべきでしょうね。

 我が家は、以前から、水道水をそのまま使うのはやめて、ミネラルウオーター
を買ったり、浄水器をつけて、少なくても塩素を取り除いた水で調理をしています。

 今までにいろんなタイプの器具を使って来ましたので、その善し悪しをコメントしてみたいと思います。

 みなさんもよくご存知のように、浄水器は大きく分けて、蛇口に取り付ける小型のタ
イプと、シンク横に置いて、浄水を出すタイプ、そして、ポットなどに入れて浄水する
タイプなどに分かれます。

 塩素や水道管から出るサビなどのゴミを取り去るだけなら、どの機種を買われても
OKですし、この二つをのぞくだけでも、かなり水のきれいさは違います。

 そこから先は、トリハロメタンやカビ臭、農薬など、除去対象物質と呼ばれる化学物
質をどこまで取り去ることが出来るかと、ミネラル成分添加や電解水などの特殊な水に
変える機能のあるなしなどで、商品の値段が異なってきます。

 「水の味の違いがわからない」と言われる方もいますが、確かに、水の味には慣れが
あるので、一度飲んだだけでは わからないかもしれません。

 ところが、ひと月 塩素抜きの水を飲み続けた後で、水道水を飲んでみたら、びっく
りするほど臭く、味が異なってことにきっと驚かれると思います。水の味とは、そん
なものなんです。

 機種のそれぞれにメリットと、デメリットがあり、使う人の性格によって、この商品
がいいと言うのは異なってきますので、はじめから何十万もする高額商品を購入する必
要性はないですよ。

 高い商品を買えば、より水の質が良くなり、アトピーが良くなると言うほど劇的な
差はないように思うので(←それよりは、質のいい天然水を買った方がよいのでは)、
まずは、安い物でもいいから買って浄水してみましょうよ。
                                     続きは、こちらにまとめました



   ジャガイモへの放射線照射
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 つい一週間ほど前に買ってきた、ジャガイモの皮をむこうとして、あれ?しまった もう芽が出ているわ。
冷蔵庫の近くにとりあえず置いてしまったので、少し温かすぎ たようです。

 今頃から、春にかけてのジャガイモは、普通の状態なら、芽が出ます。つまりそれ は、放射線照射で、
芽止めされていないジャガイモだということ。

 日本では、ジャガイモにだけ放射線照射が許可されていますが、他の国では、玉ね ぎの様な野菜の他にも、
殺菌の目的で、肉類、小麦の様な穀類にも許可が出ている国 があるので、もしかしたら、輸入品から、知ら
ない間に口にしているのかもしれません。

 放射線照射が、人体にどんな影響を与えるのかについては、薬品処理するより、は るかに安全と言う説も
ある反面、出来るだけ避けたいと考える人もいて、意見は様々 です。

 こんな風に、安全性について意見が分かれる例に出会ったとき、あなたはどう考え ますか?

 例えば、6年ほど前に発売されて、ベストセラーになった「買ってはいけない」と 言う、誠に衝撃的なタイトルの
本がありました。

 これは、食べ物から日用品まで、私達がよく知っている有名メーカーの商品を、安 全に配慮がない商品として、
徹底的にこき下ろした本です。

 しばらくすると、「買ってはいけないは 買ってはいけない」と言う、ややこしい タイトルの本も出て、今度は、
前述の本の矛盾点を書き並べました。非難を受けた メーカーが、営業妨害だとばかりに、反撃に出たんでしょうね。

 どちらも、それなりに納得のいく話を書いているので、立場が違うと、言うことが 180度違うんだなと言うことが
わかって、私は別の意味で感心しました。

 さて、先ほどのジャガイモの話に戻ります。

   私達の身の回りには、よく知らないから平気で食べたり、利用したりする事って 結構たくさんあります。

 かと言って、恐れすぎると、なにも食べられなくなったり、買えなくなりますし、 無頓着すぎると、アトピーっ子に
刺激を与える結果にもつながります。

 どっちが正しいかを考えたいときは、まず両方の意見を読み比べてみてね。それでも、 よくわからない時には、
無理しすぎない範囲で、止める方向にむけて模索するよう 私は話を進めます。

 ジャガイモは、春と秋の二つ旬がありますので、貯蔵品でない、旬の頃を中心に もっぱら食べるようにしたり、
地元の農家が少しだけ作る、青空市のようなお店の商品 を買う工夫をすれば、照射はそもそも無いハズ。

 アトピーのことでいろいろ考えるなかで、少しずつ学んで、安全な商品や質のいい 商品を選び取る事が出来る、
賢い消費者に成長しちゃいましょうね。   食の安全について、この他の話は、こちらから読めます

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※「アトピー♪おいしーカレンダー」でも、写真入りで食べ方を提案しています。
       
   見本へはこちらから → 

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